感情タグBEST3
Posted by ブクログ
戦争から傷ついて帰ってきたり、戦争へ行くことを拒んだりと割と重い設定なのかと思えば、意外と普通の生活で安心して読める英国ミステリー。
ホームズやポアロを読んだり観たりしてる人には、容易に想像できそうな背景描写が好きです。素敵。
んが、作者さんには申し訳ないが、BL的な楽しみをしながら読んでしまったw
やっぱ、エミール✖️デリックだよね✨とかww
こちらはシリーズ2作目だったかな。
やっと、タイトル通り骨董店から事件が始まるのです。
ちなみに、ケイ✖️デューイでもある。骨董屋デューイの賢い養い子は強いのですwww
Posted by ブクログ
戦争の影が事件にもローウェル兄弟にも引取った親友の子供ケイにも暗く覆っている。連続殺人を追う形の展開で物語は進むが、本当に語られているのは戦争の悲惨さ、人を殺すことへの嫌悪、そして友情の素晴らしさだ。ある意味戦争文学と言ってもいいのではと思った。
Posted by ブクログ
面白いんだけど、他の本でも感じるのは、もうちょっとスピード感が欲しい。
今回のお話は、最後にうるっと来た。
椹野先生のお話は、優しい人ばかりなのが好き。
Posted by ブクログ
戦争のメリットのなさが浮き彫りになる話でした。
でも、ケイがデューイと父とのことに一区切りついたようでよかったです。
これからしゃべるケイが見れるのが楽しみです。
Posted by ブクログ
『ローウェル骨董店の事件簿』続編。今回は、戦争から帰還したアイルランド人が次々と殺害され、ローウェル兄弟とエミールが事件に挑む。
第一次大戦直後が舞台なので、前作も含めどうしても戦争の理不尽さとか悲惨さとかが根底にある。戦争に行った人、行かなかった人、立場は違えど、それぞれの想いがある。いつも飄々としているデリックが抱えている苦悩が要所要所で語られ、更にそれが際立つ感じ。
それでも、デリックとエミールの軽妙な会話と、3人の魅力的なキャラクターのおかげで、重くなり過ぎず、さらりと読める。
これはシリーズ化するのかな。兄弟もすっかり和解したし、前作で持ち越されたデューイの過去も明らかになったし、このまま終わるのがきれいだとは思うけど、もうちょっと読んでみたい気もする。