あらすじ
第一次大戦直後のロンドン。
骨董店の美貌の店主デューイは、
戦死した親友の息子・ケイと暮らしている。
心配の種は、ケイが学校でいじめを受けていること。
けれど本人の希望により、弟で検死官のデリックと見守るのみ。
そんな中、デューイは骨董店の上顧客の頼みで、交霊会に出席する。
ある男爵の戦死した息子の霊を呼び出すためだ。
しかしウィジャボードを使っての交霊中に男爵が殺されて……。
知恵と絆で謎を解く英国ミステリ!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
推理ものという意味では相変わらず雑な感じだけれど、戦争に志願するも、反対するも、それぞれの立場ならではの葛藤があること、ケイの虐めとの戦いに共感すると共に、見守る大人たち、共に戦う友人の存在が人間を育てて行くのかと思うと感慨深い。
暖かい
骨董店を営むデューイ検査官の弟デリック2人の幼馴染で刑事のエミール、デューイの亡き親友の息子のケイ。戦争で色んなものを失くし傷つきながら暮らす日常の中での事件。事件の謎解きも興味深く。それと同時に学校でいじめを受けてるケイを思いやる3人と、毅然と自分で対処しようと頑張るケイの強さ、そんな中ケイに初めて同世代の友達ができたり。色々な事がおきてもお互いを思いやり愛情深くかけられる言葉や行動に暖かいモノを感じ癒されます。前作に続いて読んで良かったと思える作品です。
良い感じ〜
心の中では思いあってるのに、口から出る言葉はぶっきらぼうで冷たい。
お互いへの遠慮もある、成長した兄弟が主人公。少しずつ歩み寄り、良い関係になってきてやりとりも読んでいてハラハラせずホッとした今巻。
心にキズを抱えた、亡き親友の子を引き取り共に暮らし、その子の時も動き始めた。
動き始めた事により、また辛い出来事も起こるけど、ゆっくりしっかり乗り越えていけそうで、次巻がまた楽しみ。
今回は、妖精の様に愛らしい親友の刑事達の出番は少なかったけど、殺人の方法に予想もしていなかったやり方でびっくりでした。
次巻が楽しみ!待ってます!
Posted by ブクログ
デューイが誘われて、息子をなくした男爵の家で行われる交霊会に行くことに。
事件に巻き込まれて、ヤードに時間を割かれ、ケイは学校で問題があって、ハラハラさせられ、心休まるときのない兄。
最終的にケイに友達も出来、事件も嫌な感じではあったけど、無事解決してよかった。
弟が、自分のソルジャーベアを出す時が可愛かったです。