あらすじ
夜だけ開店中の芦屋の定食屋「ばんめし屋」に現れた、迷惑な酔客。カラフルな髪色をした彼女はなんと地下アイドル。人生に疲れ、昔ファンだった海里に会いに店に来たというが、酔いのあまりに大暴走で……
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今回も、色々なお話しで、あっという間に読み終わってしまいました。みんな、頑張れ♪応援したくなります。
お料理も美味しそうで、作ってみたいです(笑)
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あーっ。今回も面白かった! イッキ読み!!
今回は何か毛色が違う気がするなあと思ったら、生存者からの話やったからかな? (言い方…)
結局、純菜さんがレイナちゃん含むご家族にどう思ってはるのかは明記されていないけれど、レイナちゃん自身が、お母さんの思いを想像して、晴れ晴れとした気持ちで一歩踏み出しているんやから、これ以上ないハッピーエンドやったなあと思う。
筑前煮のシーンなんて、ちょっと泣きそうになったよ。思うってことは、つながるってことなんやなあとしみじみ思った。
海里くんのほうもいい具合に世界が進んでいっているようで、ますます続きが楽しみ!
二月に新刊がでるの…?
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とうとう、朗読劇の先生、悠子さんから、海里に舞台に立つ許可が出ました。演目は、淡海先生に書き下ろしてもらった、悠子と海里の2人で演じる朗読劇。
その間に、地下アイドルのレイナが、酔っ払って、ばんめし屋に乱入して来て自殺をほのめかし、3人で心配して、ご飯を食べさせる。
淡海先生に出前の帰りに、海里はレイナに会い、お母さんもアメリカで活躍するミュージシャンと明かされ、3ヶ月前に亡くなった。そして、淡海先生とお母さんも面識があり、先生の自宅の防音室で楽器の練習をしていたと。レイナは、その部屋に入れてもらい、母の事を色々聞き、満足して自殺はやめたと。
翌日、レイナは、ばんめし屋に、約束のとんかつを食べに現れる。夏神に、母との思い出の料理を聞かれ、栗の入った筑前煮をリクエスト。
そこへ、淡海先生がやって来て、レイナの母から預かっていた、レイナを描いた絵を渡した。
レイナは、海里のはからいで、海里が以前いた事務所に所属し、淡海先生が作詞した曲で、歌手として再出発することに。
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突然現れたアイドル時代の海里のファン、地下アイドルですかぁ。メジャーデビュー目の前にして仲間の裏切りは辛いよね。お金持って逃げたマネと女の子、てそれで幸せになれるのかしら。お互い計画性も誠実さもないことがわかってるのに。レイナが最後お母さんの絵と筑前煮を食べ母親の愛情を感じられて良かった。周りのバックアップを得て再出発した彼女をこれからも見守って欲しい。坂口くんと瞳さんも良い関係が続いてるんだね。坂口くんの空気の読まなさがいい方向に動いてる。
海里は新しいステージへの挑戦を決意。
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面白かった。最初はアイドルのウザさが気になったが、すっきりとしたハッピーエンドで良かった。
トンカツが食べたくなって、つい買ってしまった。
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シリーズ第14弾。
この物語の舞台である「ばんめし屋」に現れたのは、地下アイドルのレイナ。
「人生最後の夜にトンカツを食べに来た」と、泥酔状態で暴れる。
今回はどうなる事かと思ったが、これまた良いお話しにまとまり、胸が熱くなりました。
夏神は、亡くなった彼女が夢に現れ、「愛しい人が今も傍にいてくれる。共に歩んでくれている」
と言う感覚を得る。
これまで長い間苦しんできた夏神が、やっと穏やかな気持ちを持てるようになったのかな。
新聞の連載「昔の味を、今日の食卓に」の仕事も順調らしい。
なんだか読者である自分まで、その仕事に参加している気になり、ワクワクしてしまう。
海里は、ついに朗読の舞台に立つチャンスをもらう。
こちらもまたワクワクしてしまう。
この朗読の師匠である悠子さんの言葉が、いちいち心に響き、良いなぁ。
「摩擦を避けるための無難な選択が常に正しいとは限らない」とか、たくさん考えさせられる言葉が出てくる。
今回は幽霊の登場はなかったが、それっぽい現象は起こる。
思い出の料理のチカラって、凄いなぁと、しみじみ感じる。
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定番の幽霊が出てこなかった。娘のことを忘れていなかったという母親の気持ちがレイナに伝わって良かった。でも、最後に母親が幽霊になって出てくるのかと思ったので、ちょっと拍子抜け。
『死んだ人も、命より先に心だけを彼岸へ送ってしまった人(この場合は認知症になってしまったレイナのおばあちゃん)も、誰かが覚えていて、大切に思ってくれさえすれば、その人の中で生きていけるんだ。一緒にね』という淡海の言葉が心に残った。
亡き人の遺した物に……
お互いにお互いの事を想っていながらも、生きている内には、会えなかった母と娘。母の描いた娘の絵、全然似ていなかったけれど、娘の元へ辿り着いて、これからは、娘の事を守っていくんだろうな。夏神さんも、彼女の焼いてくれたお皿に、ちょっと手を添えられて、頑張れるんだろうな。
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シリーズ14作目。
もうそんなに来たんだ、と驚く。
だが、マンネリを感じないのは、物語が少しずつ進んでいるからだろう。
キャラクターともすっかりお馴染み。
読み始めると安心する。
「久しぶり、何してた?」という問いに、実はこんなことがあってさ〜、と主人公・五十嵐海里くんが話してくれるエピソード…そんな気がする。
今回は、「亡くなった人の、この世に残した思い」が、今までとは少し違った形で表現される。
海里は演じることに一歩踏み出す。
夏神は、また一つ吹っ切れた。
ロイドの“年の功”が渋く輝く。
今回のお客様は、元・地下アイドルのレイナ。
若い頃は、バンドで、アイドルで、世に出ようと思う子はたくさんいる。
魅力ある世界なのだ。
しかし、不安定な立場だけに、その後を考えるのは難しそう。
倉持悠子さんというキャラクターを登場させることで、随分、作者の伝えたい内容を言えているではないか、という気がする。
“安易に同意してしまうことの危険性”にも気付く。
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これを食べてから死のう。
どうしてそう思ったのか、そこまで思いつめたのか。
おいしい という思いと共に少しずつ気持ちを持ち直していく彼女をそっと見守りたい。
あーしたげんきになーれ ♪
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お〜、久々に迷惑客が来た(笑)
↑そして翌日ちゃんと謝りに来た
海里のファンだったという
困ったちゃんの元地下アイドル、レイナ。
でも事情を聞くと
そりゃ悪酔いもしたくなるわと思う。
夏神さんのリハビリ料理で
元気になって良かったよ。
ふたたび芸能界で頑張るみたいだから
いつか復帰した海里と絡むかも?
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元地下アイドルが死にたいと思うほどの事情をもって、暴風雨の中店に泥酔状態で現れる話。
今回は幽霊が出てくるわけではないですが、離れていても、顔がわからなくても親は親なんだなと思いました。
甘栗入りの甘い筑前煮というのがどういうものなのか気になります。
登場人物が増えてきたよね~
ばんめし屋が舞台で夏神さん・海里くん・ロイドがいて、そこに時々お兄ちゃんや作家先生や李英くんがやってきて、そこに連なる幽霊さんたちとワチャワチャ…っていうシリーズでスタートしてたけど、
最近は舞台やら砂山さんのカフェバーやら、淡海先生ん家やら、場所も増えて、絡む人物も増えて、なんだか混淆としてきました。
うーん、前の方が好きだったな~
新しいネタを出すには仕方ないんだろうけどね。
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最後の晩ごはん、14巻目。
海里の芸能人時代のファンという、元地下アイドルの女性、レイナが泥酔状態でばんめし屋に現れ、言いたい放題の大暴れ、どうにかなだめてタクシーまで呼んであげるばんめし屋の面々は本当にお人好しで良い人揃い。私だったら警察呼ぶ。
何となく、レイナはファーストサマーウイカのイメージで読んでた。
それにしても、何においても全肯定してくれるロイド…毎回思うけど、一家に一台欲しい、この眼鏡。
そして、夏神さんが亡くなった彼女のことを口に出して語れるようになったことが嬉しい。いつか、彼女がばんめし屋に現れてくれるのかなーなんて思ったり(それはシリーズが完結する時だろうか)
結構長く続いているシリーズだけど、毎回登場人物たちが少しずつ前に進んでいくのが分かって良い。続きも楽しみです。
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夜だけ開店の<ばんめし屋>シリーズも14作目。ついに最新巻に到達した。
今回の客・レイナの登場は不穏。泥酔した挙げ句、海里にアイドル時代のオーラがない、品切れのトンカツをどうしても食べたいなどと言いたい放題、死ぬの何だのと大騒ぎ。
しかしそこは長らく夜中の店で客商売をやってきた夏神。見た目もあっての堂々としたあしらいでレイナを黙らせる。対照的に柔らかなロイドとただ心配する海里に後押しされてタクシーで帰っていく。
今回は珍しく厄介な客に悩まされるのか…と思っていたが、そこはホッコリするこのシリーズ。次の日のレイナは酒が抜けてすっかりしおらしくなっていた。
話を聞くと、地下アイドルとして活躍していた彼女はグループの空中分解と共に様々な出来事が重なってすっかり未来にたいする希望を失っていた…。
今回は直接的な幽霊話は無し。そのタイプもこれまであったので特に違和感は感じなかったが、最後にちょこっとだけ「それっぽい」現象が。
かつての海里もそうだったが、今回もどん底にいるレイナを夏神の料理が救う。お金をかけた材料でもない、豪勢なメニューでもない。雑炊だったり煮物だったりといわゆるシンプルなメニュー。
でもそこにかけられている手数が自分のためだと思うとすんなりと口に入っていく。
やはり食というものは究極の話、命の根源、大事なんだなと思う。
この14作目にしてついに夏神にも心の安寧が訪れる。
その前触れは亡くなった彼女の夢なのだが、こんなささやかなことですら幸福感だったり彼女に対しての思いを新たにしたり、物事を前向きに考えられるようになったということが、これまでどれほど苦しい思いをしてきたのだろうかと思えて切なかった。
だが夏神の表情が明るく、海里やロイドはもちろんのこと、常連客の坂口にまで彼女のことを話せるようになったことは素直に嬉しい。
幽霊として姿を見せることはない彼女だが、もしかしたらレイナの時のように、何らかの形で夏神を見守ってくれているのかも知れない。
一方の海里。これまでも度々役者の道へ戻る第一歩のようなものがあったが、今回はついに朗読劇へ出演することが決まる。後押しをするのは勿論、師匠の倉持悠子と作家の淡海。
淡海の書き下ろし原稿と倉持悠子のレッスンで、どんな朗読を聴かせてくれるのか楽しみだ。
常連客の坂口と目が不自由な瞳との交際もゆっくりと、二人のペースであるが順調らしい。喧嘩もできるというのはそれなりに親密度が増してきた証。今後もゴタゴタはあるかも知れないが、<ばんめし屋>の面々も見守っていることだし大丈夫だろう。
今後も楽しみ。
Posted by ブクログ
中盤、引っかかる点が。
ノック3回のマナーについて。
マナーを守る海里に対して、悠子は「摩擦を避けるための無難な選択が常に正しいとは限らないこと、時には頑固に自分が思う道を行くことも大切だってこと。これはマナーの話じゃなく、むしろ表現者としての振る舞いの話よ」と。
これは違う。
表現者としての振る舞いを説く引き合いに、マナーを持ち出すのはおかしい。
確固たる自信がない限り、マナーを守る必要はないと言っているようなもの。
冠婚葬祭のマナー、食事のマナー、色々あるが、マナーとはそもそも表現の方法ではなく、相手や周囲を思いやることが根底にあるもので、主となるのは己ではない。
悠子自身、「迷い箸をしてしまいそう」とマナーを気にしているではないか。
前回までは素敵な人だと思っていたが、この件で「なんだ?このおばさん…」と一切の魅力を感じなくなってしまった。