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Posted by ブクログ
大好きな最後の晩ごはんシリーズ。
今回は後輩の李英くんが出てくるということでどんな話かと思っていたのですが、なかなかヘビーな展開に……。
師匠と弟子。先輩と後輩。
そういった関係性の間に受け継がれるものの話なのかなと思いました。誰もが自分勝手に相手の幸せを狂おしいほどに願う。そんな優しさに満ちている。
夏神さんの料理にもそんな気持ちが満ちていましたね。
「別れの辛さは、それまでの幸せが大きかった証拠やないか。それは、受け取らんとしゃーないもんや。幸せとつらさの収支が合うたっちゅうだけのことやで」
この師匠の言葉が好きです。
別れのつらさと出会えた幸せは等価。だからこそ、私たちはきっとその人に出会えたことを最高に感謝をするのだと、そう思うのです。
Posted by ブクログ
今回は、李英が病気になり、それを海里が発見。
かなり危ない状態で、状態が安定したら、心臓の手術も必要。手術をしても、以前のように飛んだり跳ねたりは出来なくなるだろうと。
そんな中、李英は、幽体離脱して、ばんめし屋にやって来た。自分の身体に戻ろうとしても戻れなかったと。少しの間、海里の身体に寄生する事に。李英は、身体が元のようにならなければ、俳優も出来なくなるなら、死んだ方がよいと考えたりも。
李英が海里の身体の中に入ったまま、朗読劇を観劇して、物凄く感動。そして、ミュージカル時代の思い出、あんかけ焼きそばを海里が作って食べた。
翌日の手術には、李英は、自分の身体に戻ることができた。無事に、手術を終えて、リハビリ中。
Posted by ブクログ
シリーズ、第16弾。
しばらくは、五十嵐海里が芝居の道に戻るべく、倉持悠子の元で朗読の修行をする話が続いていた。
今回は、海里が芸能界を追われた後も変わらずに、先輩先輩と子犬のように慕ってくれた、里中李英がクローズアップされる。
李英とは、海里が人気タレントとなるきっかけを作った、2.5次元ミュージカル公演で共演し、ともに稽古で苦労を重ねて交流を深めた仲。
ロングランが終わった後、海里はタレントとしてテレビ出演をするようになり、やがて身に覚えの無いスキャンダルのせいで芸能界を追われた。
そして、夏神に救われて「ばんめし屋」で働くようになり、ようやく心の傷も癒えて、少しずつ演劇を勉強し直すようになっていた。
一方、その間も李英は舞台一筋。
なかなか大きな役が付かない間も、コツコツと小さな芝居に出て、努力を続けていた。
せっかく積み上げてきた夢が、自分ではどうすることもできない力で崩されようとする時、人はどう生きればいいのか。
まわりの人間は、大切な人の苦しみや悲しみを支えたいと思った時、どんな言葉を掛ければいいのか。
夏神の師匠・舟倉が夏神を思い、
海里の師匠・夏神が海里を思い、
李英の先輩・海里が李英を思う。
波乱万丈の人生があっても、いつか思い出の飯を食べながら笑い合いたい。
それが願いだ。
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