椹野道流のレビュー一覧

  • 時をかける眼鏡 魔術師の金言と眼鏡の決意

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    ネタバレ

    ペスト!
    脱稿から出版までの期間がどれ程なのかわかりませんが、執筆の時期はコロナの1年ほど前ということになるのでしょうか
    皆んなが疑心暗鬼にならず無事に退けた様に、コロナも乗り切りたいものです
    まずは予防から

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    2020年11月08日
  • 最後の晩ごはん 地下アイドルと筑前煮

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    シリーズ14作目。
    もうそんなに来たんだ、と驚く。
    だが、マンネリを感じないのは、物語が少しずつ進んでいるからだろう。

    キャラクターともすっかりお馴染み。
    読み始めると安心する。
    「久しぶり、何してた?」という問いに、実はこんなことがあってさ〜、と主人公・五十嵐海里くんが話してくれるエピソード…そんな気がする。
    今回は、「亡くなった人の、この世に残した思い」が、今までとは少し違った形で表現される。

    海里は演じることに一歩踏み出す。
    夏神は、また一つ吹っ切れた。
    ロイドの“年の功”が渋く輝く。

    今回のお客様は、元・地下アイドルのレイナ。
    若い頃は、バンドで、アイドルで、世に出ようと思う子はたくさんいる。
    魅力ある世界なのだ。
    しかし、不安定な立場だけに、その後を考えるのは難しそう。

    倉持悠子さんというキャラクターを登場させることで、随分、作者の伝えたい内容を言えているではないか、という気がする。
    “安易に同意してしまうことの危険性”にも気付く。

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    2020年10月30日
  • 最後の晩ごはん 旧友と焼きおにぎり

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    シリーズ6作め目いろんな意味で分岐点になりそうな内容でした。
    初期と少しトーンが変わったように感じますが、軽薄さがなくなってきたので今の方が好みです。

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    2020年10月18日
  • 新装版 隻手の声 鬼籍通覧

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    今回はホラーじゃなかった。
    切なくて残酷な結末だったけど、ホラーじゃなかった。
    子供がどんどん大人びていく。生きてる世界が想像を超えていく。だけどなんかそれがリアルだった。
    いままでで一番好きだ

    2020.9.12
    89

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    2020年09月12日
  • 最後の晩ごはん 地下アイドルと筑前煮

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    これを食べてから死のう。
    どうしてそう思ったのか、そこまで思いつめたのか。
    おいしい という思いと共に少しずつ気持ちを持ち直していく彼女をそっと見守りたい。

    あーしたげんきになーれ ♪

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    2020年09月09日
  • 時をかける眼鏡 華燭の典と妖精の涙

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    面白かった~!! 著者はいろいろなシリーズを書きわけはるなあ(当たり前?)。
    今、クトゥルフのTRPGにハマッてるせいか、この本はどストライクやった!
    ちゅうか、著者がクトゥルフのシナリオとか書いてくれはったらめっちゃ面白いかも。ちゅうか、KPとかやってくれはったらめっちゃ面白くなりそう…。

    このシリーズは、医者の卵である遊馬がどう事件を解決していくかっていうのだけがメインではないよね!
    そういうのは、鬼籍通覧シリーズやと思う。

    著者ならではのそういった医学ネタも織り込みながらのこのファンタジーな。
    それも、斬った張ったではなくて(?)わりと舌戦というか、メンタル方面の描写も濃くて、面白い。

    こういうのって読者の好みなのかもしれへんくても、私は著者の心理描写はすごい好きなんよね…。
    あ、そういう感情にうまく名前をつけはるな…、みたいな、どっかの三文歌詞みたいで申し訳ないけど(笑)、普段なら
    「こういうことは、みんな味わってることやし、流さんとあかんよね」
    って思いがちなこともちゃんとすくいあげて、珍しいことじゃないからってどうでもいいってことではないよ、ってちゃんと言うてくれるような感じ。

    きっと、いろんなことを器用にこなす方なんやろうと思う。
    器用にこなす方ほど、些細なこともさらりと流せる技術もたけてるやろうに、敢えて流さずにさらっと並べる、みたいな、そういうイメージ。

    (すごいわかりにくい…)

    それが、アスマとクリスの、
    「甘い世界に生きていて何が悪いのか」
    と、いう問答に繋がるのかも。

    他人より多く持っているなら、持っていることを引け目に感じるのではなく、かといってそれをみんなに分け与えよう、とまで聖人でもなく(笑)、持っているからこそできることをやろう、と、いうようなさっぱりした前向きさがいいな。

    事実は事実っていう、ときおり見せるこのロジカルさが、著者ってここまで空想の達人なのにちょいちょい理系畑に戻らはるよね…
    みたいな。(失礼)

    強度よりも柔軟性が大事というのも、肝に銘じておきたいです。(;^ω^)


    この本は購買リクエストをしたわけではなかったけど、4月初版なのですんごい新しい文庫本でした。
    嬉しいー。


    ■■■■

    ■帯剣(たいけん)

    腰に剣を吊(つ)ること。その、吊っている剣。


    ■蚕食(さんしょく)

    (蚕(かいこ)が桑の葉を食うように)片端から次第に他の領域を侵略すること。

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    2020年08月14日
  • 時をかける眼鏡 医学生と、王の死の謎

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    鬼籍通覧や最後の晩ごはんでおなじみの、椹野道流さんによる、タイムスリップ(?)法医学ミステリー&ファンタジー(主人公のアスマが飛ばされた先はアスマの知る世界史とは少し異なるようなので、ひょっとするとタイムスリップではなく平行世界への異世界トリップかも)。オレンジ文庫は、「物語好きのあなたに贈る、ライト文芸レーベル」としているだけあって、物語の題材もタッチも謎も法医学要素もライト(ミステリーの要素はコナン君なみ)。あらすじとしては、夏休み中に母の故郷・マーキス島を訪れた医学生のアスマ(法医学に興味アリ)が過去または平行世界のマーキス島にタイムスリップしてしまい、そこで王家で起こった殺人事件の解決に携わる、というもの。題名は「時をかける眼鏡」だけれど、特に眼鏡がタイムスリップの要素になっていることは今のところ、ない笑。でも最後の晩ごはんも眼鏡の付喪神(?)登場したし、椹野さんは眼鏡好きなのかもしれない。日本人だけどマーキス島で違和感ない(むしろ眼鏡が違和感w)理由とか、言葉がわかる理由とか、学生だけど法医学の知識があるところとか、ちゃんと設定してあるところがありがたいw。そして、いつもの椹野さんならではのちょっとおいしそうなごはんも魅力的。あっという間に読めてしまって物足りなさも感じるけど、これはこれで面白いしささっと読めて爽快なので続きも読みます!

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    2020年08月05日
  • 新装版 禅定の弓 鬼籍通覧

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    ネタバレ

    作者の他のシリーズと比べても、このシリーズは全体的にテーマが重ため。この巻はかなり重かった。動物殺傷事件なんかは、結末として予想はできるものの、子供が抱えている闇みたいなものを感じてちょっと薄ら寒い話だった。
    ただ、筧君も伊月君も、真っ直ぐそういうものに向かっていくところが良いと思う。多分1人では抱えられない闇を、筧君も伊月君は2人で一緒に乗り越えており、ミチルさんや都築先生がきっとそれを後押ししているんだな。

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    2020年08月02日
  • 新装版 無明の闇 鬼籍通覧

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    ネタバレ

    法医学で真実に迫るという全体の流れの中に放り込まれたホラーの要素のバランスが重くなり過ぎず私には丁度良い。ミチルの過去にも関わる話でもあり、子供の死がメインだったので相応に重たくはあったが、幕間に入る食事時のキャラクターの会話の軽妙さがあまり重さを感じさせず、読み易いと思う。作者さんの他の作品も読み慣れているからか、物語の中で生きるキャラクターの様子がアリアリと想像できて、少しだけ現実から離れて気分転換したいときにはちょうど良い。

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    2020年07月11日
  • 南柯の夢 鬼籍通覧

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    こんな風に、人は命を終わらせることができるのかぁ・・・でも、何か納得出来ないなぁ。と、チョットもやもやしたものが残る作品でした。

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    2020年07月11日
  • 新装版 暁天の星 鬼籍通覧

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    ネタバレ

    実際の法医学関係者が描く作品ということで、リアルな内容を期待していたのですが……

    オカルトチックな要素が強く、その真相を法医学というツールで明らかにしていく話かと思いきや、肝心な「引き抜かれた髪」「被害者は何に驚いたのか」が明確にならないまま終了。

    正しくは「被害者は小山田美雨の幽霊(?)に驚き、髪の毛は幽霊が引き抜いた」ということになって終わるのですが、リアルな内容を期待してたので、それについて科学的・論理的な回答が欲しかったところ。それは2巻以降で明らかになるのかな?

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    2020年07月02日
  • 新装版 暁天の星 鬼籍通覧

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    とてもテンポがよくておもしろかった。法医学者が書く法医学ミステリーなので、検死の描写がとてもわかりやすくとてもリアルです。想像するとすごいことになってしまって、少し気持ち悪くなりました。でもそこも含めておもしろいです。

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    2020年06月26日
  • 男ふたりで12ヶ月ごはん

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    芦屋の庭付き一戸建てに住む総合病院勤務の眼科医・遠峰の元に、高校時代の後輩にして小説家となった白石が転がり込んでくる。
    タイトルままの、ひと月一章構成の12ヶ月ごはん本。

    男ふたり、同居することとなった遠峰と白石。普段は各々の仕事をしつつ、白石が概ねの家事を申し出(なので無理せず放棄可)、夕飯は二人で、たまに外食、間食・おやつ。
    本当にまったりと、二人の暮らしの『とある日の食』を読む作品です。
    椹野さんの作品は、関西舞台・医療関係者・ごはんエピソードがよく盛り込まれていますが、これもまたそのうちの一つで、よりごはんにフォーカスされている。ほっこりと美味しい、癒しのひととき集。
    文章では眼鏡男子の遠峰がイラストでは一貫して裸眼(ないしコンタクトかも)なので、表紙やページをめくって出会したときなど「へえ……(ストレートに顔がいい)」と思ってしまう。
    ごはん本らしい挿絵イラストも可愛いです。

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    2020年06月29日
  • 南柯の夢 鬼籍通覧

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    自ら死を目指す、その理由も道筋も人それぞれ。死生観は社会状況や性別年代によっても違う傾向があると思う。
    何だか空しくて、この先生きていてもなぁと思ったことはある。でもどうしても死にたいと思ったことはない。

    何かいいことがあるかも知れないという微かな希望は今のところあるので、生きていようと思っている。
    いつか死ぬまで。

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    2020年06月24日
  • 最後の晩ごはん 聖なる夜のロールキャベツ

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    人の暖かさに思わず涙してしまう作品。
    付喪神のロイドがそっと寄り添うのも良いところ。
    おいしそうな作中料理に、お腹が空いてしまいますが巻末にまさかのレシピがついていたので
    夕飯に作ってしまいました(とてもおいしかった)

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    2020年05月27日
  • 男ふたりで12ヶ月おやつ

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    「男ふたりで12ヶ月ごはん」の続編。タイトル通り、今回は「おやつ」にスポットを当てたもの。名店のスイーツや昔懐かしいおやつ、後輩白石くんの手作りおやつなど、ものすごくおいしそうで、お取り寄せしたり、お店を訪ねてみたくなる。巻末にそういう案内をつけてくれてもいいのではないかと思ったり。
    正直なところ、おやつに気をとられて、話の内容の方は、そのそんなに残っていないけれども…前回よりも二次創作しやすい雰囲気を出してきてるかな?という気がしなくもない。
    続編もきっと出そう…今度はなんだろう?12ヶ月弁当か、12ヶ月おつまみか…?

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    2020年04月27日
  • 最後の晩ごはん 聖なる夜のロールキャベツ

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    淡海先生の突然の発言で芸能記者に追いかけられて実家に帰る海里。今回はこのことで家族との時間を持て、自分を思ってくれる家族や夏神さん、ロイドの気持ちを感じ、感謝する。淡海先生の荒療治だったんだろうけど、ちょい悪淡海先生の顔をまた見せて欲しい。仁木さんの新しい相棒はこれから活躍するのかな。

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    2020年04月02日
  • 最後の晩ごはん かけだし俳優とピザトースト

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    役者への未練を持ちながらもばんめし屋の仕事に精を出す海里と温かく見守る夏神とロイド。あの事件があって爪弾きにされたけど、だからこそ憧れの役者さんと代役でも舞台に一緒に立てることができたんだから、海里良かったね。スキャンダル相手の女優さんとも気持ちの区切りがついたみたいだし、改めて一歩かな。茂さんみたいに売れないまま諦める役者さんていっぱいいるんだろうな。で、涼彦さんの話はあれだけでなにもなかったのかな?

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    2020年04月02日
  • 最後の晩ごはん 海の花火とかき氷

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    恋人に二股をかけられた挙句に捨てられ、悔しくて狂言自殺をしたら本当に死んでしまったフミ。人違いで海里を殺しかけ、元カレとの思い出のカレーを食べて成仏しかけるも仕切れず海里を振り回して、でも最後には花火とカキ氷に満足して成仏。海里は毎回見ず知らずの幽霊のために全力のばんめし屋一同、こんなお店行ってみたいなぁ。

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    2020年03月30日
  • 最後の晩ごはん 忘れた夢とマカロニサラダ

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    バイク事故で亡くなって彷徨い、ばんめし屋に現れた塚本くん。自分の未練が何かわからない彼のために海里が奔走する。施設育ちという理由で大人からの差別や偏見、子供ならではの残酷な言葉、奈都への海里のお母さんの愛情溢れる言葉に泣きそうになった。海里も淡海先生の小説のためのインタビューをきっかけに両親、兄の自分への思いを聞いてよかった。夏神さん、彼女のお墓参りに行って一歩進めたのね。

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    2020年03月29日