椹野道流のレビュー一覧
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ネタバレ今回も悪人は登場せず、ほんわかと優しい気持ちで読み終わりました。なぞの穴あきカードとオルガニートの組み合わせなど、いろんなことがちょっと出来過ぎ?という感じもあるけど、突然亡くなってしまった若者が「なくなったと思っていたものが全部帰ってきて、寂しくなくなった」と結果的に自分の死を受け入れることができたのは悲しいけれど良かった。ドーナツ誰か作ってくれないかなー。
毎日食事を作る身としては、料理にいつも惜しまない愛情と手間をかけられる夏神さんがうらやましいです。
あと、ロイドが「別れが悲しければ悲しいほど、その方と幸せな時間を過ごしたということになりましょう?大切な方との出会いは幸せ、その方との別 -
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ネタバレ夏神の料理の師匠、船倉の急死を受けて、夏神、海里、ロイドが一日限り師匠の洋食店を開いて常連客をもてなすことで師匠の思いを遂げようとするお話。夏神が師匠を慕う思い、海里が夏神に寄り添いたいという思いが丁寧に描かれていて、なんだか胸がいっぱいになった。
夏神がどんな経緯で船倉の弟子になり、どんな思いで定食屋『ばんめし屋』を開いたのか。このシリーズを読みながらなんとなく気になっていたこともだんだん明らかになってきて、なんだかいいお話だなあと思った。料理を通して人と人のつながりや、傷ついた心の回復を描いているのかなあと思った。相手を思いやったおいしい料理は人を幸せにしてくれるよね。毎日料理を作る身とし -
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ネタバレ「最後の晩ごはん」シリーズ、第11作目。
毎回面白く読んでいるが、夏神さんの過去の心残りが解決してからは、正直、少し緊張と謎への興味が薄れた気がしていた。
良い意味で気が抜けたというか?
しかし、それも必要な平穏だったということが今回の話を読むと分かる。
ちょっとプレリュード的であった10作目を引き継いで、いよいよ平和な日々に波を立てるべく、一石が投じられる。
海里のプライベートと並行して、今回は幽霊の件も短編ではなく長編として描かれ、いつもと違う試み。
そして、読みやすさの理由はやはり、巧みな心理描写だと思う。
心に響く言葉もあちこちにちりばめられている。
“家長”夏神さんと住み込み弟子の海 -
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ネタバレライトノベルによくある漫画の表紙は嫌いなんです。
作者の思いとは別の、商業的な作為が確かにあると思うから。
でもこのシリーズ、欠かさず読んできました。
その理由はただひとつ。この作品の物語には
本物の力があると感じているからです。偉そうですが。
少しずつ少しずつ。そうして一人ひとり。
付喪神のロイドももちろん。
物語が進むに従って、それぞれの人生が前に進むんです。
本当にひとりの例外もなく。
その場限りの登場人物がひとりもいない。
ばんめし屋で出会ったみんなが、その出番を終えても
ずっとずっと繋がったままでいることを、いつまでも
ほのかに感じ続けています。
そうして今作で、とうとう海 -
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最後の晩ごはんシリーズ。今回は、元俳優の幽霊のお話。最後にもう一度舞台に立ちたいという願いを、海里たちが手助けする。
今作では、海里がついに過去の事件に一応のケリをつける。
芝居への断ち切れない思いを改めて自覚し、自分の弱いところ、ダメなところも分かった上で、今はまだその時ではないと言う海里。すべてを失い自暴自棄になっていた彼が、いつの間にかこんなにも立派に!
気付けばこのシリーズも10作目。彼の成長は嬉しいけれど、どこか旅立ちの時を予感させ、一抹の淋しさと切なさを覚える。
でも、ばんめし屋はカンパニーだと言う海里と、夏神が海里にとっての錨だと言う一憲。そうであるなら、海里が夏神の元を離れた -
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メス花シリーズ。
今回は江南が出張で大阪に帰って、その間は実家に泊まって江南が親と交流することと、篤臣がバザーをする話。
江南が随分和らいだとはいえギクシャクしていた父親と、店の手伝いをする事で解消されて、あまつさえ父親にこれ以上無いというくらい認めてもらえるセリフを聞きて、それをちゃんと感謝と共に受け取れるようになってて、すごい成長したのがとても嬉しかった。
篤臣が同じように感動しててそれも当然なんだけど、読んでる私も嬉しかった。
こうやってキャラたちが少しずつ育っていくさまを読めるのが嬉しい。椹野先生ありがとうございます。
好きなシリーズなのでずっと続いて欲しい。