あらすじ
元イケメン俳優で料理人見習いの海里が働く定食屋「ばんめし屋」に、海里の兄の友人で刑事の涼彦がやってきた。兄と涼彦は20年ぶりの再会だという。しかし海里は涼彦に巻き付く「マフラーの霊」をみてしまい……。
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五十嵐海里の堅物な兄一憲の親友との再会で、一憲の学生時代の様子が語られ、ほのぼの。
ストーカーに殺されてしまった被害者の秘めた優しさがマフラーを通じて伝えられる様子は悲しいけどあったかいものが感じられた。
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晩ごはんシリーズ第4弾。最初は海里と夏神さんから始まったばんめし屋も関わる人が増え、その分様々なご縁が舞い込んで来る。
今作では海里の兄、一憲の旧友でばんめし屋の隣の芦屋署の刑事である涼彦との縁が結ばれる。
兄弟の絆の深まりも書きつつ、涼彦を通して海里や一憲の色々な側面も見えて来て、物語に深まりが出てきたなぁと感じた1冊。
やっぱり最後はうるっと来た。次巻も楽しみ。
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今回も軽く読めてちょっとホロリで良い感じでした。
重いの読みたい気分じゃない時にはやはり最適の軽さと長さであります。
今回新キャラの刑事さんが好み。
まさかまさかと思ってたらまさかの…おおお…。マジか…。
取り敢えず今後は夏神さんと刑事さんの絡みが増えることを個人的に祈っております。萌えるので(笑)。
まぁ何にせよ夏神さんに毎回萌えているので今回もホント良かったです夏神さん素敵マジ天使。
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今回は、海里の兄、一憲の高校時代の友達、仁木涼彦が登場。
一憲と涼彦は、高校卒業依頼、初めて対面。それも、海里のお店を出たところで。涼彦は、隣の警察署に勤める刑事だった。
サッカー部で、一憲は副部長、涼彦は部長で仲が良かった。しかし、部活が終わった時に、Jリーグの2軍からスカウトが2人に来て、涼彦は受け、一憲は堅実な仕事を目指し辞退。それて、2人はケンカになり、クラスも違ったので、そのまま音信不通になった。
涼彦には、マフラーのような霊が憑いていて、海里とロイドには見えた。涼彦に話すと、何か心当たりがありそうだった。
涼彦は、ストーカーの犯人に執拗に激しく暴力を振るってしまう。それによって、犯人に刺されて、大怪我をした。
高3の部活が終わった後、アルバイトをしていて、その帰り道に、ストーカーと揉めている女性を助けた。心配になり、毎日、彼女を家に送ることに。半年ほど続いた頃、涼彦のサッカー選手として決まったお祝いに、彼女の家でご飯をご馳走してもらい、卒業までに、マフラーを編むと言っていた。しかし、彼女は好きな人が出来たから、もう送ってくれなくて良いと話して来た。そして、3日後、ストーカーに襲われて殺された。
その事をきっかけに、サッカー選手を引退した後、刑事になった。
ストーカーで殺された彼女からは、涼彦を恨んでいると思っていたが、感謝していると伝えたくて、マフラーの霊として涼彦に取り憑いていた。海里とロイドがその思いをくんで、思い出の料理を涼彦に食べさせて、無事に成仏。
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今回のエピソードはストレートながら、なかなかグウッ。。。とくる辛さがあった。
理不尽な悪意を前に人の思いやりが無力であること、それでも思いやりが大切であること、が伝わるエピソード
2023.9.5
149
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今回は、隣の警察署勤務の刑事さんのお話。
この刑事は、海里の兄の親友。
そして「マフラーの幽霊」が巻き付いている。
幽霊の正体がマフラー?と変な話だが、じんわりと温かく、そして悲しい。
また、海里と兄、そして奈津さんとお母さんも含めた家族は、なかなか良い関係になってきて、読んでいて心地良い。
ロイドの存在もすっかり馴染んで、なんだか笑える。
海里の料理の腕も上がってきて、ミートソースパスタが美味しそう。
次は夏神さんの過去が、もう少し分かったりするのかな?
今回も面白かった
熱血刑事さんの過去。互いに違う意味でだったけれど特別な相手を、ずっと特別だと思ってきた生き方(彼女は生きてないか…)が切なかったです。
そして、兄ちゃんが前回打ち解けたと思ったらだいぶ崩壊してきた!それも含めて良い感じ!
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このシリーズの中では珍しくハードボイルド系でドキドキするシーンがあった。ストーカーに狙われている女性を守り切れなかった涼彦の無念と、マフラーになって涼彦のそばで見守り続ける女性の思いが読んでいて切なかった。海里とロイドのおかげで、涼彦が女性の思いと思い出の料理を受け取ることができてよかったね。
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今回はマフラー(?)の幽霊とストーカーの話。ストーカー被害者は恐怖だったろうなぁ。海里兄の友人刑事もいい人。ずっと背負ってきたのね。作家先生は妹のおかげで作風が広がったのね。また出てきてほしいな。
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最後の晩ごはん、4作目。表紙絵が全員どこ見てるのかわからなくて若干怖い。
ずっとそばで仁木を見守ってきた「彼女」の気持ちが最後に伝えられてよかった…今回も泣かされました。五十嵐兄弟もさらにちょっとだけ歩みよれた感じ。ピンチに駆けつける夏神さん、惚れてまうやろ!しかしまだ何かを隠しているようで気になります。ロイドは巻を追うごとに可愛くなって行くなぁ。無意識に上から目線で褒めてくるの毎回笑ってしまう。
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ちょっと順番前後したから、登場人物とかに??ってなったけど、今回も良かった!
定食屋メニューだけじゃなくて、海里が洋食つくるようになってたから料理のレパートリーが増えててお腹すく!笑
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店の前で兄がばったり再会したのは兄の高校時代の親友だったことから、海里も知り合うことになった刑事さん。かれの身体にマフラーのようなものが巻きついてるのが見えてことから…。
シリーズ第4弾。
そうじゃないかなと途中から感じてたけど、やっぱり仲違いした兄の親友・涼彦は高校時代から兄の事が好きだった。
あー、これBLで読みたいわぁとなったのは内緒です(笑)
涼彦と「彼女」のくだり、「彼女」の想いのところでは、つい涙が出ました。切なくて。もう死んでしまった人だから特にやるせなかった。
海里とお兄さんが少しずついい関係になって行ってるのも嬉しい。
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警察署と教会にはさまれた…という定食屋のビジュアルを想像すると、やっぱり笑ってしまう。
今回も、楽しく読めました。
シリーズ物は間が空くと、設定や以前のエピソードを忘れてしまうことも多いのですが、冒頭のちょっとした説明が、いい感じに記憶を引き出してくれる。
主人公が、お兄さんとどんどん過去の溝を埋めて行く描写が良かったです。
刑事さんはそっちか。
私も途中からなんとなくわかりましたけどね。
いろいろ並行して誤解がとけて、よい話でした。
夏神さんにはまだ何かありそうですね。
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海里くんが、仕事にもなれて、人付き合いも怖くなくなってきた。そこにお店に来た仁木さんにまつわる話。ストーカーの話で少し怖かったので星低めだけど、やはり面白いシリーズです!
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深夜食堂ほっこり話、4冊目。
今回は刑事さんがメインお客で
犯罪がらみだから
ほっこりばかりでもいられず。
兄ちゃんと少し関係改善したカイリ君。
基本「まっすぐ」な性格なんで
物語が読みやすくて助かるわ。
もうちょっとデリカシーあったら
さらにいいとも思うけど〜。
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だんだんと登場人物の設定を表すエピソード
を語る人物が増えてくるだろうな
最初は救いようのない状況から、過去を見直
し振り返ることができて好印象になってきた
シリーズ
ロイドに続く付喪神かと思えば、残留思念が
マフラーの形で守護する
このシリーズに見えるのは、登場人物が誤解
して、誤解が解けて、心温まるパターンが心
地よいということ
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シリーズ通してさくっと読み終わりそうな感じはある。それほどに読み味はあっさりしてるが、五十嵐兄弟の節々の発言が時々刺さったりする。兄の旧友が出てくる今巻では、前巻よりもう一歩ずつ兄弟の距離が近づいたように見えた。
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夜だけ営業の定食屋<ばんめし屋>を舞台に、付喪神と幽霊とお料理とが絡んだ謎解き物語第四作。
今回も前作に引き続き海里の兄絡み。主要人物は海里の兄の友人で刑事の仁木。冒頭にある緒川千世さんのイラストによるキャラ紹介によるとこれまたイケメン。
しかしその仁木の体中に「マフラーの幽霊」が巻き付いているのが見えて…。
前作でちょっと縮まった海里と兄一憲との距離がさらに良い感じになってきて安心する。冗談も言い合えるようになったのが良かった。
しかし今回の事件の主軸は「マフラーの幽霊」。読んでる途中でその幽霊の真意に気付くのだが、何とも切ない。でも思いが伝わって良かった。
だがそれ以上に、仁木の言動の端々に???もしかして???と思っていたら、やっぱり!
緒川さんがイラスト担当なのはやはりそういうことなのか。
今回も夏神の海里のほっぺたペシペシにあらぬ妄想を抱いて楽しませていただきました。
夏神が過去に山で失ったのはどういう存在の人だったのだろう。なんだかそこも気になる。
思わず横道に逸れてしまったが、海里が料理人としても少しずつ任される部分が増えてきたり、人間としても少しずつ落ち着きを見せたり思いやりを見せたりして成長していく部分を見られるのは嬉しい。
ロイド氏とのコンビもすっかり定番になりつつある。
相変わらずあっという間に読める薄さではあるものの、夏神と海里、それぞれの今後が気になるので今後も読んでみる。
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高校時代に喧嘩別れした親友で刑事になった涼彦と再会した兄の一憲と、ストーカー事件に暴走しがちな涼彦の過去、彼を見守るマフラーの幽霊。涼彦のどっしりした秘密の片想いに一憲を思うと複雑な気持ちになった。親友だからこそ、気付かない一憲は知らない幸せのように思う。偏見か。。著者の趣味かなという思いが増した。
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ストーカー事件は重いのに、マフラーの霊のエピソードが軽くて違和感あった。
でも涼彦さんと海里兄弟とのやりとりが面白くて夏神さんとロイドも絡んで重いシリーズではないから、これはこれで楽しめた。
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兄が店に訪れた日、再会した兄の友人に憑いていたのは
マフラーの幽霊。
相変わらず美味しそうです。
そして最後の方にある、兄の忠告…。
ものすごく、心の底から受け取れる忠告です(笑)
そしてついに『風』ではなく、本物がご登場。
とはいえ、幽霊とは関係ない…状態です、一応。
読んでいてすごく思ったのは、ストーカーは
撲滅すべき、かと。
感情が高ぶるのはいいのですが、妄想もいいのですが
どこをどうしたら、それが『真実』になるのでしょう?
最初に屁理屈こねてたストーカーも、最後には…ですし。
今回、ようやく(?)隣の職場が活用されました?w
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兄の親友が隣の警察で働いていて、お店に来たときにちょうど兄と高校以来の再会。ただ、今回は人ではなくマフラーがとりついていて、これはいったいという状況。
読んでいるうちにもしかして、と思いましたが予想通りでした。
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マフラーって幽霊より妖怪っぽい。BL要素はなくても良かったのでは?ただでさえ男ばかりなのに。冒頭のストーカーの屁理屈は実際どう対応してるのか気になった。