あらすじ
元イケメン俳優で料理人見習いの海里が働く定食屋「ばんめし屋」に、海里の兄の友人で刑事の涼彦がやってきた。兄と涼彦は20年ぶりの再会だという。しかし海里は涼彦に巻き付く「マフラーの霊」をみてしまい……。
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Posted by ブクログ
今回も軽く読めてちょっとホロリで良い感じでした。
重いの読みたい気分じゃない時にはやはり最適の軽さと長さであります。
今回新キャラの刑事さんが好み。
まさかまさかと思ってたらまさかの…おおお…。マジか…。
取り敢えず今後は夏神さんと刑事さんの絡みが増えることを個人的に祈っております。萌えるので(笑)。
まぁ何にせよ夏神さんに毎回萌えているので今回もホント良かったです夏神さん素敵マジ天使。
Posted by ブクログ
今回は、海里の兄、一憲の高校時代の友達、仁木涼彦が登場。
一憲と涼彦は、高校卒業依頼、初めて対面。それも、海里のお店を出たところで。涼彦は、隣の警察署に勤める刑事だった。
サッカー部で、一憲は副部長、涼彦は部長で仲が良かった。しかし、部活が終わった時に、Jリーグの2軍からスカウトが2人に来て、涼彦は受け、一憲は堅実な仕事を目指し辞退。それて、2人はケンカになり、クラスも違ったので、そのまま音信不通になった。
涼彦には、マフラーのような霊が憑いていて、海里とロイドには見えた。涼彦に話すと、何か心当たりがありそうだった。
涼彦は、ストーカーの犯人に執拗に激しく暴力を振るってしまう。それによって、犯人に刺されて、大怪我をした。
高3の部活が終わった後、アルバイトをしていて、その帰り道に、ストーカーと揉めている女性を助けた。心配になり、毎日、彼女を家に送ることに。半年ほど続いた頃、涼彦のサッカー選手として決まったお祝いに、彼女の家でご飯をご馳走してもらい、卒業までに、マフラーを編むと言っていた。しかし、彼女は好きな人が出来たから、もう送ってくれなくて良いと話して来た。そして、3日後、ストーカーに襲われて殺された。
その事をきっかけに、サッカー選手を引退した後、刑事になった。
ストーカーで殺された彼女からは、涼彦を恨んでいると思っていたが、感謝していると伝えたくて、マフラーの霊として涼彦に取り憑いていた。海里とロイドがその思いをくんで、思い出の料理を涼彦に食べさせて、無事に成仏。
Posted by ブクログ
このシリーズの中では珍しくハードボイルド系でドキドキするシーンがあった。ストーカーに狙われている女性を守り切れなかった涼彦の無念と、マフラーになって涼彦のそばで見守り続ける女性の思いが読んでいて切なかった。海里とロイドのおかげで、涼彦が女性の思いと思い出の料理を受け取ることができてよかったね。
Posted by ブクログ
今回はマフラー(?)の幽霊とストーカーの話。ストーカー被害者は恐怖だったろうなぁ。海里兄の友人刑事もいい人。ずっと背負ってきたのね。作家先生は妹のおかげで作風が広がったのね。また出てきてほしいな。
Posted by ブクログ
警察署と教会にはさまれた…という定食屋のビジュアルを想像すると、やっぱり笑ってしまう。
今回も、楽しく読めました。
シリーズ物は間が空くと、設定や以前のエピソードを忘れてしまうことも多いのですが、冒頭のちょっとした説明が、いい感じに記憶を引き出してくれる。
主人公が、お兄さんとどんどん過去の溝を埋めて行く描写が良かったです。
刑事さんはそっちか。
私も途中からなんとなくわかりましたけどね。
いろいろ並行して誤解がとけて、よい話でした。
夏神さんにはまだ何かありそうですね。
Posted by ブクログ
だんだんと登場人物の設定を表すエピソード
を語る人物が増えてくるだろうな
最初は救いようのない状況から、過去を見直
し振り返ることができて好印象になってきた
シリーズ
ロイドに続く付喪神かと思えば、残留思念が
マフラーの形で守護する
このシリーズに見えるのは、登場人物が誤解
して、誤解が解けて、心温まるパターンが心
地よいということ
Posted by ブクログ
兄の親友が隣の警察で働いていて、お店に来たときにちょうど兄と高校以来の再会。ただ、今回は人ではなくマフラーがとりついていて、これはいったいという状況。
読んでいるうちにもしかして、と思いましたが予想通りでした。