あらすじ
真夜中営業の不思議な定食屋、ばんめし屋で働き始めた、元イケメン俳優の五十嵐海里。常連客の作家・淡海先生とも仲良くなり、順風満帆のはずが、後輩の若手俳優が店を 訪れたことで、またもや嵐が巻き起こり……。
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小説家の淡海さんの回がとても良かった。いつもは穏やかな感じの淡海さんもこんな一面があるのだなぁと思った。あとはロイドも活躍していてキャラクターが活かされてて良かった。
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読み終わったあとに優しい気持ちになれるストーリーだった。悪い人が出てこなくて現実離れしているけど、師匠と弟子、先輩と後輩、店主と客、兄と妹、主と従者、それぞれがお互いを思いやっていることがよくわかった。
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「アリの前では格好をつけるキリギリスは一本筋の通った性根だ」というのも素敵♪
淡海先生の話も感動的だったけど、何と言ってもおばあちゃんたちが素敵。
加えてロイドも素敵♪
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結構長いシリーズなのに読むきっかけがなかったこの本が結構面白かったので2冊目。
カイリが前巻よりもちゃんとしていて好きになりました。
芸能界で擦り切れた?けれど元からまっすぐなんだろうな。
その分、「犠牲にしてしまってすまない」感を感じない元マネージャー?社長?にモヤモヤ。
今回は淡海先生の話で思いのほか重くて複雑。
お互いを想っていたのにすれ違うってキツイ。
死に別れるとすれ違っていることすらわからないから悲しい。
でも淡海先生はそうならずに済んでよかったです。
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前作同様、キャラクター小説ながらクドく無いのがよかった。
前半は、マスコミに店がバレたり変な記者に付き纏われたりで落ち着かない展開だったけれど
おばあちゃまたちを指導する海里の姿は、「イケメン俳優」ながらも真摯に舞台と向き合ってきたことがわかって応援したくなった。
ロイドのキャラクターにちょこちょこ癒される。
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漫画のようなサクサク読める小説。
今回は、海里の後輩が、お店を訪ねて来たために、芸能記者に後をつけられて、海里の居場所がバレる。そして、定食屋「ばんめし屋」が、記者たちに囲まれて、営業も外出もままならなくなった。海里は、出て行くことにしたが、夏神に止められる。記者たちに、今の現状を話、芸能界を引退したことを伝える。騒ぎは、収束し、たまに、ファンが定食を食べに来ることも。
また、常連の小説家、淡海五朗に頼まれて、海里は、お婆さん達の朗読劇の演出をすることに。
一生懸命なお婆さんたちで、アドバイスすると、練習も熱心ですし、格段に良くなる芝居…面白くやりがいを感じた。
今回の幽霊は、淡海五朗の亡くなった妹。無事、思いを遂げさせ、淡海と一体化したのかな。
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第二弾。
五十嵐が居場所がバレるが、誠実に対応してことなきを得る。
夏神さんも何か過去がありそうだが、まだ謎。
今回は淡海先生とその家族にまつわる話。
それにしても五十嵐の元マネージャーが失礼すぎでは!?
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1冊目から続けて読んでしまった。さくっと読めて、ほのぼので、でも胸アツなシーンもあって。
キャラクターが個性豊かで楽しい。
さくっと読書したいときに、これ以上なく最適な本です。
今作では海里の過去との決別、作家淡海さんの兄弟の絆に心打たれました。果たして夏神さんの過去とは…。気になるので次巻も楽しみです。
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2巻です。
今回は前作にも登場の小説家・淡海先生にまつわるお話
前巻も読みやすいのに色々と仕掛けがありましたが今巻も各キャラの掘り下げがあり満足でした
にしてもの鈴木商店のアイスに光中華とかリアルに懐かしいものがボロボロと出てきます。
岡本芦屋には土地勘があるのでものすごく親近感が湧きます。
芸能人グッバイ
芸能に限らず、記者ってほんとタチ悪いイメージだよね…まぁ、それを知りたいっていう一般人がいるから成り立っちゃうんだろうけど。海里くん、まじでお疲れ様でした💦正攻法で撃退できて良かったね!!
しかし、夏神さんにも何か秘密があるみたい。
それを、敢えて突っ込まずに待つ海里くんはさすがです。いつか、その誠意で夏神さんの心を解いていくのでしょうね。今後も楽しみ✨
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今回ますます面白くなっている。
海里の後輩俳優が店を訪れたことから、マスコミが嗅ぎ付け、大変な騒ぎになってしまう。
しかし夏神の温かく力強い言葉により、海里はしっかりと過去に向き合い、一歩を踏み出す。
後半は、前作少し登場した小説家の淡海先生の話し。
そしてまた幽霊。
幽霊と言っても怖い話しではなく、温かく優しさに溢れた話し。
夏神の過去にもちょこっと触れるが、詳細はまだ。
面白いのはロイドで、より存在感を増し、弾けてきた。
続きが楽しみ。
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何となくわかった気になって納得するタイトル「最後の晩ごはん」シリーズの2冊目ですね。裏の粗筋紹介文に書かれた「癒される泣けるお料理青春小説」は間違いではないけれど、どうみても普通ではないかなりファンタジー色が濃いぶっ飛んだ幻想小説でもありますので、そこは表向きにもう少しアピールすべきだと思いますしメガネの付喪神ロイド氏も堂々と表紙に描いてあげて欲しいですね。元気な劇団ばーさんず公演と作者の淡海さんの何故か冷やし中華が嫌いな理由に迫る「ばんめし屋」店主・夏神とイガこと海里とロイド氏の活躍に心癒されましたね。
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マスコミに海里の居場所がバレたり、素人のお婆さん劇団の朗読劇を指導したり、常連の小説家に憑いた少女の願いを叶えたり。後輩と海里のやり取りを始め青年たちが女の子っぽいけれど個性かなと思う。フリットや中華が美味しそうだし、悪気なく生意気で今時な海里と彼を見守る面々や少女との再会が温かくて心地好かった。
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最後の晩ごはん、2作目。
1作目でカイリがちょっと苦手だと思ったけど、今回過去のスキャンダルに自分でけじめをつけて、新しく料理人としての一歩を踏み出そうとしているところに成長を感じられてよかった。また、それを見守り、背中を押す夏神さんが素敵だった。その夏神さんも過去に何か傷がありそうで気になるところですが。
美味しいご飯と人情物は相性いいなぁ。このシリーズは今後も幽霊ネタで進んでいくのかな。続きも楽しみです。
この作品の舞台である芦屋~岡本はなじみの深い場所なので、知ってる場所やローカルネタが出てくるのが嬉しい。
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テレビドラマが始まって嬉しい。
夏神さんのイメージはドラマと違うけど、それはそれで楽しめる。
眼鏡が眼鏡をかけたいって、発想が面白い。眼鏡が話したり、人になったり、幽霊出てきたり、楽しい小説!
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1冊目で雰囲気に慣れたからか、
よりスルスルさくさくと読めました。
そして読み途中で本を置くのを渋りたくなる。
続きが気になる!
主人公が男前すぎました。
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世間から身を隠したまま…
ずっとこのまま行けるはずないよね?
と思っていたところにやはり事件発生!
よくやった!よくがんばった!と、主人公をほめてあげたい、もはや息子感覚。
彼はこのまま、料理人として生きて行くつもりなのでしょうか。
なんとなく、演じることへの熱意も捨てきれていない気もしますが…
この作品、出来上がった料理というより、調理している描写が生き生きとしてて良いというか、美味しそうです。
熱した鍋に、じゅわっとタレを入れるとか、中華鍋とお玉の動き、立ち上る湯気とか炎とか、目の前に浮かんできますね!
主人公の成長も楽しみ!
ばーさんずの気分です。
あのエピソード、良かった。
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最後の晩ごはん2
1巻の二人に
ロイド 眼鏡の付喪神
淡海五郎 元政治家の隠し子の小説家
定食屋の常連
が加わり 登場人物男性率お高め
芦屋の定食屋「ばんめし屋」は
日替わり定食のみ 夜のみ営業
元イケメン俳優はその人格からか
後輩からも慕われて
幽霊からも人気
今回は小説家の亡き妹の存在と気持ちを伝える
冷やし中華は 妹との思い出
イケメンと料理と幽霊のセットの小説かな
今回の定食は 酢豚 レシピあり
おまけは 中華コーンスープレシピ
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淡海先生とその妹さんのエピソード。
料理は冷やし中華と酢豚で夏の味。
今回は料理や芦屋の情景は少なめ。
私はこの本の料理や芦屋の情景が好きなのかと改めて気づき。
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一貫の物足りなさを補ってきた!
シリーズものは回を追うごとにキャラが深まるからいいですね。
個人的にはロイドと海里のやりとりが好きです。
海里のゴタゴタはひと段落ついて、作家先生が存在感出してきて、幽霊もちゃんと最後出てきて、シリーズの型が見えてきました
2023.8.28
141
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1巻目が読みやすかったので
続けてみることに。
主要キャラの性格と役割がわかったから
あとは毎回メインになる「お客様」ね。
私は店に現れる幽霊が
主になるのかと思っていたのですが
基本は生きている人間のほうで
何かしら問題を抱えていて
そこに幽霊が絡むのか。
今回は常連客の小説家先生。
ついでに主役の悩みもちょっと解決
…したら店長の過去の影が…?
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ハートフルな小説と思い読みだしたのだが、
意外な話が続き、最後はハートフルに着地
設定に違和感があったもののサブタイトル
が成り立つためには必要だったわけね
シリーズだけど、もう一冊読んでから継続
するかどーか決めよう(´・ω・`)
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第二弾。
幽霊が見えるという設定が結構生きているなぁ。
でもそこまでバレたなら、ロイドの事も公にしちゃえばいいのに。それとこれは別問題なんだろうか?不思議。
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夜だけ営業する<ばんめし屋>を舞台に、訳あり店主の夏神と元顔だけ俳優の店員海里と眼鏡の付喪神ロイドが、様々な客や幽霊たちを相手に頑張るシリーズ第二作。
これまで貸出中で借りられなかった第二作をようやく借りられた。
第二作なので海里の芸能界追放騒動の直後。海里の後輩・俳優の李英が<ばんめし屋>を訪ねてきたことからマスコミに嗅ぎつけられ、あっという間に店が囲まれてしまう。
このままでは店の営業にも支障が出てしまうと海里はこっそりと店から出ていこうとするが、師匠である夏神にズバッと言われてマスコミと正々堂々向き合うことにする。
個人的にはこの辺り、もう少しキチッと書いて欲しかったなと物足りなさがある。
海里はかつて自分が料理タレントとして楽な道に逃げている間、後輩の李英が地道に俳優として努力し実力を積み上げていることに気後れを感じていて余計に李英に対して先輩らしい去勢を張ってしまう。
心のどこかで芸能界への未練を感じつつも俳優としての実力の違いを李英に突きつけられて苦しく、マスコミに再び追い回されることによってその未練をきっぱり断ち切ろうとしている。
せっかくそういう海里の葛藤や心の中でのモヤモヤをキッチリ描いているのに、そこに向き合う一つの段階としての芸能界との離別は拍子抜けなくらいアッサリ描かれていた。
またそれでもしつこく付きまとう雑誌記者に対しても、常連客の作家・淡海の「魔法」によってアッサリと解決してしまう。
結局はこの後も海里は心の奥底で俳優としての自分に対する未練を抱えているわけで、第6作まで読んだ後に第2作を読んでみると、ここでキッチリ芸能界復帰への道を断ち切らないのは作家さんの意図しているところなのかなとも思う。
後半は作家・淡海の13年前に亡くなった妹の幽霊を巡る物語。
ここでようやくサブタイトルの意味が分かってくる。
そして付喪神ロイドの新たな能力もここで明らかになる。
更には夏神の過去の「訳」の影も見えてくる。
しかし現代は難しい世の中だ。名前をネットで検索しただけで、その人が見られたくない心の傷まで曝け出す。
物事を知りたいときに手軽に知るには便利だけど、抉り出してはいけないものまで知るのは複雑だ。
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最後の晩ごはんシリーズ第二弾。
今回はカイリの芸能界とのお別れ、夏神の秘密をちょろっと、淡海の生い立ちがメインとなってます。
これ以降、がっつりシリーズで書くんだろうなぁという含みを込めた内容。
夏神の『仲間を見捨てて生き残った男』は何を意味するのか?
ここら辺が軸になっていくのだと思われる。
次も読もう。
Posted by ブクログ
五十嵐海里を追いかけて芸能記者がお店に押しかけてきた。3か月も前に行方不明になった芸能人のところにそんなにたくさん記者が押し掛けてくるかな?でもまあ海里はここで過去と決別。淡海先生の出生の秘密は一昔前の政治家にありそうな話。夏神さんの過去はまだ明かされなかった、これから先いつ海里は教えてもらえるのかな。
Posted by ブクログ
後輩が訪れた事で、居場所が知れてしまった。
最後までしつこかった記者は、常連が追い払ったが…。
今回は幽霊なし? と思ったら、やってきました。
いや、見つけた、というべきでしょうか?
常連・小説家の背景がちらり、の前に
店主の過去もちらちら。
一体何があったのか気になりますが、それに対して
男前な発言。
外見と内面にぎゃっぷがありすぎます、本当に。
ある意味、全員の過去がちらり、という状態でした。
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『最後の晩ごはん』続編。というか次も出てるのでシリーズ第2弾。
前作でチラッと出てきた淡海先生の過去にまつわるお話。今回も店に現れた幽霊の願いを叶えるために、海里と夏神(+ロイド)が腕をふるう。
最初チャラいだけに見えた海里が、過去の事件と真正面から向き合い、成長していく姿がすがすがしい。夏神さんの無骨な優しさもいいし。ロイドはだんだん何でもありな感じになってきたけど。
何より地元出身者としては、ローカルな話題が楽しい。まさか芦屋のルナ・ホールまで登場するとは。それだけで2割増ぐらいの楽しさがあるかも。
結局夏神さんの過去は持ち越しの形。次作では語られるかな。