椹野道流のレビュー一覧
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ネタバレシリーズ第12弾。
相変わらずの迷える子羊たちと、ちょっとズレつつも、"最年長者として"見守り続けるメガネ。
アンリ・シャルパンティエのお菓子が食べたくなっちゃった…
は、置いといて。
作家としての業と覚悟を語る、淡海五朗(おうみ ごろう)
取材で人を傷つけてしまうこともある。
しかし、必ず作品として昇華する、それが作家としての覚悟。
女優として、母として、悲しいことも乗り越えてきた、倉持悠子(くらもち ゆうこ)。
自分の手で選択してきた道だから、今立っている場所に誇りを持ちたい。
海里が元所属していたプロダクションの社長・大倉美和(おおくら みわ)は、口は悪いが心配 -
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ネタバレ今回も悪人は登場せず、ほんわかと優しい気持ちで読み終わりました。なぞの穴あきカードとオルガニートの組み合わせなど、いろんなことがちょっと出来過ぎ?という感じもあるけど、突然亡くなってしまった若者が「なくなったと思っていたものが全部帰ってきて、寂しくなくなった」と結果的に自分の死を受け入れることができたのは悲しいけれど良かった。ドーナツ誰か作ってくれないかなー。
毎日食事を作る身としては、料理にいつも惜しまない愛情と手間をかけられる夏神さんがうらやましいです。
あと、ロイドが「別れが悲しければ悲しいほど、その方と幸せな時間を過ごしたということになりましょう?大切な方との出会いは幸せ、その方との別 -
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ネタバレ夏神の料理の師匠、船倉の急死を受けて、夏神、海里、ロイドが一日限り師匠の洋食店を開いて常連客をもてなすことで師匠の思いを遂げようとするお話。夏神が師匠を慕う思い、海里が夏神に寄り添いたいという思いが丁寧に描かれていて、なんだか胸がいっぱいになった。
夏神がどんな経緯で船倉の弟子になり、どんな思いで定食屋『ばんめし屋』を開いたのか。このシリーズを読みながらなんとなく気になっていたこともだんだん明らかになってきて、なんだかいいお話だなあと思った。料理を通して人と人のつながりや、傷ついた心の回復を描いているのかなあと思った。相手を思いやったおいしい料理は人を幸せにしてくれるよね。毎日料理を作る身とし -
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ネタバレ「最後の晩ごはん」シリーズ、第11作目。
毎回面白く読んでいるが、夏神さんの過去の心残りが解決してからは、正直、少し緊張と謎への興味が薄れた気がしていた。
良い意味で気が抜けたというか?
しかし、それも必要な平穏だったということが今回の話を読むと分かる。
ちょっとプレリュード的であった10作目を引き継いで、いよいよ平和な日々に波を立てるべく、一石が投じられる。
海里のプライベートと並行して、今回は幽霊の件も短編ではなく長編として描かれ、いつもと違う試み。
そして、読みやすさの理由はやはり、巧みな心理描写だと思う。
心に響く言葉もあちこちにちりばめられている。
“家長”夏神さんと住み込み弟子の海