あらすじ
兵庫県芦屋市。
雨の夜、定食屋「ばんめし屋」を訪れた珍客は、青年の幽霊・塚本だった。
元俳優で店員の海里は、店長の夏神たちと事情を聞くことに。
なぜか今までのどの幽霊よりも意思疎通できるものの、
塚本は「この世に未練などない」と言い切る。
けれど成仏できなければ、悪霊になってしまいかねない。
困惑する海里たちだが、彼ら自身にも、
過去と向き合う瞬間が訪れて……。
優しい涙がとまらない、お料理青春小説第8弾!
感情タグBEST3
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今回のお客さんは未練がわからない…とは…?となりながら境遇に胸が詰まり心を寄せようとする海里の優しさと家族と過去に向き合おうとする勇気と真面目さに背中を押された。
巻を重ねるごとに登場人物の新たな面や成長が見られて心地いい。文章が読みやすくてするする頭に入って行く
Posted by ブクログ
シリーズ進むにつれて、幽霊要素いる……?
などと思ってしまってたけど、本巻読んだら
自分でもびっくりするくらい泣いてしまった
この世に何も未練がないと言っていた幽霊の塚本くんの
エピソード、すごく悲しかった。
なんでだろ……
夏神さんの話も少し進んでます。
いいひとしかおらん……
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前述の通り、数年ぶりに再熱した読書やけど、読みかけてたシリーズものは
「どこまで読んだっけ?」
状態。
この話も、なんとなく読んだような気がするけど、再読でもいいや、と、思って借りた。
案の定再読やったけど、めちゃくちゃ面白かった…。
先日読んだ「ハケン飯友」は、前半部分(の地文)が
「妙にコマギレ文章やな?」
と、思ったけれど、やっぱりこの話はコマギレ感はなかった。あの話は対象の読者がお若いのかな?
それにしても面白かった…。奈津さんの過去の話は半泣きになったし、最後のマカロニサラダと塚本くんのエピソードもやっぱり半泣きになったし、夏神さんのエンディングもよかった…。
他者が、奈津さん、塚本くん、夏神さんへ向ける好意がわたしの涙腺を刺激するんやなと思った。
著者の表現するこういった間接的な好意がとても好き。押しつけがましくなくて、くどくなくて、でも、わたしのなかの柔らかいところをぐぐっと抉ってくるね。
海里くんはどんどん料理がうまくなるね。すごいなあ。ガパオ的ライスもおいしそう。あるもので何とかする、というのができる時点でかなりの料理上手やで。
次作も読んでるような気がするけど、とりあえずまた予約した。
面白い。読書を再開するなら著者のシリーズで、て思ってたけど、思ってた以上に面白くて加速度級に読書が最熱してる。楽しい。
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?久しぶりのお客さん
?心の旅
?心を包む
?旅の仲間
?見えないけれど、そこにあるもの
、わだかまりも解けてきた海里がこれまでなかなか聞けなかった家族の本音を聞くシーンは、誰しも何らかジーンとくるものがあるように思う。私ももっと母に思いを聞いておけば良かったと思うし、身近だからこそ話して分かり合いたいと思った。
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夏神さんがさぁ…性癖に刺さりすぎてさぁ…。
身体デカくてゴツくてワイルド系イケメンなのに、すぐカミソリ負けする柔肌で繊細で泣き虫で寂しがり屋ででもケンカ強いとかホント可愛すぎて…夏神さんがヒロインって事で良いよねもう…
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仲直りしてからの五十嵐兄弟、ぎこちない距離だけど読んでて良いよね〜
印象になった言葉
『ちょっと味は違うんですけど、でも、懐かしい。あの日の嬉しかった思い出が、戻ってきました』
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登場人物がそれぞれ抱えている悩みが良い形で終結して、じんわり嬉しくなった。
幽霊の彼の特別なマカロニサラダのようなものをみな持って生きているんだろうな。
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今回は、養護施設出身の幽霊、塚本が登場。
「ばんめし屋」の近くで、4日前に交通事故で亡くなったが、しばらく自分が幽霊だときがつかなかった。
「ばんめし屋」に、来た時に、やりたい事、食べたい物など、この世に未練はないか聞いても、無いと答える塚本。何度もやって来ても、どーしても思いつかない。
その間、小説家の淡海は、幽霊の塚本に取材し、海里にも取材。
海里は、淡海の取材を受けて、母に、自分が家を出て俳優を目指した時の思いや、その後など、自分に対する思いを聞く。兄と自分の名前の由来も。ある意味、親の思い通りに育った兄弟です。なかなか泣けます。
海里は、奈津にも話しを聞きたいと思っていたら、ばんめし屋に来てくれた。その時、塚本もいて、養護施設で育った気持ちなどを聞く。奈津は、回りにいじめられたりもしたが、獣医になると目標を持って頑張って来た。
それを聞いて、塚本は、施設で育っても頑張れるやつもいるけど、俺は頑張れないんだよ!と、怒って姿を消す。
塚本を心配して、海里は毎日探すが、見つからず。
数日後、塚本は定食屋に現れ、先日の事を詫びる。
そして、マカロニサラダを見て、昔を思い出し、ミカンの缶詰入りのマカロニサラダの思い出を語る。海里は、ミカンの缶詰入りマカロニサラダを作り、塚本はそれを食べて、成仏する。
それと並行して、夏神は、昔の彼女の両親に手紙を送り続ける。しかし、何度も拒否され、かつ、弁護士が来て、2度と手紙を送らないよう誓約書を書く。その弁護士に、なぜ手紙を送るのか聞かれ、理由を話すと、弁護士から封筒を渡された。そこには、彼女のお墓の場所が書かれてあった。後日、無事にお墓参りをすることが出来た。
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この世に未練がない幽霊さんと、ばんめしやのみんなとのお話。児童養護施設で育ったなつさんも関わって…
最後、悲しさとあたたかさとでうるっと来ました。
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今回は結構泣けました。
淡海先生が海里をモデルに執筆している小説の取材で、家族の気持ちを知りたいと言う。
芸能界で活躍している姿だけでなく、スキャンダルまみれになった息子の姿を見たとき、何を考え、どんな行動をとるのか。
この取材をきっかけに、海里はまたしっかり過去と向き合い、母親から今まで聞いたことのない話しを聞くことになる。
家族って近い存在だからこそ、きちんと気持ちを聞かないと分からない事も多いんだと思う。
また夏神さんの過去も、大きな進展がある。
こちらも涙涙…
盛りだくさんだったなー
海里くんが、お母さんにぶっちゃけ話を聞いたり、夏神さんの「彼女」の件がやっと(そして大胆に)動いたり。なんか、色々と良かったです。
海里くんは、本人も良い子だけど、お兄ちゃんもお母さんも、そしてお父さんもたいへん素敵な人達だね✨
他にも奈津さんのエピソードや、これまでとは違うパターンの幽霊・塚本くんのエピソードなど、盛り沢山でした!
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バイク事故で亡くなって彷徨い、ばんめし屋に現れた塚本くん。自分の未練が何かわからない彼のために海里が奔走する。施設育ちという理由で大人からの差別や偏見、子供ならではの残酷な言葉、奈都への海里のお母さんの愛情溢れる言葉に泣きそうになった。海里も淡海先生の小説のためのインタビューをきっかけに両親、兄の自分への思いを聞いてよかった。夏神さん、彼女のお墓参りに行って一歩進めたのね。
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奈津さんとお母さんの話はヤバいー。
ホント泣く。
メイン処の幽霊はそんなんでも無かったけど、夏神さんも結果的に良かった・・・!!
ハッピーな巻でした。
Posted by ブクログ
今回のお話もよかったなあ。シリーズ初めの頃の人間関係の緊張がほぐれてきて、お互いに遠慮なくおせっかいができるようになっている感じが温かく感じる。死んでしまっても未練はないと言いつつ成仏できない青年を放っておけない3人の優しさが嬉しいし、心にしみる。ミカン缶入りのマカロニサラダ、確かに子どものころ食べたなあ。音と味と匂いは古い記憶を呼び戻す、という話が印象的。心が温かくなる思い出を音と味と匂いでたくさん家族に残してあげたいなあと思った。
Posted by ブクログ
最後の晩ごはん、8作目。表紙、新キャラかと思ったらロイド?見た目はじじい、中身は子供なロイドが可愛いので、もっとじじいの外見でいいのに!
ここ数巻は舞台がばんめし屋を離れていたけど、今回はばんめし屋に幽霊がやってくるという初期のパターンに戻っていて、よかった。やはり夏神さんがいて海里とロイドがいるばんめし屋が好きです。
今回は、海里の母の愛と、夏神さんの長年の想いが報われたところに泣かされた。すべてが思い通りというわけではなかったけど、香苗さんの両親も最大限の歩み寄りをしてくれたんだと思う。夏神さんよかったなぁ…としみじみ泣いた。
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本作では、2回泣かされそうになりました。
最後のほうに書かれているように
食べ物の記憶は、それを食べた当時の
聴覚や資格や触覚、おおよそ五感のすべての
記憶とつながり、時に呼び醒ましてくれるもの。
亡父が作ってくれた油ギトギトの炒飯。
亡母が「味噌だき」と呼んでいた
豚肉と白菜の味噌味の鍋料理。
この数年間に亡くした両親の思い出も
食べ物から思い起こされる。
今回のキーになるマカロニサラダ。
うちも亡母が同じ作り方をしていた時期がある。
保育所の給食調理の仕事に
長年たずさわっていたからかもしれない。
夏神が前に進めたこと、それが何よりも嬉しい。
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シリーズ第8弾。今回は、何が心残りで幽霊になってしまったのか分からないという青年幽霊 塚本君のお話。
赤ん坊の頃から施設で過ごし、いい事なんて何もなかったと言う塚本君に対し、本人すら忘れている夢の手掛かりを真剣に探す海里たち。
このシリーズ、海里や夏神さんはもちろん、脇を固める人たちも本当に好い人ばかりで、読んでいてホッとする。
そして、そんな周りの人たちの影響もあり、目を背けていた自分の過去と向き合うようになった海里と夏神さん。
自暴自棄になった末に、自分を見つめ直し成長してきた2人。悩んだり後悔したり、苦しんだりしながら、ようやく報われた夏神さんに思わずもらい泣きしそうになった。
今回の缶みかん入りマカロニサラダ、そう言えば昔給食とか食べたことあったなーと懐かしく思い出した。確かに昔食べた物の記憶は、忘れていた記憶を呼び起こすのかも知れない。
ちなみに、我が家のマカロニサラダにはリンゴが入っていたけど。
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最後の晩ごはんシリーズ、第8弾。
旧友に久しぶりに会うような気持ちで読めるキャラクターたち。
幽霊のお客様は、自分では人生に何も心残りはない、何事にも執着しないで生きてきたから、失って惜しいものなどない、なぜ成仏できないのだろう…と悩む。
自分の知らないところで動いていた家族の気持ち。
自分と同じように、失った人を悼んでいた誰かの気持ち。
心の奥深くしまわれていた、自分でも忘れていた思い。
そんなものに気づいていく。
過去に何も悔いを持たない人はいないと思う。
けれど…
起きてしまった事は変えられないけれど、過去を読み解いていけば、今の何かが変わるかもしれない。
――プロローグ
海里の兄嫁、五十嵐奈津は獣医さん。
ある日連れてこられた捨て猫に、自分の過去を重ねてしまう。
一章 久しぶりのお客さん
梅雨時の雨続きで、「ばんめし屋」は閑古鳥が鳴いている。
そこへ、やけにはっきり見える青年が、戸をすり抜けて入ってきた。
二章 心の旅
小説家の淡海は、海里をモデルに小説を書いている。
出来上がったところまで読んで感想を聞かせてほしい、と海里は淡海の自宅に招かれる。
その内容にショックを受ける海里だが、更に作品の厚みを出すために聞かせてほしい事がある、という依頼に戸惑う。
三章 心を包む
意を決して実家を訪れた海里。
子供のころからわだかまっていた気持ちを母に吐露する。
一方、その留守、夏神の元には弁護士が訪れていた。
四章 旅の仲間
同じ生い立ちでも、生きる姿勢が正反対だった。
生き方が悪かったから、こんな結果に…?
自分の人生をそう振り返るのはつらい。
五章 見えないけれどそこにあるもの
たとえ消えるとしても、たとえ消えたとしても、生きてきたこと、生まれてきたことを肯定したい。
――エピローグ
缶みかん入りのマカロニサラダ、チープで懐かしい昭和の味。
私も給食で食べたかもしれない。
うどんみたいに柔らかいスパゲティのサラダでした。
―――――――――――――
みんながつらいときにも、ロイドの一言が癒しをくれます。
人間の心の機微もわかるようになってきたのでは?
眼鏡のくせに(笑)
海里の成長も嬉しい!
ランチデートか~、お母さん、羨ましいな。
夏神さんも、本当に良かったです。
Posted by ブクログ
【収録作品】プロローグ/一章 久しぶりのお客さん/二章 心の旅/三章 心を包む/四章 旅の仲間/五章 見えないけれど、そこにあるもの/エピローグ
それぞれが過去を振り返り、今の立ち位置を確かめる話。挫折してからどう立ち直るかが大切だと、軽い語り口で伝えてくれる。
Posted by ブクログ
シリーズ8作目。前回の感想で、大の大人の男が簡単に泣いたり赤裸々に本心を吐露しまくるのはいかがなものか…と書いたし今でもそう思うけど、今回はもう泣いて良し!夏神さん、積年の艱難辛苦がようやく報われました。おめでとう。思わずもらい泣き…ぐすぐす。明朗で優しい海里と天真爛漫なロイドの存在が、夏神にとってどれだけ救いになっただろう。奈津さんも生まれの不幸を乗り越えて素敵な家族を持つに至ったし、世の中捨てたもんじゃないなぁと思わせてくれる物語でした。シリーズがまだまだ続きますように。
Posted by ブクログ
ロイド、グッジョブ( ^∀^)!
君の「おでかけしたい病」発動のおかげで
二泊三日の京都社員旅行が実現したよ。
7巻目ともなるともう
別に事件起こらんくっても
こういうキャラの日常読むだけで
和めるようになるんだなぁ。
とはいえ、後半はきっちり、ひと騒動。
後輩の頼みで動員された遺品の片づけから
飼い猫の幽霊をくっつけて帰ってきちゃった。
なんとか亡くなった飼い主に会わせてあげたいと
奮闘する面々ですが。
オルガニートという
手回しオルゴールが出てくるのですが
パンチで開けた穴が楽譜になる
レトロでかわいい楽器。
音色もきっとやさしいのでしょうね。
Posted by ブクログ
奈津のお話が良かったです。
あと、夏神の過去への向き合いも一旦前に進むということで
一気読みして鮮度が落ちたからこのシリーズの続き読むのは少し先にしよう
2023.9.17
160
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段々こじらせた過去が解きほどかれるペースが
早くなってきている
芸能人の自分をどのように見ていたか
無くした恋人への墓参が叶うのか
何が心残りで成仏できないか分からない幽霊
盛り込み過ぎ (´・ω・`)
Posted by ブクログ
夜だけ営業の定食屋〈ばんめし屋〉を舞台にした、ちょっと不思議でほんわかする物語シリーズ第八作。
今回は塚本という青年の幽霊をメインに、シリーズの本来の形に路線を戻して展開する。
塚本はこれまでの幽霊たちとは違い姿もはっきりしているし、普通に会話も出来る。
彼はこの世に未練などないと言い切り成仏したがっているのだが、なら何故いまだにさ迷っているのか。
久しぶりの奈津登場。
暗い出自とは裏腹に前向きでサバサバした気持ちの良い彼女だが、やはり心に抱えているものはあるようだ。
同時に海里自身もずっと抱えていた、母親に対する鬱屈した思いがあって、それが今回少し晴れたのは良かった。
それにしても一憲・海里兄弟は正に「名は体を表す」だ。
また店長・夏神の過去との決着にも新しい展開がある。夏神の亡くなった彼女の両親の思いにも感心。
そして年齢のわりに無邪気な付喪神ロイドの存在にも救われる。
このトリオは良いバランスで心地好い。
前作では俳優業への未練を覗かせていた海里だが、今作では〈ばんめし屋〉の新たなメニュー開発に意欲的。
やはり〈ばんめし屋〉での海里を見ていたいなぁ。
淡海先生の、海里をモデルにした小説の完成も楽しみ。
しかしイラストがくにみつさんに変わって、キャラクターたちが随分若返ったような。
Posted by ブクログ
未練がわからない施設育ちの青年幽霊を案じる海里が自身がモデルの淡海の原稿を読み、いつも根本的に海里より兄の味方だったと母に怖ず怖ずと告げたり、施設育ちの奈津と海里母の絆等、家族間が解かれる。手紙を送り続ける夏神の一方的さも解かれて、七夕飾りの願い事が一途すぎて可愛い。快活で軽快な会話が楽しくて魅力。
Posted by ブクログ
雨の夜に訪れた幽霊は、死んで間もない事から
存在がかなりくっきりとしていた。
最初に出てきて、それからほとんどいるだけ。
さくっと出てきたというのに、未練が分からず
日常生活が進みます。
小説家の先生が書いていた、モデルにした~が
結構な量になってきた、というのと、それによって
置いておかれた過去が分かってきます。
結局、言わないと分からないだろうな、というのは
誰しも当然、ですが、行動も起こさなければ
さっぱり、という状態。
今回は義姉と境遇が同じという幽霊によって
今まで抱えてきた過去が語られていきます。
偏見はどこにでもあるし、どうしようもないし
けれど疑った目で見るのはどうだろう? だし。
結局、導くのは、周囲にいる大人、です。
Posted by ブクログ
気が付いたら発売してた!
登場人物のイラストが載ってるですが、
「奈津」さんってこんな感じだったんだ。
人物に分けて感想を書くぉ!
「五十嵐奈津」
「奈津」さんって施設っ子だったんですよね。
つか、
今までそういう人に会ったことないけど、
やっぱり差別にいじめって普通にあるもんですか施設っ子って。
親はいればいいってもんじゃないけどね。
つか、
義理の母、つまり「海里」君や「一憲」君の母親に怒られたエピソードは泣けた!
つか、
「特権」ですね、確かに!
こんな嫁姑ばっかりだったら世界は平和だ!
「五十嵐海里」
過去の話しを親に聞きに行く!
当時の母親の気持ちやら、
「海里」って名前の由来なんかもでてきて、
ちょっと涙でそうでした。
ただ、
「一憲」ってのはどうなの?
ちょっとこじつけすぎない?
つか、
同じく「一憲」のプロポーズの言葉気になるよね!
「夏神留二」
懺悔の気持ちでいいのかな?
死んだ恋人の両親に手紙を出して出して出してたら、
弁護士が来た!
もう、
手紙を送るなって!
でも、
手紙を出したお陰で「お墓」の場所を教えてもらえることになる。
安直に、
ご両親と仲直りなんかしておめでとう!
と、
いう展開だけは避けて欲しかっただけにありなエピソードでした。
ノーミスな人生なんてあり得ませんが、
ノーミスで生きていきたいですな。
そして、
ミスっちゃってもやり直しが効く世界であって欲しいと願うね。
「男の幽霊・塚本健」
最初ははっきり目に見えるくらいの新鮮な幽霊でした。
死んであの世に逝かず、
この世に居るってことは未練があるはずなんですが、
なにもない。。。
なにもない。。。
なにもない。。。
そういう幽霊っていてもいいんじゃないかな?
と、
思ってたけど、
ひょんなことからみかん?マカロニ?クソ!
って、
いうレベルのどうでもいいエピソードで解決を図りやがったな!
回収できなくなって適当にまとめやがったな!
と、
いう感じがしたんでここだけ微妙というか残念。
最近の草食系男子とか、
絶食系男子とか悟り世代って言われる人って死んだら幽霊にならなさそう。
この世に未練とかありますか?
と、
聞きたい。
次は、
改めて「海里」x「一憲」ですかね?