椹野道流のレビュー一覧
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シリーズ5作目。
夏神さんの師匠がお店を閉店すると連絡があり、急遽、訪れる事に。海里は師匠の師匠なので大師匠だと緊張するが、師匠は夏神が海里に気を許してるので、これからもよろしく、と言う。久しぶりの再会で満足した夏神が最終日に手伝う事を約束して戻るが、その後道端で倒れた師匠が亡くなった事を知り、海里が今まで見た事がないほど動揺する夏神。
なんとか海里の兄や兄の友人を頼ってお葬式を出したが片付けるために店を訪れたら幽霊になった師匠が居て、、、。
夏神のルーツがだいぶ分かってきました。鷹揚に構えているようでも芯は弱くある意味海里の方が強い。
最後に店でみんなに食べてもらったあと、まだ成仏しない師匠は夏神を本当に心配していたんだなと。
卒業試験で作ったオムレツライスとチャーハンが美味しそうでした。そして、夏神を支えてくれる海里の存在を知って海里の強さに触れて夏神の事を托したんだと思う。
益々ちょっと気の弱い攻め×元気な受けで想像したくなるよっ! -
Posted by ブクログ
母の故郷にある博物館に見学に来ただけだったのに
気がつけば過去の土地に。
そしてのっけから、疑われて牢屋に。
しかも呼びだしたのが…な人物なので
一応衣食住には困らない?
嫌疑をかけられて東奔西走させられる人達。
期限は非常に短く、次の日まで。
死体が綺麗な状態で残っていてよかった、というべきか
そこの辺りはとんとんと進んでる、と評すべきか。
時間がない、というのもあって
流れるように進んでいきます。
ところで、姫王子って本当にあった習慣なのか、が
ちょっと気になります。
この本だけ、の話ならば…それはいつか
話として上がってくる、という事で?
そして題名。
どう考えても…最後の落ちが、それ、な気がします。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【ネタバレあります】
今までも何となくそれなりの問題?があった4人だけど、今回はそのうちの2人に大変な出来事が!
最初に茨木がトルコで消息不明になります。
テロで爆発したバスで毎朝通っていたはずなので、巻き込まれた可能性が高い、と。全然連絡が取れなくて、京橋先生はすぐにでも現地に行きたかったけれど、身内でもなんでもない立場ではどうすることもできずにただ待つだけという。
最初は、ああ、ネタがつきちゃったのかな?と思ったけど、その後の二人をめぐる楢崎の価値観とかが、この後に起こるまんじの急病でいろいろ変わって行くわけです。
まんじは、机の角に頭をぶつけたけど平気~とへらへらしているので楢崎もそうかとそのまま寝てしまうのだけど、夜中に異様な物音で起きてみたらトイレで吐いた状態で意識を失っているまんじをみつけて、医者としてそれなりに冷静に対応して救急搬送したけど、翌朝、そのことを知った京橋の目からみて憔悴しきった楢崎の姿があって。
それまで、まんじはあくまでも恋人ではなく身体の関係もある同居人、の体を崩さなかった楢崎に心境の変化が訪れて。
もちろん、無駄にプライドの高い楢崎が素直に気持ちを言い表すわけでは無く、最大の譲歩的なセリフが「来年も同じように一緒に桜を観よう」
「それまで何があっても自分から家を出て行くことは許さない」という、上から目線の命令だったのだけど、まんじにとっては、それだけで十分すぎるセリフで。
読んでいてこっちまでジーンときました。
ジーンときたと言えば、トルコから戻って来てしばらくした後に、ちょっと甘いものを食べたいね、といって漁った冷凍庫で見つけたアイスクリームが、実は茨木が行方不明で何も食べられなかった京橋が当時せめてアイスクリームくらいなら食べられるかな、って買ってきたものだった、そしてそれを今茨木が見つけて救って食べさせてくれてる、そんななんでもない幸せに涙するシーンでは私までもらい泣きしました。
はっきりいって、こういうザ・事件です!的なのはどうかな?って思っていたけど、こういう非日常な出来事を通して人間関係って成長して構築されていくのかもしれないな、って思いました。 -
Posted by ブクログ
やっぱり椹野先生の作品はツボる。
医療系学生とネクロマンサー系の融合とかもはや私のドストライクな気がする。
医療事故から悪魔と契約して心が読めるようになったが医者を辞めてソウル・リーダーとしてバーの一角で客商売する攻めと、理学療法士の専門学校でひたすら頑張る受けと。
バーのマスターもいい人で、バイトを紹介してくれた友達もいい人で、何気に悪魔が面白くてぐいぐい引き込まれて読んでしまった。
人との心の接触を絶った攻めが、受けの一生懸命さに次第に心が解かされかけて。
でも自分に関わり未来を暗くさせてくなくて拒絶するため葛藤したり。
元来持っているまっとうな医師の情熱が見え隠れしたりとても色濃い人物描写です。
終わりで「僕を生きる理由にして」と心だけじゃなく身体で一つになりたいという受けを愛する攻めはやっぱり命を大切にするちゃんとした医師なんだなぁと。
読めば読むほど深い設定や描写だと思います。
続きがありそうだけど、先生はいろんな作品を同時進行してるからいつなのかしら。。。。
楽しみです! -
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梅枝がいい意味で期待を裏切ってくれて、こんな攻めなかなかいないのではないかと。
チャラい雰囲気なのに、言葉が軽そうなのに、有言実行。
気遣いが出来て、好きだということを嘘つかないで。
でも、最後の他の人との疑似デートはいただけないなぁ!でも、そこで土下座で来たり、案外必死な態度が可愛かったり。
福島君も最初の毛を逆立てた状態から徐々にごろごろ言いそうになる自分を戒めたり。
不器用な二人が一生懸命転がる姿が可愛かったです!
前作の加島さん、カレーの芹沢君、いばきょーの茨木さんにまんちーのまんじと先生までも出てきて、椹野ファンにはによによしちゃう感じでした!
ホント先生の話のリンク具合にいつも悶えます。 -
Posted by ブクログ
宮内さん目当てで購入し、やっぱり「空蜘蛛」が一番好みだったし、この短さの中で、物語と人物描写のみならず細かな部分(音楽や服装等々)も「抜かりなし」で満足。
影響されて、しばらくパッサカリアばかり聴いてしまった。
アンソロジーゆえ、他4人の、今まで読んだことがないラノベ系作家さんの作品に触れられたことも良かった。失礼ながら、どなたも存じ上げなかったし、好みはあるものの、購入して損はなかった。(アンソロジー集は、半分以上の作品を気に入らないと、失敗したと思う)
他作品では、椹野さんの軽めの探偵ものが特に気に入った。舞台がイギリスなのも好み。貴族探偵エドワードシリーズを読みたくなった。