あらすじ
養父である魔法使いの師匠を亡くしたカレルは、ひとりぼっちの寂しさに耐えかね、傍にいてくれる使役を創ろうとする。しかし、現れたのは寝惚けたような全裸の男! 主従契約は交わしたものの、スヴェインと名乗った彼は使役らしからぬ態度でカレルに触れてくる。ご主人様であるカレルを「可愛い」と言い張るのには戸惑うけれど、その温もりに抱かれて眠るのは心地良くて……。
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魔法使いと使役者のお話
ウノハナ先生の絵に惹かれて読みました。お話と雰囲気とよくあっていました。
親から売られて魔法使いの弟子になったカイルが、寂しさから使役出来る精霊を召喚しようとするのが始まり。
いろいろ手伝いをさせようと、下っ端の精霊をよんだはずが、そこそこの年齢の男性が出現して大混乱。
何事も思い込みや勘違いは起こるもの。それをどうリカバリーしていくか、がポイント。
Posted by ブクログ
BLでのファンタジーはNGなので、これは完全なる作家買い。
読みやすく、心地いいお話を書く方なので期待通りで満足。
淋しい魔法使いの弟子と使役(?)の関係。
ほどよい加減の魔法使いの扱いが、しらけずにBLとして楽しめる。
孤独に耐え、頑張って魔法使いとして生きていこうとする姿はいじらしくて可愛いです。
使役だと思ってた彼が実は!ってのも、なんとなく予測できたとしても、萌させてくれます。
Posted by ブクログ
とにかく可愛い。その一言につきる。主人公の生い立ちがさらっと書かれているけれど、意外とヘビー。ただそれを感じさせない健気で頑張り屋さんな主人公が愛らしい。攻めじゃないけど、ほんと可愛くて可愛くてしょうがない。攻めも受け(主人公)に一途で読んでいて安心。まさかの攻めのスペックの高さに最後笑った。兄弟子の話も気になるので続きを期待。
素材はいいと思うけれど、どれも中途半端という感じがして
読後は物足りなさを感じてしまいました。
主人公(受)の生い立ちは切ないけれど、その切なさとか
不憫さがあまり伝わってこないというか…文面のせいかな。
会話が多く進む話は感情移入がしにくくて私には軽すぎたようです。
サラッと頭を使いたくない時に読むのはいいかも。
Posted by ブクログ
魔法遣いの弟子のカレルは、師匠が亡くなってしまい一人ぼっちになってしまう。寂しさから魔法で使役を作ろうとするが、書いてある本が難解で読めない部分もあるまま行ってしまう。その結果、自分が考えているよりずっと人間っぽい姿の男が現れ?
Posted by ブクログ
★3.7
やっぱりスヴェインはカレルが作った使役ではないよね(笑)名前があった時点であれ?とは思ってたけど、まさか大地の大精霊とは。そんな人?とそういう仲になるなんて…不思議ファンタジー(笑)なんか、BLっぽくないというか別にBLでなくても成立する感じでした。あとがきにもあった通り、ほっこりするお話で読んでて楽しかった〜^^ファンタジーもやっぱいいー☆ロテールに関しては、特に興味をそそられなかったので、次回があるならそっちじゃなくメイン二人のお話をもっと読みたい!しかし…彼は受けになるんだろうか…(笑)
Posted by ブクログ
魔法使いアレッサンドロに買われて弟子にされたカレルはまだ半人前の魔法使い。
ローズマリーの葉っぱを半日かけて扱き取ったり地道な作業に明け暮れている。
年老いた魔法使いとの生活だから話すことも限られていて、最初に話したした相手は魚とか。。。そんな日々。
しかし、ある日突然アレッサンドロが亡くなってしまう。兄弟子のロテールも自分の家へ帰ってしまうと一人きりになった寂しさに耐えられずに師匠の帳面を見て精霊の使役を作ろうと思い立ち、材料を揃え、たどたどしい呪文で呼びだした使役は全裸の美しい男スヴェインだった。
少し言葉の理解に語弊はあるが一人きりの生活から一変して誰かが隣にいてくれる暮らしに次第に気持ちに変化が出てきて。
ファンタジーですね、可愛らしいお話♪~