ふわふわさんのレビュー一覧

主人公の受けは社畜であった前世で疲労からくるふらつきで川に落ち意識を取り戻したところ転生したことを自覚する。
しかしその後ほとんど悪役たる所以の描き込みがないので受けの葛藤(それすらも薄いけど)が全く伝わってこない。

転生後の記憶が曖昧という設定のため読者には受けの変化がわからないうちに攻めが急に意識し出すので唐突感が半端ない。

これから受けの葛藤が…と思えば簡単に両思いになっていて体を繋げ、親や妹との関係、まだまだ解決しなきゃであろう諸々も閨の中の攻めの「後で考えよう」の一言でめでたしめでたし…。

呆気に取られました。

最後は幸せになりますが攻めが7年前に受けを拒否したことにはじまり、これでもかと襲い掛かる受けへの試練の数々。
甘くなるまでの受けの不憫さが長すぎて…。

この作家さんの西の砦(このお話と関連はありませんが世界観が似ている)のお話は大好きです。

試し読みでなかなか良さそうだったので購入したのですが、すごい残念。

一文一文が短くて細切れ。
〜する。〜だ。〜である。〜だった。
なのでいい場面に差し掛かってるのに情緒に欠けて物語に引き込まれない。
受けも攻めも言動と性格がなんとも一致してなくて、最後まで違和感。文章のせいだと思う。

国を揺るがす問題が度々あるけれど、その都度受けの閃きで簡単に解決。なので登場人物が出てきては直ぐ引っ込んでしまって薄っぺらく感想にも残らない。
冒頭、登場人物のイラストがあったけど別にほとんど意味はない。

これはWEB小説だったのかな？
だとしたらあの短文構成も納得。
全てが悪いとは言わないけど、読書好きな...続きを読む人が読んだらつまらないと思う。
辛口だけどごめんなさい。

続きがでたことに感激です。
空良の姉の登場でどのようにお話が進むのかと思いましたが、やはり野原先生は素晴らしい。
読後の感想をまとめられずうまく伝えられないのですが、人間って強かで愚かだけどあたたかい。そう思わされた巻でした。

高虎の空良への変わらない深い愛情。
高虎の姉に対する思いも大いに共感。

また読み返したいです。

まだまだ解決されない問題が山積み…ですが、一旦お休みと言ったところ。読み応えあります。
主人公の受、攻、ともに辛い過去がありこれからも出てくるであろう困難も2人で乗り越えて行くのではないかと思わせられます。
新しく王になった王子にも支えてくれる人が現れるのでしょうか？
早く続きが読んでみたいです。

特殊な性愛でその特殊さ故に苦手な人もいるかも。
自分は攻めの愛情がとても深いのでこう言った愛のかたちもありなんだなと納得して読めました。
この作者さんはどの作品も攻めの受けへの深い愛が感じられるのでその部分が好きで購入してしまいます。

受けの子育てに追われるさまが真にリアル。
可愛いけど辛い、辛くて解放されたい、でも守りたい、頑張らなきゃ、いつまで？とか。
受けが仕事で描くBL本を上手くストーリーに取り込んでいて、攻めとの出会い、出会いからのストーリーが丁寧過ぎるほどでも退屈しないしそこがいい！
思いが通じ合ってからの攻めの溺愛のさまも受けの甘えるさまも心が暖かくなる。

なので結ばれてからの2人とまだ手付かずのプレイをもっと見てみたい！
続編があるなら絶対読んでみたい。
ほんとに癖になる作者さん。

初めから溺愛も溺愛、とにかく受けを溺愛の攻め様でした。
受けの生い立ちにより不憫さはありましたが、基本ずっと受けを溺愛する攻めが側にいるのでそれほどハラハラすることなく終盤へ。
ちょっと上手くいきすぎ感はありますが、そう言うのが許せるのならば気楽に読める甘いお話です。
ところどころで前作の主人公攻め様が登場します。できればそちらのcpの甘々も見られたらなぁと思いました。

話の展開が面白かった。
臆病で自信がなくて自分の魅力に無自覚な受けが時に年相応に冷静で、脳内で呟かれる言葉に笑わせられ、少しコミカル。
自信はないけど自分の努力を誇っている受けはある意味年相応。
攻めはスパダリだけどフイに年相応な面を見せて可愛い。
甘ったるいお話かと思いきや幼馴染の歪んだ想いとその結果には一概に悪いヤツとも思えなくて切なくなったし。
初読みの作家さんでしたがなかなか面白かったです。

受けの人物像に攻めが入れ込むほどの要素があまり感じられなくて淡々と読み終えてしまった。
受けの職場での冷静で仕事のできるスマートな男設定はなくてもよかったのではないかな。読後の印象は幽霊をひたすら怖がってワアワア言ってたなというくらい。
気が小さくて臆病、でも仕事には一生懸命…とかの方が攻めが惹かれる要素になったのでは。
全て中途半端な気がしました。

受けの里央の生い立ちとそれまでの生活が読むほどに苦しくなり胸が痛かった。
攻めの本城の登場も里央への想いもなかなか都合のよい展開でしたが、それがホッと感じるほどには可哀そう。
途中辛くて悲しい展開もありましたが、終始本城の里央への愛情が感じられる文章があるためどこかで安心感も。
勿論ハッピーエンドです。里央が健気で可愛い。本城の溺愛もよかった。

設定に色々無理があるのを深く考えず、不幸な子が御曹司に見初められ溺愛されるようになるまでをみるのが好きな方にお薦めです。
この作者さん、癖になる。

この方の文章は癖になる。
本棚を漁るたび読み返してしまう。

受けの冷静ながらも攻めを想う気持ちの深さと優しさに癒される。
攻めが恋を自覚してからの受けに対するデレがすごい。
お互いがお互いを大切に想い合う気持ちが尊い。　
登場人物に派手さはないのに引き込まれる。
ハーレクイン(男女の恋愛小説)のベティ・ニールズという作者の作品にどこか似た雰囲気のある作品だと思いました。

大大大好きなお話。受けの佳月がなんと言っても男前！単純だけど情が深くて優しい佳月。
健吾の生い立ちを思い遣り、家族としての気遣いを自然とできる佳月に惚れない訳がない！
生まれた時から極道で常に気を張って生きてきた健吾が唯一心を許し安らげる場所を得たのは本当によかった。
想いを通じ合わせてからの2人のやり取りは読んでいて幸せ。

高校生のもだもだは可愛かったけれど、それよりも絵が古いと感じてしまってダメだったなぁ。表紙と違って受けの子があまり可愛く見えなかった。

好きな作風の作者さん買いです。
予定調和大好きだけど今回⭐︎2.5。

主人公は自分がやっていたBLゲームの世界に転生したってことが直ぐにわかるんだけど。
主人公のゲーム内での逼迫する立場を読者に伝えるためか、このまま進むと…こう行動すると…ってごちゃごちゃ(ごめんなさい)としばらく説明くさく進んでいくのが面倒で飛ばし読み。
ルート？がゲームとは違ってきたって部分からは読み易くなったけれど、何も主人公を悪役令息という立場にしなくても、異世界転生で十分済んだお話なのではと思ってしまった。

前半の煩わしい進みがなければ、主人公の心情や攻めに対する気持ちの部分とかがもっと丁寧に描かれたんじゃないか...続きを読むな。残念。

終盤に受けや攻めの本当の生い立ちが、ある人物らの説明口調での話から明らかになるのですが、主語がどこにあるのか分かりづらく納得はできなかったけど面倒なので先を読んでいく…ということになりクライマックスだというのにちょっと飛ばし読み。

攻めの口調や行動からどうしても黒髪でがっしりした体格の偉丈夫を想像してしまい、天馬の特徴である金髪細身の男性に結びつかずギャップに終始困惑。
しかも攻めの口調があまりにもふざけ過ぎていて受けがイライラしてよく怒っていたのと同様にあまり好きになれませんでした。

前作の天馬と天狼のカップルのお話の方がよかった。

最初から両思い。
バイト先に現れる攻めを早々に家に呼び、銭湯での触れ合いであっという間にキスでいい雰囲気。
出会って数日で受けのアパートで生活を共にすることになるのも早すぎる気がするし…。
一国の王子という障害も難なくクリア。
甘いお話。
イラストが苦手。

高校時代にキスをされたけどそのままになって偶然の再会。
個人的にイラストの線が好きになれなかった。
ストーリーはありがちで可もなく不可もなく。
記憶に残らなそう。

懐かしい！

20年前くらいかそれ以前か？自身がBLというジャンルを知りハマるきっかけとなった作品。
まさにこの一冊からはじまった。

親の再婚で義兄弟になった弟が自分には態度が悪くて悲しい…と思っているところ文化祭の出し物で一気に近づき両想い発覚でカップルへ…とありがちでさっくり。普通に悪くない読後です。
多くの作品を読み過ぎてるので星3つの辛めの評価だけれど、当時だったら星5間違いなし。

あらすじに惹かれて購入したのですが正直好みの絵ではなかったのです。
ところが不思議と癖になるといいますか、1話終わる頃には攻めのおじ様が色気あるいい大人に見えてくる…受けの子が可愛く見えてくる…。
情が深く健気で恋に臆病になってる受けも包容力が半端ないおじ様攻めの一見余裕そうに見える表情やしぐさも全てツボ。
ワイシャツのシワどころか果ては針金ハンガーの巻付いている部分だったりピンチでとまってる洗濯物が風に揺れてるところまでエロい(笑)
終わってみれば繰り返し読んでしまうほどお気に入りの一冊。
おじ様のBLも興味なかったのに。目覚めさせられました。ほんと。

時々思い出したように読...続きを読むむのですが何度読んでもいい。むしろ読むほどによい。
はじめての二人のＨの部分ではあったかい思いが溢れて涙が出てしまった。
こんな素敵な漫画みつけてよかった。

面白かった。そしてちゃんとエロかった。
そして受けの子の素直な性格がとても可愛かったのもさることながら、イケメンな攻めが両思いになってからとても初々しくて、童貞だったらしいのも可愛いし頬染めちゃうのも可愛いし可愛いの目白押し。
他の短編もよかった。
おすすめです。

受けのツンが強すぎ。
そのせいなのか甘い雰囲気になるのは後半も後半。受けが溺愛させてくれない。
残念だったな。

はっきり言って

期待していなかったんですよ。
あらすじと試し読み部分を読み、受けだろう主人公の性格や行動が全く趣味じゃなかったもので。
でもレビューの良さとクーポンがあったので購入しましたが結果繰り返して読むほどよかった。
受けが可愛い。そして攻めが人間的に素敵…。
受けが想像以上に健気で男前で可愛い。
ストーリーに声を出して笑ったところもあれば受けの心情にグッときたり。
くっついてからの攻めが受けを可愛い可愛いと思うのも納得。本当に可愛い。言葉どおりもっともっと甘やかして愛してること伝えてほしい。

迷ってる方に是非読んで欲しい。

イラストもストーリーも子供っぽかった。
設定はリーマンだけど全くリーマン感がないし。
本棚に埋もれちゃうと思う。

今回もよかったぁ…。
おまけのストーリー最後の最後、桂木が、自分が壊していいものではないと静かに感じ入る二人の幸せな場面では涙がでてしまいました。

作者さんもおっしゃるように二人の盤石な関係で何が起きても起こっても揺るがない安心感のもと読み進められます。
どの場面もその場で傍観しているようで、まるで一つの演劇を観ているかのような文章と表現に作者さんの実力をみる思いです。
空良が男性であるということが時代背景も相まってこのストーリーに深みと真実味をもたらしています。BLのLの部分がなくても充分に面白い読み物ではないでしょうか。
いつまでもこの二人を追ってみてみたいです。

色気ガッツリイラストがどうしてもダメでした。
攻めの匂いに発情しちゃうのもあまりに度が過ぎているし、その度の発情顔が気持ち◯い。
好みって人それぞれなんですね…

かわいい

なつめさんがとても可愛い。
コウ君がカッコいい。絵がキレイ。
多分コウ君は年下じゃないかと思うけど、なつめさんを包み込むそれは大人の男。
もっとイチャイチャするところを長くみたい。

攻めが受けに惹かれていくのはわかりやすかったけれど受けが攻めに惹かれていく描写が物足りなかった気がします。
祝言を挙げて2ヵ月、身体をつなげて数ヵ月…という表現で場面があっという間に過ぎてしまったからかも。

不憫な受けが甘やかされて…が好きですが、なかなか厳しい忍びの世界になかなか甘くならない今作は、読み返したいと思える場面が少なかった。
またどんなにエチな場面も愛が感じられない描写は自分には萌えないのだと実感。
終わってみれば存外に気骨のある受けだったけれど、それだけにイラストの受けの髪が長くて女性的過ぎて馴染めず。美麗なイラストなだけに残念。
幸せで甘い後日譚がもっとあればよ...続きを読むかったです。

退屈

言葉選びが稚拙で耳障りのいい文章をつなげただけの印象。
起こっていることはかなり重大なのに登場人物達の悩みや思いが文章のせいで薄っぺらだから読めば読むほど退屈になりました。
正直、自己満足の作家さん。

隣同士に住んでいることすら知らなかった脚本家(受)と勘当された御曹司俳優が置き去りにされた子供を育て3人で家族になるお話。
全てトントン拍子。
仕事も子供の出自も周囲の反応も子育ての問題も自身の家族との悩みも直ぐに解決。
記憶に残らず忘れそうです。

甘い

いつお兄ちゃんが兄弟というものに葛藤をはじめ、乗り越えるには高すぎる障壁をどんな切ない思いで乗り越えるか…とビクビクして読み進めておりましたが心配は無用でした。
すわ当て馬か？と思わせられた友人もそうでなく、もしかして弟の放火か？もそうでなく。
とにかくご安心ください、甘々です。
兄弟悩みません。
お兄ちゃんのシンデレラストーリーです。
なんだろう、物足りない気はせずに甘々堪能して多幸感あふれて読み終わりました(^^)

大好きなお話

大好きなお話です。
主人公が獣の国で徐々に自信をつけ、信用し甘えることを覚えていくさまがとてもよかった。
王様も愛を知りさらに良い王様になっていく。
ファンタジーながらとても筋の通ったお話で描写がとても自然なため、切なさや感動で涙がでる場面がところどころにありました。
気持ちが通じ合ってからの王様の様子がとても微笑ましい。
何度でも読み返したくなる本です。

成人してよ

萌えられない笑えない💦
読めば読むほど犯×って言葉が頭から離れない…。
純愛？だとしても自分の中の倫理観がダメって言ってる。
せめて受け子、成人してからの話載せて！

若い…

若いあまりにも若い
受けの子の言葉使いとか二昔くらい前のものですよね…
テンション高くて嫌と言うほど若さ感じます
受けがあまりにもチョロく流されてサラッと終わって多分すぐ忘れちゃいます

好き嫌いが分かれますね。
私は好きではなかったというお話。
でもお似合いのカップルってことは間違いないです。
おそらく、このようなカップルたくさん実在しますよ。

温かかった

ある家族のレポート第二弾
実はこの小説を読んだのは2回目。
はじめてレビューします。


今回、口が悪くて素直じゃない受けだったという印象しかなかったこの本を改めて読み直したところ攻めの視点での受けの真っ直ぐな人間性や可愛さを理解できた途端に単なるBLではなくなりました。
ちょっと変則な家族のお互いがお互いを想い合う姿に何度も何度も涙腺を刺激されました。

本編は葵の入学式の温かく幸せな描写で終わりましたが、その後の葵視点のお話とショートストーリーにはまたまた涙腺崩壊。

葵視点のお話は年を巡って葵が高校の進路を決める時点。希望進路に大反対した春樹(受け)と喧嘩した末のプチ家出の顛末が描かれて...続きを読むいました。
これの終わり方がもぅ…温かくて。葵と共に泣きました。
ショートストーリーではさらに年は巡り、葵が自身の希望を叶えてからの里帰りコンサートに両親？(攻めと受け)をコンサートに招待したお話。
これは最後に受けの春樹と共に泣きました。

終わってみればなぜはじめはこの小説を好ましく思わなかったのかわからない。
とてもとても温かくて幸せになれました。

うーん
イラストが下書きみたいに見えてくるし人物のデッサンもおかしくて微妙
ストーリーにしても　たった一度飲んだだけの薬の効果が切れるのに何日も(同棲して生活しなきゃらないほど長く)かかるとか、他にも強引な運びが多くて読むのがつらかった

なんなんですか
毎回毎回なんでこう可愛いかな
相変わらずのベタ惚れ両思い
安心安全の高東と坂口…ありがとう

WEB小説らしいというのでしょうか、いろいろ突き抜けてるお話。
受けは前世の記憶（経歴）がカリスマ主婦の息子で30歳近い年。
母の補佐で料理をしていたので料理が上手。
上記の記憶（経歴）やら出来事、現在の世界でのお話が心の声（つっこみ）ともに
語られていくという進み方。(受け・攻め目線)

一言でいえば言葉や心の声が幼くて気持ち悪かった。
前世の記憶によれば社会人で常識人なのに。なぜこんなに…。
攻めの陛下がなぜ受けを好きになったのか、周りの人物がそれを全力で応援しているのも
経過がほどんど描写されていないし、受けの魅力がよくわからないので理解できない。
作者さんの好きな話...続きを読む(妄想?)を好きなように書き連ねてあるのだなということはわかりました。
なぜこんなにレビューが高いのか不思議。
高かったので最後まで読みましたが二度と読むことはないです。

（個人的な感想です）

カバーイラストのイメージと全く違うお話で。
とてもよくて何度も読み返しています。

見た目強面で「狂犬」などと噂される男子高校生の連児が見た目と違って純真で真面目で一途。
狂犬のエピソードはほぼありません。話が進むほどに優しさと気遣いの健気な男の子でした。
攻めの夏目(先生)に対する自身の容姿からくる不安や攻めの言葉一つに一喜一憂して揺れる胸のうちにやられました。
ジーンとすること何度も。可愛いです。
攻めの夏目も意外にも受けに本気で、元はノンケだった年若い恋人に対して歳の差を不安に思っていることも。
夏目の同級生であり元恋人(のような関係)、今は同僚である大森(先生)を上手に...続きを読む絡めてとてもよく描かれていました。
連児の水泳部の友達もいい子達でよかった。

本編に続く2篇は相変わらず受け目線の切ない気持ちにキュンとするのですが、実は攻めの夏目が恋人に心底惚れてて縋るように必死になってるお話。連児とても愛されてます。

作者買い。
本作は文体が幼くて自分には向いていませんでした。

よかった

受けの生い立ちとバイトに明け暮れる日々の理由が辛いし健気。それでも悲壮さがそこまでない文章です。

バーの客から助けてくれた攻めの伊原の前で疲労と栄養失調から倒れてからあとは伊原とその周りの人達に可愛がられ守られます。伊原はスパダリ。
伊原と知り合ってからの幸には辛いことはほとんどありません。
出来過ぎなお話だけど、甘いものが読みたい時にちょうどいい。

4人の視点で話が進むので場面それぞれの考えがわかってよかったと思います。
このシリーズなので全編通して2カップルのイチャイチャなんですけど、千紘のトキに対する妬きもちと態度が個人的に嫌で-１かな。

トキがアーサーとの愛情や時間で自信をつけて強くなっていたので、千紘の妬きもちも大らかに受け止めて接して円満に解決するのですが。

まだまだエドワードの千紘に浴びせる愛情がアーサーのそれには時間も量も及ばないということか。そう思えば千紘の態度にも納得です。

すごいなと。
本当のゲイビデオ撮影現場、俳優さんにインタビューでもしたのかと思うほど現実的に思えました。
特に、攻めが恋人との生活でセックスのためのセックスをしないようになったことに慣れるまでに時間がかかった…とか。
そうなのかもなぁと真面目に考えてしまいました。

ストーリーは、受けが恋人でありたいと思っていた男に財産を持ち逃げされ、会社も倒産し、住む所がなくなったための一時的な仕事で「ノンケ落としのストーリー5話」のゲイビデオに出演する。そして相手役が攻めだったというもの。
エロが多いですがゲイビのストーリーどおり5回に分けての撮影現場という訳なので。
しっかりと仕事でエロし...続きを読むてました。

受けが前向き。現実は厳しいのにいい意味で諦めが早い。葬儀屋の仕事で達観に至ったそうだけど。なので話が暗くない。
なかなか面白かったです。

一つ言うとしたら、受けのイラスト、受けの性格、話の中から読み取れる受けのビジュアルがどうにも同一人物にならなかったこと。
調子が狂う奴と言われ続けたという受けを著したのなら大成功。

ここで終わりっ⁉︎
受けに興味を持つ攻め３人がお互いの口述によるわざとらしい紹介によって登場するのに何の冗談かと笑ってしまった。
それよりも。前戯を終えいよいよ…という場面でいきなりの終了。
この儀式が終わったら受けを恋人にしようと３人がそれぞれ思った…と思惑を感じさせるところで終わるとか、試し読みのごとし。
あらすじにある「クラウディオという圧倒的なオーラを放つ人物に指南され…」ないです。
この人物にほぼ触られてません。その直前にお話は終わります。

購入しなければよかった。

素直になれないリーマン年上受のせいで、形だけとはいえ女性と結婚して薬指に指輪までして離婚をしない攻と、それを良しとする受けが社長と秘書として交際を続けていく話です。

お互いに愛し合っているけれどそれでいいのか？展開と纏め方が好きではありませんでした。

健気受けと強引攻めは好きだし強姦してその後自覚して甘々はまさに好きなシュチュエーション。
なのに強姦後の攻めの態度がいつまでも酷く感じられちゃって、攻めが己の所業にもっと反省させられてからくっつけばいいのに…と半ば飛ばし読み。
なんだろうあまり萌えなかったな。

純愛

あたたかいお話。
受けの直向きさと幼さ。攻めの色気。
はじめは受けの幼さが気になりましたが、高校生でも本気の恋ってあるのじゃないかと思わせられて、それに魅せられる攻めの気持ちもよくわかる。
エッチはそれほど濃くなくて、だからこそ卒業を待って結ばれる描写に純愛を感じました。
何度も読み返したくなります。

出てくる人物に悪い人が殆どいなくて攻めの将軍様は受けの前では幼児並みの語彙と態度。
しかし、ほんとの仕事になれば出来る男（らしい）ので安心しました。
とにかく攻めの将軍様が受けを溺愛。通りこして執着を見せる様がコメディ。

切なさや感動を盛り込んだ作品が好きな方には違和感があるかもしれません。
私もその一人ですが、この作品のどこまでもほのぼのとした世界観にはなぜか癒されました。
頭を使わずに甘くて幸せなものを読みたいときにぴったりだと思います。

入り込めず

攻め:副社長×受け:専門大学生(下着の1ヶ月モニター)

あらすじに惹かれて購入しましたが設定に無理がありすぎ。
日本の高級下着のトップメーカーの副社長がモニターバイトの面接を副社長室で個人面談する場面であれ？と思いましたが…。

受けは両親を亡くし育ててもらった親戚に養育費という名の借金を返すため一か月間のパンツモニターという高額バイトに応募。
（親戚との軋轢等については最後まで触れられず)
発売前の企業秘密製品だからとモニター下着一か月分をバイトのアパートに副社長自ら段ボール箱で運び込むのが当り前の一流会社。
この際運び込んだ受けのアパートのセキュリティの甘さに企業秘密の漏...続きを読む洩を危惧した副社長がその場で高級ホテル住まいか自分の高級マンションで暮らすか選ばせる不思議。(この時点で攻めは全くの恋愛感情なし)
攻めは幼い時に母親を亡くし継母に強烈な虐待を受けていたことが継母本人の発言であっさりとわかるが、父親は薄々わかっていたにも関わらず放置。しかしこの父親は現在の会社の社長。そのことについての攻めの心情等についてはサラッと触れるだけ。
受けは偶然エレベーターで出会ったデザイナーにモニターパンツのモデルに抜擢され、緊張でうまくいかない撮影が副社長のたった一言で大成功。商品の大ヒットに貢献。
バイトが終わった1ヶ月後、アパートに戻ったその日親友だと思っていた隣室のストーカー男に拉致された挙句、陵辱寸前で攻めがまさかの壁を壊して救出。

次から次へと出てくる突拍子もない設定と問題が起きるたび瞬間解決してしまうので感情移入できず。
描きたい題材をいろいろ詰め込んだけれど全て未消化のまま終わっていて、本筋とは関係なく違った意味の面白いものを読んだ気がしました。
なので★２つに増。