あらすじ
誰もが憧れる男・エルムートと結婚し、人生の絶頂にいたフランソワ。そんな彼に、エルムートは一冊の本を渡し、言った。「オレに好かれたいのなら、少しは学を積むといい」と。渡されたのは、今では解読できる人間がほとんどいない「古代語」で書かれた本。伴侶の嘲笑と嫌がらせに絶望した次の瞬間、フランソワに前世の記憶がよみがえる。なんとフランソワは前世、ありとあらゆる言語を嬉々として学ぶ言語オタクだったのだ。その途端、嫌がらせの象徴だった目の前の本が貴重なお宝に大変身。しかも古代語の解読に熱中しているうちに、なぜかエルムートの態度まで変わってきて―― ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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Posted by ブクログ
良かった。異世界転生モノとは、少し趣は違うけれど、そこが良い!転生とか異世界とかは、序盤でちょろっと出てきた設定のほんの一片に過ぎず、とにかくぶきっちょ通しの二人の冒険譚みたいなね。この成り立ちと展開と結末がとても良かった。
家族が増えていくその先も、ぜひ読みたいですな。
新しいかも
概念魔術という設定が面白かったです。まさに『屁理屈は世界を救う』!?
女性がいない世界という設定はBLによくありますが、その理由が説明されている作品に出会ったのは初めてです。
しかしながら後半がちょっと飛ばしすぎな印象が残ります。エルムートの呪いを解いたら精霊魔術の存在感が急に薄れた印象なのが残念。
ピュアピュア
異世界転生とか魔法とか魔王とか要素いっぱい詰まってるけど、とにかくメインカプ2人がピュアピュアで。
なんか逃亡とか魔王討伐とか色々やってるけど初恋拗らせた同士が初々しく寄り添っていくまで!に尽きると思う。
サクサク読めて面白いけどちょっと物足りないような。
試し読みでなかなか良さそうだったので購入したのですが、すごい残念。
一文一文が短くて細切れ。
〜する。〜だ。〜である。〜だった。
なのでいい場面に差し掛かってるのに情緒に欠けて物語に引き込まれない。
受けも攻めも言動と性格がなんとも一致してなくて、最後まで違和感。文章のせいだと思う。
国を揺るがす問題が度々あるけれど、その都度受けの閃きで簡単に解決。なので登場人物が出てきては直ぐ引っ込んでしまって薄っぺらく感想にも残らない。
冒頭、登場人物のイラストがあったけど別にほとんど意味はない。
これはWEB小説だったのかな?
だとしたらあの短文構成も納得。
全てが悪いとは言わないけど、読書好きな人が読んだらつまらないと思う。
辛口だけどごめんなさい。