あらすじ
紆余曲折を経て春樹と恋人になり、娘の葵と三人で幸せな日々を送るバツイチの水野。ある日、葵から「はるくんを元気にして!」とお願いされる。ポンコツの水野は春樹が何に悩んでいるのか全く分からなかったが、3人で旅行に行った先で春樹から「父親が倒れたが、勘当されたから会えない」と聞く。心配なら会いに行けと奨めたことで気まずい雰囲気に。だが勤務先の病院に春樹の父親が転院し、自分が執刀することになり…。大人気タイトルの第二弾!! 完全完結話の電子限定ショートストーリー、ひなこ先生の口絵・挿絵も収録。
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温かかった
ある家族のレポート第二弾
実はこの小説を読んだのは2回目。
はじめてレビューします。
今回、口が悪くて素直じゃない受けだったという印象しかなかったこの本を改めて読み直したところ攻めの視点での受けの真っ直ぐな人間性や可愛さを理解できた途端に単なるBLではなくなりました。
ちょっと変則な家族のお互いがお互いを想い合う姿に何度も何度も涙腺を刺激されました。
本編は葵の入学式の温かく幸せな描写で終わりましたが、その後の葵視点のお話とショートストーリーにはまたまた涙腺崩壊。
葵視点のお話は年を巡って葵が高校の進路を決める時点。希望進路に大反対した春樹(受け)と喧嘩した末のプチ家出の顛末が描かれていました。
これの終わり方がもぅ…温かくて。葵と共に泣きました。
ショートストーリーではさらに年は巡り、葵が自身の希望を叶えてからの里帰りコンサートに両親?(攻めと受け)をコンサートに招待したお話。
これは最後に受けの春樹と共に泣きました。
終わってみればなぜはじめはこの小説を好ましく思わなかったのかわからない。
とてもとても温かくて幸せになれました。
Posted by ブクログ
すっかり家族となった三人の生活
どんどん人らしく、父親らしくなる水野と相変わらず口は悪いけど優しく細やかな愛情を示す春樹
ゲイであることが原因で勘当、戸籍を抜き絶縁した春樹の父親の担当医となる水野が春樹の為に動く姿に
愛の力を感じ感動
葵の言葉に大人たちが気付かされるんですけど、真っ直ぐだから本当に心に刺さるんですよね。
家族とは親とは、与える愛、受けとる愛とさなど、考えさせられます。
とても素敵なお話でした。
良作
アオイちゃんがいい子すぎる
前作より、アオイちゃんがパワーアップしてた
今回は、はるくん視点じゃなくて、いろんな形でこの家族について見ることができて、とてもよかった!
ほのぼの笑えて胸をあつくしてくれる作品でした