椹野道流のレビュー一覧
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シリーズ9作目。
毎回幽霊が出てくるとは言え、決してホラー的な恐さはなく、いつもはほのぼのした雰囲気なのに、今回は人間をとり殺そうとする、ある意味幽霊らしい幽霊が登場。
前半は珍しくホラー的な恐さもちょっとだけ味わえた。
今作は、海里の好い人感と、海里とロイドの絆が特に際立つ。
自分を襲った幽霊のために必死で奔走する海里と、危ない目にあった海里を本気で心配し、怒り、守ろうとするロイド。弟子を心配し、見守る夏神さん。そして、何だかんだで優しい仁木さん。
いつも輪の中心にいたけど、結局はひとりぼっちだったと言う海里。
でも、彼の周りにはこんなにも好い人たちが集まってきている。それはやっぱり海里の優しさや、一度躓いたことを悔やんでやり直そうとする真摯さが伝わるからこそ。
今回、本筋はあまり進展がなかったけど、海里の役者への想いとか、淡海先生の新作とか、そろそろ次の展開がありそうな布石も見えるので、次回以降に期待。 -
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ネタバレシリーズ第8弾。今回は、何が心残りで幽霊になってしまったのか分からないという青年幽霊 塚本君のお話。
赤ん坊の頃から施設で過ごし、いい事なんて何もなかったと言う塚本君に対し、本人すら忘れている夢の手掛かりを真剣に探す海里たち。
このシリーズ、海里や夏神さんはもちろん、脇を固める人たちも本当に好い人ばかりで、読んでいてホッとする。
そして、そんな周りの人たちの影響もあり、目を背けていた自分の過去と向き合うようになった海里と夏神さん。
自暴自棄になった末に、自分を見つめ直し成長してきた2人。悩んだり後悔したり、苦しんだりしながら、ようやく報われた夏神さんに思わずもらい泣きしそうになった。
今回の缶みかん入りマカロニサラダ、そう言えば昔給食とか食べたことあったなーと懐かしく思い出した。確かに昔食べた物の記憶は、忘れていた記憶を呼び起こすのかも知れない。
ちなみに、我が家のマカロニサラダにはリンゴが入っていたけど。 -
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ネタバレシリーズ、第9弾。
今までで一番主張が激しい“お客さん”?!
消え入りそうで…寂しそうで…
言いたいことがあるのだけれど、はっきり話すこともできなくて…「ばんめし屋」の片隅に座ることでかろうじて、心残りがあることを主張できる。
今までのお客さんはそんな感じでした。
この子すごいな!
私が男だったら、彼女にしたくないな!(笑)
しかし、海里も夏神さんもロイドも、本当にいい人たち。
エピソードも盛りだくさんだし、動きも多いし、ドラマ化されたけれど(おめでとうございます)、このお話はアニメになったらおもしろそう。
バターチキンカレー、早速作ってみたいです。 -
購入済み
良い感じ〜
心の中では思いあってるのに、口から出る言葉はぶっきらぼうで冷たい。
お互いへの遠慮もある、成長した兄弟が主人公。少しずつ歩み寄り、良い関係になってきてやりとりも読んでいてハラハラせずホッとした今巻。
心にキズを抱えた、亡き親友の子を引き取り共に暮らし、その子の時も動き始めた。
動き始めた事により、また辛い出来事も起こるけど、ゆっくりしっかり乗り越えていけそうで、次巻がまた楽しみ。
今回は、妖精の様に愛らしい親友の刑事達の出番は少なかったけど、殺人の方法に予想もしていなかったやり方でびっくりでした。
次巻が楽しみ!待ってます!
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シリーズ第7弾。今回は黒猫の幽霊とその飼い主の話。
黒猫と飼い主さんももちろんいいんだけど、それ以上に海里と夏神さん(+ロイド)の絆の深さが際立った感じ。
大切な人たちを喪い臆病になっている夏神さん。
別れがやって来るかも知れないからこそ今を大事にしたい海里。
別れは必ずやって来るから恐れる必要はない、別れの哀しさや寂しさは幸せだった証拠だというロイド。
少しずつ考え方は違うものの、ちゃんと前に進もうとする彼らの姿に、こちらも元気をもらえる気がする。
そして、今回の地元ネタはヒロタのシュークリーム。長らく食べてないけど懐かしい。
あと今回は京都観光も入ってて、倍楽しめる。久々に金閣寺に行ってみたくなった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最後の晩ごはんシリーズ、第8弾。
旧友に久しぶりに会うような気持ちで読めるキャラクターたち。
幽霊のお客様は、自分では人生に何も心残りはない、何事にも執着しないで生きてきたから、失って惜しいものなどない、なぜ成仏できないのだろう…と悩む。
自分の知らないところで動いていた家族の気持ち。
自分と同じように、失った人を悼んでいた誰かの気持ち。
心の奥深くしまわれていた、自分でも忘れていた思い。
そんなものに気づいていく。
過去に何も悔いを持たない人はいないと思う。
けれど…
起きてしまった事は変えられないけれど、過去を読み解いていけば、今の何かが変わるかもしれない。
――プロローグ
海里の兄嫁、五十嵐奈津は獣医さん。
ある日連れてこられた捨て猫に、自分の過去を重ねてしまう。
一章 久しぶりのお客さん
梅雨時の雨続きで、「ばんめし屋」は閑古鳥が鳴いている。
そこへ、やけにはっきり見える青年が、戸をすり抜けて入ってきた。
二章 心の旅
小説家の淡海は、海里をモデルに小説を書いている。
出来上がったところまで読んで感想を聞かせてほしい、と海里は淡海の自宅に招かれる。
その内容にショックを受ける海里だが、更に作品の厚みを出すために聞かせてほしい事がある、という依頼に戸惑う。
三章 心を包む
意を決して実家を訪れた海里。
子供のころからわだかまっていた気持ちを母に吐露する。
一方、その留守、夏神の元には弁護士が訪れていた。
四章 旅の仲間
同じ生い立ちでも、生きる姿勢が正反対だった。
生き方が悪かったから、こんな結果に…?
自分の人生をそう振り返るのはつらい。
五章 見えないけれどそこにあるもの
たとえ消えるとしても、たとえ消えたとしても、生きてきたこと、生まれてきたことを肯定したい。
――エピローグ
缶みかん入りのマカロニサラダ、チープで懐かしい昭和の味。
私も給食で食べたかもしれない。
うどんみたいに柔らかいスパゲティのサラダでした。
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みんながつらいときにも、ロイドの一言が癒しをくれます。
人間の心の機微もわかるようになってきたのでは?
眼鏡のくせに(笑)
海里の成長も嬉しい!
ランチデートか~、お母さん、羨ましいな。
夏神さんも、本当に良かったです。