椹野道流のレビュー一覧
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豪華作家陣が想像力と食欲を刺激する、新世紀のごはん小説。
日常SFから遠未来SFまで8編を収録。
「人類と食」にまつわるSF小説アンソロジーです。
「食」は人間が生きるうえで欠かせない大切なもの。生きるのに不可欠……というだけでなく、いつしかそれは娯楽となり、美食を求め奇食を追い、飽食に飽き、ある種の歪さを孕んでいるようにも感じる昨今。食のポジティブな面だけではない部分に目を向けた一冊。
具体的に言えばディストピア飯やオルタナティブフードなどをテーマに扱ったものが多いです
美味しいものが大好きな私としては、こんな未来が来ないことを祈るばかり。
個人的に好きだった話は、『E・ルイスがいた -
Posted by ブクログ
孫娘(筆者)が80歳を超えた祖母とロンドンを5泊7日で旅するエッセー。
とんでもなく面白くてじんわりくるとってもいい本でした。
祖母が「一度でいいからロンドンでお姫様のような旅をしたい」という希望から始まった旅。この祖母が本当に姫なんです!
祖母姫のキャラクターもなかなかのものです。誇り高く、常に堂々としていて、しっかりわがまま。でもチャーミング。頑固で見栄っ張りで買い物好き。芯が通っていて、なによりも自己肯定感MAX!言葉が通じなくても全く臆することがないの(孫娘の通訳があるのもあるけど)。
不自由のない様に旅をエスコートする孫娘はさながら秘書のようです。つっこみを入れつつの珍道中が本当 -
Posted by ブクログ
交換ノートという響きと、医者と花屋とパン屋?めちゃくちゃわかんないけど可愛いなぁタイトル!と手に取りました。
可愛かった。癒やされた!ぶっちゃけ、BなLではありました。それはびっくり。でもなんというか、某漫画(ドラマにもなったあれ)みたいで、ご飯がおいしそうでえちではなく、ただひたすらほんわかしている仲の良い二組だった。それぞれ仕事の苦労はあるはずだけど、プラス思考だし自分の仕事が好きなんだなぁという描写ばかりで、羨ましくも反省したりなど。プラスに捉えたほうがいいよね。そうだよね。
…で、これから読んじゃったんだけど、これシリーズ4作目?(笑)おや(笑)でもぜんっぜんこれだけでも楽しかった。交 -
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Posted by ブクログ
〔!〕死ぬことが出来るのは、生涯でただ一度だけだろう?(p.329)
〔内容〕池魚の殃とは巻き添えとか思いがけない災難とかそんな意味らしい/いきなり完全な闇の中で見ざめ事態ががわからず恐怖する伊月とミチルという切羽詰まったシチュエーションから始まり話に引きずり込まれる。
〔感想〕死者の思いの一端に触れ自分たちなりに消化していくといういつもの? パターンとはどこか違うんやけど、かかわりがあったものの自分たちが忘れてしまったあるいは気づいていなかった人間の生死をどう捉えることができるかという曖昧な捉えどころのないでもそれなりの重みがある状況…
〔好み度〕ここちよさ:A/キャラ:A/設定:A/ -
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