あらすじ
ロイドがひょんな事故から「検査入院」し、
海里と夏神はふたりで「ばんめし屋」を回すことに。
そんな中、海里の兄の一憲が、同僚の佐藤を連れてやって来る。
最近母を亡くしたという彼には何か事情がありそうだった。
やがてロイドが復帰した後、佐藤が再び店を訪れ、
部屋に母親らしき霊がいるかもしれない、と言う。
彼の部屋に赴いた海里とロイドが出会った霊とは……。
美味しい料理と優しい人々が織りなす大人気シリーズ、第21弾!
感情タグBEST3
ロイド(眼鏡の)の修復が叶って、本当に良かった。今では、ロイドは、海里だけでなく、夏神や、ばんめし屋にも、なくてはならない存在に、なっているんだから。母親を亡くした佐藤さんの、側で世話をやいていたのが、母親ではなくて、その部屋に住んでいて、亡くなった鈴木さんという、おっさんだったっていうのは、ちょっと笑えたけれど、ほのぼのとした話で、良かった。
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プロローグ
ひとり足りない/眼鏡の帰還/そこにいるもの/傷を持ち寄る
エピローグ
いつもいる人がいないとその場の雰囲気って変わるよね
(あそこでは私がいないと何か変わってるのかな?)
ロイドさん降臨♡
やっぱりいつものみんなが居るのが良いよね
黄門さんには印籠のシーンが欠かせないように??
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幽霊にご飯を提供する、最初の頃の雰囲気の話が読めて良かった。
相変わらずロイドのおとぼけぶりが楽しい。
そして、「あ、そっちなんだ?」という展開も面白かった。
ういちゃんの現代っ子なツッコミもテンポが良くて楽しい。
ただ、薄いのですぐに読み終わります。
Posted by ブクログ
シリーズ、21作目。
佐藤さんと鈴木さんの此岸彼岸を超えた交流が温かい。
幽霊は怖い物とは限らない、というのはこのシリーズの一貫した考え方ではある。
ガチガチに四角四面で、海里をはじめとする人々に怖がられていた兄・一憲が、ここに来て、自分を見つめ直して、そして変えていこうとしている。微笑ましいというか、こそばゆいというか。
振り返れば・・・
海里が来る前は、夏神さんは「ばんめし屋」を1人で回していたわけです。
どんなだったんだろう?
今では、ロイドが一人欠けてもちょっと困る。
海里とロイドが営業中に外れちゃったら、それはもう大ピンチ!!
昔は今ほどお客さんが入っていなかったんだろうなあ。
新しいメニューに加え、昔の味を研究する夏神の努力や、海里も弟子として腕を上げつつあること、ロイドの上品でソフトな接客も受けてお客が増えたのだろうと思う。近所のホールから、イベント帰りのお客さんが遅い夕食を食べに寄るようになったみたいだし。
給食っぽい春雨サラダ、気になります。
Posted by ブクログ
【目次】
プロローグ
一章 ひとり足りない
二章 眼鏡の帰還
三章 そこにいるもの
四章 傷を持ち寄る
五章 ありがとうの気持ち
エピローグ
シリーズ第21巻。
登場人物がまた増えた。
まっとうな人たちがまっとうに生きている世界は心地よい。
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付喪神ロイドの本体を壊してしまって
すっかりしょげてる海里。
そんなとき、兄の一憲が連れてきた部下は
日を改めてひとりで食べに来て
彼らに相談事を持ちかける。
母親の葬儀を終えたばかりという佐藤は
その母親の霊が郷里から一緒に
ついてきているのではないかと言うのだ。
ロイドも無事に修理を終えて戻ってきて
海里と共に佐藤の家を尋ねることに。
ところが、そこにいたのは…。
そうきたか(^_^)
佐藤くん、順応性高くていい子だわ。
心残りを晴らす料理も
今回はパーティ仕様なので楽しい!
1年に1冊ペースで
ゆるく続いて欲しいシリーズです。