椹野道流のレビュー一覧
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ネタバレ軽妙な筆致でラグジュアリーな旅の思い出が語られる。破天荒な旅の記録に思わせて、文章の隙間からは喪失の寂しさが時折顔を覗かせる。この物語の主人公である『祖母姫』は故人なのだ。筆者はその後の祖母のようすについてはほとんど触れず、旅の終わりを以てこの物語も幕を閉じる。それは、読者らにこの破天荒な『祖母姫』の姿だけを記憶に留めて欲しいという筆者の願いであり、老境の苦難を赤の他人に知られたくはないであろう誇り高き祖母への配慮にも思える。供養、という言葉が頭によぎる物語だった。高齢の親族の介護や別れを経験したひとほど胸に来るエッセイであると思う。
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目次
はじめに 我が家のメンバーをご紹介します!
一章 とびちゃんとの出会い
二章 子猫たちがやってきた!
三章 とびちゃん一家をもてなす
四章 猫一家が現れる場所
五章 猫食堂の日々
六章 動物愛護協会
七章 捕獲にトライする!
八章 TNRな日々
九章 新たな関係性
十章 とびちゃんとの戦い
十一章 寒い夜だから
十二章 部屋に入れてはみたけれど
十三章 戻ってきたとびちゃん
十四章 母と子の再会
十五章 とびちゃんその後
十六章 とびちゃん一家の暮らし
十七章 長兄、家に入る
十八章 ちびすけ、登場!
十九章 思いがけない合流
最後に
メンバー紹介された時は写真と解説あるけど、どの子が -
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祖母と孫である作者本人とのイギリス旅行記。
祖母が「一度でいいからロンドンに行きたい、お姫様のような旅をしたい」と告げたことから、一族総出で支援する5泊7日の豪華イギリス旅行が決定。
祖母と孫娘の珍道中をテンポよく楽しく読める。
書かれたのは祖母が亡くなられた後のようで、追悼や懐古録の意味合いもありそう。
一族の支援があることからわかるように、かなりの豪華旅行になっていて、普通にイギリスに行って、この話の中のイギリス人の対応を期待してはいけない。イギリスでも普通にアジア人差別はあるので、かなりの豪華旅だったんだなぁと想像。普通に親切な人もいるけど、お金を払う人には親切。払っても差別する人も -
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『あの人と、あのとき、食べた』が話題となった著者の、家づくりのエッセイです。著者が17年前、30歳後半で家を建てた際のエピソードが分かりやすく、ユーモアたっぷりにまとめられています。ふしのさんでもこんなトラブルあったんだ…みんな同じなんだ…と、自らの家づくりを思い出し、感慨に耽りました。
にしても、全く『ありふれた家』ではない…!そこが面白いですね。
ここまで詳細に知ってしまったので実物の写真や間取りがみたい…。たっぷりと想像が膨らんでいるので、答え合わせしないと落ち着けません!かなり詳しく書かれているので、これから家を建てるという人にもとても参考になる内容だと思います。
とても楽しめるエッ -
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祖母姫とのドタバタ旅行記はもちろん最高に楽しいのですが、今回学んだのは〈ホスピタリティ〉の素晴らしさです。
✈
行きのフライトでは、CAさんから教わります。
―お年寄りには何ができないかでなく、できることを大切に。
イギリスのホテルバトラーからは学ぶことばかりです。
―言葉が通じなくても、通訳者ではなく本人の顔をみて話すことが大切
―行き先は聞いても、何をするのか誰と会うのかまでは詮索しない
―呼ばれるのを待つのではなく、目配り気配りして先手を打つ、等々…
いろんなことにあてはまりそうです。
最後に、祖母姫ご自身の金言を。
―胸を張って堂々と、でも相手のことも尊敬してお相手をする。そ