尾崎世界観のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ何度か親のそういった場面に遭遇したことがありますが、子どもの頃の親の性的な行為って強烈に残る。
子どもが大人になって「あれはこういうことだったのか」が繋がった時のなんとも言えない気持ち悪さ。
性的に大人になって数年経つので忘れてましたが、数年ぶりに思い出させられた作品。
しかも主人公の場合、親の相手は親が愛した人でも何でもなく、自分の担任や政治家、知らない汚い大人たち。これが数年後に理解できるようになってしまったとき、主人公は親のことをどう思うのだろうか。
気持ち悪いと思うならまだ真っ直ぐ生きれてると思うけど、
「うちの親おくれてるから仕方ない」と納得してしまうことが、一番最悪の結果。
けど大きくなるにつれて、親がおくれてること(とまでいわなくても周りと比べて変なこと)、気づいちゃうもんね。おくれてるからって世界に蔑まれていい理由には全くならないのに、この世界に生きてると、そんなクソみたいな理不尽に納得してないと、自分の首を絞めることがあるのが現実。
きっと主人公はこの体験が人生の大きな壁になることでしょう。貞操観念も狂っちゃうんじゃないかな、とか考えたら苦しくて、他の方のクチコミにもありましたが「文学的すぎて子どもを装った大人が書いてる感」を多少感じつつ、気付いたら感情移入?してた事に、読み終えてからの胸糞感で気付きました。
又吉さんの解説で納得した部分もあり、私にとっては又吉さんの解説ありきでこの一冊を自分の中に落とし込めたと思ってますが、主人公の体験を「この時期の大切な経験」だとは思えなかったです。これからこの時期を迎える子どもたちにはできれば誰一人こんな経験せずに生きてほしい。
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Posted by ブクログ
知っても苦しい。知らなくてもさみしい。
えも言われぬ母との距離感、自身でも気づいていない孤独。
歪んだ大人の世界。
傍観者として終始変な表情で読んでいたと思います。
切符に対する行動等 子供らしさを際立たせて
少女の立場をより際立たせる一方、
水や母に対する表現が文学的すぎて
「あ、少女の皮をかぶって大人が書いているな」と現実に戻る箇所もちらほら。
このあたりのすみわけは難しそうだから、素人がどうこう言える立場ではないけれど・・
汚い世界を汚れのない目できれいに表現した作品。
そして何よりも又吉先生の解説が芸術的すぎて、
余韻をすべてかっさらっていた。笑
又吉先生の作品も読んでみたくなってしまった。