西尾維新のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
リポグラムといって、50音の中から使ってはいけない音を決めて、その音を使わずに小説を書くという方法があるそうだ。
例えば、「あ」を使ってはいけないとすると、「ありがとう」とか「愛」とかは使えないので、「感謝している」、「ラブ」と表現するみたいな方法だ。
この本は短編集になっていて、それぞれの短編をまず制限なしで書いたものがあって、その後にそれぞれ違う音を制限したリポグラムバージョンが複数書かれている。
さすがは、言葉遊びの天才・西尾維新という感じの小説ではあるんだけれど、
小説として物語を楽しもうと思うとちょっと読んでいて退屈してしまった。
リポグラムで表現が変わっているとはいえ、ストーリー