あらすじ
亡き父親の正体は大怪盗だった――!? 長男の「ぼく」は、傷ついた弟妹と愛する乳母のため二代目怪盗フラヌールを襲名。持ち主にお宝を戻す“返却活動”を開始する。次なる標的は、天才研究者が集う海底大学。忍びこめたかと思いきや、初代怪盗フラヌールを唯一捕らえたベテラン刑事と、新世代の名(ウルトラ)探偵が立ちはだかり、不可能犯罪まで発生! 二代目怪盗フラヌールは、数多の謎を解き明かし、任務を完遂できるのか!? 衝撃の怪盗ミステリー、ここに開幕!
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毎度の西尾節の皮をかぶった密室物。そしていつもながら、登場人物たちのキャラが濃すぎる(褒め言葉)。「ハッピーゴーラッキー」とか「ウルトラ」などのパワーワードも印象に残る。巻末にある予告状での次回作、次次回作も楽しみ。涙沢さんにはまた会えそうだけど、ポワレちゃんにもまた会いたい。
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いつも突拍子もない設定・展開で読者を楽しませてくれる作家さんだなとつくづく思わされました。キャラ紹介に出てるからって、そんな人が犯人だとは思わないです...。面白くて一日で読み終わりました。続編も出るそうなので出たらすぐに読みたいですね。あの人との直接対決になるんでしょうか...
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とても有名な〈物語〉シリーズをお書きになられた方だとか。もう100冊の本をこの世に送り出していらっしゃる、とか?(未調べ)
今回身近な方からオススメされて初めて読みました。確かになんだか癖になる!キャラクターからお話作っていらっしゃるのかな?「キャラ付け」が濃く、それぞれのキャラクターの名前たちも世界観を作る一部のよう。どーやって思い付いているのかしらん。気になる言葉をメモした一冊があるに違いない。次回の〈フラヌール〉シリーズも期待しちゃうなー。
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主人公(男)視点の物語展開で、西尾維新作品の中でもかなり読みやすい作品。海底にある大学を舞台に、回答としてルポライターとして関わっていく。また、兄弟姉妹好きの私としてしては、その側面が見られたのも満足。西尾維新のコアなファンより、西尾維新を少し知ってるぐらいの人が読みやすい作品。次巻が出れば絶対すぐ買って読みたいという、次への期待も込めて星5
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カバー表紙は怪盗フラヌール、名探偵涙沢虎春花、閨閥艶子、だと思う。
怪盗フラヌールだった父、あるき野散歩の二代目として返却怪盗をしているあるき野道足、表の顔はルポライター。
乙姫島海底大学に玉手箱を返しに行き、父の友人だった東尋坊警部、警察庁出禁でお菓子中毒のウルトラ名探偵の涙沢虎春花などと掛け合いを楽しむ。
人魚の肉で不老不死となった乳母の閨閥艶子、弟で元アイドル今は怪人デスマーチのあるき野軍靴、妹で5才児に退行した天才ふらの。
癌の特効薬?が入っていた玉手箱を返したと思ったら、学長の乙姫島湯煙が殺され、
次に土金土塊が殺され、ハッピーゴーラッキーな土金ポワレが。。。
伏線で語っていた温泉とバウムクーヘンは返せるのだろうか(作中で語っていたバウムクーヘンの由来は正しい)。。。
「怪人デスマーチの退転」「怪傑レディ・フラヌール」は発売いつ?
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何処と何処が繋がるのか、どんな関わりがあるのかと頭の片隅に置きながら、ただただ文字を追うことに幸せを感じるのが西尾さんの文章
今回もとても素敵でした
続編楽しみです
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大怪盗だった父が盗んだ物を返却する『返却怪盗』になった主人公が却先の海底に建てられた大学で、かつて父を逮捕した警部と色々規格外な名(ウルトラ)探偵と共に不可能犯罪に巻き込まれる怪盗ミステリーで、作者の持ち味の言葉遊びと個性を爆発させたキャラ、独特の世界観などエンタメの面白さが詰まった作品で最後まで楽しく読めた。シリーズものみたいなので続編も楽しみ。
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アニメやドラマで言う、いい所でCMに切り替わってしまうような、次のお話で、みたいな展開が多くておもしろかった
西尾先生の作品を初めて読んだが、最初から最後まで、どういう視点で読んでいるか分からなかった
主人公に感情を感じられなかったし、自分も感情を持たなかった
あとがきにあったように10年後に読んだらまた違って見えて面白いのかもしれない。
本とは歴史書である、読書の楽しさを改めて知った
紙の本は絶やしてはいけない、盗まれてしまうことがあったとしても。
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比較的読みやすかった。ヴェールドマン仮説よりは好きかな。ただ、目次で登場人物の足元が描かれてるが、父娘や虎春花はわかるが、それ以外がわからなかった。答え合わせが欲しい。
弟が怪人か。怪盗ルパンと怪人二十面相?妹はなんだろうな。
ファンタジーありきらしいが、まあまあ現実的。一人の人間に二重人格やその他の人格移植って戯言………。
不老不死キャラ好きなのかな?朽葉ちゃん思い出した。
舞台設定自体はサイコロジカル。
まあ、ちゃんと、ミステリーは、してたかな???
主人公の性格になんか難はあるというか、弟からはサイコパス扱いというか、欺瞞があるなら、楽しみだな。
お艶ラブなのは、そういや、西尾維新はなんだかんだ年上のお姉さんキャラすきだったな!?と感慨に浸った。懐かしいね。
道足はまあまあ常識人のツッコミキャラなので楽しい。でもわかんない、いーちゃんっぽくもある。阿良々木君よりは小賢しそう。
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怪盗の突然の死から始まる物語。
次から次へとイベントが続いていき、思ってもない方向へ話が展開していく。
二代目のキャラクターがもう少し立っていれば、ということで星4つ
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久しぶりの西尾維新。言葉遊びは相変わらず秀逸で名前が難しいのも相変わらずw
怪盗だった父が残した盗品を返して回る二代目怪盗⁉︎おかしな人々と意表をつくトリックと非現実的な設定が勢いよく展開するミステリー。
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亡き父は大怪盗だった。
父が犯罪で稼いだ大金で良い暮らしをしていたあるき野家。それの良心の呵責に耐えかね、長男の道足はその怪盗品を返却する為、二代目怪盗フラヌールとなった…
西尾ワールドらしく、キャラが濃い!
探偵や返却先の大学メンバーも個性派揃いでした。中でもお気に入りは乳母の艶子。全く老けない容姿の秘密も、どこまで本当か判りませんが、実際そうなんでしょうね。
次は弟と妹の巻ですかね?
次巻も楽しみです。
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西尾維新らしい作品でほっとしたような、もっと裏切って欲しいような
相変わらず登場人物の名前が面白いのに覚えにくい
電子書籍だと戻るのめんどいから、毎度ルビを振ってほしい
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今作を読むより先に240を読んで、涙沢虎春花って誰だ?って疑問に思ってたら、今作で登場した。んだけど、なんか240で言ってたほどの強烈さは無かったというか、期待はずれな感じはあった。続編ではもっと活躍してくれるのかな?
盗品を返却するっていう変わった怪盗ものなんだけど、読み終わってみたら、殺人事件が起きて、主人公が解決するって部分の方がメインだったな。犯人の正体は全然分かりませんでした。ラストは結構好きな終わり方でした。続編にも期待しています。
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おもしれー
独特の世界観なので、くどくても、ん?みたいな場面でも、自然なのが西尾節だなあ
オーディブルで視聴
相変わらず女声などの使い分けが上手で聞きやすかった
作者の世界に没入できるならあり
文章が回りくどくて同じことを何度も何度も言い、それがおもしろいときもありますが一冊読む頃にはうんざりしました。
くすっとなるときもあったんですけどね。
推理もので当然踏む手順に則っていないので、推理もの好きの人はきついかもしれません。
逆に作者が作る世界感に没頭できる人ならすごく楽しめるのではないかと。
最後まで明かされなかったので言いますが、双子がA班とB班だったはずですがどうやって実験してたんでしょうね。策士策に溺れるってところですかね。
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怪人二十面相を思い出しますね。
何もかもがアニメみたいです。
トリックもこれをトリックと言っていいのかと自分には疑問に思います。
10代が読むのに適してるかな。
おじさんには無理ですね。
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掟上今日子シリーズを読みにくいと思った事はなかったけど、これは読みにくいなー、私が年取ったせいかなーと思いながら読み進めたら、終盤が怒涛の展開で止まらなくなった。忍耐、大切。
Posted by ブクログ
西尾維新の新シリーズは、盗品を返しに行く怪盗二代目のハナシ。
尊敬していた父親は、世紀の大怪盗だった。
交通事故で死んだ父親の遺品整理でそのことを知った残された兄弟たちは、その事実に耐え切れずに弟は失踪、妹は記憶を失くして幼児退行して家族離散の憂き目にあう。
そして長男、あるき野道足は二代目怪盗フラヌールとして、父親が遺した盗品の返却を始めた。
次に返す盗品は”玉手箱”。
竜宮城と言われる海底の大学機関への返却を試みる。
怪盗対策課の東尋坊警部、警察出禁のウルトラ探偵涙沢虎春花と海の底へ。
自らはジャーナリストを装い、玉手箱の返却を成功させた道足だったが、翌日、空箱の玉手箱と共にあったのは学長の死体だった。
返却怪盗フラヌール、新シリーズ第一話。
てなわけで、新シリーズまずは様子見。
Posted by ブクログ
父である初代怪盗フラヌールが盗んだお宝を、二代目となった息子が返しに回る。竜宮城と呼ばれる海底の大学に、開けてはならない玉手箱を返しにいった先で、殺人事件が発生。普通には開けられない金庫室の中で四重に殺された遺体。
イラストが、表紙と登場人物紹介ページだけなのが残念。ダビンチの浮世絵、極彩色のドレスファッションと、刺激的なビジュアルが言葉だけなんて。
Posted by ブクログ
※
初読み 西尾維新さん小説
超個性的な登場人物たちのドタバタ劇。
現代なのに古風、レトロとリアルの程よい
ミックス感がコミックを読むように軽快。
〈本はその時代を映す歴史書〉
作者のあとがきに共感。