西尾維新のレビュー一覧

  • 怪傑レディ・フラヌール

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    最終巻だけあってか、前巻のキャラも色々出て来てましたね。壁璧ちゃん出すならポワレちゃんも出て欲しかったなって思います。
    黒幕は指摘されるまで全然疑ってもなかったです。そこまで考えずに読んでたのもあるけど……
    レディ・フラヌールことふらのメインの話なのに出番少なくないですか?最後にもう一回会って話して解決するのかと思ったら、そんなこともなくあっさり解決?して終わったのは残念。

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    2024年11月22日
  • 美少年М

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    本編もさることながら、本編の後についている短編も面白かった。美少年探偵団はとにかく個性が強い。よくこんな人物を創り出せるのか。西尾維新の力量はすごい。

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    2024年11月11日
  • 傷物語

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    化物シリーズ2作目。

    実質、『化物語』という物語の補足というか、過去編というか。
    羽川翼が完全に正ヒロインムーブ。ひたぎ派の自分としては、えーこんな娘だっけ?となってしまった。というか、阿良々木もなんでここまでされて惚れないん?

    ただ、それ以外は、長ったらしいギャグシーンも少なく、非常に面白かった。これぞ、西尾維新小説って感じの、ギャグあり、重めのエピソードあり。
    こういうのでいいんだけどね。

    個人的には、やられ役として出てきた3人の吸血鬼ハンターとか、キスショットのキャラとか、非常に良きでした。これくらい厨二なのがいいんよ。ハムカツみたいな存在。

    あとは、シエル先輩しかり、俺って優等

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    2024年10月22日
  • 怪傑レディ・フラヌール

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     本シリーズは三巻目でおしまい。
     最終巻は五歳まで記憶が退行していた妹の話。

     父親が盗んだモノの返却稼業も最後のひとつとなった。
     それは、父親が入っていた牢獄だったのだが、それをどこの誰かが返却して警察に逮捕されたのだった。
     怪盗フラヌールが逮捕された。
     その報道に、あきる野道足はいっそ怒りすら感じる。

     誰がフラヌールの名前を騙ったのか。

     シリーズ完結編。

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    2024年10月20日
  • 鬼物語

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    ネタバレ

    西尾維新の<物語シリーズ>第9作・・・というカウントもなんかしっくり来ないな。ということで、11冊目。

    阿良々木暦と八九寺真宵の前に突如として現れた、正体不明の「くらやみ」。ブラックホールのように呑み込もうとする"それ"から逃げ回る2人。間一髪のところで斧乃木余接と出会い、彼女の能力『例外のほうが多い規則(アンリミテッド・ルールブック)離脱版』でいつもの学習塾跡の廃墟まで逃れた後、暦の影の中で眠っていた忍野忍は、「くらやみ」に関する自身の過去を語る。それは400年前、彼女が最初の眷属を生み出した時のお話―――。

    忍の昔話がメインかと思いきや(いや、メインの一つであること

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    2024年10月19日
  • りぽぐら!

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    西尾維新作品を初めて読んだ。
    「言葉遊び」の西尾維新らしい作品だと思った。
    制限された言葉の中で、4編な内容が損なわれないように、言い回し、単語、口調といったものがそれぞれ異なり、同じ内容なのに異なる小説を読んでいるようだった。
    自分の知らない単語が多くでてくるため西尾維新は語彙が多いなと思った。
    最初の「妹は人殺し!」は4編全て読んだが、後の物語は最初の章のみ読んで終わった。
    各章のキーとなる文章を比べてみるだけでも面白い。

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    2024年10月16日
  • D坂の美少年

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    美少年探偵団第6弾。今回は新生徒会長を決めるお話がメイン。そこに轢き逃げ事件が絡んで。小説をあまり読まない人もこのシリーズはスラスラ読めると思う。テンポがいい。

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    2024年10月09日
  • 短物語

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    いろいろな形で発表されていた短々編が一冊にまとめられている。
    アニメ〈オフ&モンスターシリーズ〉の公式サイトに掲載された2話もさっそく収録されていた。

    忍野メメ視点の話(「どうして」)があった。
    なかなか良いキャラだと思うのだけれど序盤しか出てこないから残念。
    外伝でも過去話でもなんでもいいから、また出て欲しい。

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    2024年10月18日
  • 憑物語

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    ネタバレ

    継ぎ足して続けてきたお話が、ついにツケが回って、ツキが尽きて追及されて、お約束としてのつきもの・憑き物に気づくような?物語。

    ファイナルシーズン1作目、終焉に向かうお話、らしい。2024年に読んでる私はこれがシリーズの終わりではないことを知っているのだけど。それでも文体もどこかテンション控えめで、じわりと忍びよる「終」の気配に緊張を感じながら読めた。
    シーズン単位でみれば前巻で一区切りして今巻は次の序章にあたるが、暦くん的には前シーズンともしっかり地続きなお話。というか、前シーズンに暦くん視点が少なかったのはこの話をするためだったんじゃないかとすら思う。怪異は語り部にはなれない、前シーズンの

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    2024年09月27日
  • 掟上今日子の推薦文(単行本版)

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    忘却探偵シリーズ2作目。今作の今日子さんのパートナーは美術館の警備員である親切守。プライベートの今日子さんは美術館である絵を度々鑑賞しており、2億円の価値があると鑑定していた。しかし、ある日突然、今日子さんの鑑定額は200万円に急落。もちろん、絵にすり替えられた形跡はなく、今日子さんにそれぞれ鑑定した日の記憶は無い。そんな様子を見ていた守が今日子に声をかけ、事件に巻き込まれていく。

    前作の隠館厄介からパートナーがバトンタッチするとは思ってなかった。厄介と守のキャラクターがそんなに変わらないので、厄介が登場して欲しかったのが正直な気持ち。今回も短編集の形式だが、それぞれの登場人物は共通している

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    2024年09月24日
  • 零崎軋識の人間ノック

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     昔読んだときは「軋識かっちょいい」くらいの感想でした。
     時を経て読んでみると失敗を引きずってしまう軋識の気持ちめっちゃわかるし、時と場に応じて自分って変わるよな…って色々な感想が湧きました。結局はあとがきにもあるように多面性があってもそこには一貫した自分があるんだろうなという所に共感しました。
     やっぱり零崎は良いですね…!

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    2024年09月19日
  • 掟上今日子の退職願(文庫版)

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    4人の女性警官との短編集です
    ちょっとネタ切れ?なのか、パターン化されていてイマイチな感じ
    多分、本だと4人の女性警官の違いというか特徴が伝わり難いのかも知れません

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    2024年09月13日
  • 掟上今日子の推薦文(文庫版)

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    ドラマ化もされた人気シリーズ。本書は第2巻。
    3編構成だが1冊を通して話は続いている。
    美術館の警備員親切守が探偵掟上今日子と出会う1編から事件は続いていく。
    とても読みやすい作品。第3巻もあるようなので是非読んでみたい。

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    2024年09月12日
  • 鬼物語

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    ネタバレ

    鬼ごっこのお話。
    暦くん視点の地の文はかなり久々(読むのに間が空いていたのもあり)で、恒例のセクハラ芸が新鮮に気持ち悪く読めて良かった。こんなにおっぴらげだったかしら…だった気もする。そしてこんなにも情に熱い人間だったかしら、という気づきもあった。人間強度が下がりまくってますね。もう人間を辞めてるから関係のない話だったっけ?時間が空いてるせいでこの辺りも記憶が薄れてる。
    記憶といえば、忍の記憶は薄れることはあっても美化されることはないってあたりも忍の化物性を高める設定だったのは「おお」となった。怪異は語り部にはなれない。「化物語」自体、人が化ける物語で人の認識の変化を描く物語だと(いまのところ

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    2024年08月31日
  • 掟上今日子の備忘録(単行本版)

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    ・暗い気持ちにならないミステリー小説

    ・ドラマを何周も観ているので、違いを楽しみながら読むことができた。小説の方が、今日子さんの態度がツンツンしてるなという印象

    ・続きも読みたい

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    2024年08月27日
  • クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子

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    だいぶ戯言遣いになれてきた。
    推理小説ではなく、こういう作品なのかと思えば、楽しめる。
    今回でひと段落しましたが、シリーズでは一作目が一番良かったと思います。


    「紫木一姫って生徒を学園から救い出すのが、今回のあたしのお仕事」 「救い出すって……まるで学園がその娘を拘禁してるみたいな言い方ですね」 人類最強の請負人、哀川潤から舞い込んだ奇妙な依頼に従って私立澄百合学園、またの名を《首吊高校(クビツリハイスクール)》に潜入した「ぼく」こと“戯言遣い・いーちゃん”は恐るべき殺戮の嵐に巻き込まれる――。

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    2024年08月12日
  • 押絵と旅する美少年

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    サクッと読めて面白い。美少年探偵団というのだから、謎・ミステリーの部分もあり、キャラクターが魅力的である。

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    2024年08月11日
  • 鬼怒楯岩大吊橋ツキヌの汲めども尽きぬ随筆という題名の小説

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     随筆は読むのがツラい。
     相当以前に「吾輩は猫である」を読んで挫折しそうになった(水瓶で溺れるラストまで読み切った)。
     本作を読んで、一人称のとめどもない思考の発散を文章で追うのが苦痛であり、ページ数の割に開業がなく文量が多くて全然進まない。

     本作で得る教訓といえば、お前が書いているブログも一般人からすると全く読みづらいんだよ、ということ。
     そうか、ブログとは随筆であったか。
     ブログを始めたころとは、大分書き方も変えたけど、ちょっと小説風に書いてみるのも面白いかもしれない。

     鬼怒楯岩大吊橋ツキヌは、いざこざによって職を失い、面接で得た職はペットシッターだった。
     動物を飼ったこ

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    2024年08月05日
  • 鬼怒楯岩大吊橋ツキヌの汲めども尽きぬ随筆という題名の小説

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    ペットシッターとして雇われたことの一人語り。読みにくいっちゃ読みにくい。不思議な猫のイメージはヒグチユウコさんのイラストで補完。

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    2024年07月30日
  • 屋根裏の美少年

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    屋根裏の美少年。タイトルからあの有名なミステリを想起させられる。本作は美術室の屋根裏から、三十三枚もの絵画が見つかることから謎が始まる。日常に潜む謎。それを鮮やかに魅力的なキャラクターと共に描く本作。

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    2024年07月23日