西尾維新のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
リポグラムといって、50音の中から使ってはいけない音を決めて、その音を使わずに小説を書くという方法があるそうだ。
例えば、「あ」を使ってはいけないとすると、「ありがとう」とか「愛」とかは使えないので、「感謝している」、「ラブ」と表現するみたいな方法だ。
この本は短編集になっていて、それぞれの短編をまず制限なしで書いたものがあって、その後にそれぞれ違う音を制限したリポグラムバージョンが複数書かれている。
さすがは、言葉遊びの天才・西尾維新という感じの小説ではあるんだけれど、
小説として物語を楽しもうと思うとちょっと読んでいて退屈してしまった。
リポグラムで表現が変わっているとはいえ、ストーリー -
Posted by ブクログ
オール1冊なでこドロー(語り部撫子)。
オフシーズン愚物語に続きまたも登場、余接ちゃんと撫子のドタバタ劇場。
正直短編な内容かと思ったらオール1冊で驚き。
久々に1冊1話を読んで思ったけど、西尾維新の描く行動描写は細部が細かすぎて分かりづらい上に長過ぎてページ数が無駄に多くなる。
だから、しのぶメイルが苦手になって物語シリーズを読むことから遠ざかってたことを思い出した。
過程が本編なのが西尾維新であり本編の戦闘はさくっと終わらせるのが西尾維新である一方で、戦闘描写をしっかり描く本作みたいな作品もあることを改めて思い知らられた。
というよりも、本作の場合はくどい戦闘描写より撫子の探索パートみたい -
Posted by ブクログ
ネタバレ誰にでもあるような些細な反骨心を「変人を演じている」と考えているあたりが、他人と心の内を語り合ったことが無い人間らしくて良かった。(良いというのは効果的という意味で自分にとっては苦手だった)
主人公は太宰の人間失格のように自分の考えについて逆説を持ち出し「自分は偏屈なだけで他人に理解がない訳では無い」と言い訳するような語り口だったが、生命活動をする事にだけは貪欲であり素直であった。それは10年前の出来事で人間が死ぬという事はどういう事なのかを意識せざるを得なかったからだろう。
過去の彼はよく交通事故で人が死ぬ現場を目撃していた。それは人が死ぬという現象を観測しただけであって本当に人の死につい