あらすじ
「生きている以上、世界の終わりを物語の終わりを、諦めることはできない」"人類最悪の遊び人"たる「狐面の男」は「ぼく」こと"戯言遣い"に断言する。玖渚友との決別。想影真心の暴走。そして、復活する哀川潤……。シリーズすべてを貫く伏線の楽譜(スコア)は絡まり合い、一気に奔流(クレッシェンド)をはじめる! <戯言シリーズ>、その最終楽章となる『ネコソギラジカル』三部作、ついに大団円(フィナーレ)!
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戯言シリーズ6作目の下巻。
これがシリーズ最終巻。人間慣れるものだなと思わざるを得ない。特に文体とか。
結構楽しめました。このまま先のシリーズも読んでいくつもりです。
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やっと読み終わった。。というのが第一の感想。
ネタバレになるけど、結局最後まで主人公の名前明かさないのかよとか、ドラゴンボール的に戦力インフレしてどうなるかと思ったけど、わりとハッピーエンドな感じだったり、色々。
生きてるって素晴らしいとか、そんなところでしょうか。
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戯言シリーズ最終巻。
とうとう終わったのかという感じもあれば、まだまだ終わって欲しくないという思いもある不思議な気持ち。
それでもラスト2頁に全てが詰まっているような、素敵な終わり方だったと思います。
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全てが潤さんの望むような王道に収まったかな
最初1p目のイラスト見たときは違和感だらけだったのが読後に見たら納得、というより感動した
とにかく大好きなシリーズだった
もう少し掘り下げて欲しいキャラもいるけどこれはこれで戯言らしい終わりなのかな、とも思う
最高に面白かった
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異常なキャラたちをちゃんと深く書いているから、面白いのかな。台詞回しも面白い。
「喧嘩すればよかったんだ」
「現在ってのは、別に過去だけで構成されてるわけじゃねえだろう――未来ってのも、過去と現在の二つだけで構成されてるってわけでもねえ」
「ばいばい、セリヌンティウス」「走れ、メロス」
「十万回に一回しか起きない事は一回目に起きる―」
「恥ずかしい告白大会しようぜ。一番、人類最悪。実は俺、何も考えてないんだよ」
「探していた幸せはあんな遠くにあったけれど、僕たちは、幸せになった。
多くのものを失いながら、かけがえのないものを得た」
「僕たちは、幸せになった」
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面白かった!いーちゃんと零崎のやりとり最高。皮肉に皮肉で返すというやりとりが綺麗というか鋭いというか、とにかく面白い。
上・中からの様々な人や事に対する印象がガラッと変わってしまった。曖昧で抽象的言い方が多いのに伝わってくるもの考えさせられるものがとても多い。そして明確に語られなかったアレやソレは読者一人一人に委ねられるということなのだろうか。凄い後味が残る、けど最期のエピローグが長かったのは嬉しい。哀川さん、やっぱりカッコイイ!。生きてるってホントどういうことなんだろうなぁ。何回か読み返したい。
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こんなに綺麗にハッピーエンドしてくれるとは。意外でした。やっぱりいーちゃんにはあの人しかいませんね。最後の2Pでほっとしました。憎たらしいほど愛してる。素敵な戯言でした。
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「ハッピーエンド以外は認めねぇっつーの」
玖渚友との別離、「最強」と「最終」の再戦、そして「最弱」と「最悪」の戦い。物語はどこへ行き着くのか。
まさに大団円。
あれだけたくさんの人が死に、ちらほら納得いかないことがありつつも、この読後の満足感と幸福感はなんなのだろう。
潤さんといーちゃんのあの会話、そしてラストの笑えるようになったいーちゃん。はっきりいって泣けます。
このラストでなかったら、私はこんなにこのシリーズが好きではないかもしれない。
「最初からボタンを掛け違えていた関係」の2人。全てのボタンが外れてしまえば、また掛け直すことができる。
いーちゃんが何度も傷ついては立ち上がり、生きることと人と関わることを選んだからこそ得られた幸せ。
「物語の終わり」とは?「世界の終わり」とは?
このラストは終わらない物語、続いていく物語だと思うので、そのへんで作者の「物語」観を考えると面白いような…。
謎は謎のまま、過去は明かされないまま、このほのめかされたままはっきりとは見えない部分というのも、このシリーズの大きな魅力なのではないかとも個人的には思う。
決戦の後、あの結末に至るまで、いーちゃんと玖渚の間にどのようなやりとりがあったのか、非常に気になるけど、それも描かれないからこそいいのかなあ…。
この巻は特に好きなセリフが多いかもしれない…。
「喧嘩すればよかったんだ」
「現在ってのは、別に過去だけで構成されてるわけじゃねえだろう――未来ってのも、過去と現在の二つだけで構成されてるってわけでもねえ」
「ばいばい、セリヌンティウス」「走れ、メロス」
「恥ずかしい告白大会しようぜ。一番、人類最悪。実は俺、何も考えてないんだよ」
「探していた幸せはあんな遠くにあったけれど、僕たちは、幸せになった。
多くのものを失いながら、かけがえのないものを得た」
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私は、物語シリーズから西尾維新を知った者だが、想影真心と哀川潤のセリフには物語シリーズでも見受けられた原点の思想が感じられて、アツいモノを覚えずにはいられなかった。
やっぱり人生、ハッピーエンドを目指してなんぼだ。
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戯言シリーズの一旦の終わり
ヒトクイマジカルからの連続した戦いの終わり
色々ない異形異能が出てきたけど、西東の心情や真心の感情などは、物語的なものではなくて、あくまで人間そのものとして書きたかったんだろうとあとがきを読みながら思った
まあ正直釈然としないところはあるけど、玖渚が隣にいて、アパートにみんながいるってだけで何もかも良しです
個人的に七々見が気になる絶対面白い女
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【再読】
とりあえずいったん完結。
人間シリーズとか最強シリーズとか読み終わった後、ついにキドナプキディングに手を出していこうと思う。
戯言シリーズはとにかく二項対立が多い作品だけど、人から外れて世界を絶望する想影真心と、世界を盛り上げようとする哀川潤の対比がシリーズ内でも1番好きだった。真心に勝利して世界の価値を証明する哀川さんがカッコ良すぎる。
人類最悪と人類最強と人類最終はわかるんだけど、そのついでみたいにいーちゃんが人類最弱に当てはめられてるのが変。そこそこ強いのに。
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再読。戯言シリーズ最終巻。これにて大団円のハッピーエンド。失ったものも無くしたものも多いけれどそれでも「めでたしめでたし」で終わる物語。それにしてもこの時の潤さんは本当かっこいいよなぁ…。最強シリーズの潤さんも味があってそれはそれでいいんだけれど、やっぱりこの戯言シリーズの潤さんのかっこよさとは比べられない。昔読んだ時も「いーちゃん、頑張ったね」って気持ちになったけど今回も同じく「いーちゃん、頑張ったね」で終われる話だったと思う。
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ミステリとして始まったシリーズだけど最終章はミステリではない。分量のわりに驚くほどサクサク読み進められる、今までにない読書体験だった。ストーリーは若干破綻ぎみだし、とにかくキャラが多いのに不思議と混乱することがなく、各キャラに愛着がわいたのは作者の卓越したストーリーテリングによるものだと思う。強いて問題点を言えば玖渚の影が微妙に薄かったくらいか。
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ことごとく悪い予想が当たり登場人物がばっさばっさ死んでいったこのシリーズなので、心配していたのですが、最後は大団円でよかった。
振り返ってみると、魅力のあるキャラクターを量産できる作者すげーというシリーズでした。
そういえばいつのまに、ミステリ要素0になってましたね、気づかなかった笑
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前向きになったいーちゃん。良かった。世界が終わらなかったのは、続編とか…期待…しちゃったりしたいなぁ。
哀川さんが粋すぎ。そして、玖渚が…良かったなぁ。もうちょっと最後の描写多かったら嬉しかったけどね。
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イエイ、ちゃんとハッピーエンドで終わったね。
お疲れ、いーちゃん。
たくさん死んだけど、ちゃんと残った人もいるね。
よかった、よかった。
そして人識、やっぱり良いところ掻っ攫っていくなぁ。
正義のヒーロー、でも通り魔殺人鬼みたいなー。
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読み終わって、1P目の挿絵見て、うわあああああ!ってなった。シリーズ一作目を読んで衝撃を受け、ついにここまで来た。気が付いたらミステリではなくなっていた。それでも物語は面白いし、キャラクターは濃いしでグングン世界に惹きつけられて行って、物語が一つ終わってしまうのがとても悲しかった。
気になっていたいーたんの名前や、玖渚友と妹の過去、チームの面々、他の伏線もあったのに謎は謎のまま。語らない事はなんとでも解釈説明のつく物語だったりする訳か。全部まるっとすっきり解決ではない。だから、色々気になります。
シリーズ通して思ったのは、登場人物は女性がほとんどで、主人公マジハーレム過ぎ。モテ過ぎ。中二病と言われたらそれまでだけど、名言が多すぎる。厳選出来ないほどに。それもまた好きな部分です。
紆余曲折、遠回りもショートカットもしたけど、帰ってくる所は同じ。成長もするけど、根本は変わらないって素晴らしい。零崎と哀川さんが言ってたけど、「生きるってのは、≪生きていると思うこと≫」だって。
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最初のミステリーで不思議なものから一転バトル漫画のようになってました。
面白かったけど、もっと最初の彼女たちのようなトリックものがあったら嬉しかった。
キャラが魅力的です!文庫ですが、一気に買いそろえました。
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しっかり綺麗に終わっていて、いい意味で「続きを読みたい」とは思わない完結編だった。ここまで読んできてよかったなーと素直に思う。
しかし中巻で触れられていたが、ここまで盛り上がりもカタルシスもない終わり方も珍しいというか。いや、一応あるにはあったけれども、十三階段なんて仰々しく登場させたわりにはショボいエンディングだったような気もする。でもだからこそ「戯言」らしい。
ジョジョが人間賛歌であるならば、これもまた一つの人間賛歌だろう。思えば「天才」が呆気無く死んでいくところから始まったこの物語が、最終的に生を肯定するところへと行き着いたのは必然だったんじゃないか。
この作品のことは、たぶん一生忘れられない。もう一度読み返して名言の一つ一つとか拾い上げ直したいものだ。
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再読。
久々に読みたいなーと思って読み始めたけど、
やっぱりヒトクイマジカルからネコソギラジカルの4冊については、なにもはじまってないのに勝手に戦って勝手に終わった……という感想が否めない。
伏線を全部回収するわけでもなし。
キャラが魅力的なのと、
きちんとハッピーエンドにしてくれたとこはよかった。
強火零崎推しなので、このまま人間シリーズ読みます。
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もはや分類不能な作品となった戯れ言シリーズも最終巻。大団円の幕引きと、これまで失ってきた人々を思うとつらい。
しかし、潤さんや、これまで協力してくれた全ての人と勝ち取ったフィナーレに満足する。西尾維新の真骨頂にして原点。ミステリから始まったはずのこのシリーズは見たことのないシリーズと相成った。
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戯言シリーズ最終話。ハッピーエンドと言えばそうなのかもしれない。ただ長編の物語だっただけにこの終わりで良いの?とも思う面も。人それぞれで良ければ良いのかな?
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やっと戯言シリーズ最終話。上、中、下で各約600P・・読み疲れしました。物語シリーズの「終物語」もこんな感じかなぁ・・まだ手をつけたくない気がする。既出の登場人物に十三階段が絡み、設定、展開とも西尾式言葉で誤魔化す荒唐無稽。キャラのぶつけ合いだけど、確かに意識的だろうが多すぎてかぶる。伏線を何とか消化したみたいな書き方だが、幾つか疑問は残るなぁ、どうでもいいだろって事かな。適当に殺して、適当に残ってハッピーエンド?続編はいらない(笑)
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キャラクターが多すぎて、
濃すぎて、
一気に伏線回収しすぎて、
何か消化不良。
ちょっと謎が多すぎる気が....。
私の理解力が足りないのか?
一人一人に焦点当てた『その後』があればいいのに。
ないかな?ないか。
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戯言シリーズ最終巻。
終わってみると、なかなかに楽しい物語だと思った。
友は、そうか、最後まで外側にいる人だったんだ。
最終戦は、主人公と狐と哀川さんと真心。
主人公が正義の味方になると宣言するところや、きっちりと自分の手で幕を引くところに、成長をみた。
人識と主人公のやりとりが好き。
後日談的エピソードは意外というか、主人公のまともっぷりにちょっと意外な気がした。
哀川さんは相変わらず哀川さんだった。
友とのその後の関係を具体的に見たかったとような気もするけど、ポジションがそこならまぁ、これでいいのか。
西尾さんは、キャラクターを描くのが上手。
ちょっと反則じゃね?というくらいエキセントリックだけど、これだけ多くの登場人物が出てきて、あれ?これ誰だっけ?とあまりならないのはすごい。
エキセントリックなりに、登場人物の一人一人がきちんと個性的。
5日間で戯言シリーズ全部読破した。
うん、満腹。