あらすじ
眠るたび記憶がリセットされる名探偵・掟上今日子。引き受けた事件は即日解決の彼女のもとに、今日も悩める刑事からの難題が舞い込んだ。呼び出されたのはなぜか、事件現場ではなく遊園地。依頼は、ある事件の容疑者より速く、巨大な脱出ゲームをクリアすることで……?美人でおしゃれでお金が大好き。忘却探偵・今日子さんのタイムリミット・ミステリー!
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短編集 警察関係者と事件を解決する話。
宿泊者の撲殺事件
ミステリーとはどんなものか?をわかりやすく解説してくれる下りもある。叙述トリックは現実には不可能。確かに!
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短編4話です。おもしろいです。
ミステリーファンの今日子さんが、ミステリーのトリックを教えてくれるメタ小説?です。叙述トリックとかよくわかりました。
第一話は、容疑者の夫婦が夫61歳で「老夫婦」と書かれていて引っ掛かり、気になって仕方ありませんでした。まあ、いいんですけど。
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ずっと著者のターン、といった具合でしょうか。
読者を欺く、という事柄に特化されています。
それと犯行の余りにも的なものも。
最初のはもう本当にうわー…系統です。
ウッソだろ!?と思いたくなること、請け合いです。
だましの文章テクを活用しているのが
3作品目。
言葉を信じると最終盤で手痛い目を
見ることとなります。
そして最後の作品も騙しのテクニックを。
これは3作品目ほどではありませんが。
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面白かった
叙述トリックの話、まさか犯人を書かないとは思わなかった。
「意外な犯人」なので直前に今日子さんが挙げた推理研と軽音部のメンバーは違う
叙述トリック⑬、人数の誤読でやたらと煽った言い方の(印象に残る言い回しの)「管理人はいるでしょ」のくだりを考えると犯人は合宿所の管理人
これなら犯人名の5文字にもあてはまるし、意外性もある
そして今日子さんは腕に書いた登場人物にいなかったから不思議がった
(といっても管理人の存在は明示されていないが)
というような推理を楽しめてよかった
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「合宿二日目の零時過ぎ頃、何者かに頭部を強く殴られ、昏倒しました ー 凶器はグランドピアノです」
「は?」
『『日本国民全員から一円ずつもらえば、一億円儲かりますよ』と言われているのと大して変わらない、机上の空論である。』
「いえね。叙述トリックを仕掛けてみようと思いまして ー 私自身に」
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掟上今日子シリーズ4冊目!
最初は出版順に読んでいたが、順番は特に関係なさそうな事に気付いて、途中をとばして“家計簿”読んでみた。
「叙述トリック」面白い!
掟上今日子を読んできて、今まで「面白いような微妙なような……」と思っていたけど、これは面白かった。
色々な小説を読んでいて、時々やられてしまう叙述トリック!の種類が明確に分類・説明されていてすごく良かった!
その①「場所の誤読」
その②「時間の誤読」
その③「生死の誤読」
その④「男女の誤読」
その⑤「人物の誤読」
その⑥「年齢の誤読」
その⑦「人間の誤読」
その⑧「人格の誤読」
その⑨「語り部の誤読」
その10「作中作の誤読」
その11「在不在の誤読」
その12「外回りの誤読」
その13「人数の誤読」
その14「その他の誤読」
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シリーズ七作目。相変わらずのロジック至上主義で登場人物がまったく描かれないがゆえに、純粋なパズラーとして楽しめるのかな。でもこれは解けない。名探偵への道は遠いようです。
「掟上今日子の叙述トリック」が凄い! グランドピアノで撲殺というシチュエーションだけでも凄いのに。叙述トリックに関する分類と考察がかなり興味深く読めました。知ってるつもりだけれど、それでもかなり奥の深い叙述トリック。ここに登場する「XYZの悲劇」が非常に読みたい! ただし……誰だったのよ犯人っ!!!
さらにここから続く「掟上今日子の心理試験」に絶句しました。叙述トリックを踏まえたうえでのこれって! そして、確かに現実を直視したくない気持ちは分かりました。これはミステリとしての事件でも、楽しくないなあ。
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・掟上今日子の誰がために
雪山のペンションでおきた密室殺人事件の謎解き
・掟上今日子の叙述トリック
推理小説研究会の部長がピアノで殴殺された。スマホの画面には「XYZの悲劇」の電子書籍が。
・掟上今日子の心理実験
家族に監禁されていた次男の殺人事件。こっちのほうが叙述トリックっぽく、写真を見れば一目瞭然のこと。
・掟上今日子の筆跡鑑定
遊園地のスマホアプリを使う脱出ゲーム。容疑者が1時間半かかったというアリバイを崩すため最速クリアを目指す掟上今日子。最後はスマホにのこったフリック跡を手掛かりにアリバイを崩す。
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眠るたび記憶がリセットされる名探偵・掟上今日子。引き受けた事件は即日解決の彼女のもとに、今日も悩める刑事からの難題が舞い込んだ。呼び出されたのはなぜか、事件現場ではなく遊園地。依頼は、ある事件の容疑者より速く、巨大な脱出ゲームをクリアすることで……?美人でおしゃれでお金が大好き。忘却探偵・今日子さんのタイムリミット・ミステリー!
読み終わったー!
色んなトリックがありものすごく楽しめれた✨️
笑う所もあったり警部さんの心境も載っててくすくす笑いながら読んでました!
次回のも楽しみにして読んで行きます!
Posted by ブクログ
賛否分かれますよね
私は確かこの本を読んで掟上今日子シリーズを読むのを止めました
で、何故読み続けているかというと、求めるものを変更したからです
快適な推理うんぬんではなく、この作者に振り回されてやろうとそう思うので読むことにしました
1話の動機も、はあ?だし、
2話も2話ではあ?だし、
3話なんか、ほんまえぐいし、警察官なんなんだし………
とまあね、色々思うのとはありますが、
掟上今日子はこういう物語なんです
正しさとか常識とか求めていたら読めません
奇怪なものを求めれば納得します
常識外れですからね
トリックも。
って事で、とりあえず次巻から新規です
見てないやつですね
また振り回されて見なくなるのかは謎
Posted by ブクログ
今日子さんと刑事シリーズ、厄介と今日子さんも恋しいけどなんだかんだ刑事さんとの絡みが面白い!
叙述トリック普通に勉強になったし、最後の犯人気になる!!多分今日子さんが紹介してくれた叙述トラックのその13までのどれか使ってるんだろうなー
その他の話もちゃんと騙されたし、文ならではのトリックってなるほどねって感じ!
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正確に書くと星3.8。
実は再読だった。
掟上今日子シリーズは、一巻、二巻、と言う表記じゃないからたまに間違える。
ただもう何年も前だったので内容はほとんど忘れていて、最初の時と同じようにとはいかなかったが楽しめた。
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今日子さんと警察シリーズ
言葉遊びはいつも通り
「心理実験」は、後味悪いけど1番印象に残っている。
“人間の心理を人間味なく理解する”
そうは言っても、やはり人間味がなくては理解できないよなぁって思うのだが…これも希望なのか。
西尾さんのあとがきの、面従腹背の話が興味深い。
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掟上今日子シリーズ第七弾
いつもように今日子さんが軽快に謎を解いていく。
今冊は男性刑事とのコンビ。
タイトルがなぜ家計簿なのかは全章読んでもわからなかったし、2章目に関しては特にである。トリックも非現実的としかいいようがなく、叙述トリックのための話なのだろうが肝心の殺人事件の犯人は分からずじまい。
サクサク読めるものの、自分としては、もう少し奥深さを期待していた分、拍子抜けしてしまった感がある七弾であった。
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掟上今日子の誰がために
掟上今日子の叙述トリック
掟上今日子の心理実験
掟上今日子の筆跡鑑定
の4編。今日子さんと男性警部さんシリーズ。
叙述トリック解説からの心理実験での見事な叙述トリックの流れが好きです。
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しばらく読んでいなかったが掟上今日子シリーズをまた読み出してみた。
短編集になっている。うーん。まあ、こんなもんかな。
あんまり印象に残っていない
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うーむ、回収されないナゾがある。読者に任せられていると言えば聞こえは良いんだけども、なんかちょっと違う気もする。思いついたところで麻耶雄嵩もそういうことをたまにしてた気はするんだけども、麻耶雄嵩の作り込み度は半端ないからなー。
叙述トリックのネタ掘りはよくがんばった!という感じはしますな。
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(『頭が良すぎる人間』というのは、『何を考えているかわからない人間』とは違うんだろうけれど、それでもどこか、不気味さは否めない)
こちらに理解できないことをすんなりと理解できる人間を、理解するのは難しい――ゆえに、捜査機関が持て余した数々の事件を解決に導いた忘却探偵が怖いという解釈は、とりあえず成り立つ。
(P.146)
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男性警部編4作。2話の叙述トリックは、まさにこのシリーズの説明みたいで(笑)その中でもこの家計簿は強引、無理さがきつい。犯罪の解明が目的で、犯人の人間性、動機には興味がないと言いながら・・文章で騙そうとされても、納得できる筈ないなぁ~
まぁ、このシリーズは時間潰しと割り切っているので、あまり期待はしていない。読みやすさで合格ですね。
Posted by ブクログ
結局、「掟上今日子の叙述トリック」の犯人は誰だったんですかね?この本で一番長い編ですが、犯人が明かされる事はありませんでした。その直後の「掟上今日子の心理実験」で叙述トリックを用いているのは、狙いですよね?
本自体のタイトルは、「掟上今日子の家計簿」となっていますが、どの辺りが家計簿?お金にシビアなのはいつもの通りだし(笑)
借りた当日に、最速で読んでしまいました。
Posted by ブクログ
叙述トリックのラストに突っ込みつつ(意外な犯人って…!)今回はやっぱり心理実験ですかね。
4作ある中でこの話の並びはまあ叙述~の後で、でもってラストには持ってきて欲しくはない。あんまりにも後味が悪過ぎて(だからこそ面白いんだけど)。テキストではなくビジュアルで想像すると、百道浜警部の気持ちが分からないでもない。
Posted by ブクログ
叙述トリックなど色々紹介されていたんだけど子供殺しの件はちょっとずるいんじゃないの?って感じ。
まぁ普通のミステリーではないというのはすでに了解済みなんだけど・・
Posted by ブクログ
今日子さんと刑事さんシリーズ。
ミステリー小説のジャンル切りなので、犯人や事件の心情よりも手法メイン。
それがうまく成り立つ今日子さんシリーズは面白いなぁ。
で、ピアノの犯人はー??
Posted by ブクログ
【収録作品】掟上今日子の誰がために/掟上今日子の叙述トリック/掟上今日子の心理実験/掟上今日子の筆跡鑑定
依頼人の刑事の独白が面白い。謎のほうは添え物といった感じ。