あらすじ
美術館で警備員を務める青年・親切守。彼が警護するエリアには訪れるたび、決まってある絵の前で立ち止まる白髪の美女がいた。彼女は掟上今日子。またの名を、忘却探偵。二人は警備員と観覧客のはずだった。美術品を巡る、数々の難事件が起こるまでは――。(同一内容の講談社文庫版も配信中)
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匿名
厄介が助手的なものになって、語り部続けるのかと思ったら、毎回語り部変わるのは面白いと思った。
厄介が出ないのは若干寂しいけど、あの体質ならまたどっかのタイミングで語り部になりそう笑
Posted by ブクログ
掟上今日子シリーズ二冊目。今回は美術館や芸術をメインにしたお話。今回の主人公は前作と違う人だったけれど、毎回違っていくパターンなんだろうか。今回は一話完結ではないお話だからか、それとも登場人物があまりにも少ないからか、ただ話が長いだけの印象を持ってしまった。一話でサクッと謎解きが終わった前作のほうが好みだったかもしれない。でも珍しい額縁匠を取り扱ったのは面白かった。
Posted by ブクログ
面白かったけど、やっぱりくどい?というか、長いというか
早く真相教えてくれや!って気持ちになりますねー
でも、真相知ると納得
うーん
これも楽しむ作品なんでしょうね
Posted by ブクログ
掟上今日子シリーズ第2弾。今回は全ての話がつながっている長編の様なストーリー構成だが、今日子さんよろしく記憶を何度もリセットしてでも読みたい面白い内容だった。
Posted by ブクログ
面白かった。
スピード感もいいし、重厚過ぎないって言うか、サクサク読める。
でも賢くないから推理は全然できなくて、今日子さんが教えてくれるまで分かんないんだけど(笑)
Posted by ブクログ
読み進めるほど、キャラクターがつかめるどころか、ますますミステリアスになる今日子さん。
清楚なイメージと、事件を最速で解決するために選ぶ大胆な行動力。
そのギャップがとっても魅力的!
Posted by ブクログ
親切さんの心の中の解説が長すぎるような気もしたがやはりミステリーだなと言う感じ。
今日子さんにしては長い話だったなと思った。
推薦文ってそうゆうことやったんか〜あぁ〜〜ってなった。
Posted by ブクログ
全3編。全部つながっている作品で
あるみょうちくりんなパトロン男(?)に起きる
奇妙な事件が出てきます。
犯人も疑える要素が1択しかないので
どうしてそうなったかを読み進める形となります。
なんというか、突き抜けたものの悲しみを
感じる結果となりました。
なぜパトロン男が途方もない不自然な行為を取ったかは
終盤に明らかになってきます。
ただ、これは新鮮なものではなくて
案外ニュースでも時折取り上げられるものが
扱われています。
今回、今日子さんのそばにいる人間は
いつもの人ではないです。
どうこれから彼らが関係していくのやら。
Posted by ブクログ
今日子さんが忘却探偵であることを読者は知っており
登場人物の方が知らないという状況を楽しめるのも二作目ならではだなと思いました。
もちろんこの本から読んでも普通に楽しめるのも良いところです。
推理小説ですが、人は死なないしちょっと無茶のあるトリックが出てくるようなこともなく
淡々と読み進められます。
ドラマも好きで見ていましたが、新垣結衣さんがはまり役で
小説を読んでいても全部新垣結衣さんのビジュアルと声で再現されるようになりました。
ドラマでは都合上依頼人は厄介さんでしたが、小説版では親切さんという警備員さんが主人公です。
記憶を無くす設定が生かされていないという声もありますが
その設定を知っている読者への騙しというかお遊びな感じがして自分は好きでした。
わかっているからこそ振り回されるのも面白いです。
自分は厄介さんが出てこない本作にがっかりするよりも
1日しか記憶が保存されなくても、今日子さんの交友関係が少しでも広がるのが
なんだか嬉しいなと感じました。
最後のタイトルに繋がる”オチ”もとても良かったです。
たとえ記憶になくても、今日子さんは絵を見て嬉しい気持ちになるのではないかなと思うのです。
Posted by ブクログ
推薦文というタイトル、最後の最後で意味が明かされる。そんな大きなネタではないが、プロットの良さがこのタイトルに現れている気がするなぁー。
やくすけじゃない助手役がでてくるわけだが、基本的にやくうすけとほぼ同じキャラというのがなんとなく違和感。
Posted by ブクログ
掟上今日子シリーズ第二弾
第一弾と同じコンビでいくのかと思ったら男性役が変わったのが意外だった。
その男性役の魅力が落ちた分、第一弾より勢いも落ちた印象。それと活字では全く伝わって来ない映像化前提のお色気描写はいらないかな‥。
忘却する前に解決
面白い。忘却探偵が事件を解決するには迅速に謎解きをしなければならない。この必然性が生み出すストーリー展開は、これまでの推理小説とは一線を画すスピード感に包まれている。二時間モノの推理ドラマでは味わえない小気味良さが物語全体を包んでいる。
謎解きが最速で進んでいく快感は今日子さんシリーズでしか味わえないですよ。
ただし、謎のいくつかは少し単純すぎるきらいがあります。簡単でもいいんですけど、簡単な謎と難解な謎が同列で扱われてるのが、ちょっとした不満です。
Posted by ブクログ
感想
今日子が最速探偵なのはいいけど、謎解き編がいつも結構回りくどいな。スッと解いてよ。
そして終盤で大体、ちょっとお色気と記憶喪失イベントがくる感じ?
あらすじ
美術館の警備員として勤める親切守。母というタイトルの抽象画を警備していた。毎日、熱心に通う今日子、写生する剥井少年、その絵を叩き割った和久井翁。そして、親切は仕事をクビになる。
親切は今日子に依頼して、謎解きをお願いし、額縁がすり替えられていることに気付く。
その後、親切は額縁匠をやっている和久井翁に個人的な警備を依頼される。和久井翁はタワーマンションのオーナーで、画家の卵を無料で住まわせているという。親切は今日子に警備のチェックを依頼する。
今日子の申し出で早速アトリエ荘に戻るが、和久井翁はお腹を刺されて倒れていた。今日子と親切は、住人の中に犯人がいるとして、聞き込みを開始する。
今日子は推理を進めていくが、実は最初から剥井少年が犯人だと分かっていたとのこと。本人が自首するように仕向けたかったと説明する。
Posted by ブクログ
「掟上今日子の推薦文ーーー私にとってこれ以上の保証はありません。」
・最後の最後でタイトルはそういう意味だったのかーと納得!ドラマと違う部分もあって面白かった。
(親切さんなのにどうしても岡田将生さんが脳内に浮かんでくる、、、)
Posted by ブクログ
忘却探偵シリーズの第2弾。今回は依頼人が親切守(ネーミングが変わっている)という警備員。美術館で出会った額縁匠が刺された。犯人と理由を解き明かす。こうやってシリーズが続いていくのか…。
Posted by ブクログ
忘却探偵シリーズ 第2弾!
今回は隠館 厄介くんではなく
親切守くんがパートナー?でした
わたしはずっと
隠館くんがパートナーかと思ってました笑笑
ドラマの影響!笑
やはり今日子さんはガッキーに
脳内変換しながら
読んでました!(/∀`*)
Posted by ブクログ
忘却探偵シリーズ2作目。今作の今日子さんのパートナーは美術館の警備員である親切守。プライベートの今日子さんは美術館である絵を度々鑑賞しており、2億円の価値があると鑑定していた。しかし、ある日突然、今日子さんの鑑定額は200万円に急落。もちろん、絵にすり替えられた形跡はなく、今日子さんにそれぞれ鑑定した日の記憶は無い。そんな様子を見ていた守が今日子に声をかけ、事件に巻き込まれていく。
前作の隠館厄介からパートナーがバトンタッチするとは思ってなかった。厄介と守のキャラクターがそんなに変わらないので、厄介が登場して欲しかったのが正直な気持ち。今回も短編集の形式だが、それぞれの登場人物は共通している。前作同様キャラクターのやり取りは面白いが、今回は謎を引っ張りすぎて魅力が半減。この長さならもうちょっと展開と謎の変化が欲しかった。
Posted by ブクログ
今回の相棒?は警備員の親切守。
剥井少年、和久井翁が関係してアトリエ荘で起きた事件を解決していくが、話も無理なく合っていて読んでいて納得がいくお話しだったので、このシリーズで一番好きかも。
Posted by ブクログ
読みやすさの極み。
そこまで深刻な展開はなく、でも引き込まれる謎解き。
額縁作家って考えたことなかった、今日子さんにとっては2億の作品の価値が額縁を変えることで200万円まで下がっていたが、そこまで影響するものなのだろうか。アーティストの視点を取り入れた本作も面白かった。
Posted by ブクログ
眠ると記憶がリセットされる。
他に類を見ないと思われる特異な設定の探偵、掟上今日子が事件の謎を解く、忘却探偵シリーズの二作目です。
語り手が前作と変わっていたのに驚いたのですが、全ての出会いが一期一会と言っても過言ではない忘却探偵には、寧ろ自然なのかもしれませんね。
ただ、今回の語り手は台詞一つに対しても内面の思考の描写が多く、それが時に冗長に感じてしまいました。
もう少しコンパクトに纏めても良かったように思うのですが。
でも、謎めいた探偵の言動を考察し、その素顔を垣間見ようとすること自体は面白かったので、続編も楽しみにしています。
Posted by ブクログ
美術館警備員、親切守(おやぎりまもる)という新キャラ視点で掟上今日子の活躍が描かれる。1日で記憶をなくす設定はそのままに、本作では額縁匠の傷害事件の謎を解く。
前作を読まずに、本作から読んでも大丈夫なシリーズ構成になっている。逆に言えば本作を読み終えても特に今日子さんについて大きな進展があるわけでもないのが少し物足りない。
とはいえ、エンタメ作品として安定のクオリティで楽しめた。推理やトリックを楽しむというよりは、鋭い今日子さんと、翻弄される主人公とのやりとりを楽しむ類のエンターテイメント小説だと思います。
Posted by ブクログ
なんか乱読して結局読み終わるまで3ヶ月くらいかかった。
ちょっと文体が苦手と思うようになってきたかも。
一章
鑑定する今日子さん
美術館で警備員をする親切さんの依頼。親切さんの人生を狂わせた3人の人物。
今日子さんがある絵で必ず長い時間鑑賞する、気になった親切さんは声をかける。2億の価値があるだろうという。しかし、ある日を境に今日子さんがその絵を素通りすることになる。なぜか気になり聞くと2百万の価値となっているという。
二人目は絵が天才的にうまい少年。
三人目は突然絵を杖で破壊した和久井老人。
絵を破壊されたことで警備員を解雇されてしまった。
なぜ突然絵を破壊したのか?今日子さんが謎を説く。
2話 推定する今日子さん
和久井翁から親切さんへ連絡が入り、仕事場を警備して欲しいと言われる、迷っているときに今日子さんにも一緒に警備をお願いしようと連絡するが、一日で解決できないのは受け入れられないという。
しかし和久井翁のアトリエ荘(若手の画家を集めて養成しているマンション)には不穏な雰囲気があるということで実際に足を運ぶがそこには和久井翁が刺された姿で、、、
3章
推薦する今日子さん
警察に通報せずに犯人を探す今日子さん。
アトリエ荘の住民全員から事情聴取を終え、和久井翁を刺した人物の特定をする。
特定した際にはわざと記憶喪失のふりをして自首を促した。
付記
親切は今日子から今日子への推薦状によって警備員の仕事につく。
そして、和久井翁の作品は、親切が首になった美術館に展示されることとなる
Posted by ブクログ
今日子さんの相方が隠舘厄介じゃなく、親切守になってる!
厄介はもう出てこないんだっけ?
ドラマでは厄介が警備員だった記憶。
当然ながら原作の方が奥行きがあって面白かった。
Posted by ブクログ
掟上今日子シリーズ第二弾。
今回は、絵画にまつわるお話。
警備員の親切守さんと今日子さんが謎に挑む。
自由奔放な今日子さんを親切さんがサポートするという形で話は進められます。
Posted by ブクログ
前作に出てきた語り部の隠館厄介は今作では出てこず、文字通り一旦リセットされた状態から始まるのはシリーズ物としてはそこそこ目新しかった。前作同様、記憶のリセットというハンディを背負いつつも、それがまた異常な集中力やマルチタスク、数々の特殊技能に繋がっていたりする「強み」として生かされているのが面白く、何よりも、忘却するため物怖じせずに踏み込んでいけるというメンタル面の利点があるという着眼点が非常に良かった。事件そのものは前半の小さな事件が引き金となり、後半に繋がっていく二部構成になっており、真相はどちらも意外な方向性からのフィニッシングストロークとなっている。前者はともかく、後半の真相はオチは読めたものの、単純な解決ではなく自白に誘うという決着の付け方はよく、また西尾維新特有の煙に巻く印象になっているのが良い。ただ今作のワトソン役は例に漏れず探偵、読者より愚鈍ではあったものの、その愚鈍さがやや鼻につくレベルだったのが惜しまれる。毎度、西尾維新作品には、キャラクターageするアジテーターがいるものだが、愚鈍なワトソン役兼アジテーターというのはどうしても鼻白んでしまう部分があったのは否めない。アジテーションはまあ成功してはいるとは思うが、前作を読んだ読者には少し過剰に感じてしまう部分があるかも。掟上今日子の真相に触れそうになった前作とは違い、今作はその探偵役が抱える最大の謎に対するアプローチは弱めなものの、示されたイラストが猫なのは色々と興味深い。やはり羽川翼なのか? と思った所で筆を置かせてもらおう。
Posted by ブクログ
シリーズ2作目?なのかな。出版順だとそのようだけど。
と、何故思ったかというと、登場人物、語り手が前作とは違うからです。思わず前作の感想を読んで確認してしまいました(笑)。
さて、今作は長編です。謎自体はそんなに難しいものではなかったと思います。謎解きの部分が少しまどろっこしく感じてしまいました。今回で“推薦”された彼は次作からも登場するのかしら。
Posted by ブクログ
前作の狂言回しというかワトソン役が出てこなくてビックリ。(^^;
今回は連作中編というのではなく、長編の仕立てでしたね。
美術関連の事件でちょっと新鮮な感じ。
掟上今日子の性格がちょっと定まりきれていないような印象を受けますが、狙いなのかどうなのか。
で、今回のワトソン役は次作ではちゃんとレギュラーになっているんだろうか。(^^;
Posted by ブクログ
一作目があの終わり方&あとがきだったので厄介君が登場するのかなーと思っていたらちらりともでなかった・・・!
それぞれの人物から見た今日子さん像で掘り下げていくスタイルなんでしょうか。
前回はそれぞれ単発ものなお話でまとまってた感じでしたが今回はまとめて一つのお話。
美術館から始まる一連のお話でした。
しかしこういう人って実在したらすごくかっこいいと思う
そして忘れられるところはほんとにへこむなぁと思う
シリーズが続く中で少しづつ明らかになるのが楽しみです。
今日子さん目線のお話もあったら面白そう
Posted by ブクログ
隠館が全く出ず語り手が警備員の親切守に変わっていて意外。親切が出会う美術館の絵の前で立ち止まる今日子と白黒で描く天才少年と絵を壊す老人、額縁匠に警備を依頼される話、そこでの事件。文章も展開も回りくどく感じてしまった。今日子が記憶をリセットされたと言う所と正体として描かれた黒々しい白猫にドキッとした。
Posted by ブクログ
忘却探偵シリーズ2作目。
ワトソンは厄介くんじゃないのぉ、
とちょっと残念。
ドラマはずっと厄介くんなのに・・・
最後の推薦文がとてもよかった。
でも、続けて読むかどうか悩むなぁ。
また、厄介くんが出るらしいんだけど、
それまで続けて読むのもなぁ。
とか、ちょっと悩み中。
こういうの、キライじゃないけど、
なんか、読むのに時間かかるんだなぁ。
なんでかなぁ。
読んでて退屈だと感じました。
オチは個人的にタイトルとマッチしてて好きでしたけど、全体的に推理や今日子さんの高性能なキャラクターの描写をだらだら書いているように感じました。個人的には備忘録が引き込まれる要素が強く好きでした。