【感想・ネタバレ】掟上今日子の推薦文(単行本版)のレビュー

あらすじ

美術館で警備員を務める青年・親切守。彼が警護するエリアには訪れるたび、決まってある絵の前で立ち止まる白髪の美女がいた。彼女は掟上今日子。またの名を、忘却探偵。二人は警備員と観覧客のはずだった。美術品を巡る、数々の難事件が起こるまでは――。(同一内容の講談社文庫版も配信中)

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1日経ったらどんな記憶も忘れてしまう特異体質の探偵・今日子さんと、いつもトラブルに巻き込まれるフリーター隠館くんの物語。設定自体はもっとも探偵には不向きと思われるのに、それが逆に物語をスピーディーな展開にしていて…凄いです!

隠館くんが今日子さんとどんなに仲良くなっても、今日子さんは絶対に忘れてしまう…
でも、何だか会うたびに距離が縮まっていく(ように見える )今日子さんに萌え要素あり!!!

明らかにされていない伏線も、今日子さんの忘却の謎も、二人の関係性も含めて次回作が待ち通しい新作ミステリー !
(書店員・DO)

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匿名

ネタバレ 購入済み

厄介が助手的なものになって、語り部続けるのかと思ったら、毎回語り部変わるのは面白いと思った。
厄介が出ないのは若干寂しいけど、あの体質ならまたどっかのタイミングで語り部になりそう笑

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2025年12月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

掟上今日子シリーズ二冊目。今回は美術館や芸術をメインにしたお話。今回の主人公は前作と違う人だったけれど、毎回違っていくパターンなんだろうか。今回は一話完結ではないお話だからか、それとも登場人物があまりにも少ないからか、ただ話が長いだけの印象を持ってしまった。一話でサクッと謎解きが終わった前作のほうが好みだったかもしれない。でも珍しい額縁匠を取り扱ったのは面白かった。

0
2025年05月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

全3編。全部つながっている作品で
あるみょうちくりんなパトロン男(?)に起きる
奇妙な事件が出てきます。

犯人も疑える要素が1択しかないので
どうしてそうなったかを読み進める形となります。
なんというか、突き抜けたものの悲しみを
感じる結果となりました。

なぜパトロン男が途方もない不自然な行為を取ったかは
終盤に明らかになってきます。
ただ、これは新鮮なものではなくて
案外ニュースでも時折取り上げられるものが
扱われています。

今回、今日子さんのそばにいる人間は
いつもの人ではないです。
どうこれから彼らが関係していくのやら。

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2021年02月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今日子さんが忘却探偵であることを読者は知っており
登場人物の方が知らないという状況を楽しめるのも二作目ならではだなと思いました。
もちろんこの本から読んでも普通に楽しめるのも良いところです。

推理小説ですが、人は死なないしちょっと無茶のあるトリックが出てくるようなこともなく
淡々と読み進められます

ドラマも好きで見ていましたが、新垣結衣さんがはまり役で
小説を読んでいても全部新垣結衣さんのビジュアルと声で再現されるようになりました。
ドラマでは都合上依頼人は厄介さんでしたが、小説版では親切さんという警備員さんが主人公です。
記憶を無くす設定が生かされていないという声もありますが
その設定を知っている読者への騙しというかお遊びな感じがして自分は好きでした。
わかっているからこそ振り回されるのも面白いです。

自分は厄介さんが出てこない本作にがっかりするよりも
1日しか記憶が保存されなくても、今日子さんの交友関係が少しでも広がるのが
なんだか嬉しいなと感じました。

最後のタイトルに繋がる”オチ”もとても良かったです。
たとえ記憶になくても、今日子さんは絵を見て嬉しい気持ちになるのではないかなと思うのです。

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2018年12月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

推薦文というタイトル、最後の最後で意味が明かされる。そんな大きなネタではないが、プロットの良さがこのタイトルに現れている気がするなぁー。

やくすけじゃない助手役がでてくるわけだが、基本的にやくうすけとほぼ同じキャラというのがなんとなく違和感。

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2018年04月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読みやすさの極み。
そこまで深刻な展開はなく、でも引き込まれる謎解き。
額縁作家って考えたことなかった、今日子さんにとっては2億の作品の価値が額縁を変えることで200万円まで下がっていたが、そこまで影響するものなのだろうか。アーティストの視点を取り入れた本作も面白かった。

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2022年12月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

美術館警備員、親切守(おやぎりまもる)という新キャラ視点で掟上今日子の活躍が描かれる。1日で記憶をなくす設定はそのままに、本作では額縁匠の傷害事件の謎を解く。
前作を読まずに、本作から読んでも大丈夫なシリーズ構成になっている。逆に言えば本作を読み終えても特に今日子さんについて大きな進展があるわけでもないのが少し物足りない。
とはいえ、エンタメ作品として安定のクオリティで楽しめた。推理やトリックを楽しむというよりは、鋭い今日子さんと、翻弄される主人公とのやりとりを楽しむ類のエンターテイメント小説だと思います。

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2022年09月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なんか乱読して結局読み終わるまで3ヶ月くらいかかった。
ちょっと文体が苦手と思うようになってきたかも。

一章
鑑定する今日子さん
美術館で警備員をする親切さんの依頼。親切さんの人生を狂わせた3人の人物。
今日子さんがある絵で必ず長い時間鑑賞する、気になった親切さんは声をかける。2億の価値があるだろうという。しかし、ある日を境に今日子さんがその絵を素通りすることになる。なぜか気になり聞くと2百万の価値となっているという。
二人目は絵が天才的にうまい少年。
三人目は突然絵を杖で破壊した和久井老人。
絵を破壊されたことで警備員を解雇されてしまった。
なぜ突然絵を破壊したのか?今日子さんが謎を説く。

2話 推定する今日子さん
和久井翁から親切さんへ連絡が入り、仕事場を警備して欲しいと言われる、迷っているときに今日子さんにも一緒に警備をお願いしようと連絡するが、一日で解決できないのは受け入れられないという。
しかし和久井翁のアトリエ荘(若手の画家を集めて養成しているマンション)には不穏な雰囲気があるということで実際に足を運ぶがそこには和久井翁が刺された姿で、、、

3章
推薦する今日子さん
警察に通報せずに犯人を探す今日子さん。
アトリエ荘の住民全員から事情聴取を終え、和久井翁を刺した人物の特定をする。
特定した際にはわざと記憶喪失のふりをして自首を促した。

付記
親切は今日子から今日子への推薦状によって警備員の仕事につく。
そして、和久井翁の作品は、親切が首になった美術館に展示されることとなる

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2021年04月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一作目があの終わり方&あとがきだったので厄介君が登場するのかなーと思っていたらちらりともでなかった・・・!
それぞれの人物から見た今日子さん像で掘り下げていくスタイルなんでしょうか。

前回はそれぞれ単発ものなお話でまとまってた感じでしたが今回はまとめて一つのお話。
美術館から始まる一連のお話でした

しかしこういう人って実在したらすごくかっこいいと思う
そして忘れられるところはほんとにへこむなぁと思う
シリーズが続く中で少しづつ明らかになるのが楽しみです。
今日子さん目線のお話もあったら面白そう

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2018年12月04日

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