【感想・ネタバレ】掟上今日子の色見本のレビュー

あらすじ

「掟上今日子は預かった。返して欲しければ、十億円用意しろ」置手紙探偵事務所唯一の従業員・親切守が受けた、突然の脅迫電話。天涯孤独の忘却探偵を救い出せるのは自分だけ。今日子さんのような推理力はもたないけれど、彼には今日子さんとの「記憶」がある。手探りで捜査を開始する守。一方、今日子さんは犯人のもとで目を覚まして――?純白の置手紙探偵事務所VS. 漆黒の誘拐犯! 頭脳戦の結末は!?

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1日経ったらどんな記憶も忘れてしまう特異体質の探偵・今日子さんと、いつもトラブルに巻き込まれるフリーター隠館くんの物語。設定自体はもっとも探偵には不向きと思われるのに、それが逆に物語をスピーディーな展開にしていて…凄いです!

隠館くんが今日子さんとどんなに仲良くなっても、今日子さんは絶対に忘れてしまう…
でも、何だか会うたびに距離が縮まっていく(ように見える )今日子さんに萌え要素あり!!!

明らかにされていない伏線も、今日子さんの忘却の謎も、二人の関係性も含めて次回作が待ち通しい新作ミステリー !
(書店員・DO)

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Posted by ブクログ

面白かった
犯人可哀想だけどまあしゃない
掟上今日子さんの最速と頭の良さを改めて認識する話だった
今日子さんつよ

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2025年05月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

部分的に彼女が記憶を保持している部分であろう
事柄が出てきています。
どうやら今回の誘拐犯はその情報を
欲していたようですよ。

だってそのために10億円もの身代金を
要求する強気姿勢に打って出たのですから。

ちなみにこの作品、読者の先入観を
巧みについている作品となっております。
たぶん誘拐犯はきっと、…だと思うでしょう。
でもね…

タイトルの意味はちゃんと最後に出てきます。
最近この形式は見なくなったね。
一芸術としても存在しますよ。

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2022年02月03日

Posted by ブクログ

今回のメインキャラクターは、親切守さん。
すっかり忘れていたけど、以前、今日子さんがよく通ってた美術館で警備員やってた人で、今は、今日子さんのオフィス兼住居の、掟上ビルディングに住み込みで勤務する警備員。
(ドラマだと、美術館で働いてたのも厄介さんってことになってたけど。)

で、なぜ警備員の親切さんがワトソンなのかと言うと、なんと今日子さんが誘拐されて、探偵事務所に身代金10億要求されるからなのです。

冒頭、見事に今日子さんを誘拐した犯人を、言葉巧みに徐々に追い込む今日子さんは、さすがの一言。
改めて、今日子さんを敵に回したくないと実感。

タイトルが色見本なだけあって、色がいっぱいでてきます。
色名、わりと知ってるつもりだけど、全くピンとこない色名もちらほら。
章タイトルの、黄の問題集だけ、黄色出てきたところ分からなかったけど…。

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2018年06月03日

Posted by ブクログ

今日子さんが誘拐された。というわけで、謎解きをしなくてはいけないのは、掟上ビルディングの警備員の親切守君。一日で忘れる名探偵と言う設定を目いっぱい活かして作られた状況の中で、それぞれが今日子さんならどう行動するかを考えて次のアクションを決める、思考実験が面白かった。

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2018年06月02日

Posted by ブクログ

シリーズ第10弾ですね。探偵が誘拐され、それを救うためにボディーガードが推理するという変わった設定でした。相変わらず話がまどろっこしいのですが、それが作風なのでしょうから我慢。トリックは奇抜です。ボディーガードにメッセージを送る方法がハチャメチャすぎて逆に面白かったですね。

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2018年03月10日

Posted by ブクログ

誘拐された今日子さん。
警備員の親切守、絶賛冤罪取り調べ中の厄介らの協力を得ながら、犯人の目的、今日子さんの奪還を目指す。
海の上の座標を特定するための色見本暗号。。。

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2018年02月28日

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今日子さんったら、誘拐されても相変わらず(笑)
まったく、あの回転の速さには舌を巻く。それで周囲を翻弄もしているけど(笑)
警備員親切くん、がんばったね。
犯人のことは、すっかり勘違いしてた。まさかの!
次は、夏とのことだけど、今日子さんの過去が明らかになるのはいつー?
さて、あいかわらず冤罪体質の厄介くんのようだけど、いったい何が起こったのー?次はその事件ってことはないよねぇ。

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2018年02月20日

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2018年19冊目。逮捕されたり、誘拐されたり大忙しの今日子さん。数々の備えは何でもあり感がハンパないけど、それを納得させるだけの今日子さんの底知れなさは凄い。厄介の就職が一行で断られてたのは本当に笑える。前作の感動は何処へ…。

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2018年02月12日

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前作で逮捕されても今作で誘拐されても、今日子さんは変わらず最速の行動を即座にとり、ユーモアも欠かさない。忘却探偵シリーズ、いつか今日子さんの過去を知れるかなあ。

「あとがき」が落語みたいで面白かったです(小並感)

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2025年11月19日

Posted by ブクログ

今日子さんが誘拐される誘拐もの。その誘拐犯を特定し、阻止する役割の親切守。色見本のタイトルの意味がわかった時、面白い仕掛けだと思った。

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2025年07月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

親切守と隠館厄介と絡みめちゃめちゃ面白かった

隠しきれない厄介の今日子さんへの信奉心がもう笑っちゃうし、好きな感情ダダ漏れじゃんって感じだけど、やっぱり厄介わかってるなー今日子さんのことって感心した。

親切は、普通に探偵力高くない??!ってなった笑

今日子さんの圧倒的な感じが大好き

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2025年04月08日

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惰性で読んでるけれど、だんだんくどめの言い回しが辛くなってきたかな…ちなみに今日子さんが誘拐される話です。

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2023年04月20日

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容疑者の後は、誘拐の被害者で、探偵役は警備員。
なんと容疑者を3人まで絞り込んでしまうという、かなりの探偵力を披露。
厄介氏はあまり活躍の機会がなく、終了。
一方で最速の探偵は、1000枚以上の写真の位置情報を記憶していて、現在地を示すための3枚を選べるという超計算力。
お決まりの文句「はじめから分かっていました」もなく、いまいちの印象でした。

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2022年08月13日

Posted by ブクログ

少し前のシリーズ10作目は事件を解決でなく、事件に巻き込まれる今日子さん。トリックありきの話に感じられ、残念ながら私には合わなかった

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2021年04月04日

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掟上今日子シリーズ第十弾

誘拐された今日子さん。
なんとかして知恵をしぼり主人を助け出そうとする親切さん。果たして犯人の目的は。

うーん。犯人の目的も詳しくは書かれず、犯人特定のための今日子さんから親切さんへのヒントも難題。場所の特定にはどう考えても無理があるだろと思わざるをえなかった。

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2020年05月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前回からいろいろ気になっていた親切さん視点のシリーズです。
あれだけ「今日子」って呼び捨てにしてたのに一切出ませんでした。そして関係性も私の認識してたままだった・・・!
頑ななまでの「今日子さん」呼びのスタイルは何なんだろうか。
まぁ、普通苗字で「掟上」っていうところをそう記していただけなのか。
日子さんを名字で呼ばせないのは作者さんのこだわりなのか。
それにしても厄介君の冤罪体質よ・・・

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2019年05月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

物語としては面白いが、謎解き要素はあまりない。
誘拐犯に対して、クイズが解けた報酬を「食」→「衣」にすりかえる今日子さんの話術が素晴らしい。
結局、誘拐犯はどこの誰なのか、目的も納得し難い(実現の可能性が低いのにお金かけすぎでは)けれど、今日子さんが好きなので、まあいっか、となる。

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2019年05月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回は親切さん視点です。
なんと今日子さんが誘拐されるというお話で
設定などについては今回も変わっていて面白いです。

前回よりは謎解き風ではありましたし、
何より今日子さんというより親切さんが頑張るのがメインなので
仕方ないと言えなくもありませんが
相変わらずミステリー小説とは言いづらいです。

犯人を親切さんが頑張って推理するのですが
結局は当てずっぽうです。

犯人が2度も今日子さんを着替えさせているのですが、
いくら今日子さんが細いという設定だとは言え
中々難しいと思います。
一度目は睡眠薬か何かで眠らせた設定なのでしょうか。
ハンカチに染み込ませた睡眠薬で一瞬で眠らせるのは
幻想なので、どうやって眠らせたのかわかりませんが
二度目は単純に寝入っている今日子さんを
起こさずに着替えさせて移動させるというのは
無理があるでしょう。
寝たフリをしていたことに気が付かないものでしょうか。

そして、本当に寝たら忘れるのか
どこまで忘れるのかも、巻数が進むごとに怪しく思えてきました。

警部は兎も角厄介さんの登場の意味はあまり無い感じもしました。
今後への前振りなのでしょうか。

色見本が暗号表になっているというのはまぁ面白いですが
世界を股にかけてGPSデータ付きで撮影するという下準備が必要であまりに壮大ですし
記憶がリセットされ始める前に作ったというなら兎も角
そういう発想をしたことがあるから自分のことだから作っているかも、だと急にあやふやに過ぎます。
親切さんも言及していますが、暗号を削除してしまったので次回以降は使えないという点も気になります。
もしこれがこの暗号を使う二回目だったら、親切さんは色見本も見つけられず洋服を揃えて待ちぼうけするしかなかったのではないでしょうか。

67点!と叫んで蹴りを入れるシーンは面白かったです。
しかし犯人を敵として今日子さんが認めるのですが
それに至るまでの「流石!」という感じがそこまで感じられません。
犯人は頭脳派のように描いていますが結構天然なところもあります。
わざわざ事情説明に会いに来てくれて見逃してくれる理由がよくわかりませんし
もっとわからないのは犯人の動機。
推理させて情報を引き出したかったということだけで
この辺りもあやふやです。
もしかしたら今後再登場するのでしょうか。

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2019年03月27日

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 私は何度でも繰り返す。失敗だろうと、犯罪だろうと繰り返す。たった一度、目的を果たすまでは。
(P.83)

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2018年11月04日

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このシリーズは、いつもいつもサクッと読めるので好きです。今回も、あっという間に読んでしまいました。

サクッと読める割には、意外にちゃんと謎解きがあったりするのがこのシリーズですが、今回は、謎解き要素は抑え目。何といっても、探偵が誘拐?されてしまいますからね。それと、犯人の動機も解明されず。今日子さんの、日常が、ホンのチラリと見えたのが、この作品のよいところでしょうか?

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2018年07月25日

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ネタバレ

基本的にやくすけ派なんだけども、今回のストーリーテラーだった親切氏も意外といけた。

以前ほど間を開けずに読めたからか、テイストには違和感を覚えなかった。悪い意味ではなく、相変わらずライトな感じの文体でミステリーとしても少しポップというか。重厚感はない。それをこのシリーズに求めてはいないので問題はない(笑)。

ただ少しあっさりの謎解きだったなぁという気はする。どんでん返しというほどびっくりするわけでもなく、唐突感があるようで、でもびっくりし切れないという。これがライト感なのかもしれない。

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2018年07月17日

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ネタバレ

掟上今日子誘拐される!!

なるほど、今度は親切さん大活躍の巻きでした。
今日子さんの過去というかがすこし垣間見えますが、過去は明らかになる日がくるのかな。

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2018年07月13日

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ネタバレ

今回の語り部は警備員の親切さん。
誘拐された今日子さんの身代金は10億円。はてさて如何に…!
って感じですが、なんだかんだで犯人に行き着く親切さん優秀ですね。そして、親切さん目線でみると厄介さんが変な人だ(笑)

そして色見本ですけど、あれだけのものがあって今日子さんのバックボーンが出てこないって本当に何者なんですか。

掟上今日子=羽川翼って言われるのも頷ける。でも、23歳の羽川は結物語で出てきてるので、数年程度でしれっと日本国内にいるのもなぁと。

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2018年07月07日

Posted by ブクログ

忘却探偵が今度は誘拐される。

ボディーガード兼留守番役を遠隔操作するくだりは本書のヤマだが、設定違反の線を越えそうで危なっかしい。作者も恐らく自覚していて、文中で弁解している。

せいぜい200頁くらいなので仕方ないが、締めくくりは乱暴だ。

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2018年06月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

響子さんが誘拐される。よもやそんなスタートに衝撃なシリーズ10 作目。語り手は珍しく親切さん。

文体は苦手ながら、毎回読んでしまうのは、白髪の響子さんの魅力かなと。
そして最後のオチの旨さにやはり次も読むんだろうなと思わされる。

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2018年06月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『忘却探偵』シリーズ第10巻。
今巻では第1話に出てくるだけだけれど、冤罪体質の男・隠館厄介が、第三者視点ではどのように(胡散臭く)映っているのか描かれていて面白かった。

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2018年04月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

忘却探偵シリーズ10巻(最新刊)
毎度おなじみ今日子さん大活躍と思いきや、溶解されちゃう。
代わりに親切さん大活躍!
このヒトこんなキャラだっけ?

最近はの恭子さんは、泥棒になったり、逮捕されたり、誘拐されたり、マンネリを避けるためか、奇をてらい過ぎてるかなァ

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2018年04月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

第三者から見る厄介さんがあそこまで怪しい感じだとは思わなかった。警備員の親切さんの活躍ぶり、謙遜していたが凄くやり手に見えた。洋服を介した色見本で誘拐された位置を伝えたり、何故簡単に今日子さんが誘拐されたか等読みどころもあるが、もう少し今日子さん自身の謎が明かされてほしい。

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2018年03月29日

Posted by ブクログ

誘拐された今日子さんを親切君が助ける話。誰もが謎だった服のコーディネートや財産のことを上手く活かしていた。

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2018年03月15日

Posted by ブクログ

今回はなんと今日子さんが誘拐されるお話。
そして厄介ではなく、私設警備員(?)の親切さんが活躍するお話でもあります。
終盤、割とあっさり解決してしまい、ミステリーとしては物足りない印象。
一方で、今日子さんに関する謎は増えました。
西尾維新さん、毎回手を変え品を変え、様々なアプローチでしかけてきますね。
掟上シリーズは、3作に一作ぐらいのペースで、読み応えのある作品が出てくる印象があります。(刊行ペースが速いので、それでも気になりませんが。)
今回は間をつなぐ作品。。。かな。

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2018年02月19日

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