【感想・ネタバレ】掟上今日子の遺言書(単行本版)のレビュー

1日経ったらどんな記憶も忘れてしまう特異体質の探偵・今日子さんと、いつもトラブルに巻き込まれるフリーター隠館くんの物語。設定自体はもっとも探偵には不向きと思われるのに、それが逆に物語をスピーディーな展開にしていて…凄いです!

隠館くんが今日子さんとどんなに仲良くなっても、今日子さんは絶対に忘れてしまう…
でも、何だか会うたびに距離が縮まっていく(ように見える )今日子さんに萌え要素あり!!!

明らかにされていない伏線も、今日子さんの忘却の謎も、二人の関係性も含めて次回作が待ち通しい新作ミステリー !
(書店員・DO)

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掟上今日子の遺言書

2015年11月03日

おもしろかったです

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年02月06日

厄介リターンズ!
空から降ってきた女の子の下敷きになり、片手片足を骨折した状態で相変わらずの登場。
今日子さんの一言が痺れたなー、女の子が自分の作品のせいで自殺未遂したということにショックを受けて筆を折る寸前の作家に対して「あの作品はあまり面白くなかったので、あれを読んでも誰も自殺しないと思います」...続きを読むはえぐすぎる笑


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Posted by ブクログ 2022年07月30日

面白かった。

自殺の動機が思いもいないもので驚いた。

最近化物語を読んだからか、今日子さんが羽川さんに見える時があった。

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Posted by ブクログ 2021年05月31日

以前斜め読みしたけど、ドラマを観てからの再読。厄介さんの語りで進む。
ドラマとはストーリーは違うけど、変だけど大筋はおなじ。
今日子さんと厄介くんの会話ややりとりは読んでてやっぱり嬉しい。
映像を観たから、以前より読みやすく感じた。

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Posted by ブクログ 2021年05月22日

まるで忘却という自分のハンデを楽しむかのように推理を展開する今日子さん。

バラバラの断片を最後、一気につないでいく勿体ぶった、かつ、紛らわしい今日子さんの推理は今回も健在!

ラスト1行の執筆が深い。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年05月04日

久しぶりに隠舘厄介が出てきます。
しっかし彼は災難の塊だよなぁ。
なぜならば飛び降り自殺の被害者になってしまうからです。
ものの見事にクリーンヒットという。

一見するとただただ少女が自殺行為をして
なおかつある作者に恨みを抱いているように見えます。
しかしながら思わぬ事実が浮き上がってくるのです。...続きを読む

しかしながら厄介氏、やたらラッキースケベな気がするのは気のせいかね?

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Posted by ブクログ 2018年12月02日

 忘却探偵、掟上今日子シリーズの4作目。

 冤罪体質の主人公、隠館厄介。厄介の名が体を表すとばかりに次々と災難が降りかかる。何か災難がある度に、有能な探偵、掟上今日子に世話になっている。掟上今日子は、依頼を受けた仕事はその日のうちに必ず解決する。なぜなら、記憶を一日で失ってしまうからだ。
 隠館厄...続きを読む介は仕事場の古書店が入っている雑居ビルから外に出たとたんに、屋上から投身自殺する女子中学生の直撃を受ける。
 厄介は辛くも命をとりとめ骨折ですんだが、女子中学生の方は意識不明で生死の境をさまよっているという。
 女子中学生がなぜ自殺を図ったのか、その一因に関わっている理由から、掟上今日子に依頼することになるが……。

 あっという間に読めます。隠館厄介の目線で話が進んでいきます。だからか、ポンコツなオイラはどうなるのか、だいぶあとの方まで皆目見当つかないままでした。
 内容を詳しくは書けませんが,面白かったです。

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Posted by ブクログ 2017年02月14日

こんな犯人、いるわけないと思える人がうらやましい。現実的かどうかというよりは、肥大した自意識がどれだけ本人と周りを傷つけるのか。
山月記を読んだときにどう感じるかと似たような話かもしれない。
小学生くらいのとき、誕生日を知られるのが本当に嫌だった。それが原因で友達と喧嘩をする位には。同時に自分の方が...続きを読むおかしいことも解っていたから、誕生日を知られるのが嫌で怒っているなんて誰にも言わなかったけれど。面倒な人間で周りには迷惑をかけただろう。

今日子さんのキャラクタは長く見ていると疲れるので、個人的には短編集の方が好き。

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Posted by ブクログ 2017年02月06日

長編だからか、テーマが合ってたからか、じっくり楽しめた。
人違いの件は割と手前で気が付いたが、
少女の動機が興味深い。イマドキ、そして若さならではの感じが、意外とすんなり受け入れられる。

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Posted by ブクログ 2017年01月08日

『誰しもみんな、一度は子供だったはずなのに、どうして子供の心がわからないのだろうと、そんなことを思っていた。』

『これは自殺のための自殺だ
愛する死のための死だ
飛ぶことで人は天使になる
どうか悲しまないで
私の完成を祝ってください』

『飛び降りを防ぐための方法は、屋上に柵を作ることじゃない。
...続きを読む落ちたら痛いと、ちゃんと教えてあげることなのだ。』

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Posted by ブクログ 2016年11月29日

隠館厄介再登場な訳ですが、1巻目の出版から4巻目の出版まで1年程度と言うことなので書き手からしてみると“再登場”と言うほどのものでもないのかもしれません。しかし、読者サイドとしては、一度消えてしまった登場人物が出てきているわけですが、彼が今後のこのシリーズでどの位の重要なポジションを占めているのか、...続きを読む測りかねるところもあります。

ところで、文字での表現ですが、掟上今日子さんがセーラー服になったとのこと。カバーの挿絵はそうなっていますが、もうちょっとそう言う姿を見てみたい気もします。今日子さんが、厄介のギプスを見るかのごとく(笑)

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Posted by ブクログ 2016年09月17日

第4弾となる本作。
これまでどおり、すらすら読めました。
が、内容・結末については、納得いくものでは
ありませんでした。
いいのか?これで?
なんか、こんなんでいいのか?

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Posted by ブクログ 2020年04月15日

掟上今日子シリーズ第四弾。

少女の飛び降り。そこには遺書が。
またしても不運な隠館くん。
今回は全章通して1つの話。人の思いや心の内は他人はおろか、自分自身にもわからないのかも。

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Posted by ブクログ 2019年06月24日

軽く読めるので、気楽に楽しめますが、話もそれなりといったところ。会話とか展開がつまらないわけではないけど、ストーリー自体はかなり強引。

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Posted by ブクログ 2019年05月28日

忘却探偵シリーズ第4弾。ドラマ化の影響もあってか、語り部は久しぶりの隠館厄介である。ドラマから入ったファンにも馴染みやすく、前作キャラの再登場なのに話を知らなくても楽しめるというのは地味ながらも凄いことだと思った。今回は前回のような連作短編、もしくは中編集の体裁ではなく、一つの事件を扱った長編である...続きを読む。だが長編と言っても読みごこちは変わらず、むしろ導入部分の軽快なやり取りや、作者らしい言葉遊びや肩透かしなどは今作が一番魅力的なように思えた。人を巻き込んだ飛び降り自殺未遂という事件はやや小規模で面白みに欠けるものの、奇天烈な事件を奇妙な探偵が解決するという図式はやはりゾクゾクするものがあり、キャラクターの面白さによる物語の没入感は相変わらずの腕前である。真相は意外な観点からのアプローチになっており、人を喰った感じではあるものの、ホワイダニットとしては結構面白い部類だったように思う。常識外からの不意打ちが本当に上手い作者なのだろう。珍しく次回への引きがあったので次作も楽しみである。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年03月08日

テンポが良くてライトな読み心地です。
初期に比べて謎解き要素が薄くなっている感じは否めないと思います。
今日子さんがすらすらと謎解きをしてみせて、その裏付けは後ほど、という感じで
単に言っているだけとも取れますし、少々ご都合主義に感じるところもあります。

恨んでいて道連れにするにしても
そこに至る...続きを読むまでの動機がいまいち納得しづらく、
その点を多感でわかりづらい十代だからというところに求めてしまうと
つまらなくなってしまうと思うのです。
その当たりも含めて謎解きして欲しかったなと思います。

自分の感覚で言えば、いつもぶっきらぼうに見える店主が優しくしてくれて
自分を気にかけてくれたら、気恥ずかしいけれど嬉しいだろうなと思うので
良かれと思ってしたことで恨まれるのはとても気の毒です。

制服姿の今日子さんという絵面はとても美味しいのですが
いくらなんでも一応お嬢様学校の生徒が人の服を脱がせて燃やすに至る理由は
相当なものが必要だと思うのですが…。
特にその理由についての描写はありません。

厄介さんが出てきたのは嬉しいですが、流石の厄介さんと雖も
このシチュエーションで加害者扱いされるのは無理があるのではないでしょうか。

全体的にコミカルなので許されますが、完全なミステリー作品と捉えると
ちょっと厳しい評価が出てくるのも致し方ないかなと思います。

ライトノベルとしてはとても面白いと思いますし
厄介さんのワトソンぶりを見るのは楽しく、もう少し仲が進展したら良いのになと思います。
また、ストーリーとは関係ないのですが相変わらず執筆速度が凄いなと思います。

今後中学生が退院して登場するような展開があればちょっと救われるかなとも思いました。

飛び降りを防ぐための方法は、屋上に柵を作ることじゃない という言葉は
まったくその通りだと思います。

あとがきの 明日地球が終わる日 は ほとんど地球が終わっている今日 と同義 というのも
とても共感しました。
余命三ヶ月と言われて三ヶ月生きていられるかといえば
一ヶ月ほどは意識が朦朧としているしその前の一ヶ月はだんだん辛くなって
活動力が落ちているという話を聞いたことがありますが
地球が終わるという話もそれと同じことが言えるでしょうね。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年01月31日

本屋の屋上から身投げした少女は、運悪く(?)厄介の上に落ちる。その少女の真意を掟上今日子が解き明かす。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年12月18日

面白かったー
シリーズ三作目。今回は長編、そして厄介氏復活でした。
ビルの屋上からの飛び降りに巻き込まれた側なのにどうやったらそんな報道に至るのか、ここまでくると才能としか言えない。
遺言少女の名前がまさに西尾ネームだなぁとか思ったり。
殺害方法が思いつめすぎてて、でもこの極端すぎるところが思春期少...続きを読む女らしいとか思ってしまう。
思ったことはほぼ厄介さんが語ってくれてるので言うことなし!
お話途中で出てきた今日子さんとの初遭遇とか、この事件の前に関わってた事件のことも今後語られるのかな、楽しみです。
考えてみると時間軸はっきりはしてないから警備員さん雇ったのも後なのかなんなのか、今後出てくるのか。
諸々たのしみに続きを読もうと思います

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Posted by ブクログ 2018年05月29日

厄介くん、再び誕生。
タイトルの意味が、中ほどまで読みすすめるとようやくわかる感じ。いやはや、中学校で何があったのだろう。。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年04月08日

久々の長編、のような気がする。文字数的にはそんなに多くないので、長編とは言え、軽く読める。

読んだそばから過去の作品のことを忘れていく忘却探偵っぽい自分なので、これまでのシリーズがどうだったかあまり覚えてないんだけども、今作までの印象(覚えてないので今作の比重は大きいけど)は「ホワイダニット」に重...続きを読むきを置く作品なのかもしれないということ。

ミステリーにおいて、トリックは「言われたら簡単なこと」みたいなのはけっこうあるけども、今回のもそういう類い。当事者の心理的な側面が重要な意味を持ってたわけで、そういう意味で「納得」のしやすさは無理矢理なトリックよりは
高いかなぁと思う。

やくすけは読者の投影に近いんだろうけど、時々違和感もなくはない(笑)

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Posted by ブクログ 2017年08月04日

若者意識と雨がポイント。動機に納得できるかは人それぞれだろう。サブの軸としてクリエーター、作家の功罪を語っていてそちらの方が気になったかな。

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Posted by ブクログ 2017年06月16日

備忘録のメンバーである厄介復活。あ、懐かしいってんで読みやすくなるわけね(笑)ともあれ、短編集じゃなく一話。けっこう面白い部類。ほとんど二人のやりとりでよく一巻に広げられたと感心。まぁ、謎解きでエピソードが無駄でもなかった訳だが、読者を振り回した感じ。ヒントは表紙にあり?(^^;
でも、厄介だと今日...続きを読む子を分かっているし、初対面の今日子もすぐ同じパターンだし・・忘却の意味はあまりないような・・

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Posted by ブクログ 2017年01月26日

今日子さんがどんどん変態になっていく。。。

西尾維新の良さは、会話文の面白いところ。さすが戯言遣い。ただ、頭は良いが心のない人なのかなとも思う。乙一、森博嗣、ラノベのミステリー作家は皆そうかもしれない。

今回も、動機に全く共感できない非現実的な「犯人」。それが維新らしいと言えば維新らしい。15年...続きを読む前に読んだ維新2作目の「クビシメロマンチスト」を思い出した。

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Posted by ブクログ 2017年01月22日

隠館厄介再び。
ビルから飛び降りた少女の気持ちか全く分からないとは言わないけれど、極端過ぎだろうと思わなくもない。

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Posted by ブクログ 2016年12月06日

シリーズを読む順番は適当、時系列あまり関係ないので問題ない様子。
安定のキャラ萌え小説で、トリックや推理は強引で非現実的。しかもドラマ版がとても良く、納得度も上だったので、その分残念な気持ちに。
でも読んでいて楽しいので、小説単体なら気にしなかったと思う。

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Posted by ブクログ 2016年11月18日

今回は一冊1つの事件でした。

いやでもさー、そんな浅はかなことってある?
ないとは言い切れない?
いやーでもやっぱないでしょー
という動機でした

2016.11.18

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年11月02日

西尾維新による忘却探偵・掟上今日子シリーズ第4弾。一作品の間をおいて、再びストーリーテラーとして厄介くんが登場します。

ドラマをきっかけに読み始めた読者としては、厄介くんのテンポのいいツッコミが恋しかったので嬉しい嬉しい。

今作は長編。命からがらの大けがをしながらも、やっぱり糾弾されている哀れな...続きを読む厄介くん…。

今日子さんの記憶は毎度リセットされていますが、作中にあるように頭では忘れてしまっていても体が覚えているのでしょうか。
第一作と比べると今日子さんの厄介くんに対する態度が結構大胆になっていて、にやにや、いえいえ、ほほえましく感じられます。

事件の真相と若干絡みますが、今作で繰り広げられる「創作物の消費者への影響力」への創作者の葛藤は、西尾先生ご自身に何か実体験があるのかなぁと思ったり。
私自身中学生の時に戯言シリーズを読んだ時にはかなりびっくりしたので。その分面白いんですけれどね。

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Posted by ブクログ 2016年10月31日

忘却探偵シリーズ第4弾。
久々に厄介さん登場の長編。道を歩いていたら飛び降りた少女が降ってきて、骨折したばかりかなぜか容疑をかけられてしまうという相変わらずの災い体質。
なぜ厄介が非難されるのかとか、いまいち納得できないところもあり。
内容的には短編でもよさそうな話だが、厄介の語りだと長編の方がちょ...続きを読むうどよかったかも。今日子さんは相変わらず楽しい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年10月27日

2016/10/26
やっぱり厄介が出ると楽しい。
ドラマを思い出して心躍る。
この話もドラマだとしっかり厄介が狙われてて、それでも許す厄介が素敵だった。
プリンとか自分の失敗を延々語るのとか。
映像化が原作を越えちゃった稀有な例。
あのドラマ本当にすごい。
それもこれもこの原作があったからなんだけ...続きを読むどね。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年09月24日

ドラマから小説に流れてきた掟上シリーズ第二弾。

私が、ドラマの中で一番好きだった話だ。
・・・が、原作と大きく違う。

まず厄介が突然怪我をする。
原作では古書店勤務だった厄介だが
ドラマ版では少女が通う私立中学校の用務員だ。

その他書くとかなりネタバレになってしまうので省くことにするが、
全体...続きを読む的にかなり違う。
感想を一言で述べるとするならば、厄介の受難ここに極まる、だ。
いくらなんでも可哀想だろう。


この話がドラマの何話目だったかは忘れたけれど
それまでなんとなく見ていた掟上今日子の備忘録の見る目が変わった重要なエピソードだったので、
申し訳ないけれどこの話に関してはドラマの方が好きだ。

原作も悪くはないのだけれど、少女に救いがない。
彼女はかなり偏屈な子どもだけれど、
それは環境のせいもあるのではないかと思う。

原作は厄介と少女とは接点が一切描かれていないので
少女がその後どうなったのかわからないのだ。

その点、ドラマは厄介がお節介(字面が悪いな・・・)なので
少女に何らかの変化をもたらすのではないか、と期待がもてる。
厄介という人間をまさに見直した瞬間だった。

最後にドラマ版厄介の台詞を引用して終わりたい。

>生きるって恥ずかしいことなんだ
>もしかしたら世の中にはカッコ良く生きられる人もいるかもしれないけど、僕は知らない

>そうじゃない

>右往左往してジタバタして
>かっこ良くなんかなくてみっともなくて
>自分を嫌いになりそうな毎日だ

>でもここにいる

>生きている

>だから君も生き恥をかいて生き続けよう
>みっともなくて、恥ずかしくて逃げだしたくなる記憶とともに生き続けよう

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Posted by ブクログ 2016年09月18日

厄介さんが再登場。
相変わらず、厄介さんでした。
少女の自殺の謎を探るのが今回のテーマでしたが、けっきょく曖昧に終わりました。
つまらなくはなかったけど、いつもそうですが、今日子さんのキャラが面白くて読む感じですね、謎解きには期待しないほうが楽しく読めると思われます。
次回作も今日子さんの楽しさを期...続きを読む待します。

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