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一日ですべてを忘れる忘却探偵。これほど30分番組のアニメに相応しい設定があったろうか。それでいて痛快にスピーディに展開する推理。メディアミックス時代の寵児が放つ探偵浪漫。はやく次作が読みたいです。
Posted by ブクログ 2024年02月08日
小説・漫画・ドラマの全てが高レベルな作品なので、万人にウケる西尾維新作品としては今日子さんがTOPに入ってくるのではないだろうかと思っています。
この作品と出会ったきっかけは小説版の本書なのですが、その後に時間を置いて漫画とドラマを全て見た状態です。
そのため、小説版を揃えようとした時に(既に別媒...続きを読む体で読んだ内容を再度読むのもなぁ)となってしまうことも。。。
いつか全巻揃えたいとは思ってます‼︎
新垣結衣さんのドラマは少し見たことあったんですが、読み出すとやっぱり面白くて止まらなくて。
淡々と今日子さんの推理が進んでいくんですが、描写が丁寧でしっかりしていて。
軽快だけど濃厚、飽きない、そんな感じです。
ドラマを先に見ているので、本の中の今日子さんがやっぱり新垣結衣さんになって出てきてくれる...続きを読むのです。
記憶障害という致命的なハンデを背負ってるのに、今日子さんの揺るぎない推理が頼もしい。
今まだ読んでる最中なんですが、全巻読破しようかなと思っています。
通勤の電車の少しの時間読んでいるのですが、楽しみが一つ増えて嬉しいです。
Posted by ブクログ 2023年01月26日
久しぶりに面白いものを見つけてしまった!ドラマでも見ていましたが、依頼をスピーディに、たんたんと解決していく所が良かった。「記憶はなくとも身体は覚えてる」記憶を1日しか保持できない彼女だからこそ説得力があるセリフだな。
Posted by ブクログ 2022年12月25日
ドラマがあまりに良かったので、原作がやや見劣りしてしまうが、もちろん原作ありきのドラマなわけで、忘却探偵という設定が素晴らしく、その突飛な設定を出オチに終わらせない、いくつもの物語を紡いでいく正に西尾維新劇場。
ライトタッチな読みやすい短編中でありながら、各話ミステリーとしてちゃんと謎とオチがあっ...続きを読むて。
ドラマ後でも楽しめる!
Posted by ブクログ 2019年10月13日
西尾作品で初のドラマ作品になった、去年放送してたやつですね
放送される前に読みたかったんですが、取り寄せてもらったので、読めたのは1週か2週観てしまってからだったと思います。
貧乏学生なので、学校の書店の1割引きは大事。
ドラマを観たので、そっちとの比較をしながら書いていきたいと思います
まず...続きを読む、
●キャスト。
今日子さん=ガッキー
厄介=岡田将生
の2人に絞りましょう
幕間ちゃん役の方も好きだけど
ガッキーに関しては、ガッキーとしてのイメージが強過ぎて、途中までコスプレしたガッキーにしか見えなかったっす。我が家の共通意見。
で、「もし別の人がやるとしたら誰がいいか」を家族会議したら
5年後の能年玲奈
という結論が出ました。基本ドラマ見ないから、女優をそもそもそんなに知らないんだけどね
3次元で白髪を似合わせるのが、そもそも難しいと思う
さて、ガッキーには色々言いましたが岡田くんね。
彼はほんとはまり役!厄介の情けない感じがすごく出てた!
CMとかで見かけても、しばらく「厄介」にしか見えないぐらいに。
唯一何か言うとしたら、小説では厄介くんは「大男」と表現されるんだけど、岡田くんだと「長身」だよね。モデル体型だよね。
似た点を言うと
今日子さんは小説では「小柄」と書かれてるけど、ガッキーもすらっとしてるよね。
ふむ、忠実に再現するならやっぱアニメだな
●ドラマと小説の設定の違い
ネタバレしない範囲で
ドラマ観た立場→小説読んだ立場
で書いていきます。理由は後ほど
・サンドグラス(探偵斡旋事務所)が無い
→小説では、以前にも今日子さんに依頼したことがある前提。厄介が直接掟上探偵事務所に依頼する
・1クールに収めるため、今日子さん失踪のオリジナル展開の後終了
→続くよ!
この巻は徹夜回までなんだけど、今日子さんからの大胆アプローチが…!「わぁーーっ?」ってなりました
あとは上にも通じるけど
・ドラマ内で回収できる伏線しかはらない(天井除く)
→過去の事件とか、今後の展開とか気になりますね!
●総括
ドラマは1クールで収めようというのが見えましたね。
あと、サンドグラスは小説のいいフォローになってたかも。朝目覚めてからの今日子さんの行動とか、ドラマの方が自然な感じしたかも。あと、厄介との関係性の変化とかが、よりわかりやすかったかも
今日子さんは、小説の方が不遜。素敵。
Posted by ブクログ 2019年09月12日
ずっと気になっていたシリーズが図書室にあったので読んでみた。
やっぱり安定的に面白いなー、西尾維新はーー。
言葉遊びもそうだけど、パズルのピースがぽつぽつとはまっていく感じがすごく面白い。推理しながら読み進めるから一気に読んじゃう。
Posted by ブクログ 2019年01月13日
ドラマから。面白いと原作読みたくなるよね。
厄介くんのお人柄がよくわかって良かった。
なんか文章くどい?と不思議に思いましたが、そういえばわたしは西尾さんの本を刀語しか読んだことがなかったと気づきました。多分こちらが本領なのかな。
アニメ物語シリーズを始め原作作品は色々見ていたのですが
初めて読む西尾作品がこの本になりました。
きっかけは物語シリーズのTV放送で流されたあのCMですがやっぱりあの人との繋がりが気になりますね。
内容は危惧していたより読みやすくて楽しかったです。続編が楽しみです。
西尾維新の作品には共通するものがある。
それは直接的、もしくは間接的であるかもしれないが、
「肉体的痛み」あるいはその予感めいたもの。
それは読者を不安にすると同時に惹きつける。
作者を代表する魅力と言ってもいいかもしれない。
この新たな作品にはそれがほぼ無い。
それなのに明らかに西尾維新テイスト...続きを読むは満載。
それがこのシリーズの新しさであり面白さに思えた。
次回作にも期待する。
西尾維新さんの作品は、物語シリーズを始め、何冊か読ませていただきましたが、今回も勝るとも劣らない良いお話でした。この作品は、1日ごとに記憶がリセットされてしまう探偵・掟上今日子と、何かと事件に巻き込まれ犯人にされてしまう隠し立て隠館厄介の二人が、様々な事件に挑むお話です。果たして、毎日記憶がリセット...続きを読むされてしまう探偵はどうやって事件を解決するのか。キャラクターの設定もそうですが、話の内容も大変おもしろいです。続編が待ち遠しいです。
Posted by ブクログ 2024年02月04日
今日子さんとは、1人で決断できる賢さを持つのに間に合った人だと思います。
「忘れる」という現象は、人が生きる上で当然に起こることですので、今日子さんが主人公になり得るのは、「忘れるから」ではないと思います。
でも、昨日の「何か」ではなく「昨日」を忘れてしまっても、今日も何かを「決断する」場面はあり...続きを読む、そのための決断には、基づく根拠が必要です。
根拠の候補には、例えば誰かの助言や、自分の価値観などがありますが、ここで今日子さんにとって「誰かの助言」は、記憶に残らないため「ない」ものとみなされるはずですので、今日子さんのすべての決断は、自分の価値観に基づいていると考えられます。
「根拠」が足りなければ、決断に至らず迷います。でも、今日子さんは、昨日のできごとは忘れても、すでに培った価値観は、生きていくのに十分なほど揺るぎないものであるため、自分の価値観「だけ」で今日も生きていられるのだと思います。
今日子さんが格好いいのは、昨日を忘れても今日を生きられるからではなく、昨日を忘れても今日を生きられるほどの価値観の蓄積をすでに済ませていると思うからです。
なぜ昨日を忘れてしまうことになったのかとともに、いったいどんな経験を積んで価値観の蓄積に至ったのかも気になります。
Posted by ブクログ 2023年09月05日
掟上今日子さんはとてもかっこよく魅力的なので、シリーズ読み進めてまた会いたいなぁと思ったんだけど、ストーリーテラーの厄介くんが少しウジウジしていてわたし的にはイライラするので悩ましい…
私がもうオバサンだからかなぁ笑
Posted by ブクログ 2022年12月09日
1日経つと全てを忘れてしまう探偵、という構想が面白い。それぞれの事件と探偵の忘れてしまう特性をどう搦めるか、その工夫が興味深い。
そもそも作者の名、西尾維新が人を食っている。何故ならアルファベットで書くとNISIOISINだから、どちらから読んでも「にしおいしん」になるものね。
Posted by ブクログ 2022年08月07日
西尾先生の作品は、以前読んだ「物語」シリーズが肌に合わずに避けていたのですが、食わず嫌いでした。
まず、設定が面白い!眠ると記憶がリセットされる性質上、短編でまとまるのが良い。
探偵に恋する語り手によって、少しずつ素性や人となりが知れていくのも面白いですね。
読み手と語り手側ではどんどん「掟上今...続きを読む日子」像がふくらんで魅力が増すのに、今日子さん本人のスタンスは常に同じ。
入っているエピソードも謎解きも面白くて、一気に読めました。
付記にて、一連の事件の顛末が語られるのが好きです。
続きも読みたい!
Posted by ブクログ 2021年08月15日
忘却探偵。
抜群の推理力を持ちながら、
一度眠ればその日すべての記憶がなくなってしまう謎多き探偵。
特殊スキルをもった掟上探偵と、あらゆる厄を引き寄せる隠館氏の事件簿。
西尾維新らしい特殊設定で書き連ねられる短編連作。
1冊で一話完結の物語が全5話。
短い文書のなかで手がかりを見つけ事件を解決しな...続きを読むければならない故の軽快さは、
そのまま読みやすさへ繋がっている。
言葉遊びとキャラクター造作の名手である西尾維新氏。
その過去作に違わず、
年齢不詳、経歴不明な掟上今日子がどこか怪しくも独特な魅力に満ちている。
眠れば一日の記憶が無くなるということは、
何をしても進歩がなく、進めず、いつまでも停滞したままということ。
そして、忘却探偵として与えられる日数は常に一日のみ。
そんな不利で不幸な制約を背負った彼女は、その設定によらず相当に前向き。
そこが、彼女に感じる最大の魅力なのかもしれない。
彼女と隠館氏の行く末が気になり、次の物語へと進みたくなる。
Posted by ブクログ 2021年05月22日
今日子さんの魅力にぞっこん!
いつかの「今日の今日子さん」
忘却探偵だけに、設定がややこしくもありシンプルでもある。
「記憶」にまつわるセリフが、度々、心にささる!
とにかく、今日子さんのファションセンス、テキパキさとお茶目さ、がめつさ!?が好き!
Posted by ブクログ 2021年01月22日
初めての西尾維新。
アニメの刀語は見ていたけど、それ以外はタイトルを聞いたくらい。
この作品も、ドラマ化でタイトルは知っていた程度。
文章のリズムが心地よく、軽妙といった風でとても読みやすかった。
一幕の長さや事件の規模もちょうどよい。
最近読んだシャーロック・ホームズの冒険に似てるなぁ、なんて、無...続きを読む意識かつ無闇矢鱈にカテゴライズしようとするのは私の悪い癖。
ただワトスンや厄介みたく、名探偵について親しい人間の視点から語られる形式って、なんだか好きだな。
名探偵本人の思考や感情が直接見えない分、その突飛なこと言動に対する驚きが、読み手と語り手でシンクロできるところが好き。
Posted by ブクログ 2021年01月13日
探偵が特殊な性質持ち。
寝てしまったら記憶がなくなってしまうという。
ただし、それの対処のために彼女は
並々ならぬ対策をとっているのです。
ひょんなことから厄介ごとに巻き込まれる一人の青年。
その名前の通りに厄介なことばかり。
だけれども、なんだかんだで
今日子さんとはいい感じなのです。
過去は...続きを読む明かされるのかしら。
Posted by ブクログ 2020年10月22日
災難まみれの依頼主・厄介の忘却探偵掟上今日子への一途な想いと、寝たら記憶がリセットされてしまう掟上今日子の何気ない一言に胸を打たれる。記憶がなくなる恐怖を彼女は感じたことがないかのよう。その淡々とした姿に目が離せない。
ドラマを見て以来、いつか読もう読もうと思っていた掟上今日子の備忘録。やっと原作...続きを読むを読めた!
キャラはすっかり岡田将生と新垣結衣で出来上がっちゃってるし、内容もドラマで見た内容だったけど面白い。やはり小説は原作の方が何倍も面白いと実感。読みやすさもあってあっという間に読み終わってしまった。
このシリーズ、どうやらあと11冊も出版されているみたいなので楽しみが増えて嬉しい。
Posted by ブクログ 2020年04月15日
西尾維新さんはアニメ版物語シリーズからハマりました。西尾さんの作品はどれも言葉遣いや言い回しがとても面白く、読んでいて心地よくなってきます。
忘却探偵シリーズの第一弾。
一日しか記憶がもたない今日子さん。その忘却ぶりと、一日しかないからこその最速ぶりがテンポ良く、どんどん読み進められました。
Posted by ブクログ 2019年05月27日
1日ごとに記憶をリセットされる「忘却探偵」を名乗る少女と、厄災に巻き込まれる宿命を背負った就職浪人の男の物語。いつもの西尾維新作品と比較すると、西尾維新節とでも言うべき語り口調はややなりを潜めているせいか、かなりリーダビリティが高く、初心者でも取っつきやすい。探偵役である掟上今日子の記憶忘却設定その...続きを読むものはさほど目新しくはなく、どちらかといえば探偵という属性との組み合わせのほうにその妙がある。リセットがそのまま探偵としての守秘義務に繋がっている点や、日を跨いで捜査を継続できないデメリットなどは面白い。ただ単にデメリットとしてその設定を扱うだけでなく、逆に記憶をリセットすることによる視座の変化や先入観の訂正という、いわば「同一人物の別人」とでもいうべき大仰な振り回しこそがこの設定の真骨頂であろう。それを支えるだけの、煽り方、もといアジテーションは西尾維新の得意とする所であり、対比的なキャラの立ち位置付けなども上手く、煙に巻かれた独特の読後感はこの作者ならではだろう。初シリーズにしては読みやすいのでかなりお勧め。
Posted by ブクログ 2018年10月09日
事件に巻き込まれる隠館厄介と、眠ると記憶がリセットされる為に最速の名探偵である掟上今日子の関わる各事件にうきうきして引き込まれた。SDカードの紛失、百万円と引き換えに一億円を要求される漫画家、小説家の原稿という宝探し、徹夜で百冊読破への挑戦、その後倒れた今日子の介抱、とどれも自然体且つ鮮やかだった。
Posted by ブクログ 2022年09月12日
西尾維新読むのは「刀語」以来なのではなかろうか。
事件と言っていいのかどうか不明な出来事が、あれよあれよと解決されてゆく。人が死なないミステリはたまに聞くが、その中でも手軽に読める部類に入るのではないだろうか。
Posted by ブクログ 2022年02月16日
今日子さんの言葉の言い回しが知的で言葉を選んでないように聞こえるセリフも仕事に対して真剣な姿勢だからこそのものだと感じた。ドラマの影響で数年前に1度読んだが、再び読んでも面白いと感じる本だった。
Posted by ブクログ 2021年02月09日
1話
更科研究所から機密情報が入ったSDカードがなくなった。
犯人は誰か?
トラブル巻き込まれメーカーの隠館厄介が犯人と目されてしまうが、寝ると記憶を無くす掟上今日子という探偵に真相追求を依頼する。
2話
冷蔵庫に保存していた100万が盗まれた、その100万を取り返したい、1億払ってでも。それはな...続きを読むぜか?
3話
著名なミステリ作家が新作を書き上げたが、毎回謎解きをして原稿を渡す。そこに掟上今日子が乗り込む。
しかしその作家は前日に亡くなっていた。内緒にしていたのだが、バレてしまう。
4話
亡くなった作家の死因を探るべく、100冊ほどの著作を寝ずに読み続ける。4徹目にて、、、ついに倒れてしまう。
5話
作家の死因をついに解明。
厄介は今日子が倒れている間に、そこにいたという形跡をなくし、依頼自体をないものにしたかに思えたが、倒れて記憶がなくなったはずの今日子が出版社に現れた。
そして見事に死因を特定してしまう。
厄介の行いも許す。記憶はなくなっても雰囲気は受け継がれるのか。
毎日今日子の人格も少しずつ違うのか?
設定はありえないとは思いつつも楽しめた
Posted by ブクログ 2019年09月16日
忘却探偵シリーズの最初の作品です。
可愛い装画に惹かれて手に取りました。
そう言えば何年か前に、新垣結衣さんの主演でドラマ化もされてましたよね。
眠ると記憶がリセットされてしまうという、探偵の設定が斬新でユニークだと思います。
限られた時間で、どのように事件を解決するのかと最後まで興味が尽きないし...続きを読む、主要キャラクターも魅力的で、思っていた以上に楽しませていただきました。
このシリーズは既に10作以上発表されているそうで、これから探偵の秘密なども徐々に明かされていくのかと思うと、次作以降の展開がとても気になります。
Posted by ブクログ 2018年06月14日
西尾維新さんの本、初読みです。書店で並んでいる西尾さん作の本は表紙からして若者向けの雰囲気がでていて、なかなか手にとりづらかったのですが(苦笑)。
本作の探偵は「最速の探偵」もしくは「忘却の探偵」といわれています。何故なら彼女、掟上今日子は寝て起きたら記憶がリセットされてしまうからです。そんな彼...続きを読む女を必要としているのは、何故かトラブルに巻き込まれ疑われてしまうという男、隠館厄介(かくしだてやくすけ)。彼は何度も彼女に仕事を依頼していますが、一晩寝ると忘れてしまう今日子にいつも「はじめまして」と挨拶され、仕方ないとはいえ、その度に落ち込んでいます。「最速」の探偵だけあって今日子は忽ち事件を解決し、隠館を窮地から救ってくれます。
テンポよく読めて面白かったです。ただ、今日子にはいろいろと“事情”があるように思えます。シリーズの中で少しずつ明らかになっていくのでしょうか。それも楽しみです。
Posted by ブクログ 2018年06月01日
1日で記憶をなくしてしまう探偵…なんて斬新な設定!
何度も今日子さんに探偵依頼をしている主人公の隠館(かくしだて)くんだけど、毎回忘れられて初対面扱い…例によって今日子さんに恋心を抱いているのだけど、忘れられているのだから不毛すぎる。
シリーズものの楽しみの一つに、二人の関係性の進展があると思うが...続きを読む、進展…するのか?
今日子さんの記憶障害がいつから始まったのか、原因は何なのか、そして今日子さんに探偵をさせているのは誰なのか…シリーズが進むにつれて、その辺も明らかになっていくのだろうか。
Posted by ブクログ 2018年03月18日
なんだろうなぁ。本格によくある冗長の言い回しの割にライトな印象を与えるというのは、良くも悪くも作品を特徴付ける要素な気がする。好き嫌いがわかれそう。
昔1度読んで再度読み返してみたところだけども、じっくり読むというよりはテレビ見ながら読むくらいがちょうどいいのかもと思っちゃったなぁ。
Posted by ブクログ 2018年12月08日
仕事であろうとなかろうと、その日の記憶は、引き継がれることなく次の日には、綺麗さっぱり消えてしまう。
今日子さんには、今日しかない。
(P.91)
『努力をしたことを忘れている気のいい天才』というのは、案外少なくないみたいです。血のにじむような想像を絶する努力をしておきながら、それをすっかり忘れ...続きを読むて『我こそは天稟に溢れてるぜ!』って自任しているタイプ。謙虚なんだか傲慢なんだかよくわかりませんね。
(P.326)
Posted by ブクログ 2018年10月20日
微妙にして絶妙。これが西尾維新の真骨頂か。トリックが新しいわけではなく、キャラクターが魅力に溢れてるわけでもなく、脚本がドラマティックなわけでもない。なのに読み進める手が止まらないのは、ちょっとだけ先を気にさせる、絶妙な設定と展開ゆえか。一巻が一番の傑作であった伝説シリーズと違い、続刊が出るといわれ...続きを読むても特に心が躍るわけではないシリーズ一作目ではあるのだが…。続刊を迂闊に手にとってしまわないように気をつけたい。
西尾先生に良くある、
強烈な個性の登場人物がいない珍しい作品。
本格ミステリーではなく、
少し風変わりな探偵と、少し間抜けな主人公とのやり取りが微笑えましくて、ついついページが進んでしまうような作品でした。