あらすじ
掟上今日子――またの名を、忘却探偵。すべてを一日で忘れてしまう彼女は、事件を(ほぼ)即日解決!あらゆる事件に巻き込まれ、常に犯人として疑われてしまう不遇の青年・隠館厄介(かくしだてやくすけ)は今日も叫ぶ。「探偵を呼ばせてください――!!」スピーディーな展開と、忘却の儚さ。果たして今日子さんは、事件の概要を忘れてしまう前に解決することができるのか? (同一内容の講談社文庫版も配信中)
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Posted by ブクログ
ドラマがあまりに良かったので、原作がやや見劣りしてしまうが、もちろん原作ありきのドラマなわけで、忘却探偵という設定が素晴らしく、その突飛な設定を出オチに終わらせない、いくつもの物語を紡いでいく正に西尾維新劇場。
ライトタッチな読みやすい短編中でありながら、各話ミステリーとしてちゃんと謎とオチがあって。
ドラマ後でも楽しめる!
テレビアニメ化待ったなし
一日ですべてを忘れる忘却探偵。これほど30分番組のアニメに相応しい設定があったろうか。それでいて痛快にスピーディに展開する推理。メディアミックス時代の寵児が放つ探偵浪漫。はやく次作が読みたいです。
이거 애니메이션화되면괜찮겟지
This is one of Nisioishin's mangas. It's late to be made into an anime. It's sad.
Posted by ブクログ
小説・漫画・ドラマの全てが高レベルな作品なので、万人にウケる西尾維新作品としては今日子さんがTOPに入ってくるのではないだろうかと思っています。
この作品と出会ったきっかけは小説版の本書なのですが、その後に時間を置いて漫画とドラマを全て見た状態です。
そのため、小説版を揃えようとした時に(既に別媒体で読んだ内容を再度読むのもなぁ)となってしまうことも。。。
いつか全巻揃えたいとは思ってます‼︎
Posted by ブクログ
記憶が1日でリセットされる「忘却探偵」掟上今日子が、毎回起こる事件を1日で解決する物語。
記憶がリセットされる今日子さんと、彼女に惹かれる厄介くんの切ない恋愛模様も魅力的。
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読み返してみたけれど、最後の話はちょっとグッと来た。
自分のしたいことを大人になってからやってのけるという事ができるというのが羨ましくはある。
Posted by ブクログ
面白かった〜
ドラマもコミカライズも見ていて、何となく犯人?や結末は、チラホラ記憶に残っていたのですが、やはり忘れた部分もあり、夢中に読みました。
全シリーズ読んでないので、これから少しづつ読みます
物語シリーズも読み直したいな
Posted by ブクログ
面白すぎる〜〜!!
流石西尾維新先生、脳に直接流し込んでくるようなさらっとした質感を持つ文体の中に会話のテンポ感と独特の言い回しが絶妙に絡み合って読み応え抜群です。
私、ミステリーと本当に相性が悪いのですがこちらはずっと楽しく読むことができました。
ラストの須永先生の生き方があまりにも格好よくて、私も百冊読んでみたいです。
Posted by ブクログ
初の西尾維新作品。ミステリなので読みやすかろうということで手にとってみた。思っていたよりも文章が読みやすく、厄介がやや今日子さんへの感情が重たいくらいで、展開も今日子の設定のおかげでサクサク進んでいく。今日子さんはどんな記憶であっても、一日で忘れてしまう。身体にメモを書いたり、徹夜という荒業もあるものの、基本的には起きている間ですべてを解決しなければならない。彼女はいつ頃から記憶を失ったのだろう。スマホなどの日常品は扱えているようなので、そこまで酷くはなさそうだけれど。面白かったので、また続きを読んでみたい。
今日子さんが可愛い
新垣結衣さんのドラマは少し見たことあったんですが、読み出すとやっぱり面白くて止まらなくて。
淡々と今日子さんの推理が進んでいくんですが、描写が丁寧でしっかりしていて。
軽快だけど濃厚、飽きない、そんな感じです。
ドラマを先に見ているので、本の中の今日子さんがやっぱり新垣結衣さんになって出てきてくれるのです。
記憶障害という致命的なハンデを背負ってるのに、今日子さんの揺るぎない推理が頼もしい。
今まだ読んでる最中なんですが、全巻読破しようかなと思っています。
通勤の電車の少しの時間読んでいるのですが、楽しみが一つ増えて嬉しいです。
Posted by ブクログ
読んだ気になってた? 見たのはもしかしたらドラマの方かもしれない。設定違う。
研究所のSDカード紛失。原稿探し。自殺か否か。依頼する隠館の1作目って体の本。面白い!
主人公は隠館
Posted by ブクログ
久しぶりに面白いものを見つけてしまった!ドラマでも見ていましたが、依頼をスピーディに、たんたんと解決していく所が良かった。「記憶はなくとも身体は覚えてる」記憶を1日しか保持できない彼女だからこそ説得力があるセリフだな。
CMを見て購入
アニメ物語シリーズを始め原作作品は色々見ていたのですが
初めて読む西尾作品がこの本になりました。
きっかけは物語シリーズのTV放送で流されたあのCMですがやっぱりあの人との繋がりが気になりますね。
内容は危惧していたより読みやすくて楽しかったです。続編が楽しみです。
新しさ
西尾維新の作品には共通するものがある。
それは直接的、もしくは間接的であるかもしれないが、
「肉体的痛み」あるいはその予感めいたもの。
それは読者を不安にすると同時に惹きつける。
作者を代表する魅力と言ってもいいかもしれない。
この新たな作品にはそれがほぼ無い。
それなのに明らかに西尾維新テイストは満載。
それがこのシリーズの新しさであり面白さに思えた。
次回作にも期待する。
おもしろいです
西尾維新さんの作品は、物語シリーズを始め、何冊か読ませていただきましたが、今回も勝るとも劣らない良いお話でした。この作品は、1日ごとに記憶がリセットされてしまう探偵・掟上今日子と、何かと事件に巻き込まれ犯人にされてしまう隠し立て隠館厄介の二人が、様々な事件に挑むお話です。果たして、毎日記憶がリセットされてしまう探偵はどうやって事件を解決するのか。キャラクターの設定もそうですが、話の内容も大変おもしろいです。続編が待ち遠しいです。
Posted by ブクログ
記憶が一日でリセットされてしまう探偵、掟上今日子と運がすこぶる悪い隠館厄介。
2人の会話のやりとりや、あらゆる情報から謎を解いていく瞬間は面白かった。
続編買おう。
Posted by ブクログ
眠ってしまうと、それまでの記憶がなくなってしまう。なんという業を背負った探偵だろう。その設定から奇抜であるにもかかわらず、ミステリーとしても成立している。今出会えたことに感謝。
Posted by ブクログ
眠ると忘却してしまう今日子さんが、様々なトラブルに巻き込まれる厄介から依頼され最速で解決していく物語。とても読みやすく、登場人物の名前から個性出てて面白かった。今日子さんの秘密が気になるので続編読むのが楽しみ。
Posted by ブクログ
忘却探偵シリーズ1作目。災難に巻き込まれやすい体質の隠館厄介は、トラブルに遭う度に周囲の人に疑われてしまう。そんな厄介が疑いを晴らすために助けを乞う探偵の1人が掟上今日子。彼女は寝ると記憶がリセットされてしまうので、ほぼ1日で依頼された事件を解決していく。
事件の結末を自分で推理するには与えられた情報が少なく感じたが、ストーリーや登場人物の掛け合いはおもしろい。シリーズ1作目なので、厄介と今日子さんが過去に関わった事件や、今日子さん自身に関しての謎など、今後のシリーズ展開の布石が随所に散りばめられていてワクワクした。
ラストの今日子さんのお願いは厄介に助手として働いてもらうとかかなって思ってたら、予想外の内容でビックリ。
Posted by ブクログ
今日子さんとは、1人で決断できる賢さを持つのに間に合った人だと思います。
「忘れる」という現象は、人が生きる上で当然に起こることですので、今日子さんが主人公になり得るのは、「忘れるから」ではないと思います。
でも、昨日の「何か」ではなく「昨日」を忘れてしまっても、今日も何かを「決断する」場面はあり、そのための決断には、基づく根拠が必要です。
根拠の候補には、例えば誰かの助言や、自分の価値観などがありますが、ここで今日子さんにとって「誰かの助言」は、記憶に残らないため「ない」ものとみなされるはずですので、今日子さんのすべての決断は、自分の価値観に基づいていると考えられます。
「根拠」が足りなければ、決断に至らず迷います。でも、今日子さんは、昨日のできごとは忘れても、すでに培った価値観は、生きていくのに十分なほど揺るぎないものであるため、自分の価値観「だけ」で今日も生きていられるのだと思います。
今日子さんが格好いいのは、昨日を忘れても今日を生きられるからではなく、昨日を忘れても今日を生きられるほどの価値観の蓄積をすでに済ませていると思うからです。
なぜ昨日を忘れてしまうことになったのかとともに、いったいどんな経験を積んで価値観の蓄積に至ったのかも気になります。
Posted by ブクログ
掟上今日子さんはとてもかっこよく魅力的なので、シリーズ読み進めてまた会いたいなぁと思ったんだけど、ストーリーテラーの厄介くんが少しウジウジしていてわたし的にはイライラするので悩ましい…
私がもうオバサンだからかなぁ笑
Posted by ブクログ
1日経つと全てを忘れてしまう探偵、という構想が面白い。それぞれの事件と探偵の忘れてしまう特性をどう搦めるか、その工夫が興味深い。
そもそも作者の名、西尾維新が人を食っている。何故ならアルファベットで書くとNISIOISINだから、どちらから読んでも「にしおいしん」になるものね。
Posted by ブクログ
西尾先生の作品は、以前読んだ「物語」シリーズが肌に合わずに避けていたのですが、食わず嫌いでした。
まず、設定が面白い!眠ると記憶がリセットされる性質上、短編でまとまるのが良い。
探偵に恋する語り手によって、少しずつ素性や人となりが知れていくのも面白いですね。
読み手と語り手側ではどんどん「掟上今日子」像がふくらんで魅力が増すのに、今日子さん本人のスタンスは常に同じ。
入っているエピソードも謎解きも面白くて、一気に読めました。
付記にて、一連の事件の顛末が語られるのが好きです。
続きも読みたい!
Posted by ブクログ
忘却探偵。
抜群の推理力を持ちながら、
一度眠ればその日すべての記憶がなくなってしまう謎多き探偵。
特殊スキルをもった掟上探偵と、あらゆる厄を引き寄せる隠館氏の事件簿。
西尾維新らしい特殊設定で書き連ねられる短編連作。
1冊で一話完結の物語が全5話。
短い文書のなかで手がかりを見つけ事件を解決しなければならない故の軽快さは、
そのまま読みやすさへ繋がっている。
言葉遊びとキャラクター造作の名手である西尾維新氏。
その過去作に違わず、
年齢不詳、経歴不明な掟上今日子がどこか怪しくも独特な魅力に満ちている。
眠れば一日の記憶が無くなるということは、
何をしても進歩がなく、進めず、いつまでも停滞したままということ。
そして、忘却探偵として与えられる日数は常に一日のみ。
そんな不利で不幸な制約を背負った彼女は、その設定によらず相当に前向き。
そこが、彼女に感じる最大の魅力なのかもしれない。
彼女と隠館氏の行く末が気になり、次の物語へと進みたくなる。
Posted by ブクログ
今日子さんの魅力にぞっこん!
いつかの「今日の今日子さん」
忘却探偵だけに、設定がややこしくもありシンプルでもある。
「記憶」にまつわるセリフが、度々、心にささる!
とにかく、今日子さんのファションセンス、テキパキさとお茶目さ、がめつさ!?が好き!
Posted by ブクログ
初めての西尾維新。
アニメの刀語は見ていたけど、それ以外はタイトルを聞いたくらい。
この作品も、ドラマ化でタイトルは知っていた程度。
文章のリズムが心地よく、軽妙といった風でとても読みやすかった。
一幕の長さや事件の規模もちょうどよい。
最近読んだシャーロック・ホームズの冒険に似てるなぁ、なんて、無意識かつ無闇矢鱈にカテゴライズしようとするのは私の悪い癖。
ただワトスンや厄介みたく、名探偵について親しい人間の視点から語られる形式って、なんだか好きだな。
名探偵本人の思考や感情が直接見えない分、その突飛なこと言動に対する驚きが、読み手と語り手でシンクロできるところが好き。
Posted by ブクログ
面白かったとは言いがたい。
というのも、ライトノベルが今年36歳になる身体に合わなくなってきているからだ。軽過ぎて楽しめない。じゃあ、読むなよという話だが、ヒット作で手元にあるという条件下では気になって読んでしまうのだ。
もう、ライトノベルは読まなくても良いと感じた。
一抹の寂しさは募る。
Posted by ブクログ
1日経ったら全て忘れてしまうという探偵の今日子さんといろんなところで犯人に間違われてしまう厄介くんの話。その名も「忘却探偵シリーズ」。
設定が変わっているけど、基本1日で解決しなければならないので短編になっている。シリーズが結構あるけど、気軽に読めそうです。
Posted by ブクログ
・暗い気持ちにならないミステリー小説
・ドラマを何周も観ているので、違いを楽しみながら読むことができた。小説の方が、今日子さんの態度がツンツンしてるなという印象
・続きも読みたい
Posted by ブクログ
西尾維新読むのは「刀語」以来なのではなかろうか。
事件と言っていいのかどうか不明な出来事が、あれよあれよと解決されてゆく。人が死なないミステリはたまに聞くが、その中でも手軽に読める部類に入るのではないだろうか。
Posted by ブクログ
今日子さんの言葉の言い回しが知的で言葉を選んでないように聞こえるセリフも仕事に対して真剣な姿勢だからこそのものだと感じた。ドラマの影響で数年前に1度読んだが、再び読んでも面白いと感じる本だった。
Posted by ブクログ
1話
更科研究所から機密情報が入ったSDカードがなくなった。
犯人は誰か?
トラブル巻き込まれメーカーの隠館厄介が犯人と目されてしまうが、寝ると記憶を無くす掟上今日子という探偵に真相追求を依頼する。
2話
冷蔵庫に保存していた100万が盗まれた、その100万を取り返したい、1億払ってでも。それはなぜか?
3話
著名なミステリ作家が新作を書き上げたが、毎回謎解きをして原稿を渡す。そこに掟上今日子が乗り込む。
しかしその作家は前日に亡くなっていた。内緒にしていたのだが、バレてしまう。
4話
亡くなった作家の死因を探るべく、100冊ほどの著作を寝ずに読み続ける。4徹目にて、、、ついに倒れてしまう。
5話
作家の死因をついに解明。
厄介は今日子が倒れている間に、そこにいたという形跡をなくし、依頼自体をないものにしたかに思えたが、倒れて記憶がなくなったはずの今日子が出版社に現れた。
そして見事に死因を特定してしまう。
厄介の行いも許す。記憶はなくなっても雰囲気は受け継がれるのか。
毎日今日子の人格も少しずつ違うのか?
設定はありえないとは思いつつも楽しめた
Posted by ブクログ
西尾維新さんの本、初読みです。書店で並んでいる西尾さん作の本は表紙からして若者向けの雰囲気がでていて、なかなか手にとりづらかったのですが(苦笑)。
本作の探偵は「最速の探偵」もしくは「忘却の探偵」といわれています。何故なら彼女、掟上今日子は寝て起きたら記憶がリセットされてしまうからです。そんな彼女を必要としているのは、何故かトラブルに巻き込まれ疑われてしまうという男、隠館厄介(かくしだてやくすけ)。彼は何度も彼女に仕事を依頼していますが、一晩寝ると忘れてしまう今日子にいつも「はじめまして」と挨拶され、仕方ないとはいえ、その度に落ち込んでいます。「最速」の探偵だけあって今日子は忽ち事件を解決し、隠館を窮地から救ってくれます。
テンポよく読めて面白かったです。ただ、今日子にはいろいろと“事情”があるように思えます。シリーズの中で少しずつ明らかになっていくのでしょうか。それも楽しみです。
落ち着いた作品
西尾先生に良くある、
強烈な個性の登場人物がいない珍しい作品。
本格ミステリーではなく、
少し風変わりな探偵と、少し間抜けな主人公とのやり取りが微笑えましくて、ついついページが進んでしまうような作品でした。