あらすじ
掟上今日子――またの名を、忘却探偵。すべてを一日で忘れてしまう彼女は、事件を(ほぼ)即日解決!あらゆる事件に巻き込まれ、常に犯人として疑われてしまう不遇の青年・隠館厄介(かくしだてやくすけ)は今日も叫ぶ。「探偵を呼ばせてください――!!」スピーディーな展開と、忘却の儚さ。果たして今日子さんは、事件の概要を忘れてしまう前に解決することができるのか? (同一内容の講談社文庫版も配信中)
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Posted by ブクログ
初の西尾維新作品。ミステリなので読みやすかろうということで手にとってみた。思っていたよりも文章が読みやすく、厄介がやや今日子さんへの感情が重たいくらいで、展開も今日子の設定のおかげでサクサク進んでいく。今日子さんはどんな記憶であっても、一日で忘れてしまう。身体にメモを書いたり、徹夜という荒業もあるものの、基本的には起きている間ですべてを解決しなければならない。彼女はいつ頃から記憶を失ったのだろう。スマホなどの日常品は扱えているようなので、そこまで酷くはなさそうだけれど。面白かったので、また続きを読んでみたい。
Posted by ブクログ
久しぶりに面白いものを見つけてしまった!ドラマでも見ていましたが、依頼をスピーディに、たんたんと解決していく所が良かった。「記憶はなくとも身体は覚えてる」記憶を1日しか保持できない彼女だからこそ説得力があるセリフだな。
Posted by ブクログ
西尾先生の作品は、以前読んだ「物語」シリーズが肌に合わずに避けていたのですが、食わず嫌いでした。
まず、設定が面白い!眠ると記憶がリセットされる性質上、短編でまとまるのが良い。
探偵に恋する語り手によって、少しずつ素性や人となりが知れていくのも面白いですね。
読み手と語り手側ではどんどん「掟上今日子」像がふくらんで魅力が増すのに、今日子さん本人のスタンスは常に同じ。
入っているエピソードも謎解きも面白くて、一気に読めました。
付記にて、一連の事件の顛末が語られるのが好きです。
続きも読みたい!
Posted by ブクログ
1話
更科研究所から機密情報が入ったSDカードがなくなった。
犯人は誰か?
トラブル巻き込まれメーカーの隠館厄介が犯人と目されてしまうが、寝ると記憶を無くす掟上今日子という探偵に真相追求を依頼する。
2話
冷蔵庫に保存していた100万が盗まれた、その100万を取り返したい、1億払ってでも。それはなぜか?
3話
著名なミステリ作家が新作を書き上げたが、毎回謎解きをして原稿を渡す。そこに掟上今日子が乗り込む。
しかしその作家は前日に亡くなっていた。内緒にしていたのだが、バレてしまう。
4話
亡くなった作家の死因を探るべく、100冊ほどの著作を寝ずに読み続ける。4徹目にて、、、ついに倒れてしまう。
5話
作家の死因をついに解明。
厄介は今日子が倒れている間に、そこにいたという形跡をなくし、依頼自体をないものにしたかに思えたが、倒れて記憶がなくなったはずの今日子が出版社に現れた。
そして見事に死因を特定してしまう。
厄介の行いも許す。記憶はなくなっても雰囲気は受け継がれるのか。
毎日今日子の人格も少しずつ違うのか?
設定はありえないとは思いつつも楽しめた
Posted by ブクログ
西尾維新さんの本、初読みです。書店で並んでいる西尾さん作の本は表紙からして若者向けの雰囲気がでていて、なかなか手にとりづらかったのですが(苦笑)。
本作の探偵は「最速の探偵」もしくは「忘却の探偵」といわれています。何故なら彼女、掟上今日子は寝て起きたら記憶がリセットされてしまうからです。そんな彼女を必要としているのは、何故かトラブルに巻き込まれ疑われてしまうという男、隠館厄介(かくしだてやくすけ)。彼は何度も彼女に仕事を依頼していますが、一晩寝ると忘れてしまう今日子にいつも「はじめまして」と挨拶され、仕方ないとはいえ、その度に落ち込んでいます。「最速」の探偵だけあって今日子は忽ち事件を解決し、隠館を窮地から救ってくれます。
テンポよく読めて面白かったです。ただ、今日子にはいろいろと“事情”があるように思えます。シリーズの中で少しずつ明らかになっていくのでしょうか。それも楽しみです。