【感想・ネタバレ】掟上今日子の婚姻届(単行本版)のレビュー

あらすじ

忘却探偵・掟上今日子、「はじめて」の講演会。檀上の今日子さんに投げかけられた危うい恋の質問をきっかけに、冤罪体質の青年・隠館厄介は思わぬプロポーズを受けることとなり……。美しき忘却探偵は、呪われた結婚を阻止できるのか!?(同一内容の講談社文庫版も配信中)

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1日経ったらどんな記憶も忘れてしまう特異体質の探偵・今日子さんと、いつもトラブルに巻き込まれるフリーター隠館くんの物語。設定自体はもっとも探偵には不向きと思われるのに、それが逆に物語をスピーディーな展開にしていて…凄いです!

隠館くんが今日子さんとどんなに仲良くなっても、今日子さんは絶対に忘れてしまう…
でも、何だか会うたびに距離が縮まっていく(ように見える )今日子さんに萌え要素あり!!!

明らかにされていない伏線も、今日子さんの忘却の謎も、二人の関係性も含めて次回作が待ち通しい新作ミステリー !
(書店員・DO)

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Posted by ブクログ

講演会インタビュー 今日子さんの講演会と隠館さんのインタビュー。いつから記憶が無くなるのか、どうその特性を受け止めてるのか?知れたようで、はっきり知る事のできないもどかしさも面白い。
タイトルこれだけど、隠館さんがプロポーズされてるわっ

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2025年12月02日

購入済み

掟上今日子の婚姻届

おもしろかったです

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2016年06月09日

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隠館厄介にまたしても降りかかる事件。冤罪体質ゆえにある女性からアプローチされて。しかしその女性にはある体質があり。そして今日子さんの活躍。ミステリーというどうしても重い部分が出てきてしまう物語も、西尾維新の手にかかれば素晴らしい物語になる。

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2025年06月04日

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今回は隠館厄介が再登場。2人の関係性が好きなので全編楽しめました。描写が細やかで場面場面が映像として思い浮かびます。今日子さんのファッションも毎回楽しみです。

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2024年01月22日

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今日子さんの講演、厄介さんのインタビュー、と特典付きです。忘れられない記憶、忘れてしまう記憶、記憶をめぐりお話が進みます。ちょっと観念的ですね。

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2023年08月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

厄介氏はほんとーに厄介ごとをよく持ってくるものですな!!
もちのろんのこと、非常に厄介な事態が
待ち受けることになります。

少しだけですが、今日子がなぜこうなってしまったのか
のヒントが冒頭部分に出てきます。
でも肝心部分はやっぱり触れられません。
何かあるんだろうか…

ちなみに真相に関してはぞっとするんじゃないかしら。
そう思うと厄介氏はカワイソス…

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2021年06月27日

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ドラマの影響で、頓挫していたシリーズを厄介さん回だけ再開しました。
久々に読みましたが、映像を観たあとのせいか、よりクリアに二人の関係を読むことができました。

あの冤罪体質の厄介さんが、まさかのプロポーズを受けるが、断ろうとすると、あなたを破滅させると言われてしまう。難儀な体質は健在だなあと。
っことはいえ、二人の恋人の様子は読んでいてニンマリしてしまった。

読後に、備忘録を流し読み(リアルタイムで読んだので復習)。ドラマそのままで二人の様子が浮かんで楽しかった。

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2021年05月21日

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ネタバレ

隠館厄介が好きなので、出ているだけで嬉しい!
今作は今日子さんとの絡みが新鮮だった。
事件は起こらないが、なにかと巻き込まれる体質は変わらず健在で、右往左往する厄介さん。
過去の記憶を上書きなり美化することは、大抵の人は無意識にしているよなぁ。
それが意識下で、それも極端な方へ進んでしまうこうもなってしまうのか。
“晴れ女”、“雨女”なんてかわいいもんだな。

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2021年02月04日

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掟上今日子シリーズ第六弾

今回は厄介くんが登場。自身に起こる奇妙な求婚。いつものような殺人や事件が起こるわけではないが、とある女性の半生から謎を解いていく。
今日子さんと厄介くんの恋人ごっこも新鮮で楽しく読めました。

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2020年04月17日

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呪われた花嫁からのプロポーズ

忘却探偵シリーズ6作目。
シリーズ通して掟上今日子の才能が惜しみなく発揮されつつ、今回はやたらツンな今日子さんとやたらデレな今日子さんのどちらも楽しめる。
シリーズの中でも表紙がとにかく美麗。
さすがVOFAN先生、マジで好きです。

何度も言うけど、西尾先生初心者はまず忘却探偵シリーズがオススメ。西尾先生の独特さはしっかりありつつ、レトリックやディテールが少なめなので多分読みやすい。
逆を言えば、このシリーズ読めなきゃたぶん西尾維新は一生無理だろう。

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2019年08月12日

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ネタバレ

今回もやはり人間の心ってところにフォーカスしたミステリーだったなぁ。氏の作品でどんでん返しが起こるとすれば、たいていそうで、前提だと思われされていたことが覆るというところから始まる。

そのあたりのミスリードは単なる叙述とかではなく、当たり前という思い込みをうまく使ったトリック(というかミステリーかな)。本格というのとはまた違った毛色なんだなぁーとここまで読んでちょっと感じた。

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2018年04月19日

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自分が好きになった人は破滅する……そんな経歴をもつ女性ライターに厄介さんがプロポーズされる話。
厄介さんは今日子さんにその呪いの解読を依頼して、今日子さんはあっさりと解決するのだが。

この作品はミステリではない、そう思うと掟上今日子シリーズとしてはかなり楽しめる作品。6冊目になるので、そろそろ今日子さん自身の物語にもう少し踏み込んで欲しいところではありますが。

今日子さんの推理のやり直しは、厄介さんとのコンビとしての面白さの真骨頂だと思いますし、ラストの一文が秀逸です。掟上今日子シリーズに親しんだ読者にとっては素晴らしい作品だと思います。

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2017年12月10日

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「とある小説家いわく、『人間が想像しうることは、すべて現実の世界でも起こり得る』そうです ー これは、世界が秘めたる無限の可能性と多様性を言い表す言葉として知られていますけれど、しかし意地悪く、逆向きに読み解くこともできそうですね。すなわち、『人間の想像力なんて、その程度のものだ』という風に ー 」

『その分マイナスだ。
生きているだけでマイナスとは、なんて人生なのだろう。
これでは死んでるほうが効率がいいということになりかねない。
そんなバランスシートがあってたまるか。』

「冤罪を避けることは、難しい。と言うより、ほとんど不可能です。どれだけ用心しようとも、ある日突然、あらぬ疑いをかけられることはある ー だけど、あらぬ疑いをかけないことなら、気をつけさえすれば、できなくはないと思うんです ー 濡れ衣を着せる側がいなくなれば、濡れ衣を着せられる側もまた居なくなるんですから。だから、いかに自分が、疑いやすい生き物なのかを自覚して、根拠もなく人を非難しないように心がける。みんながそうできれば、冤罪はなくなります」

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2017年04月09日

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ネタバレ

待ってましたの厄介登場回。
一冊を通して厄介と今日子さんのやり取りが
(今回は大サービスで)楽しめるのでたまらなかった。

相変わらずの繰り返し文章で好きじゃないけれど、
それが厄介の心の声だと思うと気にならない。
(西尾さんごめんなさい)

今回は少し突っ込んだ内容というか
今日子さんの過去?に少し触れたような気がするけれど、
その分「記憶って何なんだろう」と考えさせられた。
今日子さんの特殊能力を使って感情さえも書き換えたつもりでも
やっぱり今日子さんにはお見通し・・・。
だとしたら、失った記憶って必要なのだろうか?
何年も積み重なる失われた記憶をもってしても
進化した文明も人間の感情も「想定内」。
もしそれが本当なら、記憶を失うよりよほど特殊能力かもしれない。

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2017年04月08日

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今回は誰も死にません(自殺は昔の話だし)
厄介が最後に囲井さんにかけた言葉に、彼のやさしさと人の良さといつも損をしている理由が見えた。
今日子さんのおかしな伝言は、普通に書けばすぐ嘘を見破ってしまう自分にメッセージに従うよう伝えるためだったのかな。

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2017年04月06日

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これもシリーズ6作目。久しぶりにガッキーの今日子さんの新作も見たいものだ。特に厄介君のところに押し掛けるとことか ^_^

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2017年03月20日

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ネタバレ

2017/2/18
このシリーズで一番好きかも。
1作目かな。わからんけども。
でれでれの今日子さんとそれに焦る厄介がかわいすぎてニヤニヤした。
これをドラマ化しないでどうする!と強く思う。

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2017年02月18日

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忘却探偵・掟上今日子、「はじめて」の講演会。檀上の今日子さんに投げかけられた危うい恋の質問をきっかけに、冤罪体質の青年・隠館厄介は思わぬプロポーズを受けることとなり……。美しき忘却探偵は、呪われた結婚を阻止できるのか!?


忘却探偵・掟上今日子、「はじめて」の講演会。檀上の今日子さんに投げかけられた危うい恋の質問をきっかけに、冤罪体質の青年・隠館厄介は思わぬプロポーズを受けることとなり……。
美しき忘却探偵は、呪われた結婚を阻止できるのか!?

シリーズ6巻目!
めちゃくちゃ楽しかった(≧∇≦)
隠館厄介の不幸感が滲み出てニヤニヤしながら読んじゃってました!!
続きも読んで行こうと思っています!

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2025年08月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回の話は今日子さんにも厄介くんにも深掘りする一冊だった。
今日子さんの記憶は17歳で止まっている...?とか
厄介くんの冤罪体質についてとか。
「男なんてどいつもこいつもみんな同じですから」
と講演でぶちかます今日子さんもすてき。笑

さて、本作は厄介くんがいきなりほぼ初対面に近い女性からプロポーズをされる話。
女性は今まで付き合ってきた男性がみんな不幸になっていったため、冤罪をなんどかけられても持ちこたえる厄介くんしか自分にはいない!とか。
今回今日子さんからの第一印象が最悪だった厄介くんは今日子さんに結婚の後押しをされる最悪な運び。
でも役得もあるから、、諦めるな厄介くん。頑張れ厄介くん。

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2023年02月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

厄介氏語り部の回。
最初がそうだったからかやっぱり彼の回が一番好きだなぁ。
プロポーズされるけど断る話。
明かされた真相は重い、重すぎる。なので厄介氏の別れの最後の一言は最低だからこそ最高です。
繋がってる短編でなく完全に長編。
この巻の今日子さんはキャラづくりが激しい。

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2019年05月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

厄介さんが好きなので、ワトソン役が厄介さんだと安心感があります。
講演会で今日子さんの記憶がいくつから無いのかにも、真実だったかどうかは兎も角今日子さんの口から語られますし、
インタビューに答える形で厄介さんの冤罪体質についての厄介さんの考え方も語られ、シリーズをずっと読んできた人にとっては、おっ、と思う内容ではないでしょうか。

ミステリーとか謎解きとかいう部分よりも、兎に角今日子さんが可愛いです。
講演会で相談のような質問を受けたときに答えた
「男なんて、どいつもこいつもみんな一緒です」や
厄介さんに対しての手厳しい
案外感謝してもらえるんじゃないかというのは男性特有の都合のいい妄想
という評価が非常に今日子さんらしく痛快でした。

そんな手厳しい今日子さんから絶好調モードの今日子さんへの変貌ぶりも面白いですし、
実は恋人『ごっこ』であることをわかった上でやっていたというのも
今日子さんらしい『オチ』です。
忘却探偵だからこそ出来る、記憶が一日しかもたないことを逆手にとったリセット技でした。

『婚姻届』のタイトルはちょっと無理があるように思いましたし
口紅で人の体に読める文字を書くのは大変な上
厄介さんはべとべとだし服も着られないし寝られないしと
かなり不快なのでは、なんて思いもしましたが。
謎解き自体も、囲井さんが自覚的に
ここまで無茶な行動を取る理由が自分には納得できませんでした。

でも、今日子さんが初めの印象をひきずって厄介さんへの嫌悪感を持ったまま仕事が完遂できないところが
正に冤罪の発生する要因ですし、
そして世の中は成功よりも失敗のほうが多いから、
好きになった対象が成功すると思いこむ人より
好きになった対象が失敗すると思いこむ人が多いのもその通りで
頷くところも多かったです。

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2019年03月13日

Posted by ブクログ

今日子さんの講演会が楽しかった♪講演会で今日子さんの秘密が少し明らかに(^^)しかし本当なのかな?(--;)そして厄介さんの変なモテ期が到来!(;゜∇゜)モチベーションをあげる今日子さん、さすがに自分をよくわかってる(*^。^*)

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2018年01月29日

Posted by ブクログ

今回は厄介が求婚され、相手を破滅させるという女性の身辺調査を今日子に依頼して起こるドタバタ。特に事件はなく、一日限りの記憶という今日子の解説編の一つになるみたい。考えてみれば、やっぱり無理がある主人公の設定だよな~
探偵物だけど、今日子のケチと特徴を強調したユーモア小説でもある。ラストの謎解きも推理とは言えないが意外性あり。まぁ、暇つぶしとして気楽に読める。

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2017年07月26日

Posted by ブクログ

今回は厄介さんと好意を持った相手が破滅する女性と今日子さん。
今日子さんの講演会は裏設定として捜査の一環の様ですが、語られたことはどこまで本当なんでしょうかね?
個人的には今日子さんの謎は明かされないままでもよい気はします。

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2017年06月04日

Posted by ブクログ

 自分を騙すことはできない。
 今日子さんとて、それは変わらない。
 都合の悪いことを、都合よく忘れられる方法があるなら私が教えて欲しいという、今日子さんの言葉は、決して皮肉でも、風刺でもなかったのだ――備忘録が本当であれ嘘であれ、一日で記憶がリセットされるという宿命から、彼女は逃れられない。
(P.236)

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2017年04月15日

Posted by ブクログ

いつも変わった趣向で、短編だったり、長編だったりするシリーズですが、今回は長編です。

それにしても、シリーズが続く度に謎が増える探偵ですよね、今日子さんは。今回も謎が増えました。

中身としては、隠館厄介の冤罪体質の面目躍如。バッチリ、巻き込まれましたが、今日子さんの活躍?で解決しています。

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2017年04月04日

Posted by ブクログ

厄介と今日子さんがとうとう!?
そんなわけで、主役は厄介。
全編、厄介の一人称で語られます。
西尾維新らしく、過程は面白かったです。
落とし方が、ちょっと弱いというか。
今回、厄介にプロポーズした女性がいるのですが、その女性の心理、取り巻く環境が、
ちょっとこじつけっぽいというか。
まあ、そこは維新なので。
たくさんの、「そんなぶっとび設定」の一つとして、流れとしては、ありかな、と。
今日子さんの数々の依頼人の中でも、やっぱり厄介って抜けていて、思い入れもあるので、
しっかり厄介も堪能出来るし、今日子さんとの関係の変化も楽しめました。
(変化しても、それは永続的なものではないですが。記憶がリセットされるので)

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2017年03月22日

Posted by ブクログ

厄介さんの回。
毎回、小出しにする今日子さん設定や、テーマというかモチーフは、やるな、と思わせる。
後追いで記憶を上書き、という件は、最近、とみにその傾向が高く、自分勝手な行動をする人が多いように感じる。

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2017年02月22日

Posted by ブクログ

なかなか面白かった。そういうタイプの人なのかなーとまでは思っていたけど、そうか、そういうことか…。確かに彼の破滅のいきさつはちょっとひっかかってたんだよなあ。
ところで、今日子さんはあの人なのでは、という推論はこれまでもよく見かけていたけど、いやいやどうかな…とあんまりちゃんと考えていなかったのですが、今回は……最近「結」を読み終えたとこだったのもあって結構、これは、ううん……。

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2017年02月06日

Posted by ブクログ

今日子ちゃんシリーズ第6弾です。
スラスラとは読んだが、全体的に読み辛く、
ミステリー感がとっても薄く、
オモシロイとは、あまり思えなかった。
次作に期待。

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2017年01月29日

Posted by ブクログ

忘却探偵シリーズ第6弾。厄介さんが語り手の長編である。
冤罪体質についてインタビューを受けた厄介だが、インタビュアの女性が「好きになった男性をすべて破滅させる」運命だという話をきき、今日子さんにある依頼をする。しかし今回は今日子さんに悪印象を持たれてしまったようで…
ミステリというには薄味だが、序盤の冤罪の考察についてはちょっと考えさせられた。
今日子さんがとったモチベーションアップのズルは面白かった。

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2017年01月06日

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