西尾維新のレビュー一覧
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シリーズ最終巻。
半袖を箱庭学園に連れもどすことに成功しためだかは、黒神グループの会長の座を引き継ぐために、学園を辞めることを決意します。そんな彼女に対して善吉は壮行会を企画し、これまでに彼女たちと戦ってきたキャラクターが総動員されることになります。
その後、26歳になった善吉が、めだかたちと再会するシーンがえがかれています。さらに、水槽学園での球磨川と須木奈佐木咲の因縁が明かされるエピソードも収録されています。
最終バトルは前巻で終わっているので、今回は後日談といった感じでしょうか。あとがきで原作を担当している西尾維新が「学園異能インフレ言語バトル漫画」という表現を用いていますが、まさ -
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「不知火不知」編の最終章となる巻です。
半袖のいる廃病院に逆上した言彦がついに乗り込んできて、鶴喰梟はあっさりと殺されてしまいます。そこへ、杠かけがえとの戦いを乗り越えためだかが登場し、ついに両者の再戦がはじまります。めだかはスタイルを身につけて戦うも、言彦の超人的な力に阻まれますが、それでも彼女は半袖を守るため、必死で食らいつきます。そんな彼女の思いを受けて、善吉に最後の希望が託されることになります。
戦いのあとに鶴喰の置き土産に対処するくだりなど、ストーリーがどんどん拡張していって、ほとんど振り切れそうな勢いになっていますが、それがこの作品らしいところでもあります。 -
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いっさいの「スキル」が通用しない言彦との戦いに勝利するため、めだかは「スタイル」の開発者である鶴喰梟(つるばみ・ふくろう)のいる廃病院へと向かいます。一方箱庭学園での仕事を終えた半袖も、鶴喰の影武者を務めるという次の仕事を果たすため、梟のもとにやってきていました。
鶴喰たちのもとへ向かうめだかの前に、かつて「漆黒宴」でめだかの婚約者として登場した寿常套(ことぶき・じょうとう)と杠(ゆずりは)かけがえが立ちはだかり、彼女たちとバトルをくり広げます。一方、かけがえと戦うめだかをのこして半袖のもとに向かった球磨川は、善吉への思いを偽ることをえらんだ半袖とバトルをくり広げて、彼女の心を揺さぶりつづけ -
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めだかは、箱庭学園から不知火半袖がすがたを消し、彼女にかんする生徒たちの、記憶も球磨川の能力によって消去されていることに気づきます。安心院から、半袖がめだかの影武者であり、その役割を終えた半袖がみずから望んで箱庭学園を去ったことを知らされためだかは、彼女のいる不知火の里へと向かいます。
しかし不知火の里は、獅子目言彦(ししめ・いいひこ)という五千年の命を生きてきた英雄を保存しており、その圧倒的な力によって、半袖を箱庭学園に連れもどそうとするめだかのもくろみは挫折を余儀なくされます。
安心院さんのデタラメな能力を上まわるバケモノが登場して、さすがにあっけにとられてしまいました。こういう感想を -
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「漆黒の花嫁衣裳」編の締めくくりとなる巻です。
めだかののこしたメッセージをみごと解読した善吉は、ついに彼女のもとに登場します。善吉はめだかに想いを告げ、それを受け入れためだかは、婚約者たちとの戦いに望みます。桃園喪々(ももぞの・もも)をはじめとする三人の分家の婚約者たちを相手にくり広げられるのは、一度使った音は使えなくなるというルールの「消失しりとり」です。
前巻に引きつづいての、ことばを駆使したバトルです。最後は、めだかの能力によって決着がつけられることになるのですが、喪々以外の二人はあっさりと舞台から退場してしまい、早々に締めくくりを迎えたのはすこし拍子抜けしてしまいました。