西尾維新のレビュー一覧

  • 掟上今日子の乗車券

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    営業活動という名目での旅行先で起きる事件を相変わらずの最速で解決する今日子さん。その活躍ぶりを探偵事務所唯一の従業員親切守視点で語られる短編集。常識人の親切氏が今日子さんに振り回される姿が面白い。寝台列車や水上飛行機、観光バスの中でと密室状態の殺人事件縛りの内容だけどハウダニットは弱めでホワイダニット重視。でも突拍子もない結末で軽くまとめた感じかなー。裁判官の語るオーベルジュの話が一番好きかな。最後、留置場に放り込まれている厄介君と親切氏対面の話があるけど他人視点だと厄介君が得体しれなさ過ぎる。次巻に続く話の様だけど遂に冤罪じゃなく犯人にでもなるのか…?

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    2019年12月08日
  • 刀語 第九話 王刀・鋸

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    再読。今回は王刀・鋸を受け継ぐ心王一鞘流当主汽口慚愧が相手。とがめさんが頑張った回である、相変わらずの奇策で。一方の右衛門左衛門とまにわにの忍者真庭鴛鴦の殺伐としたやり取り。本の最後の方に書かれているイラストの鴛鴦さんと蝶が泣ける…(´;ω;`)

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    2019年12月03日
  • 刀語 第八話 微刀・釵

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    再読。今回の相手は微刀・釵である機械人形、日和号。もうここまでくると刀とはなんぞやという領域になってくるがそこは置いといて。今作はまにわにの真庭海亀がいつも通りの感じで出てくるがそれの相手をするのは七花ではなく否定姫の懐刀、左右田右衛門左衛門。そうして次からは本格的にその否定姫が動き出してくる気配。いよいよ物語も終盤に突入。とがめと七花の関係もいい感じにらぶらぶ。

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    2019年11月28日
  • 刀語 第七話 悪刀・鐚

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    再読。今回は悪刀・鐚を所持する、七花の実姉七実が相手。圧倒的な天才性を持つ七実相手に苦悩する七花は一本の刀でありながらもうしっかりと人間になっていた。それは終章の言葉からも十分にわかる。七実のその天才という才能故に身体を滅ぼすというのも「戯言シリーズ」の玖渚友を思い起こさせた。しかし今回はまにわにの忍者たちの影が薄く代わりに否定姫がそろそろ表舞台に立とうとしていて、先を知っているとはいえやはりわくわくする。

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    2019年11月23日
  • 刀語 第六話 双刀・鎚

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    再読。今回の相手は重さに重点が置かれて作成された双刀・鎚を所持する凍空一族の凍空こなゆき。といってもそこは西尾先生、そう簡単には話は進まない。今作も見事な間の悪さを発揮する事になってしまったまにわにの忍者、狂犬。作品が違えばかませになる事もなく十分にメインを張れただろう人材なのに…。七花の人間性はちょっとずつちょっとずつ開花しているが次巻の戦いは…。

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    2019年11月19日
  • 刀語 第五話 賊刀・鎧

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    再読。今回の相手は賊刀・鎧を所持する海賊団船長、校倉必。鎧なのに刀とはこれ如何に。とがめが作中でそれらしく色々と語ってはくれるけれどやっぱり刀じゃなくて鎧だと思う。今作でようやく七花が自分の事を一本の刀であると同時に一人の人間であるという自覚を持つがまだまだその自覚は未熟。しかし校倉必の挑発にのっちゃう七花は微笑ましかった。

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    2019年11月14日
  • 掟上今日子の挑戦状(文庫版)

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    前巻までの登場人物はまったく引き継がれておらず、もしかして途中の巻を飛ばし読みしてしまったのかしらと思うほどでしたが、新たな刑事3名とともに3つの事件を推理する構成になっています。
    今日子さんの謎解きの鮮やかさはさすがといったところなのですが、3つの事件ともが短編で(当然のことながら)1日で解決しなくてはならない制約もあるためか、物語上の時間軸の変化量が少ないんですよね、その割に登場人物の心理描写というかアタマの中の思考内容を詳細に表現していることもあいまって、両者のバランスがちょっと悪いかなと。平たくいうとわずかな時間的進行を見せるための文章量が多すぎて読んでも読んでもなかなか話しが進まない

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    2019年11月14日
  • 刀語 第四話 薄刀・針

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    再読。今回は薄刀・針を持った日本最強の剣士、錆白兵が相手。と言ったがそれは嘘だという感じで話は進む。今回の主役は七花ととがめじゃなく、まにわにの虫組の忍者たちと七実といっていいと思う。それにしても鑢七実のこういう設定は西尾先生好きだよねぇ、戯言シリーズの玖渚友を思い出す。しかしちらっと触れられてたけど錆白兵はこの時点でもう重要な事言ってたんだね忘れてたわ。

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    2019年11月12日
  • 刀語 第三話 千刀・ツルギ

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    再読。今回は「千本で一本」という定義を持つ千刀・ツルギを所有する敦賀迷彩が相手。今作も七花は相変わらず一本の刀として迷彩と戦った訳だが敦賀迷彩の心情やらバックボーンやらを一切慮る事なく戦い抜いていた。再読だからこそわかる事だけれどそんな七花がこれから先どんどん人間くさくなっていくのが楽しみである。しかしまにわにの忍者たちは本当に良い意味で好感の持てるかませ犬だなぁ。

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    2019年11月10日
  • 刀語 第二話 斬刀・鈍

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    再読。今回は切れ味に主眼を置いた刀、斬刀・鈍を持った宇練銀閣が相手。それにしてもその相手に取った対策はまぁわかりやすかった。そうだろうなぁという感じ。今回もちょっとだけ七花が精神的に成長したというかその片鱗を見せたけれどまだまだ一本の刀である七花であった。

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    2019年11月09日
  • 刀語 第一話 絶刀・鉋

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    再読。アニメも見ていたぐらいには好きな作品。十二か月連続刊行のうちの一番最初の話。しかし今考えてみるとわりと薄めとはいえ十二か月刊行はしんどすぎると思う。内容は一風変わった十二本の刀を変人ども相手に集めていくわけだが七花ととがめのやり取りがこの時からもう可愛い。西尾先生の書くキャラはやっぱり好きだなぁ。

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    2019年11月07日
  • 終物語 (中)

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    何だか時系列が分からなくなってきた
    400年かけて復活した初代怪異殺し登場。いったい神原には何をさせたかったのかはよく分からなかったけど何か理由があるのか?忍が最後に初代怪異殺しにしたことで救われたと救われたと思う。扇ちゃんの話が気になる

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    2019年11月07日
  • 化物語(7)

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    "「さぁーーて エロ本はここかな?」
    「それは男友達が遊びに来た時に発生するイベントだろうがッ!!
    いいからその辺に座ってろッ!!」
    「しかし阿良々木先輩の好みを把握しておくことは私にとって無益とは思わない。」
    「僕にとっては無益どころか有害だッ!!!」
    「そう、つまり有害図書を…」
    「お前が生きた有害図書だッ
    そこに座るか窓から飛び降りるか二つに一つだ神原ッ!!」"

    神原がすごく可愛い。
    本屋での猫がざわざわしてる見せ方が良い。

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    2019年10月26日
  • 掟上今日子の挑戦状(文庫版)

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    今回の語り手は厄介さんでも守さんでもなく、それぞれの事件を担当した3人の刑事。3つの事件のうち2つはドラマで見ていたので、今回はあまり新鮮さはなかった。
    それにしても作中のある容疑者の話し方が厄介さんにそっくりなのが気になった。1度だけしか出ないキャラ同士が被っても、それほど気にならないが、厄介さんみたいな主要人物と被るのは違和感がある。
    ま、ラノベだから。

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    2019年10月08日
  • 掟上今日子の推薦文(文庫版)

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    ネタバレ

    前作である~の備忘録と違って厄介さんはもう登場しないのかな? かわって親切守の語りで物語が進行する構成になっています。主人公の思考の大小すべてが盛り込まれているからか、語り内容が若干回りくどい、そのため3パートで構成される最初のパートは発生する事件の規模・内容ともあいまってちょっと退屈な内容でしたが、2パート目からは殺人事件の発生という展開に一気に引き込まれて読み切ってしまいました。
    前作と比べて今日子さんの性格がちょっとキツイというか主人公への人当りが厳しくなったような気がするのは気のせい? まぁ最終的には探偵事務所で雇われる展開なのでキツイだけではないのですが。
    また主人公の語りは日本語の

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    2019年10月05日
  • ヴェールドマン仮説

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    刀語をむかし読みかけて挫折した西尾維新さん。これは読みやすかったです。文章がなんというかすごく流暢。語彙が豊富でリズムも良いので、すらすら書いてる感じがする。主人公家族のキャラもわかりやすいです。
    しかしミステリーとしては犯人に辿り着く道筋がわたしは正直ようわからんかったんだ……こじつけと飛躍のように思えてしまったのは、わたしの集中力が足りなかったせいかもしれん……さーせん……
    でも気楽に読める感じでよいかもです。
    シリーズ化するのかな?

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    2019年09月27日
  • 混物語

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    混ぜものだった。
    初めは混ぜものが薬味となりおいしく感じた。
    しかし薬味は主役があって効く、その主役が阿良々木くんしか出てこないと薬味が妙になっていくだけ。
    奇妙になっていくだけに感じた。
    やっぱり主役が活躍してこその物語。
    ん、阿良々木くんはずっといたけど...助演女優がいないと男優が輝かない物語だったんだ。

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    2019年09月15日
  • ヴェールドマン仮説

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    意外にしっかりしたミステリだったな

    戯言シリーズも最初はそうだったから、この後続くなら気になる。って、この終わり方じゃ、2作目出るっしょ。

    会話のやりとりや文章は面白いんだけど、ストーリーは微妙

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    2019年08月30日
  • ヴェールドマン仮説

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    西尾維新さんのファンです。
    モノローグの段階でキャラクターの肩書きや語り口に西尾維新らしさを感じてわくわくしてましたが、本編は思ってたよりしっかりミステリ。ミステリとして読むとちょっとパッとしない印象でした。
    キャラクターはかなり魅力的なので次巻があるならもっと掘り下げていってほしいです。
    単巻でとなると厳し目に見てしまったけど、シリーズ1作目と考えるならとても期待できる内容でした。

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    2019年08月30日
  • 余物語

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    ネタバレ

    ――老倉のケースにしたってひたぎや羽川のケースにしたって、あくまでも、人間が人間を虐待したのだという真相に、僕はそろそろ向き会うべき局面なのかもしれない。――

    今回は題材的にちょっと滅入る。文章的にはいつも通り阿良々木くんと斧乃木ちゃんとで軽快には進んでいくんだけど。

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    2019年08月18日