西尾維新のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
"「あれ?私がスパッツの下にパンツを穿いてるかどうかという話だったか?」
「穿いてないんですか神原さん!?
じ…じゃあ……そのスカートからハミ出してるソレの下はっ…」
「たとえそうだとしても驚くことではないだろう
スパッツというのは元々 肌着の一種だからな」
「だったらなお一層だッ
常にパンツ見せびらかしながら生活してるようなもんじゃねぇかソレ!!」
「ふむ。まぁその辺りはさしずめスポーツ少女からの小粋な贈り物といったところだな」
「違う!!露出狂の変態行為だッ!!」"
テレビに座るんじゃない!でもテレビの演出が良かった。
照れてる神原が可愛い。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回は親切さん視点です。
なんと今日子さんが誘拐されるというお話で
設定などについては今回も変わっていて面白いです。
前回よりは謎解き風ではありましたし、
何より今日子さんというより親切さんが頑張るのがメインなので
仕方ないと言えなくもありませんが
相変わらずミステリー小説とは言いづらいです。
犯人を親切さんが頑張って推理するのですが
結局は当てずっぽうです。
犯人が2度も今日子さんを着替えさせているのですが、
いくら今日子さんが細いという設定だとは言え
中々難しいと思います。
一度目は睡眠薬か何かで眠らせた設定なのでしょうか。
ハンカチに染み込ませた睡眠薬で一瞬で眠らせるのは
幻想なので、どうやって眠らせたのかわかりませんが
二度目は単純に寝入っている今日子さんを
起こさずに着替えさせて移動させるというのは
無理があるでしょう。
寝たフリをしていたことに気が付かないものでしょうか。
そして、本当に寝たら忘れるのか
どこまで忘れるのかも、巻数が進むごとに怪しく思えてきました。
警部は兎も角厄介さんの登場の意味はあまり無い感じもしました。
今後への前振りなのでしょうか。
色見本が暗号表になっているというのはまぁ面白いですが
世界を股にかけてGPSデータ付きで撮影するという下準備が必要であまりに壮大ですし
記憶がリセットされ始める前に作ったというなら兎も角
そういう発想をしたことがあるから自分のことだから作っているかも、だと急にあやふやに過ぎます。
親切さんも言及していますが、暗号を削除してしまったので次回以降は使えないという点も気になります。
もしこれがこの暗号を使う二回目だったら、親切さんは色見本も見つけられず洋服を揃えて待ちぼうけするしかなかったのではないでしょうか。
67点!と叫んで蹴りを入れるシーンは面白かったです。
しかし犯人を敵として今日子さんが認めるのですが
それに至るまでの「流石!」という感じがそこまで感じられません。
犯人は頭脳派のように描いていますが結構天然なところもあります。
わざわざ事情説明に会いに来てくれて見逃してくれる理由がよくわかりませんし
もっとわからないのは犯人の動機。
推理させて情報を引き出したかったということだけで
この辺りもあやふやです。
もしかしたら今後再登場するのでしょうか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレミステリーとしてはやはり物足りないですが、
毎回趣向を変えてあるのが面白いです。
今回は今日子さんが捕まり、日怠井警部と厄介さんが振り回されるお話です。
真相については微妙です。
被害者については大変気の毒なのですが
流石にうっかりし過ぎな気がしますし
それについては今日子さんも同罪に思えます。
そんなに頻繁に出入りする大切な場所なら
改装するなり通報装置を備えるなりするべきではないでしょうか。
救済するにしても、よく言われるのはボールペンの軸など
穴の開いたものですし、単純に刺すだけでは駄目ではないかと思うのですが。
その点も含めて病気関連の記述は疑わしいですし、
単純に今日子さんは傷害罪な気もします。
厄介さんの活躍は良かったのですが、暗号や真相に至るまでの流れも強引に感じました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ久し振りの親切守さん視点で新鮮でした。
こうして見ると、今日子さんと四六時中一緒にいるのは
いろんな意味でしんどそうです。
荷物の大半は洋服だから軽いけど嵩張る、と言っていますが
布は相当重いですけどね。
作中で親切さんが
推理が的中しているかどうかは容疑者の自供を待たねばわからず言葉遊びならぬ空想ごっこみたいなもの
と言っていますが、全くこの通りです。
掟上シリーズがミステリーとしてはイマイチとなってしまうのは
これに尽きます。
動機やトリックなどが弱く、犯人を追い詰めることも無く
乏しい状況証拠から今日子さんが妄想を繰り広げるだけで
それが合っているかどうなのか、合っているとしてもご都合主義な感じです。
キャラ小説のラノベとしては地の文が読みやすく面白いのですが
この辺りを掘り下げてもらえたらミステリーとしてきちんと面白くなるのでは
と思うのですが。
そもそも営業活動は今日子さんには必要なのでしょうか。
なぜ旅に出ようと思ったのでしょう。
単に乗り物が現場となる事件を描きたかったという可能性もあるかもしれませんね。
ラストに出てくる厄介さんが、厄介さん視点で感じていたキャラクターと全く違ったので驚きました。
親切さん視点だからこういう感じ、というよりも、
本当は周りからこう見えているということなのでしょうか。
キャラが変わったくらいに感じて、厄介さん派だったんですが結構がっかりしてしまいました。
こんな感じの人なら、冤罪体質にも理由があるのでは、と思ってしまいます。
勿論冤罪は許されるものではありませんが、疑われないように
怪しい行為や尊大な言動を慎むくらいはした方が良いですね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ厄介さんが好きなので、ワトソン役が厄介さんだと安心感があります。
講演会で今日子さんの記憶がいくつから無いのかにも、真実だったかどうかは兎も角今日子さんの口から語られますし、
インタビューに答える形で厄介さんの冤罪体質についての厄介さんの考え方も語られ、シリーズをずっと読んできた人にとっては、おっ、と思う内容ではないでしょうか。
ミステリーとか謎解きとかいう部分よりも、兎に角今日子さんが可愛いです。
講演会で相談のような質問を受けたときに答えた
「男なんて、どいつもこいつもみんな一緒です」や
厄介さんに対しての手厳しい
案外感謝してもらえるんじゃないかというのは男性特有の都合のいい妄想
という評価が非常に今日子さんらしく痛快でした。
そんな手厳しい今日子さんから絶好調モードの今日子さんへの変貌ぶりも面白いですし、
実は恋人『ごっこ』であることをわかった上でやっていたというのも
今日子さんらしい『オチ』です。
忘却探偵だからこそ出来る、記憶が一日しかもたないことを逆手にとったリセット技でした。
『婚姻届』のタイトルはちょっと無理があるように思いましたし
口紅で人の体に読める文字を書くのは大変な上
厄介さんはべとべとだし服も着られないし寝られないしと
かなり不快なのでは、なんて思いもしましたが。
謎解き自体も、囲井さんが自覚的に
ここまで無茶な行動を取る理由が自分には納得できませんでした。
でも、今日子さんが初めの印象をひきずって厄介さんへの嫌悪感を持ったまま仕事が完遂できないところが
正に冤罪の発生する要因ですし、
そして世の中は成功よりも失敗のほうが多いから、
好きになった対象が成功すると思いこむ人より
好きになった対象が失敗すると思いこむ人が多いのもその通りで
頷くところも多かったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ仕事を辞めたいとは誰でも一度は考えたことがありそうですが
今日子さんの場合は考えたとしても記憶に残らないから
毎日毎日ただ粛々と依頼をこなすというのも、良いような悪いような
幸せなような可哀想なような不思議な感じです。
今回の今日子さんの相棒を務めるのはみんな女性の警察官で
それぞれの思いや立場を抱えつつ事件に向き合っています。
忘却探偵シリーズは読みやすいですが
やはり一冊目の衝撃は薄れ、ミステリーとしても弱いかなという感じです。
今日子さんの突飛な発想は面白いですが、飽く迄も思いつきで
状況証拠があるに過ぎず、証拠や裏付けなどがないのは変わらず。
警察が探偵にこんなに頻繁に依頼するというのも現実ならちょっとどうかと思ってしまいますし
中には警察の捜査が甘すぎるのでは? と思われるケースもあります。
思いつきだけであれば、
読んでいて犯人もトリックもわかってしまいます。
本当にそうなのかという証拠固めが重要なのであって
探偵がそれを犯人に突きつけるパターンが多いのもそのためです。
ですが、今日子さんは思いつきを解説し、あとは警察のお仕事。
今日子さんの妄想であって事実ではありませんでした、とはならず
その理由は今日子さんがすごい探偵だから、というのはちょっと納得がいかないです。
経験上、服についたペットの毛は洗濯くらいでは取れないものだと思うのですが
警察や鑑識さんはその当たり調べなかったのでしょうか。
全体的にもう少しミステリー要素を強めてほしいなと感じます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレテンポが良くてライトな読み心地です。
初期に比べて謎解き要素が薄くなっている感じは否めないと思います。
今日子さんがすらすらと謎解きをしてみせて、その裏付けは後ほど、という感じで
単に言っているだけとも取れますし、少々ご都合主義に感じるところもあります。
恨んでいて道連れにするにしても
そこに至るまでの動機がいまいち納得しづらく、
その点を多感でわかりづらい十代だからというところに求めてしまうと
つまらなくなってしまうと思うのです。
その当たりも含めて謎解きして欲しかったなと思います。
自分の感覚で言えば、いつもぶっきらぼうに見える店主が優しくしてくれて
自分を気にかけてくれたら、気恥ずかしいけれど嬉しいだろうなと思うので
良かれと思ってしたことで恨まれるのはとても気の毒です。
制服姿の今日子さんという絵面はとても美味しいのですが
いくらなんでも一応お嬢様学校の生徒が人の服を脱がせて燃やすに至る理由は
相当なものが必要だと思うのですが…。
特にその理由についての描写はありません。
厄介さんが出てきたのは嬉しいですが、流石の厄介さんと雖も
このシチュエーションで加害者扱いされるのは無理があるのではないでしょうか。
全体的にコミカルなので許されますが、完全なミステリー作品と捉えると
ちょっと厳しい評価が出てくるのも致し方ないかなと思います。
ライトノベルとしてはとても面白いと思いますし
厄介さんのワトソンぶりを見るのは楽しく、もう少し仲が進展したら良いのになと思います。
また、ストーリーとは関係ないのですが相変わらず執筆速度が凄いなと思います。
今後中学生が退院して登場するような展開があればちょっと救われるかなとも思いました。
飛び降りを防ぐための方法は、屋上に柵を作ることじゃない という言葉は
まったくその通りだと思います。
あとがきの 明日地球が終わる日 は ほとんど地球が終わっている今日 と同義 というのも
とても共感しました。
余命三ヶ月と言われて三ヶ月生きていられるかといえば
一ヶ月ほどは意識が朦朧としているしその前の一ヶ月はだんだん辛くなって
活動力が落ちているという話を聞いたことがありますが
地球が終わるという話もそれと同じことが言えるでしょうね。