西尾維新のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
美少年探偵団シリーズ9巻目は、胎教委員会による学校の退廃を阻止すべく単身調査に乗り込むクズ、もとい瞳島眉美が失明前に最後の仕事に乗り出す。
お嬢様学校、私立アーチェリー女学院の調査に転校手続きまでして乗り込んだ眉美が見たものは、ドン引きの一言だった。
規則からの解放により生徒会長が目指すものは、学園を全生徒のヌード写真を飾った美術館にすることだった。
これはひどい。
眉美が生徒会長に持ち込んだのは、彼女が納得できるほどの、それ以上の企画だった。
彼女が納得しなければ、眉美のヌード写真が展示されることになる、ってそんなこともあったっけ?
果たして眉美の脳内会議はうまく機能するのか -
Posted by ブクログ
「夜半のちぎり/岡崎琢磨」
シンガポールの新婚旅行で奥さんが殺される。そこで元カノも結婚していて、彼と来ている。その彼が実は今の奥さんとも付き合っていて犯人というだけの話。
「透明人間は密室に潜む/阿津川辰海」
これは力作ですね。なぜか肌が透明になる人たちが現れてきて、そうなると透明人間は不便。人とぶつかるし、食べ物は見えるし、病院で患部の診察もできない。それでメイクを施すことになる。透明であることを利用して殺人事件を試みるのが出足。倒叙ということになる。身体に吸収したものは老廃物でも透明だがそれ以外は見えてしまうので爪の間の垢、歩いた時についた泥なども危ない。人通りの少ないところを探すのに