あらすじ
映画祭で敗退し、敵組織・胎教委員会に繋がる道を断たれた、美少年探偵団。『美観のマユミ』こと瞳島眉美は、沃野禁止郎を追い、私立アーチェリー女学院に単身乗り込むことを決意する。古式ゆかしい大和撫子を育てる名門校では、信じがたい事件が起きていた! しかし、マユミの『良すぎる視力』には限界が近づき――? ひとりのときも心は常に共にある、美少年シリーズ第九作!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
【購入本】「眉美、スパイになる。」の本巻。いよいよ話の展開も終幕に近づいてきた。私立アーチェリー学園生徒会の面々の癖が強い!(もちろん名前も)知婆ちゃんめっちゃいい子だったんじゃん(笑) そして、綺羅輝ちゃんが家雪ちゃんに見えてしまった……。(口調がすごく似てる)でもやっぱり気になるのは、綺羅輝ちゃんの名字である「川池」と、七星ちゃんの名字である「美作」。これが次巻本編にどう繋がっていくのか楽しみ。嘘くんのちょっとキザっぽいところも良かった!
Posted by ブクログ
ちゃんと順番に戻って、9冊目。今回は眉美が単独行動で女子校潜入。単独行動ではあっても、頭の中には5人の仲間がいて、アドバイスしてくれたり、ツッコミを入れてくれたりしている。潜入先の女子校も、色々と興味深い状況で(ネタバレになりかねないので詳しく書けない)次の巻へのひきもばっちり。巻末に短編が二つ入っていて、特に最後のものは札槻くんと、ツェンティーズの麗さんという個性的な脇役(敵役?)の再登場で嬉しい。
Posted by ブクログ
いつものようにこのシリーズの流れに乗って楽しめたけれど、微少年探偵団のメンバーが眉美の想像の中だけだったので、言動の振れ幅が少なかったような印象。でも、特に前半にあった、西尾氏独特の言葉遊びにニヤニヤしながら読めました。
Posted by ブクログ
私立アーチェリー女学院への潜入捜査を最後のミッションとして瞳島眉美は単身のりこむ。
古き良き時代の大和撫子を目指す創立理念に反発し、全生徒が男装するという状態になっていた。
生徒会の一員として同室の七夕七星とともにしきたりに追われ寮生活を過ごす。
M計画=美術館計画で、加賀谷会長のヌード展示を阻止しようと視覚に頼らないアートを提案することになった。
脳内探偵団会議を経て案をひねりだし、なんとか任務を全うして探偵事務所へ帰還すると、そこは普通の姿になった美術室があった。
七夕七星の本名は美作まさか、胎教委員会の委員長の美作美作と関係があると思われ。
短編「審美試験」 眉美が殺されて犯人を当てるゲームをやる探偵団。いつものごとく眉美はみんなの推理をおかしを食べながら聞く。
短編「札槻嘘の禁じられた遊び」 超小型の音響殺りく兵器を届けたトゥエンティーズの麗は、嘘(ライ)に、美術館に展示されているすべての絵画を一夜で贋作とすり替えるという謎を解くよう依頼する。嘘は兵器を近々失明する予定のクズに使うつもりと言う。
Posted by ブクログ
全寮制の女子高に潜入するお話。
とんでもないM計画をどうにかするため、頭の中にいる美少年に力を借りる。
最近お嬢様にはまっているので、お嬢様学校やったぜという感じでした。アーチェリー語(お嬢様言葉)をうまく扱えない図もよきよき。
Posted by ブクログ
クズクズ言われてる主人公のM美さんですが、言うほどクズか?と思ってしまうのは、私自身がさらにクズな証左でしょうか。
それにしても結局最終的にいったいどんなM計画が出来上がるのか、気になりますね。
Posted by ブクログ
2018年124冊目。単体でもクズの破壊力は抜群。クズの話でこんなに心動かされるなんて。ただ、流石に本編が短過ぎるなぁ。個人的には短編は短編で一纏めにして欲しい。
Posted by ブクログ
本編もさることながら、本編の後についている短編も面白かった。美少年探偵団はとにかく個性が強い。よくこんな人物を創り出せるのか。西尾維新の力量はすごい。
Posted by ブクログ
美少年シリーズ第9弾
私立アーチェリー女学院に単身乗り込んだ眉美が
孤軍奮闘するお話 他 短編2作
いよいよ失明の危機の眉美がラストミッションに挑む。
仲間たちとの絆を改めて確信できたのはいいけれど
オチがイマイチ・・・
Posted by ブクログ
脳内会議。アーチェリー女学院に潜入の眉美。シリーズもそろそろ解決が見えてくるのかなぁという感じでしょうか。このシリーズはいつも前の話を忘れていて、読みながら思い出す。そうだった、映画みたいなの作ってたなー。くらい忘れている。
Posted by ブクログ
美少年探偵団シリーズ9巻目は、胎教委員会による学校の退廃を阻止すべく単身調査に乗り込むクズ、もとい瞳島眉美が失明前に最後の仕事に乗り出す。
お嬢様学校、私立アーチェリー女学院の調査に転校手続きまでして乗り込んだ眉美が見たものは、ドン引きの一言だった。
規則からの解放により生徒会長が目指すものは、学園を全生徒のヌード写真を飾った美術館にすることだった。
これはひどい。
眉美が生徒会長に持ち込んだのは、彼女が納得できるほどの、それ以上の企画だった。
彼女が納得しなければ、眉美のヌード写真が展示されることになる、ってそんなこともあったっけ?
果たして眉美の脳内会議はうまく機能するのか。
次巻に続く。