西尾維新のレビュー一覧
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ネタバレ西尾維新さんの本、初読みです。書店で並んでいる西尾さん作の本は表紙からして若者向けの雰囲気がでていて、なかなか手にとりづらかったのですが(苦笑)。
本作の探偵は「最速の探偵」もしくは「忘却の探偵」といわれています。何故なら彼女、掟上今日子は寝て起きたら記憶がリセットされてしまうからです。そんな彼女を必要としているのは、何故かトラブルに巻き込まれ疑われてしまうという男、隠館厄介(かくしだてやくすけ)。彼は何度も彼女に仕事を依頼していますが、一晩寝ると忘れてしまう今日子にいつも「はじめまして」と挨拶され、仕方ないとはいえ、その度に落ち込んでいます。「最速」の探偵だけあって今日子は忽ち事件を解決 -
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連続して西尾維新、美少年シリーズ八巻目。
胎教委員会の自主映画募集のお知らせは、明らかに裏がある。
題目「裸の王様」(アレンジ可)。
そして、「馬鹿には見えない服」を表現すること。
挑戦する気満々の指輪学園生徒会長の眉美だったが、彼女の視力は持って中学卒業まで、と診断されてしまい、一時的に美少年探偵団から外されてしまう。
そして、この映画祭の締め切りまでの一日で、五人がそれぞれショートムービーを作ることになった。
というわけでした。
はて、前巻で何やってたっけ、美少年探偵団は。
近々、物語シリーズの新巻も出るようだし、しばらく西尾維新が続く。 -
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ネタバレ久々の長編、のような気がする。文字数的にはそんなに多くないので、長編とは言え、軽く読める。
読んだそばから過去の作品のことを忘れていく忘却探偵っぽい自分なので、これまでのシリーズがどうだったかあまり覚えてないんだけども、今作までの印象(覚えてないので今作の比重は大きいけど)は「ホワイダニット」に重きを置く作品なのかもしれないということ。
ミステリーにおいて、トリックは「言われたら簡単なこと」みたいなのはけっこうあるけども、今回のもそういう類い。当事者の心理的な側面が重要な意味を持ってたわけで、そういう意味で「納得」のしやすさは無理矢理なトリックよりは
高いかなぁと思う。
やくすけは読者の -
Posted by ブクログ
ネタバレ言葉遊び満載である。裏の裏は表 カバー紙を両面印刷する遊び心。小人閑居して不全をなす。いわんや巨漢をや。最速の「ようやく」・・要約か 往復びんたを一発 往復だから2発かなど、自分内突込みがある。
疑問。密室だからと言って、気密室ではない。酸素量を気にしなければならないほどの「気密性」があるのか。
今日子さんは、窒息死を恐れて、活動量を減らす。熊で言ったら冬眠つまり睡眠(スリープ状態)に入る。
しかし、その部屋は、ワンルームマンションより広い地下に作られた展示室という。そして換気口もある。
硬貨の錆を恐れて酸素量を減らして・・という記述がちょっとだけあるが、そんなこと可能か??
さら