あらすじ
たまには縁もゆかりもない女子を助けてみるのも乙だろう直江津高校の女子生徒が、相次いで失踪する事件が発生した。ミイラ化した状態で発見された少女達の首筋には、特徴的な傷痕があって――?大学一年生になった阿良々木暦は、犯人を突き止めるべく走り出す!〈物語〉シリーズモンスターシーズン、開幕!
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強烈な個性を持つ登場人物たち、ドライブ感あふれる独特の文章、先の読めないストーリー展開、そして唯一無二の世界観。人気ライトノベル作家・西尾維新の魅力が全て詰まっているのが、本作「物語シリーズ」です。
ツンデレというよりツンドラって感じの毒舌ヒロイン・戦場ヶ原ひたぎをはじめとした、怪異と出会った少女たちと巻き込まれ型主人公・阿良々木暦が繰り広げる、不可解で不条理な物語群。独特な新房演出と物語世界がハマりすぎて、7シリーズ+2作の劇場版が制作されたアニメ版から入った人も多いのでは?(阿良々木くんのセリフが全てCV神谷浩史で再現される〜)
1冊あたりが分厚いうえに巻数も多く手を出しにくいイメージの西尾維新作品ですが、本シリーズは1話あたりがサクッと読みやすいボリュームになっているので、入門編にもぴったり。というか、サクサク読みやすすぎ、面白すぎで日常生活に支障をきたす……!
西尾作品らしいキャラクターのポップな破天荒さで読ませ、「人間の弱さが怪異を呼ぶ」というテーマで沼に引きずり込む――清く正しく読書を楽しんでいたはずなのに、いつの間にかぬかるみに足を取られたように心を囚われてしまっているだと……?
自分で自分がコントロールできなくなるほどに、猛烈に何かにハマりたい。そんな願望を持っている人なら読まない手はありません。めくるめく西尾維新ワールドに「蕩れ」ちゃってください!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
物語シリーズは久しぶりに読んだけど、いつも通りの西尾維新さんワールドで最高。基本的に阿良々木くんの視点で物語に浸るので、今回も時折、変態的思考に…笑。阿良々木くんが女物のパジャマを着てツインテールで走っていく様を見たい方はぜひ読んでほしいです。
Posted by ブクログ
買ったのが受験期で読めてなかったので、久々の物語シリーズ!
やっぱり西尾維新の文章好きだなー。
テンポの良い掛け合い。張り巡らされた伏線。頭が良くないと読めないわこれはって改めて思った。
久しぶりに一日中物語のこと考えてて、世界に入り込めた。最近ビジネス書ばっかり読んでるけど、こうして物語を読むことによって二つの世界を楽しめてる感がとても好き。
Posted by ブクログ
阿良々木暦の大学生時代の話。
忍を吸血鬼にした、おおもとが絡んでくる。
どうでもいいけど、直江津高校は読みにくい名前ばっかりだなww
学校の先生は毎年うんざりであろうと…。
と、斜め上は置いておいて、まぁこれはこれで一種のはぐらかしなんだろう。インパクトのありすぎる名前も、それが多数になると埋もれる。埋もれることでただの記号になる。が、自己主張する記号だ。
なんといえばいいか。絵文字で使われるビックリマークみたいな。色が赤だったり、モーションで動いたり、ビックリマークであることは間違いないのに、へんに自己主張している。
うん。そんな感じ。
で、そういうものに振り回される暦。
一応ちゃんと大学生はしてるみたいだけどね。
で、思った。暦のへんなのは、人との距離感なのだ。
多分彼の中には、他人に対する順列がない。
つか、自分自身を含めてそれがない。
だから、危ない。
まぁ、この危なさがあるから物語になるのだろうけどね。
ともあれ、忍ちゃんは可愛い。
それにつきるww
Posted by ブクログ
曲直瀬(まなせ)大学1年生となった阿良々木暦は、直江津高校バスケットボール部の連続ミイラ化事件に遭遇する。
臥煙さんから依頼され事件を調査していくが、決死にして必死にして万死の吸血鬼、デストピア・ヴィルトゥオーゾ・スーサイドマスターが容疑者として浮かぶ。
大学の同級生の命日子に頼んで暗号解読したり、ミイラ化していたDVSを天国のうつくし姫の唾液で元に戻したり、女子高生のパジャマパーティに参加したり大活躍の暦だったが、影縫余弦さんのニー・キックによって解決に至る。
Posted by ブクログ
第一話(しかないけど)の表紙絵が美しい。安定の物語スタイル。こよみんとの会話劇を楽しみながらばらまかれた謎を最後で回収する。〈物語〉シリーズは巻末の予告を毎回楽しみにしているけれど、モンスターシーズン開始とは! 驚き&期待も高まります。
Posted by ブクログ
だいすきスーサイドマスター!
西尾維新にしては珍しく、なんとなく終わり方が見えた気がします、これは私がこのシリーズに慣れてしまったのかそれとも。
がはらさんが可愛い!もっとでてきてもいいよ。
めにこちゃんがいい味出してる!おっらー!って挨拶はなんの略?
とにもかくにも阿良々木くんにお友達が出来て良かった。阿良々木ハーレムへようこそ。
クロスオーバー要素も沢山出てきて全読破してるわたしとしては嬉しくてたまらなかった!
それにしても、部活動ってそんなに厳しいものだったのだろうか。
私自身はオフになると練習できなくて鬱々としたし、自主練もすべて参加して、ただ単純に時間をかければ上手くなることが楽しくて楽しくてたまらなかったけれども。
世の中の人たちは、きっと違うのだろうな。
なーんてことを思った忍物語!
最後に、影縫さんの大人っぷりがとっても格好良かった!大人と子どもの微妙な線引きが西尾維新はとても上手。そういう感覚がすき。
大学生編は少し大人に
恋愛要素が強すぎたセカンドシーズンを経て、再びホラーミステリーへ回帰。怪異を退治するのにバトルはいらない。その正体を暴くだけ!ホラーもややグロテスクさを増し、少し大人風味になった大学生編。
Posted by ブクログ
「結物語」より少し前の、暦がまだ大学生の頃の話。
シリーズ全体の中でミステリー色が強く、暗号の謎解きもあって面白かった。
メタ的な感じや、わざと、アニメ化できないような全裸が出ているけれども。
しかし、暦以外は相変わらず女しかおらず、ハーレム色の強い作品だが、暦には男の友達も作って欲しい。
名前として存在しているのかも怪しい被害者たちのネーミングセンスも西尾氏らしい。
暦も忍も最初より成長したのは良かった。
ひたぎには全ての顛末を最後に話して、二人だけの会話と時間がいい感じだった。
Posted by ブクログ
決死にして必死にして万死の吸血鬼、デストピア・ヴィルトゥオーゾ・スーサイドマスター来日。
前もどこかで出なかったっけ? もう覚えてないや。
全裸のうつくし姫は是非ともアニメで見たいものです。
所々に他作品のメタネタが割り込んでくるが、刀語に懐かしさを覚えたり、りすかを出す気があるのかないのかゆさぶられたり、って言うか自分でりすかのことに触れてくるとは思わなかった。りすかのインパクトが強すぎて全裸のうつくし姫も後輩女子たちのパジャマパーティもかすんでしまうね。
あとはみんな大好き老倉さんの出番がこのシーズンでちょくちょくあるようだと私が喜びます。
Posted by ブクログ
大学生になった暦が高校の後輩女子高生たちがミイラ化する事件の解決に関わるお話。
物語シリーズは元々ミステリー的謎解きの要素が高いのだけど、今回はミスリードあり替え玉有り、どんでん返し有りの結構本格的なミステリー仕様だった。
まあ個人的にはいつも通り謎解きにはあまり興味がないので(笑)こよみんといつもの面子とのやり取りを楽しく読ませてもらった。
でもまあ、大学生になったことで、いつもの面子よりも新たな面子の方が多くなって、それはそれでシリーズが長く続いた結果なのかと楽しみではある。
それにしてもパジャマパーティのバスケ部OGの面子が濃いな(笑)
ぜひまた登場願いたい。
Posted by ブクログ
モンスターシーズンって、続きますねw
忍が出てくる物語は面白い。
さらに臥煙さん、八九神が出てくるとさらに。
というかオールスター状態で、阿良々木暦の大学生物語が進んで楽しい。
忍物語にはまだ空白の時間があったような?
その補いも待ちたい。
あとは…ひたぎの物語がそろそろ恋しくなったので、モンスターシーズンで出てくるのか?
終わらない物語。
そんなお付き合いも良きことナリ。
安定の物語シリーズ
終物語からもうシーズンものは出ないのかと思ってましたが、新たなシーズンが始まるということでワクワクして読み進められました!
安定の絡みと人物たちの成長と新たな登場人物などと、楽しめる要素満載でした!
終始シリアスの中にも笑いどころがあったのですが、前半とばしすぎたのか、終盤になってワクワク感が失速したようでした。(一気読みだったから疲れただけ?)
でも、読んで損なし!続きも早く読みたい一冊でした✩
Posted by ブクログ
終わりが見えないコンテンツ、物語シリーズ二十三巻目。
オフシーズン最終巻は就職後の阿良々木くんの話だったが、モンスターシーズンは空白の大学時代の四年間の話。
直江津高校女子バスケットボール部は伝説的プレーヤーの影響と実績から、実力に合わない連帯主義もとい連帯責任主義の束縛に縛られていた。
貼交帰依はこの状況から抜け出したいと強く願った。
「俺様は、デストピア・ヴィルトゥオーゾ・スーサイドマスター。決死にして必死にして万死の吸血鬼だ」
この出会いが、女子バスケ部の木乃伊事件へとつながっていく。
アセロラ姫を吸血鬼キスショット・アセロラオリオン・ハードアンダーブレードに変えた太古からの吸血鬼が登場する。
女子高生を次々に木乃伊にした犯人は誰か。
主犯と目されたスーサイドマスター自身の木乃伊が八九寺神によって発見される。
というわけで、もう二十三巻目ですって。物語シリーズ。
ちょいちょい西尾維新の他作品とのメタ発言も多く出てくるが拾いきれない。
映画の化物語三回×四週の計12冊の小冊子で他作品とコラボしたからね。
この話を全部読んだ人はいるのかね。
既に前巻までの話をすっかり忘れているけど。
Posted by ブクログ
モンスターシーズン開幕。新キャラなど、シーズンのこれからが見えた。掛け合いは相変わらず面白いし、久々のミステリ要素もありで、最後まで楽しめました。 シリーズがまだまだ続くのは大歓迎ですが、終わっても、結んでも続いたものが、死ぬくらいで完結するのかは疑問。
Posted by ブクログ
大学生ってそんなに大人だったっけ?
阿良々木くんは高校生のときとちがってを強調するけどそんな急に大人にならないよね
モンスターシーズンはまさかの阿良々木くん大学生時代らしい
本当にあと6冊で終わるかなぁ?
4年間が?
個人的には翼ちゃんパートを描いてほしい
阿良々木くんは大学生になって、いーちゃんと同い年になったね
いーちゃんもなかなかモラトリアムだったけど阿良々木くんはどうなるかな
楽しみだ
Posted by ブクログ
忍の生みの親のデストピアヴィルトゥオーゾスーサイドマスターが出てくるお話。高校の女子バスケットボール部の部員が吸血鬼になって暴れまわる話。
Posted by ブクログ
影縫余弦
迷わへんよ。大人やから
食料を食べる→生きるため
料理を食べる→美味しいから
ツインテ阿良々木の登場姿をぜひ映像で見たい!
Posted by ブクログ
阿良々木君が大学時代の話の第1弾として、忍ちゃんの生みの親が登場。
連続ミイラ化事件の犯人は、今回はずいぶんと分かりやすくて、思った通りだったけど、最後のおちで、影縫さんが登場したのはちょっと意外だった。
特にそう面白いわけでもなく、つまらないわけでもなく、物語シリーズとしてはふつうの話、かな。
Posted by ブクログ
西尾維新大辞展やら、傷物語の映画化で気づいたことを作中にそのまま書いたのかなー?と思えるメタが多数。個人的には、大学生になったことで、あの頃の自分とは違うと思ってしまってる暦がちょい痛いなと思う。実際そういうものなんだろうけど。結物語が面白かったので、あっちのシリーズが読みたかったな。
Posted by ブクログ
物語シリーズ23弾にしてモンスター・シーズン第一巻。
結物語で就職した暦を描いたため空白になった大学時代を描くシーズンとのことです。
で、大学一年の物語で、連続女子バスケ部員木乃伊化事件の犯人探しに元祖吸血鬼のDVSが絡みます。
どんでん返しの一歩手前まではわかったのですが、真犯人は候補にはあったものの説明ができずやられまみた。
それにしてもDSVの訪問理由がなんとなく納得できないので、今後も何か絡む予感がします。
あと、食飼さんというおっらーな暗号解明名人の大学同級生の新登場人物や臥煙さんの結物語への伏線(後出しですが)が気になりました。
Posted by ブクログ
前の風説課も面白かったけれど、やっぱり置いてけぼり感があったので、知った面々の登場で楽しかった。
直江津の女子バス部に関しては中々の地獄みががあるけど、往々にしてあるよなーとも思う。
あと、喰飼ちゃんが気になる。阿々木くんの大学生活をもうちょい読みたいな。
Posted by ブクログ
終わったはずなのに、いつまで続く物語シリーズ。シーズンと名をつけて、番外の方が多くなりそう(^^;)
どうやら、暦の大学生活で1年からって事らしいなぁ~今回は忍とつけながら、忍がメインじゃなく、吸血鬼事件になるんかな?すでに伏線やかってのキャラ設定は穴だらけとなり、シリーズエピソードの寄せ集めで説明なんかしてる感じ。まぁ、細かい部分を無視すれば、結構面白く読める。読者を騙す設定もなかなか。蛇足の爪じゃんかと思いながら、付き合ってしまうんだよなぁ・・
Posted by ブクログ
もはや惰性で読んで幾年月というシリーズだけど、今作からモンスターシーズンに入り若干期待していたもののまぁこんなものかと。
あまり話の盛り上がりも大きくなくキャラの動きもそれほど良くなく相変わらず読みにくい名前のキャラが連発して何が何だかと言う感じ。大学生の暦君の生活が垣間見えたのが良かったところか。おまけの★3つで。
Posted by ブクログ
西尾維新の〈物語〉シリーズ、モンスターシーズン第一巻とのこと。
今巻はミステリ回(道具立てはオカルティックだけど)。忍とその吸血主・デストピアを軸とした吸血ミステリ。
一体どこまで続くのかとオフシーズンの頃は思っていたけれど、ここまで来ると、まあ、続く限りのんびり追いかけようかと思う。時間が流れ、関係性が変わっていくことが本シリーズの特徴のひとつでもあると思うので、長丁場となるのもある意味では当然なのかもしれない。
Posted by ブクログ
新シリーズ、<モンスターシーズン>が開幕! 今回は決死にして必死にして万死の吸血鬼が再登場!
真相には目を丸くした。らしくないのはわかっていたので「血を吸われた被害者が加害者に」という展開は予想できたが、まさかもう一捻りあったとは。「自分に何かが起きて、そして何かがどうにかなってしまえばいい」という、醜くも生々しい、誰もが抱く想いから端を発する動機も、現役の学生だけでなく誰もが共感できるのではないだろうか。私だって同じ想いを抱いたことが少なからずあるが、実際に事が起きると「起きなければ良かった」という気持ちを抱くものだ。
「何かが起きてほしい。でも本当に起きてほしくはない」
ゆえに、その"何か"を求めて、今人は虚構の物語を求める。
Posted by ブクログ
表紙の忍めっちゃかわいくないですか!!!鬼鬼しい!不穏かわいい!
ごほん。失礼、はしゃぎました。
えー、モンスターシリーズ開幕です。いや、てっきり社会人編スタートだと思っていたので大学生だったのはうれしい。
前巻の結物語に比べれば俄然高校時代からの地続き感があって、あーやっぱそうですよね!という安心感が。傷からの地続き感もまた強いのはメディアミックスの力を感じる。
しかし地続きといえばなんといっても「あせろらボナペティ」。まだまだスーサイドマスターは出張りそうである。