あらすじ
西尾維新がおくる青春怪異譚<物語>シリーズ最新刊! 遂に結婚した阿良々木暦と戦場ヶ原ひたぎ。一風変わった二人の新婚旅行には、忍野忍と神原駿河が同行し、怪異の調査も旅程に含まれている。暦は、ひたぎと忍に関係したある計画を秘めていて――? これぞ現代の怪異! 怪異! 怪異!
収録作:ひたぎハネムーン
強烈な個性を持つ登場人物たち、ドライブ感あふれる独特の文章、先の読めないストーリー展開、そして唯一無二の世界観。人気ライトノベル作家・西尾維新の魅力が全て詰まっているのが、本作「物語シリーズ」です。
ツンデレというよりツンドラって感じの毒舌ヒロイン・戦場ヶ原ひたぎをはじめとした、怪異と出会った少女たちと巻き込まれ型主人公・阿良々木暦が繰り広げる、不可解で不条理な物語群。独特な新房演出と物語世界がハマりすぎて、7シリーズ+2作の劇場版が制作されたアニメ版から入った人も多いのでは?(阿良々木くんのセリフが全てCV神谷浩史で再現される〜)
1冊あたりが分厚いうえに巻数も多く手を出しにくいイメージの西尾維新作品ですが、本シリーズは1話あたりがサクッと読みやすいボリュームになっているので、入門編にもぴったり。というか、サクサク読みやすすぎ、面白すぎで日常生活に支障をきたす……!
西尾作品らしいキャラクターのポップな破天荒さで読ませ、「人間の弱さが怪異を呼ぶ」というテーマで沼に引きずり込む――清く正しく読書を楽しんでいたはずなのに、いつの間にかぬかるみに足を取られたように心を囚われてしまっているだと……?
自分で自分がコントロールできなくなるほどに、猛烈に何かにハマりたい。そんな願望を持っている人なら読まない手はありません。めくるめく西尾維新ワールドに「蕩れ」ちゃってください!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ひたぎさんとこよみんのハネムーンのお話!
名字のことから入ってまさかまさかの戦場ヶ原へ!その前に殺生石とグランピングと東照宮に行くのはドンピシャで去年の私の夏休みだった(しかも雨だった)ので、なんだかワクワクしながら読めました。
殺生石の伝承は知っていたけれど、九尾の狐ちょっと登場して欲しかったなとか…
真宵ちゃんとの掛け合いでスラダンが出てくるのも西尾維新節でニコニコしちゃいました。
阿良々木くんは相変わらずふわっとしか物事を考えてなくて、大人になったとはいえ、だからこそ阿良々木くんなんだろうなと思うし、そんな阿良々木くんにひたぎちゃんは惚れているし、だからひたぎちゃんと上手くいくんだろうなと思いました。
6年間を一緒に過ごして、同じことを考えていたひたぎちゃんの様子から、忍ちゃんと会うのは初めてでも、ずっとずっと阿良々木くんのことを見守っていたんだろうなと。信じていたんだろうなと。忍ちゃんの1回目の家出の時、探さないという選択をした時から思っていたけれど、すごい高校生だなぁ。
夫婦同姓の話から、最後、名前を間借りするというオチで片付くのが本当に西尾維新。
けっきょく名前はただの名前で、自分たちがどう選択をするか、どう生きるか、それで人生は決まっていくんだよということを教えられた気分。
今回もサイコーでした!終わらないで物語シリーズ!!閑話休題ピースピース!!!
Posted by ブクログ
めーーーーっちゃキュンキュンしたー!!!!
阿良々木夫妻さいこーーーう!!!!
ファミリーシリーズもーっと読みたーい!!!
ひたぎさんが、阿良々木くんと同じ考えで生半可な気持ちで阿良々木くんと結婚したわけない!!って怒るところ最高すぎた、、、
良い夫婦すぎるだろ、、、
Posted by ブクログ
p.56
真実がひとつでないよう、僕もまた一様ではない……、呼ばれる数だけ、多様性がある。
ページの半分近くが新婚旅行に行く前の他キャラと阿良々木君の会話で、さすが、これぞ安定した物語シリーズだなーと感服いたしました。面白かったです。
新婚旅行が始まったあともバトル展開や新たな怪異との遭遇もなく場面が進んでいくのですが、最後の忍の行動と挿絵にはヤラれてしまいました。
中だるみした作品もありましたが、物語シリーズを読み続けてきてよかったと思い直すことができました。これからも、読み続けていこうと思います。
撫子がどんなサポートをしたのか?阿良々木君の内なる羽川が扇君化する可能性はあるのか?などなど妄想が膨らみます。
Posted by ブクログ
first season, second season, final season, off sason, monster seasonに続く、family season、戦物語。次巻は接物語と予告。
ひたぎハネムーン。
結婚して阿良々木ひたぎとなる戦場ヶ原さん。新婚旅行で戦場ヶ原に。神原駿河と忍野忍と一緒に。
阿良々木暦は、直江津署風説課兼FBI捜査官見習いでワシントンでボートハウス住まい。
ひたぎは外資系金融企業の日本法人勤務。
老倉は地元の市役所勤務。
火憐は警察官で柔道日本一。
月火は家出放浪中。
忍野忍を養子にするかどうか問題、
夜に殺生石を確認したあと、日光東照宮で眠り猫を見、いろは坂を登り土砂降りの戦場ヶ原へ星を見に。
返ってきてから、上司の甲賀課長と臥煙さんに怒られる。祢々切丸。
ひたぎが巻き込まれたトラブルにより、阿良々木ファミリー3人とも別姓名となり姿をくらます。
Posted by ブクログ
相変わらずの言葉遊びで。
知らない言葉も多く、意味をネットで調べながら読むのが恥ずかしくなる。
雨の日光を舞台にするだけで、らしさが出るし、マイナンバーカードや夫婦別姓とか時事も取り入れて楽しませてくれたし、考えさせられたりもした。
最後の忍のはからいによるシーンは、化物語から読んでいた自分としては涙無しには読めなかった( ; ; )
巻末に予告がないってことはファミリーシーズンは続かないのかな?
やっぱり最高😃⤴️⤴️
待望の新作ですが当時からファンにとっても感慨深い作品でした、葛藤も考察も全て物語シリーズの原点で楽しむ部分ですのでこれからも期待です。
Posted by ブクログ
阿良々木くんとひたぎさんの新婚旅行with忍&神原。今の世の中の情勢やキャラクターの成長に見事な折り合いをつけましたね。
ひたぎさんの決断はさすがだわ。八九寺は役に立たないなあ(笑)。そのせいで忍の活躍&感動があったわけですが。最後の挿絵も胸アツ。
Posted by ブクログ
面白かったです。物語シリーズの最新作は阿良々木暦と戦場ヶ原ひたぎの新婚旅行の話でした。やはり一筋縄ではいかない旅行、トラブルの連続でした。相変わらず言葉遊びや脱線が多く、読んでいて楽しかったです。ファミリーシーズンがまだ続きそうな伏線のようなところもあったので、回収されるときが楽しみです。
Posted by ブクログ
暦とひたぎが結婚したと聞いて、あいだ三巻ぐらい読んでないけど手に取ってしまいましたよ^^
戦物語という物騒なタイトルとは逆にこれといった大きな出来事もなく、暦がひたぎの戦場ヶ原姓を奪った事に悩んだり、忍を養女にするべきかどうか悩んだりする話が進む。
このタイトルは戦場ヶ原の“戦”なんだろうな。
そしてラスト10ページに至るまでの200ページは壮大な前振りという、まあ、なんだ、そんな話。
それにしてもひたぎはさすがひたぎだし、忍は案外親想いでしかもスケールでかいな。
そしてラスト1ページで全てを煙に巻くとは、いや、流石だ!
Posted by ブクログ
ファミリーシーズン第一弾。
阿良々木暦と、姓が変わって阿良々木ひたぎのハネムーンは栃木県へ。
姓が変わることに並々ならぬ申し訳なさを感じた阿良々木暦は戦場ヶ原姓への別れに、戦場ヶ原に行くことにしたのだった。
行く前に北白蛇神社でコンプライアンス上の問題で成人の姿になってい閉まった神様(元迷い小学生)に会いに行ったり、仁義を切ってから出発する。
ハネムーンには神原駿河も同行しているのだが。。。
今回のハネムーンでは、忍のことを整理しようと、ある考えを暦は持っているのだが。
シリーズ17年も続いて、思い出話ばかりになってしまった。
Posted by ブクログ
ついに結婚した阿良々木暦と戦場ヶ原ひたぎ。新婚旅行で栃木県の戦場ヶ原に行く事になったが、何故か神原駿河も同行する展開に。旅行道中は楽しそう。神原の思考が大人になってる!途中で登場した八九寺も!冒頭からしばらく名字を変える事に阿良々木君が色々ぐちぐち言っていて変えた側じゃないのにウザいな、と思ってたけど名を変える事によって自分に縛り付けられている忍の存在をひたぎにどう受け止めてもらうか、という流れになったので納得。しかしその後もぐるぐる悩み過ぎでウザいし、脳内羽川まで登場しての相談は引くぞ…。その面倒くささを最終的に一発で蹴り飛ばす答えを出したひたぎが爽快だ。しかしラスト、某シリーズとの匂わせがより強くなってるなぁ。
Posted by ブクログ
もはやどこやで読んだのかわからないシリーズですが、確認したら飛ばしているのは死物語だけのよう…しかしモンスターシーズンほぼ覚えてないな…
本作は特段何かがあるわけではないですが、いろいろと伏線的なものの回収など、シリーズファンならなかなか楽しめると思います!
Posted by ブクログ
やっぱり物語シリーズは,戦場ヶ原さんに始まり,戦場ヶ原さんに終わるだよね.
(とは思うものの,新シリーズ開始でもぜんぜんOK.というより新シリーズの開始を期待します.)