【感想・ネタバレ】戦物語のレビュー

強烈な個性を持つ登場人物たち、ドライブ感あふれる独特の文章、先の読めないストーリー展開、そして唯一無二の世界観。人気ライトノベル作家・西尾維新の魅力が全て詰まっているのが、本作「物語シリーズ」です。

ツンデレというよりツンドラって感じの毒舌ヒロイン・戦場ヶ原ひたぎをはじめとした、怪異と出会った少女たちと巻き込まれ型主人公・阿良々木暦が繰り広げる、不可解で不条理な物語群。独特な新房演出と物語世界がハマりすぎて、7シリーズ+2作の劇場版が制作されたアニメ版から入った人も多いのでは?(阿良々木くんのセリフが全てCV神谷浩史で再現される〜)
1冊あたりが分厚いうえに巻数も多く手を出しにくいイメージの西尾維新作品ですが、本シリーズは1話あたりがサクッと読みやすいボリュームになっているので、入門編にもぴったり。というか、サクサク読みやすすぎ、面白すぎで日常生活に支障をきたす……!

西尾作品らしいキャラクターのポップな破天荒さで読ませ、「人間の弱さが怪異を呼ぶ」というテーマで沼に引きずり込む――清く正しく読書を楽しんでいたはずなのに、いつの間にかぬかるみに足を取られたように心を囚われてしまっているだと……?
自分で自分がコントロールできなくなるほどに、猛烈に何かにハマりたい。そんな願望を持っている人なら読まない手はありません。めくるめく西尾維新ワールドに「蕩れ」ちゃってください!

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Posted by ブクログ

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めーーーーっちゃキュンキュンしたー!!!!
阿良々木夫妻さいこーーーう!!!!
ファミリーシリーズもーっと読みたーい!!!
ひたぎさんが、阿良々木くんと同じ考えで生半可な気持ちで阿良々木くんと結婚したわけない!!って怒るところ最高すぎた、、、
良い夫婦すぎるだろ、、、

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2023年08月10日

Posted by ブクログ

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p.56
真実がひとつでないよう、僕もまた一様ではない……、呼ばれる数だけ、多様性がある。

ページの半分近くが新婚旅行に行く前の他キャラと阿良々木君の会話で、さすが、これぞ安定した物語シリーズだなーと感服いたしました。面白かったです。
新婚旅行が始まったあともバトル展開や新たな怪異との遭遇もなく場面が進んでいくのですが、最後の忍の行動と挿絵にはヤラれてしまいました。
中だるみした作品もありましたが、物語シリーズを読み続けてきてよかったと思い直すことができました。これからも、読み続けていこうと思います。
撫子がどんなサポートをしたのか?阿良々木君の内なる羽川が扇君化する可能性はあるのか?などなど妄想が膨らみます。

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2023年08月05日

Posted by ブクログ

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暦とひたぎが結婚したと聞いて、あいだ三巻ぐらい読んでないけど手に取ってしまいましたよ^^

戦物語という物騒なタイトルとは逆にこれといった大きな出来事もなく、暦がひたぎの戦場ヶ原姓を奪った事に悩んだり、忍を養女にするべきかどうか悩んだりする話が進む。
このタイトルは戦場ヶ原の“戦”なんだろうな。

そしてラスト10ページに至るまでの200ページは壮大な前振りという、まあ、なんだ、そんな話。

それにしてもひたぎはさすがひたぎだし、忍は案外親想いでしかもスケールでかいな。

そしてラスト1ページで全てを煙に巻くとは、いや、流石だ!

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2023年06月12日

Posted by ブクログ

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ついに結婚した阿良々木暦と戦場ヶ原ひたぎ。新婚旅行で栃木県の戦場ヶ原に行く事になったが、何故か神原駿河も同行する展開に。旅行道中は楽しそう。神原の思考が大人になってる!途中で登場した八九寺も!冒頭からしばらく名字を変える事に阿良々木君が色々ぐちぐち言っていて変えた側じゃないのにウザいな、と思ってたけど名を変える事によって自分に縛り付けられている忍の存在をひたぎにどう受け止めてもらうか、という流れになったので納得。しかしその後もぐるぐる悩み過ぎでウザいし、脳内羽川まで登場しての相談は引くぞ…。その面倒くささを最終的に一発で蹴り飛ばす答えを出したひたぎが爽快だ。しかしラスト、某シリーズとの匂わせがより強くなってるなぁ。

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2023年08月07日

Posted by ブクログ

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ファミリーシーズンの第一弾。
化物語から続く暦とひたぎと忍の関係が遂にひとつの形になるお話。
ここまでひたぎと忍は一方的に見たことは合っても話した事は無かったのが結婚を経てようやく出会ったのかぁと感慨深く思った( ˶` ‪‎‎ࠔ´˵)ニッ!
綺麗な終わり方だったけれど、まだまだ続いて欲しいと思う作品

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2023年05月29日

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