【感想・ネタバレ】余物語のレビュー

強烈な個性を持つ登場人物たち、ドライブ感あふれる独特の文章、先の読めないストーリー展開、そして唯一無二の世界観。人気ライトノベル作家・西尾維新の魅力が全て詰まっているのが、本作「物語シリーズ」です。

ツンデレというよりツンドラって感じの毒舌ヒロイン・戦場ヶ原ひたぎをはじめとした、怪異と出会った少女たちと巻き込まれ型主人公・阿良々木暦が繰り広げる、不可解で不条理な物語群。独特な新房演出と物語世界がハマりすぎて、7シリーズ+2作の劇場版が制作されたアニメ版から入った人も多いのでは?(阿良々木くんのセリフが全てCV神谷浩史で再現される〜)
1冊あたりが分厚いうえに巻数も多く手を出しにくいイメージの西尾維新作品ですが、本シリーズは1話あたりがサクッと読みやすいボリュームになっているので、入門編にもぴったり。というか、サクサク読みやすすぎ、面白すぎで日常生活に支障をきたす……!

西尾作品らしいキャラクターのポップな破天荒さで読ませ、「人間の弱さが怪異を呼ぶ」というテーマで沼に引きずり込む――清く正しく読書を楽しんでいたはずなのに、いつの間にかぬかるみに足を取られたように心を囚われてしまっているだと……?
自分で自分がコントロールできなくなるほどに、猛烈に何かにハマりたい。そんな願望を持っている人なら読まない手はありません。めくるめく西尾維新ワールドに「蕩れ」ちゃってください!

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大学生編、ホラー風味強し。

2023年03月27日

部屋の中には檻。そこにいたのは___!?

不気味な怪異を一話完結で書き切ったのは見事。オチの付け方はやや無理筋だが、まとまってはいるので良いだろう。

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Posted by ブクログ 2019年06月07日

数行で要約できてしまいそうな内容を、阿良々木くんの心の声と、主に斧乃木ちゃんとの会話で引っ張れるのはさすがです。表紙の斧乃木ちゃんがドレッシー(ってこういう使い方で合ってる?)。

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Posted by ブクログ 2020年03月04日

 大学生の暦と、余接の話。
 
 って、大学の先生に頼まれて、その自宅にいって…。
 なかなか無茶苦茶な展開なのだけど、まあ、このシリーズなので有りか。とはいえ、全く展開がよめない。つか、そもそも依頼した人間にさっさと確かめろよ、と思うのだが。

 まぁ、その辺がなんでもしょいこむ暦くんって所以なの...続きを読むだろう。

 で、非常に後味が悪いです。
 悪すぎて暦くんが心配。
 もうそれは、うっかり足を入れてしまった泥沼、いや、泥じゃなくて、重油の沼って感じがする。彼は、これをぬぐいきれることが、この先できるのだろうか?

 なので、撫子にバトンタッチ。
 まぁ、撫子も相変わらずといえばそうなので、そんなにすかっとする感じにはならないんだけどね。
 それでも、撫子の多分自己愛からくる強さは、暦の他者を救いたい弱さを凌駕しているので、それなりのところに着地するのだけどね。
 
 やっぱり、撫子は作者に愛されてるよねww

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Posted by ブクログ 2019年08月20日

今度はホラーサスペンスか。     
すっかりナイスバディとなった阿良々木斧乃木コンビ。    
新ファッションの斧乃木ちゃんは可愛いですね。   

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Posted by ブクログ 2019年06月09日

2019年29冊目。ガチの児童虐待はテーマとしてはかなり重たい。キャラの掛け合いが楽しみなのは勿論だけど、そこにしか救いがなくなると読んでるのが辛くなってくる。もっと温い企画でもいいんですよ(笑)。

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Posted by ブクログ 2019年05月21日

今まで読んだ物語シリーズの中で一番怖かったな
読んでる最中に手が固まるくらいキンチョーしてた

虐待とかそういうテーマはちょっと苦手

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Posted by ブクログ 2024年02月07日

素直に怖かったシーンとよつぎちゃんのコメディシーンの落差がすごい。笑
よつぎちゃん大好きなので活躍うれしい!

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Posted by ブクログ 2023年05月28日

大学生の阿良々木が斧乃木ちゃんと共に、失踪した教員を追う。
宵物語から徐々に斧乃木ちゃんが深堀りされていて、
モンスターシーズン全体での彼女の進退が気になってくる。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年12月05日

大学の教授が子ども虐待してたけど、実際その教授が小さいころ虐待されてて怪異化したって話を阿良々木をおののきちゃんで解決する話。

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Posted by ブクログ 2020年02月22日

 阿良々木暦の大学生活が描かれるモンスターシーズン第二弾、死体人形・余接ちゃん中心のストーリー二編。

(よつぎバディ)

 鬼のお兄ちゃん(ロリコン)暦は単位のために、家住准教授のお使いを頼まれた。
 彼女曰く、子どもがかわいく思えなくなり、自分が虐待する前に子どもを檻に閉じ込めたから部屋に見に行...続きを読むってほしいというもの。
 閉じ込めたのは三日前。
 お使いってレベルじゃねーぞ!

 暦と余接が准教授の部屋で見たものは、檻に閉じ込められた布で出来た子供の人形、その背中には果物ナイフが刺さっていた。
 さらには、部屋にあった布という布が襲ってくる。
 この怪異の原因は?

(よつぎシャドウ)

 怪異の解決をしたものの、なんでも知ってるおねーさん臥煙さんの逆鱗に触れ、阿良々木家の監視の任を解かれた余接が転がり込んだのは、元蛇の怪異、元神様、現在引きこもりの千石撫子(撫公)の部屋だった。
 しかしながら、撫子は撫子で、卒業と同時に家から追い出されそうな危機の真っ最中。
 家探しの必要から、臥煙伊豆湖の手伝いをすることに。

 首吊りが続く部屋。
 三回の自殺未遂が続くも、未遂の本人には死ぬ気は全く無かったという。
 この怪異の真相に撫子が挑む。


 物語シリーズは最初の四巻と、映画化した忍物語以降のストーリーは全巻読んでるはずなのに、各ストーリーに全く記憶がないよ。
 ときたま、誰だっけこの人?って名前が出てきて困る。

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Posted by ブクログ 2020年01月12日

最強死体童女人形、斧乃木余接ちゃんが活躍する阿良々木君視点の長編と撫子ちゃん視点の短編2作。虐待して放置している娘の様子を見てきて欲しい、という大学の教授の依頼でマンションに行った阿良々木君達が出会ったものが精神科領域から余接ちゃんの専門領域に入るのはぞわぞわしたけど大分長く感じてしまった。最後もあ...続きを読むれ放りっぱなしじゃないか?撫子ちゃんの一人暮らしの部屋を借りる為に首吊りの続く部屋の曰くを解き明かす短編の方が次回に続くだけどまだすっきり読めたかな。撫子ちゃん、最初に登場した時より成長したなー。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年08月18日

――老倉のケースにしたってひたぎや羽川のケースにしたって、あくまでも、人間が人間を虐待したのだという真相に、僕はそろそろ向き会うべき局面なのかもしれない。――

今回は題材的にちょっと滅入る。文章的にはいつも通り阿良々木くんと斧乃木ちゃんとで軽快には進んでいくんだけど。

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Posted by ブクログ 2019年07月30日

大学生になった阿良々木君と斧乃木ちゃんの事件簿.
なんだけど、相変わらず、子供の人生設定が悲惨すぎる。
そりゃ、怪異にもなるだろうよ。

とはいえ、今回あんまり見せ場はなかったなあ。
まあ、暦がもう吸血鬼の力を使わないんなら、こうなるしかないのか。
忍も、ヶ原さんも登場しなかったので、個人的お楽しみ...続きを読むは、羽川さんの登場だった^^
最後の選択肢はぜひAを選んでほしい(爆)

それにしても何気にどちらのお話も解決してない気が。
毛布人形はほんとにどうなった?

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Posted by ブクログ 2019年07月30日

物語シリーズは言葉遊びとキャラで何となく読み進んでいるが、ストーリー、展開はかなり納得出来ない部分も多い。まぁ、本来終わってるのを、遊びと収入の為にしつこく続けているってのが本音だろう。それだけに、軽い。積極的に追いかける気はないけど、まだキャラの面白さから時間潰しでは有効かな~
今回の斧乃木余接に...続きを読むついては、それほど思い入れはないけど・・千石撫子はわりと好きかな?八九寺の出番は今回なし(笑)

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Posted by ブクログ 2019年06月24日

あいかわらずだらだらと会話中心の進行。オチがついてからが話もスピーディーで面白いかな?短編のほうが正直面白かった。この人は短編のほうが向いていると思う。

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Posted by ブクログ 2019年05月14日

児童虐待がテーマ。で、いつもの怪異。今更ながらだけれども、この物語は比較的追い込まれて怪異化するなぁと思いながら読んでました。巻末に撫子が入るのは今後ずっとこういう感じでいくんだろうか。

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