西尾維新のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
美少年シリーズ2作目。1作目でキャラクターとか気に入ってしまってついつい読み急いでしまった。
西尾維新としてはまさにライトノベルのような。戯言シリーズから入った身なのでこの文章
、というか語り部瞳島眉美くんの口振りが西尾維新をアク抜きしきったような印象がある。1作目で吹っ切れた分、より読みやすい気がする。
でもやはりキャラクターの個性や言い回し、表現はいつもどおり。団長の美学も啖呵もまっすぐに美しい。
中学生がメインなだけあって、危ういところに踏み込んではいるのにライトな事件性? 書き方が軽いだけ? あんまりシリアスに話が落ち込まないからやはり読みやすい。
新たに登場した対立校といい、この先が -
Posted by ブクログ
【気に食わない。何がって食い物じゃないから】
はっきりいって、ずるい商売ではないだろうか。作品を売るにあたって、もちろん書き下ろしであることには代わりがないのだけれど、一つの作品を五等分にも六等分にも分けて売るのはどういった理りだろうか。
もちろん稼ぎ頭であるとはおもう。でもだからこそ、言葉汚くなるがこんなSSみたいな量を小出しにするよりも、ガツンと読み応えのある1冊を出して欲しい。
こんな短くて軽い作品を評価できますか?回想と戯言と改行と、西尾作品が好きだからこそ憎いです。これじゃ定価じゃ買えない。(買ったけれど)
ある程度売れて速さが魅力の作家さんなのはわかりますが、もう少しだけ考 -
Posted by ブクログ
美少年探偵団が活動拠点としている、学園の美術室の天井裏から発見された三十三枚のカンバス。いずれも古今東西の有名な絵画の模写だったが、どの作品にもオリジナルからは欠けているものが。更に調べを進めると、七年前に学園で発生した不可思議な事件とも繋がりがあるようで……。
果たして七年前の事件の真相は。作者が天井裏にカンバスを隠した理由とは。そして密かに眉美に接触してきた意外な人物とは。探偵団より先に真相にたどり着くことができるか!
美しくあること、少年であること、探偵であることが団則の探偵団が、目の前に現れた謎に立ち向かうジュブナイルミステリー、三作目。
カバーは天才児くんと生足くん。生足く