西尾維新のレビュー一覧
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ネタバレ物語シリーズ第20巻目、オフシーズン2巻目。
「うつくし姫」
「あせろらボナペティ」
「かれんオウガ」
「つばさスリーピング」
の4話収録。
といっても「うつくし姫」は「あせろらボナペティ」の前振り的超短編童話でした。
今回も各ヒロインの第零話集ということで、ここから彼女たちの物語が拡散して続いていくという感じです。
基本的にはこれまでの物語シリーズのその後を描いているのですが、キスショットの話だけは600年前の物語ということで異質でありながら、発端的なエピソードでよかったです。
まだまだ続くというか終わらない物語になりつつありますが、面白いものの、暦とヒロインとの延々と続く軽妙な掛け合いが -
Posted by ブクログ
ネタバレ物語シリーズの19巻目、オフシーズンの1巻目。
「そだちフィアスコ」
「するがボーンヘッド」
「つきひアンドゥ」
の三話収録。
すべてが第零話ということでこれまでの物語の各ヒロインのその後を描いていてファンの要望を満たしていると思います。
特に育の物語は、怪異とは関係のないひねた転校生がクラストラブルに巻き込まれる痛い話で、学園物としか思えず、シリーズ異色の作品になっていて、きっと賛否両論が沸騰するような気がしました。
残る二編はシリーズらしさがあってホッとしましたが、暦とヒロインたちの延々なる掛け合いの会話がないのが寂しいです。 -
Posted by ブクログ
これといった能力もなく、働いた経験・・・バイトすらしたことがない。
驚くほどに考えが甘く、それでいてプライドだけは超一級品。
気が付けば行き場もなく、しっかり就職難民へと一直線。
でも、証子は魅力にあふれている。
要領も悪く、やたらと無駄なところできちんとしている。
危機意識は心配になるほど低い。
それでも、どこかで共感してしまう部分があって嫌いになれない。
会話もテンポがあり、話の展開もリズムがあって心地よかった。
一気に最後まで読み終えてしまった。
軽いタッチのために読みやすく、作品を楽しめた。
ミステリーとして考えると物足りない部分も多く、推理していく過程にもかなり不満はある。
「難民探