西尾維新のレビュー一覧

  • 美少年探偵団 きみだけに光かがやく暗黒星

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    ネタバレ

    美少年探偵団シリーズ第一作。
    謎解き要素も多少あるけれど、ミステリーというより探偵活劇といった趣き。美学を語る団長の話し方が、古き良き探偵たちの傲岸さを彷彿とさせて、読んでいてニヤニヤさせられる。

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    2017年10月13日
  • ニンギョウがニンギョウ

    購入済み

    夢現の路地裏を彷徨い歩くような

    他の方のレビューにある通り、私たちの暮らす世界の、常識が通じない世界の、視界の前後もふわつくような、ふしぎな小説でした。
    言葉自体はそれぞれきちんと意味を持ち、私の理解の届く場所にあるのに、前後左右が分からなくなるような感じでした。

    私はこういう文章を読んでいくのが好きなので、楽しかったです!

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    2017年10月11日
  • 偽物語(下)

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    ネタバレ

    偽物のほうが圧倒的に価値がある
    そこに本物になろうという意思があるだけ
    偽物のほうが本物よりも本物だ

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    2017年09月27日
  • 忍物語

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    ネタバレ

    西尾維新の〈物語〉シリーズ、モンスターシーズン第一巻とのこと。
    今巻はミステリ回(道具立てはオカルティックだけど)。忍とその吸血主・デストピアを軸とした吸血ミステリ。

    一体どこまで続くのかとオフシーズンの頃は思っていたけれど、ここまで来ると、まあ、続く限りのんびり追いかけようかと思う。時間が流れ、関係性が変わっていくことが本シリーズの特徴のひとつでもあると思うので、長丁場となるのもある意味では当然なのかもしれない。

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    2017年09月20日
  • 撫物語

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    物語シリーズの通巻21巻目にしてオフシーズン第3弾。

    本巻は短編集ではなく、千石撫子の物語のみで、撫子につぐ撫子プラス余接でした。
    このシリーズで最も本心が量りがたいキャラクターだったのですが、かなり成長した感じがしました。
    オフシーズンは暦から離れてヒロインたちが独り立ちしていくのがテーマになっているようで、それが前面に押し出されていたと思います。
    ただ、撫子の語りはちょっと自分には合わなかったかな?

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    2017年09月03日
  • 結物語

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    一気に時は進んで大学卒業後の話。
    色々な人物の将来というかその後みたいな感じだけれど、やっぱりなんでそうなったって思うのは羽川さんでしょうか。
    彼女ならそれだけの知力も精神力もあるのだろうけど、人間なのにより人間外になった感がある。
    あと、老倉さんにはマイホームも手に入れたことだし、幸せになってほしい。3人のキャンパスライフも読みたい、

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    2017年09月03日
  • 掟上今日子の退職願(単行本版)

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    寝てしまえば、その前のことをすべて忘れてしまう忘却探偵。

    突拍子もないこのシチュエーションをただ、楽しめばいいのだが、ふと考えてしまう。

    一日一日を積み重ねていくのが人というもの。
    その積み重ねができない人生とはどういうものなのか。
    「私」の存在があやふやであるとき、人は明日をどう生きればいいのだろうか。

    こういう人を目の前にすると、昔流行った「自分探し」なんて、恥ずかしくて口にできそうもない。

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    2017年09月03日
  • 掟上今日子の旅行記(単行本版)

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    しまった家計簿を読み忘れていた。
    しかし特に支障はなかった。
    というわけで、忘却怪盗華麗に参上であった。

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    2017年09月02日
  • 青春奇人伝!240学園(1)

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    "「友達作ると煩わしくて人間強度が下がるだって?
    上等じゃん
    そんなもん 下げて下げて下げまくって
    今を楽しめ馬鹿者が」"

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    2017年09月02日
  • 美少年探偵団(2)

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    やっぱこのシリーズ面白いなー。なんか原作は佳境に入っちゃったのかな感あるけど。
    ただやっぱりこのコミカライズはちょっと耽美すぎるかな…濃ゆいよ。
    そして創作のキャラデザ変更が納得いかない(前も書いた)

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    2020年12月01日
  • 掟上今日子の家計簿(単行本版)

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    男性警部編4作。2話の叙述トリックは、まさにこのシリーズの説明みたいで(笑)その中でもこの家計簿は強引、無理さがきつい。犯罪の解明が目的で、犯人の人間性、動機には興味がないと言いながら・・文章で騙そうとされても、納得できる筈ないなぁ~
    まぁ、このシリーズは時間潰しと割り切っているので、あまり期待はしていない。読みやすさで合格ですね。

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    2017年08月21日
  • 忍物語

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     新シリーズ、<モンスターシーズン>が開幕! 今回は決死にして必死にして万死の吸血鬼が再登場!

     真相には目を丸くした。らしくないのはわかっていたので「血を吸われた被害者が加害者に」という展開は予想できたが、まさかもう一捻りあったとは。「自分に何かが起きて、そして何かがどうにかなってしまえばいい」という、醜くも生々しい、誰もが抱く想いから端を発する動機も、現役の学生だけでなく誰もが共感できるのではないだろうか。私だって同じ想いを抱いたことが少なからずあるが、実際に事が起きると「起きなければ良かった」という気持ちを抱くものだ。

    「何かが起きてほしい。でも本当に起きてほしくはない」

     ゆえに

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    2017年08月19日
  • 結物語

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    「化物語」の後日譚。成長した暦が、キャリアの警察官として再び直江津市へやってくる。そこで、様々な怪異を事前に防ぐというお話。羽川翼や神原駿河、老倉育、戦場ヶ原ひたぎなどのその後も描かれる。しかし、残念ながら、蛇足の感は拭えない。

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    2017年08月16日
  • 青春奇人伝!240学園(1)

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    「戯言」「物語」「刀語」「世界」「伝説」「りすか」「忘却探偵」「美少年」…それぞれわりと特徴あるキャラデザなのに、きっちり特徴とらえてて、そしてみんなかわいい!すばらしい!
    戯言遣いが地味に女装キメててにやにやしたし、一陣の風が巻き起こした奇跡(羽川さんの例のシーン)は正に目に焼き付けるべき麗しさでした…。
    しかしなぜかはわからないけども、様刻くんと阿良々木くんの会話シーンに一番レアさを感じた。

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    2017年08月13日
  • 忍物語

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    表紙の忍めっちゃかわいくないですか!!!鬼鬼しい!不穏かわいい!
    ごほん。失礼、はしゃぎました。
    えー、モンスターシリーズ開幕です。いや、てっきり社会人編スタートだと思っていたので大学生だったのはうれしい。
    前巻の結物語に比べれば俄然高校時代からの地続き感があって、あーやっぱそうですよね!という安心感が。傷からの地続き感もまた強いのはメディアミックスの力を感じる。
    しかし地続きといえばなんといっても「あせろらボナペティ」。まだまだスーサイドマスターは出張りそうである。

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    2017年08月11日
  • 掟上今日子の退職願(単行本版)

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    ネタバレ

    短編集、日常で凝っている頭をほぐす感じ。だんだん今日子さんの記憶がリセットされることの重みが増してきた感じがする。状況は初めから変わっていないんだけど。

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    2017年08月04日
  • 掟上今日子の遺言書(単行本版)

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    若者意識と雨がポイント。動機に納得できるかは人それぞれだろう。サブの軸としてクリエーター、作家の功罪を語っていてそちらの方が気になったかな。

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    2017年08月04日
  • 忍物語

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    ネタバレ

     大学生編突入。内容を忘れてしまった巻も増えてきた物語シリーズだけど、メインの時間軸では化物語から一年しか経っていないということに違和感があったりなかったり。今回は怪異が絡んだ推理モノ。神原と女バスOBが眩しすぎた。運動部のなかでも光と影があってそういう言葉にできないもやもやを西尾維新は巧みに表現するなー。

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    2017年08月04日
  • 掟上今日子の旅行記(単行本版)

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    『今日子さんのおごり?
    守銭奴今日子が、誰かに何かをおごったりすることがあるのか?
    高い能力におごらず、安い食事もおごらないというのが今日子さんのキャッチフレーズだったのでは?』

    『私、隠舘厄介は、フランス共和国滞在中、貴方、掟上今日子の助手を、あらゆる労役を拒むことなく、勤務時間の定めなく、無制限の努力をもって、粉骨砕身の心持ちで、命をかけて務めることを固く誓います。』

    「かつてエッフェル塔はパリの景観を風景を台無しにすると建設に反対していたある文豪が、まさしくその言に反して、完成後はかなり頻繁にそのエッフェル塔を訪れていたそうだ ー 理由を訊かれて答えて曰く、『私の愛するパリの中で、エ

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    2017年07月28日
  • 掟上今日子の婚姻届(単行本版)

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    今回は厄介が求婚され、相手を破滅させるという女性の身辺調査を今日子に依頼して起こるドタバタ。特に事件はなく、一日限りの記憶という今日子の解説編の一つになるみたい。考えてみれば、やっぱり無理がある主人公の設定だよな~
    探偵物だけど、今日子のケチと特徴を強調したユーモア小説でもある。ラストの謎解きも推理とは言えないが意外性あり。まぁ、暇つぶしとして気楽に読める。

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    2017年07月26日