西尾維新のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレあり得たかもしれないもう一つの十二大戦。ジャイアントキリング――大逆転の物語。終わってみれば、本当に前作の内容を百八十度ターンさせたような、大逆転の物語でした。
優勝した子は、開戦の前から死に、
皆殺しの天才である丑は、ただの一人も殺せずに死に、
酔い続けて正しいことをして死んだ寅は、素面のまま正しいことを何もできずに死に、
死体作りの卯は、一人もお友達ができないまま死に、
バラバラに死んだ辰と巳は、一緒に死に、
死んでも操られることがなかった午は、操られて死に、
得物である爆弾を使うことなく死んだ未は、爆弾を使い切って死に、
実力を発揮することなく交渉すらできずに死んだ申は、交渉中に死に、
逃げないことを選んで死んだ酉は、逃亡を図って死に、
じっと伏すことを選んで死んだ戌は、待てずに飛び出して死に、
最初に死んだ亥は、最後に死んだ。
殺し合う戦争のはずが協力し合う戦争になり、
たったひとりが生き残る戦争のはずがひとり残らずいなくなり、
いるはずの審判員はおらず、
生き残るための戦争は、死ぬための戦争だった。
前作があっての今作なので、前作やマンガの読者やアニメ視聴者へ向けたお楽しみ要素に重点を置いた、オマケ的作品と思えば十分な内容。