西尾維新のレビュー一覧

  • 暦物語

    Posted by ブクログ

    アニメを見てしまったので、ほとんど飛ばし読みになってしまったが、数編の小ネタと終物語下に繋げる物語だった。しかし延々と続く言葉遊びにはちょっと辟易としてきたが、まだ外伝が出ているらしく読むか読まないか迷うところだ。

    0
    2017年04月26日
  • 不気味で素朴な囲われた世界

    Posted by ブクログ

    世界シリーズ2作目。
    ぼくの姉・串中小串は学園の奇人三人衆のひとりだ。
    動かなくなった時計塔の上から転落して「こぐ姉」は死んだ。
    首には絞められたあとがあり、明らかに殺された形跡が残されていた。
    犯人はいったい誰なのか?
    ぼくは病院坂先輩に協力して、犯人捜しを始める。
    物語の中心となる登場人物たちはみんな中学生だ。
    ぼくとふや子さんは、ついこの間まで小学生だった。
    だから事件はとても単純だ。
    子供っぽくて短絡的で、思いつきをそのまま実行したような犯行。
    少ない情報をもとに、論理的に進めていく病院坂の推理は面白い。
    物語がぼくと病院坂が真相に気づいたところで終わっていれば、これほど奇妙な印象は

    0
    2017年04月20日
  • 掟上今日子の婚姻届(単行本版)

    Posted by ブクログ

     自分を騙すことはできない。
     今日子さんとて、それは変わらない。
     都合の悪いことを、都合よく忘れられる方法があるなら私が教えて欲しいという、今日子さんの言葉は、決して皮肉でも、風刺でもなかったのだ――備忘録が本当であれ嘘であれ、一日で記憶がリセットされるという宿命から、彼女は逃れられない。
    (P.236)

    0
    2017年04月15日
  • D坂の美少年

    Posted by ブクログ

     私、瞳島眉美はこの度、指輪学園の次期生徒会長に立候補することになりました!
     自他ともに認めるクズであるこの私に、清き一票を!
    「…………………………………………」
     どうしてこうなった!

     なんか、球磨川禊の再来のような、詐欺師以上に物騒な輩が登場。現実主義と平等主義の塊である無個性による個性の駆逐? 数巻に渡って対決しそうな流れだけど、終わりは美しく閉じられるのか、それとも…?
     そして、過去の全てのシリーズで描かれているテーマ「成長」と「変化」がついに今巻で登場。
     人は常に変わる。いつまでも今のままではいることはできない。だからこそ、過去を美しい思い出として振り返るために、今を美し

    0
    2017年04月15日
  • パノラマ島美談

    Posted by ブクログ

    「安心したまえ、眉美くん。美観のマユミ。きみの目は確かに誰にも否定できない美点だが、それがなくなったからと言って、きみが否定されるわけじゃない――きみがきみを否定しない限りにおいて。あるいは、僕が否定しない限りにおいて。ゆえに命令する。楽しめ」
    (P.158)

    0
    2017年04月11日
  • きみとぼくの壊れた世界

    Posted by ブクログ

    世界シリーズ1作目。
    本を開くと、そこには壊れた世界が拡がっている。
    正しくは壊れかけていると言ったほうがいいのかもしれない。
    第三者的な視点で見ると、様刻も夜月もとうの昔に壊れてしまっているように感じる。
    けれど、まだ踏みとどまっていると様刻自身は思っているのだ。
    歪んでいるけれど澱んではいない。
    個性的なキャラクターの本質が物語の底に隠されているざらつきに触れて、まるで正しい世界での出来事のような軽さで目の前に差し出される。
    青春風味、ミステリー風味の西尾維新ワールドの物語。
    西尾さんでなければ描けない世界が、きっちりと詰まっている物語だった。

    0
    2017年04月11日
  • D坂の美少年

    Posted by ブクログ

     今回は瞳島眉美が時期生徒会長に当選する話。

     中学三年生のロリコンもとい咲口先輩は中学三年生で卒業まで残り数カ月なのに、中学一年生から生徒会長である彼の後継を誰もが決めていなかった。 
     急ぎ行われる生徒会選挙に向けて、咲口は副会長の長縄先輩を推薦していたのだが、急きょそれはご破算となる。
     
     長縄先輩がひき逃げされて入院したのだ。

     ここで突然に表舞台に引っ張り出されたのがクズもとい眉美だった。
     現生徒会長の推薦と、先代生徒会長の推薦でじわじわ順位を上げていくも、現時点での一位は同じクラスの隣の席、地味系男子だった。

     ひき逃げ事件と生徒会選挙。
     美少年探偵団は同時進行で美しく

    0
    2017年04月09日
  • 続・終物語

    Posted by ブクログ

    裏面で鏡の物語で、ついでに裏側であったりするなど、仕掛けは面白かった。本当に、ここで終わっておいて良いのでは。

    0
    2017年04月08日
  • 掟上今日子の婚姻届(単行本版)

    Posted by ブクログ

    いつも変わった趣向で、短編だったり、長編だったりするシリーズですが、今回は長編です。

    それにしても、シリーズが続く度に謎が増える探偵ですよね、今日子さんは。今回も謎が増えました。

    中身としては、隠館厄介の冤罪体質の面目躍如。バッチリ、巻き込まれましたが、今日子さんの活躍?で解決しています。

    0
    2017年04月04日
  • 掟上今日子の家計簿(単行本版)

    Posted by ブクログ

    シリーズ7作目。
    今回はやたら理屈っぽくて、私にはイマイチだった。
    厄介君との話の方が好きだな。

    0
    2017年04月02日
  • D坂の美少年

    Posted by ブクログ

    意外と楽しかった!

    眉美ちゃんのちょっとハラハラな言動が癖になってきたよ
    っていうかイケメン侍らせて羨ましい

    僕も男装したいな

    0
    2017年04月01日
  • 撫物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    漫画家になるために「1万時間の法則」を追い求めた、撫子が現代っぽく(?)効率的に1万時間を追い求めた結果、分身を作ってその分身にしっぺ返しを食らうという話。
    撫子が分身(精神)1人1人と向き合う様子が凄く良かった。

    0
    2017年03月28日
  • 業物語

    Posted by ブクログ

    1.忍ちゃん=アンダーブレード⇒うつくし姫=ローラ姫が吸血鬼になった時の物語
    2.かれんの免許皆伝三山踏破の道中のお話(これも忍がフォローする)
    3.つばさのドイツでの対双子の吸血鬼のお話(ドラマツルギーが出てくる)
    3話のうち一応なんらかの形ですべて吸血鬼がからむ(ちょっと無理がある感あるけど・・・・)

    0
    2017年03月26日
  • 撫物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最後の撫子ちゃんとおと撫子のやり取りはほろっときました。紆余曲折有りすぎたと言っても過言ではない撫子ちゃんがこうして自分を得たというのを読めるのは嬉しいかぎり。

    0
    2017年03月25日
  • 愚物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    cons

    ・物語としては楽しめたのだが、本編のストーリーにまったく影響しない場所をなんとかひねり出して無理やり作話している印象も強く、ちょっと蛇足なのでは感は終始拭えなかった。
    ・老倉育の話はなんか描写がくどくてページ数ばかり多いのが辛かった。ケータイの暗証番号に誕生日を入れて試すだけで4ページぐらい消費した?オチまで予想できていたので無意味な引き伸ばしとしか思えなかった。


    pros

    ・この一文の勢いがすごくて関心してしまった。おいくらさん半端ない。
    (自分について)浅はか極まるジャッジをしたのだから、本当、そんな奴は死んでいい。阿良々木の次に死んでいい。死ね、阿良々木!
    ・月火ちゃん

    0
    2017年03月24日
  • 掟上今日子の婚姻届(単行本版)

    Posted by ブクログ

    厄介と今日子さんがとうとう!?
    そんなわけで、主役は厄介。
    全編、厄介の一人称で語られます。
    西尾維新らしく、過程は面白かったです。
    落とし方が、ちょっと弱いというか。
    今回、厄介にプロポーズした女性がいるのですが、その女性の心理、取り巻く環境が、
    ちょっとこじつけっぽいというか。
    まあ、そこは維新なので。
    たくさんの、「そんなぶっとび設定」の一つとして、流れとしては、ありかな、と。
    今日子さんの数々の依頼人の中でも、やっぱり厄介って抜けていて、思い入れもあるので、
    しっかり厄介も堪能出来るし、今日子さんとの関係の変化も楽しめました。
    (変化しても、それは永続的なものではないですが。記憶がリセ

    0
    2017年03月22日
  • 終物語 (下)

    Posted by ブクログ

    扇ちゃんも八久寺ちゃんも神原さんも戦場ヶ原さんも
    斧乃木ちゃんもシスターズもがえんさんまで含めても
    女の子みんな魅力的。
    終物語までのシリーズを知ってればもっと面白いだろうに・・読んでないのが悔やまれる。
    なかでも羽川さん最強だなあ。

    0
    2017年03月19日
  • 終物語 (中)

    Posted by ブクログ

    これ上巻とおなじ時間軸?!と
    疑うくらいの事件性・・
    でも多分こっちが本流なんだよね?
    慣れてしまえばこういう方向のが読みやすいかも。

    0
    2017年03月19日
  • 暦物語

    Posted by ブクログ

    阿良々木ハーレムの個人面談。
    最終的には終物語に続いていく形でした。
    やっぱり戦場ヶ原さんは尖ってる方が面白いなーとしみじみ(笑)

    0
    2017年03月16日
  • 結物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    物語シリーズとしては小粒な話。老倉がいい感じの味出していてちょっと好き。八九寺との会話がなかったのが寂しかった。
    ところでこのシリーズ、これで本当に終わらすんだよね?いい加減本当、ちゃんと終わらせてほしいよ

    0
    2017年03月14日