西尾維新のレビュー一覧

  • 掟上今日子の旅行記(単行本版)

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    これまではわりと普通?という現代劇的な事件だったけど、今回はエッフェル塔を盗むというもの。
    怪盗とか伯爵とか探偵ものの王道感があって面白かったです。

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    2017年07月23日
  • 掟上今日子の退職願(単行本版)

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    死体の謎を解く短編4話。それぞれ女性警部と二人だけのエピソードになる。面白かったのは2話の飛び降り死体だなぁ~
    語り手である相棒役が話によって変わるのは、忘却探偵への見方を変えるのじゃなく、ワンパターンをむしろ強調させてる感じだが、進展は全くない。なんせ、忘却するのが前提だから(笑)今回は今日子のケチさじゃなく、「最初から分かっていた」がポイントかな?
    ともあれ、それなりに楽しめるシリーズになってきたみたい。

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    2017年07月06日
  • 掟上今日子の家計簿(単行本版)

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    結局、「掟上今日子の叙述トリック」の犯人は誰だったんですかね?この本で一番長い編ですが、犯人が明かされる事はありませんでした。その直後の「掟上今日子の心理実験」で叙述トリックを用いているのは、狙いですよね?

    本自体のタイトルは、「掟上今日子の家計簿」となっていますが、どの辺りが家計簿?お金にシビアなのはいつもの通りだし(笑)

    借りた当日に、最速で読んでしまいました。

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    2017年07月01日
  • D坂の美少年

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    生徒会選挙の話。
    まさかあの眉美が立候補することになるなんて。
    美少年探偵団の関係性が凄く好きになってきました!

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    2017年06月27日
  • 掟上今日子の遺言書(単行本版)

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    備忘録のメンバーである厄介復活。あ、懐かしいってんで読みやすくなるわけね(笑)ともあれ、短編集じゃなく一話。けっこう面白い部類。ほとんど二人のやりとりでよく一巻に広げられたと感心。まぁ、謎解きでエピソードが無駄でもなかった訳だが、読者を振り回した感じ。ヒントは表紙にあり?(^^;
    でも、厄介だと今日子を分かっているし、初対面の今日子もすぐ同じパターンだし・・忘却の意味はあまりないような・・

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    2017年06月16日
  • 症年症女 3

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    "「………あるわけないでしょそんなの
    でも もしあったとしたら
    少女ちゃんは 僕が殺したようなものですね」"[p.145]

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    2017年06月10日
  • 結物語

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    大人になったみんなが見られるとは。
    全てのキャラではないけど、ほとんど今どうしてるかは明かされたんじゃないでしょうか。

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    2017年06月05日
  • めだかボックス モノクロ版 15

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    めだかに立ち向かい、オールカットでズタボロにされた善吉は、めだかと敵対することを決意した自分自身の心に問いかけ、あっけない結論を見いだします。

    一方「裸エプロン同盟」の球磨川は、箱庭学園委員会連合に「七並べ×オセロ」ゲームを挑むことで、ひそかに彼らと協力関係を築こうと画策をおこないます。

    巻末には、箱庭学園にやってくる前の球磨川を描いた外伝「グッドルーザー球磨川」が収録されています。

    あいかわらず球磨川がいいポジションを占めています。

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    2017年06月05日
  • めだかボックス モノクロ版 14

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    主人公体質のめだかにとって、なんら特別な存在ではありえないことがはっきりしてしまった善吉に、安心院は彼と仲間に加えようと説得します。善吉は、めだかにみずからの存在価値を認めさせるため、安心院や彼に協力する名瀬、宗像、真黒、江迎らの所属する「悪平等」グループと行動を共にすることになります。

    一方、めだかと善吉の仲間割れに心を痛める喜界島は、候補生5人とともに球磨川をリーダーとする第三勢力「裸エプロン同盟」を結成します。

    こうして孤高の生徒会長となっためだかは、安心院たちのグループから差し向けられた鶴喰鴎(つるばみ・かもめ)と戦い、これまで以上の強さを発揮します。

    驚きの展開でしたが、考えて

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    2017年06月05日
  • めだかボックス モノクロ版 13

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    候補生の一人である鰐塚処理(わにづか・しょり)は、阿久根の戦いぶりを見て、完全に彼に心酔してしまいます。しかし阿久根は、そんな彼女の姿勢の卑屈さを厳しく指摘し、飼育委員長の上無津呂杖(かみむつろ・つえ)の提示する条件に従い、彼女と格闘を開始します。

    そして最後の関門となる美化委員長の廻栖野(めぐすの)うずめに対しては、ここまで出番のなかった与次郎次葉(よじろう・つぎは)が魔法少女「ワンダーツギハ」となって「痛さ」でうずめを圧倒します。

    屋上にたどり着いた彼らは、めだかとのPK勝負のボーナス・ステージ「めだ関門」で見事に勝利を収め、善吉を除く生徒会メンバーと候補生たちとの間に固いきずなが結ば

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    2017年06月05日
  • めだかボックス モノクロ版 12

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    めだか主催の次世代育成プログラムは、時計塔の中で待ち受ける箱庭学園の全委員長たちとの戦いとなります。

    まず最初に彼らの行く手を阻むのが、図書委員長の十二町矢文(じゅうにちょう・やぶみ)です。選挙管理委員長の大刀洗斬子(たちあらい・きるこ)に対しては、阿久根が頭脳プレーを見せ、候補生たちの挑戦を退けた保健委員長の赤青黄(あか・あおき)に対しては、球磨川がインチキ勝負を挑みます。さらに食育委員長の飯塚食人(いいづか・くろうど)と米良孤呑(めら・このみ)に対しては、候補生の一人でアンドロイドの希望が丘水晶(きぼうがおか・すいしょう)が、料理する人の持つべき心を教えてくれます。

    候補生たちのキャラ

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    2017年06月05日
  • めだかボックス モノクロ版 11

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    会長選では、生徒会側がめだか、新生徒会側が不知火の推薦によって球磨川が立つことになります。めだかは、球磨川の「却本作り」(ブックメーカー)を身を挺して受け止め、彼と同じスペックになりながら戦い、そんな彼らのもとにかつてめだかの敵として戦った者たちが駆けつけます。

    戦いの後、球磨川が生徒会副会長に就任することが決定します。しかし彼らのもとに、箱庭学園の創設者である安心院なじみが登場し、めだかと敵対するのではなく、彼女の卒業までフラスコ計画を凍結すると宣言します。これに対しめだかは、中学生を対象にした「次世代育成プログラム」を開催することを決定し、キャラの濃い5人の候補生たちが新たに登場します。

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    2017年06月05日
  • 掟上今日子の婚姻届(単行本版)

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    今回は厄介さんと好意を持った相手が破滅する女性と今日子さん。
    今日子さんの講演会は裏設定として捜査の一環の様ですが、語られたことはどこまで本当なんでしょうかね?
    個人的には今日子さんの謎は明かされないままでもよい気はします。

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    2017年06月04日
  • 掟上今日子の挑戦状(単行本版)

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    このシリーズ、巻で相方が変るみたいだなぁ、今回は警部連中。寝たら忘れる探偵として、白髪の美女じゃ個性が弱いので金に執着ってのを強調してきてる。やっぱり設定に無理があるなぁ~
    ともあれ、物語シリーズ以外は抵抗があったけど、このシリーズは気楽に読めるからいいかな?時間潰しのレベルですが(笑)それにしても備忘録での伏線はどうなったんだろう・・

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    2017年06月04日
  • 掟上今日子の裏表紙(単行本版)

    匿名

    オォー

    面白い
    そんな悪くない

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    2017年05月29日
  • 掟上今日子の家計簿(単行本版)

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    叙述トリックのラストに突っ込みつつ(意外な犯人って…!)今回はやっぱり心理実験ですかね。
    4作ある中でこの話の並びはまあ叙述~の後で、でもってラストには持ってきて欲しくはない。あんまりにも後味が悪過ぎて(だからこそ面白いんだけど)。テキストではなくビジュアルで想像すると、百道浜警部の気持ちが分からないでもない。

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    2017年05月07日
  • 不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界

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    前作のあとがきで西尾さん自身が書いているように、中学三年生になった串中弔士エピソード編になるはずが、なんと高校教師になっての登場に変更されていた。
    しかも担当教科は倫理ときている。
    予定はあくまで予定・・・ということだろう。
    世界シリーズには特徴のある、ある意味個性的すぎて、個性なんて言葉では括りきれない人物ばかりが登場する。
    中でもひとり群を抜いているのが串中弔士だ。
    突き抜け具合が度を越していて、底なし沼のように底のない串中の精神を、さらにブラックホール化してしまっている。
    他者とはまったく違う存在でありながら、その個性は個性ですらない。
    透明なまま漂っているくらげのように、見る人によって

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    2017年05月03日
  • 押絵と旅する美少年

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    ネタバレ

    このシリーズも大分読み慣れた。
    眉美ちゃん、こんなに図々しい性格だったかな?
    そこまで気にはならないけれど。

    今回は咲口先輩の婚約者が登場。
    眉美と婚約者のどちらも口が悪い分、何だかんだで気が合いそう。

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    2017年05月01日
  • 屋根裏の美少年

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    「あれは、人間を描かなかったんじゃない」
     と言った。
     これまでのしきたりを大胆に破る、ひとつの事件内における、無口な彼の二度目の発言だった。
    「神を描いたんだ」
    (P.187)

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    2017年04月28日
  • きみとぼくが壊した世界

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    物語は、病院坂黒猫と櫃内様刻がK国際空港の搭乗口で待ち合わせている場面から始まる。
    空港から機内へ、そしてロンドンの街へ。
    二人の旅は多少のアクシデントを織り交ぜながら、観光スポットをめぐっていく。
    作中作とも言える互いが執筆しあうリレー小説は、なかなかに面白かった。
    シャーロック・ホームズ博物館や、マダム・タッソー蝋人形館での黒猫の醜態(本人的には消し去りたいものらしいが)も、いかにもありそうで笑えた。
    あの黒猫がこんな反応を目の前でしたら…まず呆気にとられ、次に横っ腹が痛くなるほど爆笑し、最後は怖いものを見てしまったような落ち着かない気分になるだろう。
    それもこれも作中作の物語の中での話。

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    2017年04月27日